議論をしない議論部

ryuki

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自己紹介

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今日も1日が流しそうめんのように過ぎていく、放課後にすることは…もちろん議論部に行くことだ。

 今日は部員の紹介があるらしい。どんな部員がいるのだろう。あの部長からしてきっと素晴らしい人たちなんだろうなと思う。

 部室の前に着く。部室は1年の教室から隣の棟に行って一つ上がるだけだ。
 
僕は慣れた手つきでいつものドアノブをひねり、自分の方へ引く…引く、ひ、あれ?おかしい扉が重くて動かない。すると、後ろから部長の声がした。
 「おーい、何してんの?」
 声は聞こえるものの姿は見えない。これが部長マジックだ。
 
そんなわけはない。おれは少し下を見る。
 「部長、そんなところにいたんですか?」
  「君いつもながら好きだね。そのくだり」
 「ところでこのドア開かないんですけど」
 「ちょっとかしてみて?」
 部長はドアノブをひねり引こうとする。しかし、腕がプルプルするだけでドアは一向に開かない。

何この可愛い生き物。
 「私気付いたんだけど、これドア開いてないんじゃない?」

 俺は恥ずかしさで言葉を失った。
 
  俺の定位置となった入り口から一番遠い椅子に座る。窓際で日当たりがいい。

 部長が重々しい顔で口を開く。
 「先に言っとくけど他の部員はみんな個性的だからね」
 この先輩が個性的というような人なのだから、もしかすると……宇宙人なのかもしれない。
 「大変だー、地球が征服されるぞ」
 「そんなに個性的じゃないから安心して」


  

 シマッタ、寝ていた。日当たりが良い席を選んだのが裏目に出た。俺が目覚めた時、目の前にいたのは…普通の人だった。
 部長を含めた女の人4人だ。

 「あ、起きたみたいね。じゃあ自己紹介よろしく」

 突然振る部長。寝起きで頭が回らないが回らない頭を回らせて(物理的にじゃないよ)何をいうか考える。

 15秒くらいたった時僕は口を開いた。

 「1年C組高橋大貴です。好きな食べ物はマグロの刺身です。」

  「クラスと名前だけでいいんだよ。好きな食べ物って小学生かよ」
 部長に小学生と言われて少しイラッときたが、まあ、他の部員の方たちも笑ってくれたしいいか。

 「じゃあ、みんなも自己紹介よろしく。順番は、まり、りょう、みさきで」

 「小久保 麻里だよ。2年D組です。まりって呼んでくれたら嬉しいな」
  麻里さんは垂れ目で可愛い系の人だ。

 「木下 涼だ。ゆかりと同じ2年A組だ。私も気軽に下の名前で呼んでくれて構わない」
 涼さんは名前の通りクールな美人という感じだ。

 「田中 美咲なの。高橋君と同じ1年生でB組なの。みさきって気軽に呼んで欲しいの」
 みさきちゃんは学年では知らない人がいない有名人だ、友達も隣のクラスに可愛い子がいると騒いでいた。しかし、裏があるらしいが……。

 こんな可愛い人と美人さんと部活ができるなんて幸せだなあ。僕はそう思った。

 「ちなみに涼は書道部と兼部だから、火曜と木曜はいません」
 部長が自慢げに言う。なんで自慢げに言うのかわからないがあの綺麗な文字は涼さんが書いたのかと思うと納豆食う…じゃなくて納得がいく。

  「今日は5人全員いるから人生ゲームね!」
 部長の一言に部員が盛り上がる。本当にここは何部なんだろうか?

 僕はこの人生ゲームで高校卒業後大学受験に失敗し、浪人中に部長と結婚した。 

 受験って難しいね!

 ゲーム内まで受験失敗する俺は何者なのだろうか?そんなことを考えたが、まあいいだろう。そんな感じで部活は終わった。

 

 

 
 
 


 


 
 
 


 

  
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