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SNSと可愛い嫉妬!
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今の時代、SNSをやったことのない若者はいないと思う。そう断言できる程に、SNSは今や僕らの身近にある娯楽の1つであり、誰かにとっては居場所であり、また誰かにとっては生きる糧であったりもする。
とあるSNSで知り合った方と仲良くなった。BLや料理、ラノベにアニメやゲームなどが相手も好きなようで、よくオススメのBL本や今期期待のアニメなどを個人チャット、いわゆるDMでするようになった。
そして最近、リアルの愚痴なんかもお互いに言うようになっていた。
学校のこと、部活のこと、人間関係のこと、将来のこと、苦手な教科の勉強方法。
お互いに学生だとわかった時はなんだか少し嬉しかった。
「ご主人~!何やってるんだ~?…えい!」
ベッドにうつ伏せになってスマホをいじる僕に、お風呂上がりのなおが覆い被さるように飛びついてきた。
「なんだ~?なおに隠れて何してたんだ~!」
「隠れてないでしょ。これは友達と話してただけだよ」
うつ伏せの僕の上に乗っかったなおが僕の服の匂いを嗅ぎながらひょこっと顔を出して画面を見ようとしてくる。
別に隠すようなものでもないので、スマホの画面をなおに見せる。画面にはネッ友とのやり取りが映されている。
「むむ…ご主人にはなおがいるのに…この友達の分もなおとお話すれば良いのに!」
なおはボソボソと珍しく独占欲を見せた。
こういう学校の愚痴とかはお互いが学校に行って嫌なこと大変なことがあるから成立するものだと思うんだけどな…。
「なおとも話そ!ご主人!スマホ置いて!なおと話そ!」
しっぽでペシペシと僕の足を叩いてくる。もふもふなしっぽなので全く痛くない。
後ろからぎゅ~っと強く抱きついて匂いを嗅いでくる。
可愛いなぁ…という反面、もう少し反応を見ていたくなったのでネッ友とのやり取りを再開する。
「なんでやめないの!スマホ置いてよ~!ご主人!」
やはり嫉妬しているようで、抱きつく力が強くなった。少し痛い。
「あっ…そうだ…」なおは小声でそう言うと、僕の首元に忍び寄る。
そして、カプっ…僕の首元に甘噛みをした。
「んっ…あ、ちょっと…なお?何やって…痛い…」
唐突なことに思わず変な声が出た。今もなお甘噛みを続けるなおのしっぽは興奮したようにブンブンと左右に振っている。
「ちょ…なお…んっ…う…痛いから…」
なおは止めず、甘噛みを強くしたり弱くしたりして楽しんでいるようだ。
「スマホ…んっ…置くから!なおと話すから…それっ…やめて!」
「ぷはっ…だったらやめてあげる!あ…なおの歯型…ご主人の首元についちゃった…」
鏡で見てみると、思ったより綺麗に噛み跡がついていた。
「ごめんなさい…スマホにばっかり構うから…嫉妬しちゃって…」
耳をぺたんとしてしっぽも元気なく垂れているなおはちゃんと反省しているようで、つい許してしまった。
こっちもなおの反応が可愛くて意地悪しちゃったしね!
◇
その夜。
いつも通りご主人にぎゅ~っと抱きつきながら寝ていると、ピロンっとスマホの通知音が聞こえた。
その音でなおは起きてしまって、ご主人からゆ~っくりと離れてスマホを内緒で確認した。
ご主人はまだぐっすりと寝ている。寝顔が相変わらず可愛い。
スマホの電源をつけると、スマホのロック画面が映し出された。
「むむ…」
予想外だけど、なおには考えがある!
ご主人の手を持ってきて指紋認証?で解除!案の定この作戦が上手くいったようで、突破することに成功した!
「これだ!」
通知からメールを見つけて、タップするとそのアプリを自動で開いてくれた。
DMのやり取りを見ると、思わず絶句した。
相手からのメッセージは『夜遅くにすみません。』から始まり、最後に『私と付き合いませんか?』という言葉で締めくくられていた。
「ご主人…」
だが、その返信にご主人が『ごめんなさい。自分にはもう大切な人がいるので、告白に答えることはできません。』と断言しているのを見て、ほっとしたのと同時に、心が暖かくなった。
大切な人、それがなおを指すのかは分からないが、心の底から嬉しかったのは変わり無かい。
さっき通知がきた最新のメッセージには『分かりました。変なこと言ってすみませんでした!これからも友達として…お願いします!』と絵文字と一緒に送られていた。
なおにとってはもう連絡を取らないで欲しいけど、ご主人が悲しむ顔は見たくないので消すのはなんとか踏みとどまった。
「ご主人、好きだよ…」
スマホを元あった場所に置いて、ご主人の耳元で優しく囁いた。
ぎゅ~っと強く抱き締めて、今日も2人仲良く眠った。
とあるSNSで知り合った方と仲良くなった。BLや料理、ラノベにアニメやゲームなどが相手も好きなようで、よくオススメのBL本や今期期待のアニメなどを個人チャット、いわゆるDMでするようになった。
そして最近、リアルの愚痴なんかもお互いに言うようになっていた。
学校のこと、部活のこと、人間関係のこと、将来のこと、苦手な教科の勉強方法。
お互いに学生だとわかった時はなんだか少し嬉しかった。
「ご主人~!何やってるんだ~?…えい!」
ベッドにうつ伏せになってスマホをいじる僕に、お風呂上がりのなおが覆い被さるように飛びついてきた。
「なんだ~?なおに隠れて何してたんだ~!」
「隠れてないでしょ。これは友達と話してただけだよ」
うつ伏せの僕の上に乗っかったなおが僕の服の匂いを嗅ぎながらひょこっと顔を出して画面を見ようとしてくる。
別に隠すようなものでもないので、スマホの画面をなおに見せる。画面にはネッ友とのやり取りが映されている。
「むむ…ご主人にはなおがいるのに…この友達の分もなおとお話すれば良いのに!」
なおはボソボソと珍しく独占欲を見せた。
こういう学校の愚痴とかはお互いが学校に行って嫌なこと大変なことがあるから成立するものだと思うんだけどな…。
「なおとも話そ!ご主人!スマホ置いて!なおと話そ!」
しっぽでペシペシと僕の足を叩いてくる。もふもふなしっぽなので全く痛くない。
後ろからぎゅ~っと強く抱きついて匂いを嗅いでくる。
可愛いなぁ…という反面、もう少し反応を見ていたくなったのでネッ友とのやり取りを再開する。
「なんでやめないの!スマホ置いてよ~!ご主人!」
やはり嫉妬しているようで、抱きつく力が強くなった。少し痛い。
「あっ…そうだ…」なおは小声でそう言うと、僕の首元に忍び寄る。
そして、カプっ…僕の首元に甘噛みをした。
「んっ…あ、ちょっと…なお?何やって…痛い…」
唐突なことに思わず変な声が出た。今もなお甘噛みを続けるなおのしっぽは興奮したようにブンブンと左右に振っている。
「ちょ…なお…んっ…う…痛いから…」
なおは止めず、甘噛みを強くしたり弱くしたりして楽しんでいるようだ。
「スマホ…んっ…置くから!なおと話すから…それっ…やめて!」
「ぷはっ…だったらやめてあげる!あ…なおの歯型…ご主人の首元についちゃった…」
鏡で見てみると、思ったより綺麗に噛み跡がついていた。
「ごめんなさい…スマホにばっかり構うから…嫉妬しちゃって…」
耳をぺたんとしてしっぽも元気なく垂れているなおはちゃんと反省しているようで、つい許してしまった。
こっちもなおの反応が可愛くて意地悪しちゃったしね!
◇
その夜。
いつも通りご主人にぎゅ~っと抱きつきながら寝ていると、ピロンっとスマホの通知音が聞こえた。
その音でなおは起きてしまって、ご主人からゆ~っくりと離れてスマホを内緒で確認した。
ご主人はまだぐっすりと寝ている。寝顔が相変わらず可愛い。
スマホの電源をつけると、スマホのロック画面が映し出された。
「むむ…」
予想外だけど、なおには考えがある!
ご主人の手を持ってきて指紋認証?で解除!案の定この作戦が上手くいったようで、突破することに成功した!
「これだ!」
通知からメールを見つけて、タップするとそのアプリを自動で開いてくれた。
DMのやり取りを見ると、思わず絶句した。
相手からのメッセージは『夜遅くにすみません。』から始まり、最後に『私と付き合いませんか?』という言葉で締めくくられていた。
「ご主人…」
だが、その返信にご主人が『ごめんなさい。自分にはもう大切な人がいるので、告白に答えることはできません。』と断言しているのを見て、ほっとしたのと同時に、心が暖かくなった。
大切な人、それがなおを指すのかは分からないが、心の底から嬉しかったのは変わり無かい。
さっき通知がきた最新のメッセージには『分かりました。変なこと言ってすみませんでした!これからも友達として…お願いします!』と絵文字と一緒に送られていた。
なおにとってはもう連絡を取らないで欲しいけど、ご主人が悲しむ顔は見たくないので消すのはなんとか踏みとどまった。
「ご主人、好きだよ…」
スマホを元あった場所に置いて、ご主人の耳元で優しく囁いた。
ぎゅ~っと強く抱き締めて、今日も2人仲良く眠った。
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