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話そうかシリーズ
七宝術について話そうか
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霊威の部分でも触れましたが、改めて七宝術について語って行きましょう。
簡単に言えば、石を媒介にして発生させる術です。
術者の霊力は燃料ではなく、電源を機動させるスイッチのような役割。
詠唱は術を発動させるまでの読み込み。
石に流すほんの少しの霊力と詠唱を行い、大地から霊力を借りて発生させます。
そのため、術者の霊力消耗がちとっても少なくコスパがいい!
……けれど、誰でもが七宝術を使えるわけではなく、それぞれの石に選ばれた人間のみ七宝術を使えます。
石は何千種類も存在して、最もポピュラーなものが結界術に使われる要石です。
・金→要石の最上位。現存されたものはなく、幻の要石。
・銀→金に次いで上位。七宝術の使用をとある理由で禁止されている。
・瑠璃→ラピスラズリ、サファイア。金に次いで希少価値が高い。鎮魂の意味を持つ。
・玫瑰→スピネル、ルビー、ダイヤモンド。呪詛返しなど攻撃性が高い。三紅石とも呼ばれる。
・真珠→水辺にて効力を発揮する。貝殻や珊瑚の化石も同じ効力を持つ。
・玻璃→石英を中心にアメジスト、ローズクォーツ、オパールなど種類が多い。希少性が低い分、最も入手がしやすい。
・瑪瑙→アゲード、オニキス、カルセドニー。玻璃と比べクセが強く扱いが難しいが、効力が長く持続性が特徴。
要石に分類されないエメラルドやモルガナイトなど、一般的に宝石と呼ばれる石であれば、七宝術の発動条件を満たします。
まとめると、自身に合った石があれば少ない霊力で術を使えて超ラッキー。でも修行はしっかりやらないと全くは使えません。
※結界術でも要石が使われますが、使う素材が一緒なだけでそれぞれ全く別の術です。
では、七宝術で何が出来るのか。
そのためには、石それぞれに与えられた『意義』を深く理解する必要があります。
意義とは、石が大地から与えられた意味。石には必ず意義が与えられ、七宝術を発動させると意義に応じた効果を発揮します。
例えば、桜下さんが使うオニキスには『破邪』の意義が宿っています。
基本的には魔除けの効果を持ち、守備方面に強い効果。
けれど、意義を深く理解し石とのバランスを保てれば、魔を寄せ付けない守備方面だけでなく、魔を滅する攻撃面に転換。
石と仲良くなった分だけ応用的なことも出来て、術のバリエーションが増える、というわけです。
そして、石との対話を経て意義を極めたその暁には、霊威の習得に至ることとなります。
霊威は七宝術を極めた必殺技と言っても申し分ないですが、石の性質上で霊威が出来ないモノもあります。その反面、霊威が出来ない石は防御面に極振りの神秘を持ってたりもします。
石によって奥の手も様々ってことですね。
今回も長々と語ってしまいました。
最後に一番伝えたいことを言ってスカッとした気持ちで締めたいと思います。
七宝術は霊術じゃありません。
なんだか、ややこしくなってきた。そんなこと言わないで、なるべくわかりやすく話すから。
より厳密には、七宝術は聖を元にした術ではありません。
『霊力について話そうか』でも少し触れましたが、霊術は自身にある霊力を理解して現象を発生させる仕組みであり、ベース(=聖)が決まっているもの。
一方で七宝術とは大地の霊力が主流となり、石の意義に沿ったものであれば決まった形はありません。
ベースが決まっている分扱いやす霊術か、応用性が効くが難易度が高い七宝術か。
どちらの戦略で行くかは、それぞれの術者次第。霊術と七宝術そのものに優劣の差はありません。
簡単に言えば、石を媒介にして発生させる術です。
術者の霊力は燃料ではなく、電源を機動させるスイッチのような役割。
詠唱は術を発動させるまでの読み込み。
石に流すほんの少しの霊力と詠唱を行い、大地から霊力を借りて発生させます。
そのため、術者の霊力消耗がちとっても少なくコスパがいい!
……けれど、誰でもが七宝術を使えるわけではなく、それぞれの石に選ばれた人間のみ七宝術を使えます。
石は何千種類も存在して、最もポピュラーなものが結界術に使われる要石です。
・金→要石の最上位。現存されたものはなく、幻の要石。
・銀→金に次いで上位。七宝術の使用をとある理由で禁止されている。
・瑠璃→ラピスラズリ、サファイア。金に次いで希少価値が高い。鎮魂の意味を持つ。
・玫瑰→スピネル、ルビー、ダイヤモンド。呪詛返しなど攻撃性が高い。三紅石とも呼ばれる。
・真珠→水辺にて効力を発揮する。貝殻や珊瑚の化石も同じ効力を持つ。
・玻璃→石英を中心にアメジスト、ローズクォーツ、オパールなど種類が多い。希少性が低い分、最も入手がしやすい。
・瑪瑙→アゲード、オニキス、カルセドニー。玻璃と比べクセが強く扱いが難しいが、効力が長く持続性が特徴。
要石に分類されないエメラルドやモルガナイトなど、一般的に宝石と呼ばれる石であれば、七宝術の発動条件を満たします。
まとめると、自身に合った石があれば少ない霊力で術を使えて超ラッキー。でも修行はしっかりやらないと全くは使えません。
※結界術でも要石が使われますが、使う素材が一緒なだけでそれぞれ全く別の術です。
では、七宝術で何が出来るのか。
そのためには、石それぞれに与えられた『意義』を深く理解する必要があります。
意義とは、石が大地から与えられた意味。石には必ず意義が与えられ、七宝術を発動させると意義に応じた効果を発揮します。
例えば、桜下さんが使うオニキスには『破邪』の意義が宿っています。
基本的には魔除けの効果を持ち、守備方面に強い効果。
けれど、意義を深く理解し石とのバランスを保てれば、魔を寄せ付けない守備方面だけでなく、魔を滅する攻撃面に転換。
石と仲良くなった分だけ応用的なことも出来て、術のバリエーションが増える、というわけです。
そして、石との対話を経て意義を極めたその暁には、霊威の習得に至ることとなります。
霊威は七宝術を極めた必殺技と言っても申し分ないですが、石の性質上で霊威が出来ないモノもあります。その反面、霊威が出来ない石は防御面に極振りの神秘を持ってたりもします。
石によって奥の手も様々ってことですね。
今回も長々と語ってしまいました。
最後に一番伝えたいことを言ってスカッとした気持ちで締めたいと思います。
七宝術は霊術じゃありません。
なんだか、ややこしくなってきた。そんなこと言わないで、なるべくわかりやすく話すから。
より厳密には、七宝術は聖を元にした術ではありません。
『霊力について話そうか』でも少し触れましたが、霊術は自身にある霊力を理解して現象を発生させる仕組みであり、ベース(=聖)が決まっているもの。
一方で七宝術とは大地の霊力が主流となり、石の意義に沿ったものであれば決まった形はありません。
ベースが決まっている分扱いやす霊術か、応用性が効くが難易度が高い七宝術か。
どちらの戦略で行くかは、それぞれの術者次第。霊術と七宝術そのものに優劣の差はありません。
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