144 / 273
青年期学問都市
閑話休題?
しおりを挟む
話は飛んで一週間後。
知らない土地と言えど七日も住めばある程度の事は分かってくるもので、移動や会話に困る事はもうない。
最初は警戒されていたルミナも今となってはクラスの輪の中に溶け込んでおり、時間が物事を解決するとはよく言ったものだが、予想より早くルミナにも友達ができていた。
「なるほど……面白いねその発想、ぜひ取り入れて見たいところだね」
どこから持ち出したのかルミナの手に握られているのは青い版、その上にレポート用紙を止め左手でそれを持つと器用に意見を書いていく。
制服の着用義務がないとはいえ、ルミナは昼間からラフな格好に身を包み、まるでそこら辺の生徒と同じような態度を取っている。
これが神の娘だと言うのだから手がつけられない。
最初は怯え切っていたクラスメイト達も、今では何でも作れるルミナにあれやこれやと案を出しては面白いものを作らせる始末。
この学園に来た目的が恋人を作る為であるのだから積極的である事はもちろん良いとこではあるのだが、それはそうでもいくらなんでもと言ったところである。
「ルミナちゃんはお洒落とかしないの?」
「私かい? 私は動ける服の方が好きかな、ドレスなんか来た暁には破いちまうかもしれないね」
「私も動きにくいからドレス嫌い。パパが着ろって言うから着てはいるけどさ」
「私もそんなものよ」
未だにクラスメイトから敬語で話しかけられるエルピスが見たら、指を加えそうな程の人気っぷり。
これならば案外思いの外、早く恋人が見つかりそうなものではあるのだが。
なにしろルミナ、そもそも恋人を作る気が全くない。
父が居らず街の中の住民達を父として仰ぎ生きてきた彼女からすれば、そもそもの話、目の前にいる人物は皆平等に仲良くするべき人物で止まってしまうのだ。
つまりは誰とでも仲良くはなれるが、それ以上を作ろうとする気が本人にないのである。
だからこそ今の鍛治神は状況を変えてみようと質の良い人間が多くいるここに娘を遣わしたのだが、娘からしてみればアイデアを出してくれる友達の幅が広がっただけでもあった。
「それじゃあ私は一旦この辺で、明日もよろしくね」
「じゃーなー」
教室を後にしたルミナが真っ先に足を運んだのは、エルピスの部屋であった。
住みやすいように改造してはもらっているものの、エルピスの部屋は湿度温度魔力量などが常に最適になるようエルピス本人によって調整されており、作業をするのにはなにかと都合がいい。
訪れてみれば部屋の主はソファでだらだらと時間を潰しており、時折り天井を眺めては物思いにふけったような表情をしている。
「どしたの?」
そんなエルピスの姿に耐えかねて疑問の声をルミナがこぼすと、エルピスは小さく声を出しながらソファから滑り落ちるようにして移動しそのままベットに飛び込んだ。
どうやら相当の重症らしい。
母親相手に啖呵を切っていた目の前の彼が、ここまでひよった態度を取るのには何か分けがあるのだろう。
「いや最近ーーまぁそうは言ってもここ数日の話だけれど、日々を怠惰に生き過ぎていて果たしてこれで良いのか、と思ってね」
「随分とまぁ変な悩みだね。やる事ないなら怠惰に暮らせば良いじゃないか」
「そうも言ってられないんだよ。他のみんなは部活動で忙しい中、自分だけこうして部屋でゴロゴロと言うのもね。もちろん情報収集はしっかりとしているけれど」
何を悩んでいるかと思えば、随分と社畜的な根性が奥底にへばりついているらしい。
休める時に休んでおく、これは土精霊達にとっては常識である。
休みなど放っておけば永遠に来ない可能性すらあるのだ、自分から休みを取りに行くくらいが世の中丁度いい。
「やる事やっているのなら問題ないだろうに。それに部活動をしたいなら生徒達に教えてやりゃあ良いじゃないか。難しい事じゃないだろう?」
神が自ら司るものを軽々しく教えるものではないが、エルピスは特例系統の神だ、そんな事を気にするだけ無駄であろう。
それにルミナから言わせてみれば神の力は万人に広めるべきだ、どうせ誰も使えはしないが万が一誰か一人でもその力を扱えるようになれば新たな可能性を見出せる。
「そりゃまぁね。ただ俺がどこの部に肩入れすると言うのは不味いんだよ、それに部活動と言えば大体所属している国は同じ、なら親がしていない手前俺が勝手にどっかと仲良くするって言うのは……」
「神の癖に下らない事を気にするんだね。それに君の歳、親の言う事を聞くものでも無いだろうに。いつまでも親に縋ってどうするのさ」
「確かに親元を離れる時期ではあるけれど、親に告げずに親離れなんて俺には無理だよ……まぁそうだな、考えておくよ」
捉えにくい答えではあるが、本人がそう言っているのならばルミナがこれ以上口を出す必要もない。
他人の決意の後押しをしはするが、とはいえ最後までそれを見送るには自らのやるべき事を終えてから出ないといけないだろう。
夫を作れと親から言われた手前、答えを見つけずに他人を助けられる余裕もない。
「ところで何で急に部活動なんかを気にしだしいんだい?」
「ああ、急にセラとかエラが中の良い部員の話し始めたから、部活に入るかは別として俺も仲良い人を作ろうかと思って」
「へぇ、それは男なの? 女なの?」
「エラとかセラの友達のこと? 男八割女二割って感じかな? 元々この学園男の方が多いし」
それは如何なものなのだろうか。
いやまぁ先ほど自分の答えを見つけ始めようとした人間が、他人の恋路に口を出すのはどうかと思うところではあるものの疑問に思うものは思うのである。
自分がまだ恋愛をしたことがないのでルミナは詳しくは分からないが、普通に考えてそれは所謂嫉妬してもらおうと思ってのものなのか、もしくはエルピスよりちょっといい人見つけちゃった、と言うことなのではないのだろうか。
「いやそれって……まぁいいか、私から言う必要もないだろう」
「なんだよ気になるなぁ!」
「どうでもいいから気にしないでくれ」
気にしないでと言われれば、気にしたくなるのが人の性。
何がなんなのか全くわかっていないエルピスを置いてけぼりにし、面倒なことに巻き込まれては敵わないとルミナはその場から走り去って行くのだった。
それからルミナが向かったのはこの学園に最初に来た時と同じ港、数日前から何度か母からの連絡があり、今日港へと迎えと言われていたのだ。
「ああ、そういう事」
たどり着いてみればなぜ母親がここに来るよう言ったのか、その意味がすぐに分かった。
船の影より大きな影、不気味な魔力の奔流に少し気分が悪くなる。
戦闘を得意としないルミナにとって恐怖の対象ともなり得るそれは、海の神の使いであるところの海龍だ。
『この前ぶりだな鍛治神の娘よ。息災であったか?』
「この前って、会ったの私が生まれてすぐくらいでしたよね……? まぁそんな事より今日はどういった用事なのですか?」
神の使いともなれば齢は万を超えることもザラである。
その中でも海龍といえば人類史ができるよりもさらに前から存在し、海神の使いとして土精霊達にも親しまれている存在だ。
相当の年月を生きていると思って間違いはないだろう。
母からもどう言った理由で海龍が訪れるか聞いていないので正直に本人に尋ねると、ルミナの問いに対して少し笑ったような雰囲気を見せながら答える。
『相変わらずだなあの神は。うちの神ほどではないにしろ、神は適当でないと生きていけない法則でもあるのだろうか……まぁいい、今日来た理由は他でもない、あの神に用があってきたのだ』
あの神、というと先程まで会っていたエルピスの事だろうか。
この学園にくる道中何度かエルピスが海龍の話をしていたので両者に面識があったのは知っているが、どうやら何か用事があったらしい。
さしずめ母親が関わっていることから考えて、海神とエルピスの仲を取り持つ為に来たのだろう。
神の使いとは言えご苦労なことだ。
「エルピスならいま部屋でゴロゴロしているから呼んでくるよ」
『休憩中なら構わん、代わりに言伝を頼む。海神からの誘いでな、明日この時刻に我がここに来るから待機しておいてくれ。迎えに来る』
「了解。同伴は何人まで?」
『連れてきたいならいくらでも構わないと言っておいてくれ』
「分かった、確かに。迷宮にかけて本人に伝えるよ」
『ああ、頼んだ。すまんな』
それだけ言うと水竜は長い首を海へと戻し、船より大きな影を再び海の中へ生み出しながら驚く程の速度で何処かへと行っていく。
先程はぐらかして部屋を出た手前、戻るのは少々面倒ではあるものの最も大切な迷宮にかけて誓ったのだ。
仕方ないかとため息をつきながら、ルミナは再びエルピスの部屋へと向かうのだった。
知らない土地と言えど七日も住めばある程度の事は分かってくるもので、移動や会話に困る事はもうない。
最初は警戒されていたルミナも今となってはクラスの輪の中に溶け込んでおり、時間が物事を解決するとはよく言ったものだが、予想より早くルミナにも友達ができていた。
「なるほど……面白いねその発想、ぜひ取り入れて見たいところだね」
どこから持ち出したのかルミナの手に握られているのは青い版、その上にレポート用紙を止め左手でそれを持つと器用に意見を書いていく。
制服の着用義務がないとはいえ、ルミナは昼間からラフな格好に身を包み、まるでそこら辺の生徒と同じような態度を取っている。
これが神の娘だと言うのだから手がつけられない。
最初は怯え切っていたクラスメイト達も、今では何でも作れるルミナにあれやこれやと案を出しては面白いものを作らせる始末。
この学園に来た目的が恋人を作る為であるのだから積極的である事はもちろん良いとこではあるのだが、それはそうでもいくらなんでもと言ったところである。
「ルミナちゃんはお洒落とかしないの?」
「私かい? 私は動ける服の方が好きかな、ドレスなんか来た暁には破いちまうかもしれないね」
「私も動きにくいからドレス嫌い。パパが着ろって言うから着てはいるけどさ」
「私もそんなものよ」
未だにクラスメイトから敬語で話しかけられるエルピスが見たら、指を加えそうな程の人気っぷり。
これならば案外思いの外、早く恋人が見つかりそうなものではあるのだが。
なにしろルミナ、そもそも恋人を作る気が全くない。
父が居らず街の中の住民達を父として仰ぎ生きてきた彼女からすれば、そもそもの話、目の前にいる人物は皆平等に仲良くするべき人物で止まってしまうのだ。
つまりは誰とでも仲良くはなれるが、それ以上を作ろうとする気が本人にないのである。
だからこそ今の鍛治神は状況を変えてみようと質の良い人間が多くいるここに娘を遣わしたのだが、娘からしてみればアイデアを出してくれる友達の幅が広がっただけでもあった。
「それじゃあ私は一旦この辺で、明日もよろしくね」
「じゃーなー」
教室を後にしたルミナが真っ先に足を運んだのは、エルピスの部屋であった。
住みやすいように改造してはもらっているものの、エルピスの部屋は湿度温度魔力量などが常に最適になるようエルピス本人によって調整されており、作業をするのにはなにかと都合がいい。
訪れてみれば部屋の主はソファでだらだらと時間を潰しており、時折り天井を眺めては物思いにふけったような表情をしている。
「どしたの?」
そんなエルピスの姿に耐えかねて疑問の声をルミナがこぼすと、エルピスは小さく声を出しながらソファから滑り落ちるようにして移動しそのままベットに飛び込んだ。
どうやら相当の重症らしい。
母親相手に啖呵を切っていた目の前の彼が、ここまでひよった態度を取るのには何か分けがあるのだろう。
「いや最近ーーまぁそうは言ってもここ数日の話だけれど、日々を怠惰に生き過ぎていて果たしてこれで良いのか、と思ってね」
「随分とまぁ変な悩みだね。やる事ないなら怠惰に暮らせば良いじゃないか」
「そうも言ってられないんだよ。他のみんなは部活動で忙しい中、自分だけこうして部屋でゴロゴロと言うのもね。もちろん情報収集はしっかりとしているけれど」
何を悩んでいるかと思えば、随分と社畜的な根性が奥底にへばりついているらしい。
休める時に休んでおく、これは土精霊達にとっては常識である。
休みなど放っておけば永遠に来ない可能性すらあるのだ、自分から休みを取りに行くくらいが世の中丁度いい。
「やる事やっているのなら問題ないだろうに。それに部活動をしたいなら生徒達に教えてやりゃあ良いじゃないか。難しい事じゃないだろう?」
神が自ら司るものを軽々しく教えるものではないが、エルピスは特例系統の神だ、そんな事を気にするだけ無駄であろう。
それにルミナから言わせてみれば神の力は万人に広めるべきだ、どうせ誰も使えはしないが万が一誰か一人でもその力を扱えるようになれば新たな可能性を見出せる。
「そりゃまぁね。ただ俺がどこの部に肩入れすると言うのは不味いんだよ、それに部活動と言えば大体所属している国は同じ、なら親がしていない手前俺が勝手にどっかと仲良くするって言うのは……」
「神の癖に下らない事を気にするんだね。それに君の歳、親の言う事を聞くものでも無いだろうに。いつまでも親に縋ってどうするのさ」
「確かに親元を離れる時期ではあるけれど、親に告げずに親離れなんて俺には無理だよ……まぁそうだな、考えておくよ」
捉えにくい答えではあるが、本人がそう言っているのならばルミナがこれ以上口を出す必要もない。
他人の決意の後押しをしはするが、とはいえ最後までそれを見送るには自らのやるべき事を終えてから出ないといけないだろう。
夫を作れと親から言われた手前、答えを見つけずに他人を助けられる余裕もない。
「ところで何で急に部活動なんかを気にしだしいんだい?」
「ああ、急にセラとかエラが中の良い部員の話し始めたから、部活に入るかは別として俺も仲良い人を作ろうかと思って」
「へぇ、それは男なの? 女なの?」
「エラとかセラの友達のこと? 男八割女二割って感じかな? 元々この学園男の方が多いし」
それは如何なものなのだろうか。
いやまぁ先ほど自分の答えを見つけ始めようとした人間が、他人の恋路に口を出すのはどうかと思うところではあるものの疑問に思うものは思うのである。
自分がまだ恋愛をしたことがないのでルミナは詳しくは分からないが、普通に考えてそれは所謂嫉妬してもらおうと思ってのものなのか、もしくはエルピスよりちょっといい人見つけちゃった、と言うことなのではないのだろうか。
「いやそれって……まぁいいか、私から言う必要もないだろう」
「なんだよ気になるなぁ!」
「どうでもいいから気にしないでくれ」
気にしないでと言われれば、気にしたくなるのが人の性。
何がなんなのか全くわかっていないエルピスを置いてけぼりにし、面倒なことに巻き込まれては敵わないとルミナはその場から走り去って行くのだった。
それからルミナが向かったのはこの学園に最初に来た時と同じ港、数日前から何度か母からの連絡があり、今日港へと迎えと言われていたのだ。
「ああ、そういう事」
たどり着いてみればなぜ母親がここに来るよう言ったのか、その意味がすぐに分かった。
船の影より大きな影、不気味な魔力の奔流に少し気分が悪くなる。
戦闘を得意としないルミナにとって恐怖の対象ともなり得るそれは、海の神の使いであるところの海龍だ。
『この前ぶりだな鍛治神の娘よ。息災であったか?』
「この前って、会ったの私が生まれてすぐくらいでしたよね……? まぁそんな事より今日はどういった用事なのですか?」
神の使いともなれば齢は万を超えることもザラである。
その中でも海龍といえば人類史ができるよりもさらに前から存在し、海神の使いとして土精霊達にも親しまれている存在だ。
相当の年月を生きていると思って間違いはないだろう。
母からもどう言った理由で海龍が訪れるか聞いていないので正直に本人に尋ねると、ルミナの問いに対して少し笑ったような雰囲気を見せながら答える。
『相変わらずだなあの神は。うちの神ほどではないにしろ、神は適当でないと生きていけない法則でもあるのだろうか……まぁいい、今日来た理由は他でもない、あの神に用があってきたのだ』
あの神、というと先程まで会っていたエルピスの事だろうか。
この学園にくる道中何度かエルピスが海龍の話をしていたので両者に面識があったのは知っているが、どうやら何か用事があったらしい。
さしずめ母親が関わっていることから考えて、海神とエルピスの仲を取り持つ為に来たのだろう。
神の使いとは言えご苦労なことだ。
「エルピスならいま部屋でゴロゴロしているから呼んでくるよ」
『休憩中なら構わん、代わりに言伝を頼む。海神からの誘いでな、明日この時刻に我がここに来るから待機しておいてくれ。迎えに来る』
「了解。同伴は何人まで?」
『連れてきたいならいくらでも構わないと言っておいてくれ』
「分かった、確かに。迷宮にかけて本人に伝えるよ」
『ああ、頼んだ。すまんな』
それだけ言うと水竜は長い首を海へと戻し、船より大きな影を再び海の中へ生み出しながら驚く程の速度で何処かへと行っていく。
先程はぐらかして部屋を出た手前、戻るのは少々面倒ではあるものの最も大切な迷宮にかけて誓ったのだ。
仕方ないかとため息をつきながら、ルミナは再びエルピスの部屋へと向かうのだった。
0
あなたにおすすめの小説
前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
二度目の勇者は救わない
銀猫
ファンタジー
異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。
しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。
それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。
復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?
昔なろうで投稿していたものになります。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~
shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて
無名の英雄
愛を知らぬ商人
気狂いの賢者など
様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。
それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま
幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる