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35話 大掃除
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「ごほっ、ごほっ!」
「大丈夫ですかコウタさん?」
「んん…、あー大丈夫大丈夫」
いま俺とルルは屋敷の物置の掃除をしていた。どうやらヒルダの親父さん……、ディズさんが探し物でこの部屋を開けて絶句したようだ。中は高そうな武器や防具、魔道具やら色々だ。
流石にこれは不味いと思ったのか食事の時に俺に頼んできた。
「ーーーという事なんだが物置の掃除を頼んでもいいだろうか?」
「別に自分はいいですけど一人ですか?」
「いや一人でやるには無理があるからルルを付ける」
「はい!お任せください!」
こうして俺の補助としてルルが選ばれた訳だが、もう最初に出会った時の無表情のクールなルルさんは既に今の年中お花畑のルルに握り潰されている。
決してルルの事をバカにしてるわけではない、ただルルは"ポンコツ"なのだ………。
「あっー!」
「!どうした!?」
「見てくださいコウタさん! 小さい頃のヒルダ様とジーク様の写真ですよぉ!」
「あ、ホントだ可愛いなぁ~………、ーーー掃除しろ」
「……はい……」
目を離すとすぐこうなる、バランスを崩しゴミに突っ込む、何かを見つければそれの昔話を披露。
その日は全然進まなかった。ーーー後で説教だな。
「おっ? なんだこれ」
次の日何やら不思議な本を見つけた。何やら分厚く埃を被ってはいるが何故か惹かれる物があった。
取り敢えず埃を払い中身を読んでみる。
「んん…、すげぇ埃……。ーーーぜっんぜん読めねぇ………」
読んでみると今まで見たことの無い文字がぎっしりと書いてあった。
(んー、翻訳されないという事は何か特別な文字なのか?)
自分一人だけの判断じゃ不安なのでルルを呼び聞いてると。
「ん~?すいません…、私にも読めません……」
「そっか、まぁ気にしなくていいよ」
ルルにはそう言ったが妙に気になり本を見ていると腰の石、使徒の証らしいアクセサリーが光っていた。
「……光ってるという事はあいつ関連なんだろうな………」
となると放置はちょっと不安だから後でヒルダに聞いてみるか……。
ーーーそれよりも今は掃除だ掃除!
「ーーーふぅ、だいぶスッキリしたな」
「そうですね!明日にはおわりそうです」
「だな……、じゃあ明日も頼むわ」
「はい、お任せください」
よし、風呂に入ったらヒルダに本の事を聞きに行くかね。
「おーい、ヒルダぁ~」
「なによ、間抜けな声を出して?」
「なんでそんな辛辣なの」
「で、なに?」
「………」
無言で本を差し出す。ヒルダは本を見ると顔色を悪くする。
「あっ………」
「おい、大丈夫か?」
「えぇ……、これは掃除で?」
「あぁ、読めない言語で書いてあったから何の本かなー、と思って」
「そう………、明日で構わない、かしら……」
「……わかった」
そのまま部屋を出て自分の部屋に戻りながら考える。
明らかにあの本のせいだろう、問題なのはヒルダが顔色を悪くした理由だ。
女神関係なんだから良いことなんて無いんだろうがあの反応は駄目な感じがする。
………聞いても良いのか? 俺としては聞きたい、もしかしたら皇族だからこその女神の情報やら使徒について分かるかもしれない……。でも聞きづらい、あんな状態のヒルダに「この本ってなに?女神アルテミシアとか関係あんの?」とか言ってみろ。これまで築いた関係が一気に崩れる、かと言って情報は欲しいしあの状態のヒルダを放置するのも何だかなモヤモヤする。
「ん~……、取り敢えず明日にするか……」
難しい事は明日考えて行動に移そう、そうしよう。今は眠いから一ねむーーー。
「………」
「ん? ここは……」
いつの間にか辺りが白い空間にいた、この雰囲気には覚えがある。
「ここは……、ーーーやっと会えたな………"アルテミシア"」
そこに立っていたのは俺の中身を変えようとし、何かをさせようとした元凶がいた。
「大丈夫ですかコウタさん?」
「んん…、あー大丈夫大丈夫」
いま俺とルルは屋敷の物置の掃除をしていた。どうやらヒルダの親父さん……、ディズさんが探し物でこの部屋を開けて絶句したようだ。中は高そうな武器や防具、魔道具やら色々だ。
流石にこれは不味いと思ったのか食事の時に俺に頼んできた。
「ーーーという事なんだが物置の掃除を頼んでもいいだろうか?」
「別に自分はいいですけど一人ですか?」
「いや一人でやるには無理があるからルルを付ける」
「はい!お任せください!」
こうして俺の補助としてルルが選ばれた訳だが、もう最初に出会った時の無表情のクールなルルさんは既に今の年中お花畑のルルに握り潰されている。
決してルルの事をバカにしてるわけではない、ただルルは"ポンコツ"なのだ………。
「あっー!」
「!どうした!?」
「見てくださいコウタさん! 小さい頃のヒルダ様とジーク様の写真ですよぉ!」
「あ、ホントだ可愛いなぁ~………、ーーー掃除しろ」
「……はい……」
目を離すとすぐこうなる、バランスを崩しゴミに突っ込む、何かを見つければそれの昔話を披露。
その日は全然進まなかった。ーーー後で説教だな。
「おっ? なんだこれ」
次の日何やら不思議な本を見つけた。何やら分厚く埃を被ってはいるが何故か惹かれる物があった。
取り敢えず埃を払い中身を読んでみる。
「んん…、すげぇ埃……。ーーーぜっんぜん読めねぇ………」
読んでみると今まで見たことの無い文字がぎっしりと書いてあった。
(んー、翻訳されないという事は何か特別な文字なのか?)
自分一人だけの判断じゃ不安なのでルルを呼び聞いてると。
「ん~?すいません…、私にも読めません……」
「そっか、まぁ気にしなくていいよ」
ルルにはそう言ったが妙に気になり本を見ていると腰の石、使徒の証らしいアクセサリーが光っていた。
「……光ってるという事はあいつ関連なんだろうな………」
となると放置はちょっと不安だから後でヒルダに聞いてみるか……。
ーーーそれよりも今は掃除だ掃除!
「ーーーふぅ、だいぶスッキリしたな」
「そうですね!明日にはおわりそうです」
「だな……、じゃあ明日も頼むわ」
「はい、お任せください」
よし、風呂に入ったらヒルダに本の事を聞きに行くかね。
「おーい、ヒルダぁ~」
「なによ、間抜けな声を出して?」
「なんでそんな辛辣なの」
「で、なに?」
「………」
無言で本を差し出す。ヒルダは本を見ると顔色を悪くする。
「あっ………」
「おい、大丈夫か?」
「えぇ……、これは掃除で?」
「あぁ、読めない言語で書いてあったから何の本かなー、と思って」
「そう………、明日で構わない、かしら……」
「……わかった」
そのまま部屋を出て自分の部屋に戻りながら考える。
明らかにあの本のせいだろう、問題なのはヒルダが顔色を悪くした理由だ。
女神関係なんだから良いことなんて無いんだろうがあの反応は駄目な感じがする。
………聞いても良いのか? 俺としては聞きたい、もしかしたら皇族だからこその女神の情報やら使徒について分かるかもしれない……。でも聞きづらい、あんな状態のヒルダに「この本ってなに?女神アルテミシアとか関係あんの?」とか言ってみろ。これまで築いた関係が一気に崩れる、かと言って情報は欲しいしあの状態のヒルダを放置するのも何だかなモヤモヤする。
「ん~……、取り敢えず明日にするか……」
難しい事は明日考えて行動に移そう、そうしよう。今は眠いから一ねむーーー。
「………」
「ん? ここは……」
いつの間にか辺りが白い空間にいた、この雰囲気には覚えがある。
「ここは……、ーーーやっと会えたな………"アルテミシア"」
そこに立っていたのは俺の中身を変えようとし、何かをさせようとした元凶がいた。
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