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愛され気味の末の弟分
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一人、三人、…五人目。
地面と仲良くしている連中はどいつもバランサーからアルファに切り替えたりして倒した敵だ。アルファの圧倒的な戦闘センス。バランサーの権能を対峙した一人にだけ行使して鈍ったところをガツンとしたり。
あー…ったく、人数揃いすぎ。
ナイフが掠って頬の薄皮とマスクの紐が切れてしまった。やれやれとそれを外すと連中にも緊張が走る。
どうしたもんか。広範囲にバランサーの力を使っても良いけど、万が一コイツらが逃げて力のことが広がったら困るんだよな。
『一気に畳み込めっ!! 全員で掛かればイケるはずだ!』
おい、それは困るぞ。
多少の怪我は仕方ないと若干曲がり気味の鉄パイプを握り直すと今まで閉まっていたはずのシャッターからとてもしてはいけないような音がし出す。
メキメキと、シャッターをまるで紙が何かのように強引に破いて無理矢理その長身を押し込んで来た男。ぐるりと辺りを見渡した男と目が合うと
花が咲いたような笑顔になったと思えば、スンと表情を失って無になってしまう。
…良かった、やっぱり近くにいたんだ。
『退けよクソ共が』
荒ぶる三秒前の猛獣の登場に俺は嬉しい溜め息を吐いてから静かにその場に座り込む。
『ブッ殺す。死ね』
味方ならこれほど頼もしい人はいない。たった一人でバタバタと敵を倒していく。投げて、殴って、蹴って、ぶつけて。とても人間と人間の争いには見えない。怪獣映画みたいだ。
敵も猿石のことは知っていたのだろう。サングラス姿の長身の男。段々と顔色の悪くなる相手は窮地の中であることに気付く。
俺という人質に。
『待てこのっ…!』
すかさず逃げ出す俺を追い掛ける。若干疲れてはいたが鬼ごっこくらいなら他愛ない、そうタカを括っていた時だ。
『おら!!』
ある男がクレーンのようなものを倒し、それが俺目掛けて倒れてきた。
勿論逃げようとしたけど足元にあった工具に気付かずその場に転んでしまう。唖然と倒れて来るクレーンを見上げてなんとか頭を抱えて蹲る。
『あーいよ、っとぉ!!』
蹲っていた身体が誰かによって抱えられると、その人物は右足で最初に軽くジャンプをして着地した瞬間、左足を使ってクレーンを蹴り上げ、ぶっ飛ばした。
クレーンの先端が仰け反ると、もう一人が土台に向かってスーツのポケットに手を突っ込みながらガン、と蹴り上げる。
『このデカブツ邪魔だネ』
派手な音を立てて地面に崩れる機械を見て黒河はすぐに踵を返す。
同じ日本人とは思えないガッシリとした筋肉とタッパ。加えてその肉体からは考えられない俊敏な動きと歪まない重心の安定感。
助けてくれた人物のベストを握り、そっと手を伸ばしてある場所の近くを撫でる。
『助けてくれてありがとう…あの、白澄さん? これ、どうしたの?』
ん? と顔を覗かせる白澄は満面の笑みのまま片手で後頭部を掻いてから歯切れの悪い様子で明後日の方を見ている。
白澄の右目には眼帯が付けられていた。
『…んー。この前のお仕置きヨ。ああ、平気だヨ。えげつない見た目だけど加減されてるし失明はしてないんだヨー』
遠くから歩いて来る黒河の左目にも黒い眼帯が付けられていて、俺は言葉を失う。
…お仕置き? え、じゃあコレって…ボスが?
『っ本当?! 本当に見えなくなってない? ちゃんと見えるようになるの?』
『わわっ?! ちょ、宋平くんてば落ち着いてヨ。大丈夫大丈夫、ちゃんと医者の診断受けたヨ』
辰見先生が診たなら…まぁ、大丈夫か。
『あはは! そんな不満そうな顔して、可愛いヨ~。儂の心配より自分だヨ?』
『…うん。ありがと』
気付けばクレーンを仕掛けた奴は犬飼さんによって取り押さえられている。こちらに気が付いた彼に手を振ると顔の横で手を振り返してくれた。
『二人でイチャイチャしてズルいネ! 我も混ぜてほしいネ!』
双子にくっ付かれてゲッソリとしていたが周囲はもう敵は全滅していて弐条会の人間によって完全に包囲されていた。
良かった、やっと終わった。
『あちゃー。口の端、切れてるネ。顔も切れてしまって…てかマスクは?』
『この傷、付けられた時に一緒に紐も切られちゃった』
ダラダラと流れてきた血を強引に拭う。チリチリとした痛みが襲うが大したことはない。口の端だって最初からしてた怪我だから、まるで今殴られた際についたように見えるだけ。
『二人の方が重傷じゃん。…ごめん、俺がもっとボスにフォローしとけば良かったのに』
二人して目を、なんて。狙ってやったとしか思えない。何故そこまで酷いことを、とは思うが当人たちが何も言わないから承知だったんだろう。
かなり痛々しいけど。
『何かあったら俺が責任取ってあげるから。…まぁ、仲良しの二人が片目ずつ見えなくなっても、二つ残ってるなら一人分だな。
あ。いや、違うぞ? それはそれとして責任は取るぞ。どうしようか。取り敢えず一緒にいる?』
最後は冗談っぽく言ってみたんだけど、何故か双子が固まってしまった。白澄はゆっくりと黒河を見ると黒河は…あの夜に見た、狂気的で…だけどどこか少し泣きそうな顔をしていた。
な、なんかヤバいこと言ったかな?!
『百点ッ!! なんですか、この子!! その口説き文句百点満点ネ!!』
『情けないヨっ…! 末の弟分ですらこの甲斐性なのにウチのボスときたら全く!! 惚れちゃう、儂らにどストレートに効くヨー!!』
『そうネ!! 折角あんなムード満点だったのに、押し倒すくらいしてよガッカリだネ!!』
ギャーギャー騒ぐ双子に揉みくちゃにされる俺は若干意識を遠くに飛ばしている。筋肉ダルマたちによって良いように抱っこされたりで、体力も限界だ。
半ばもう抵抗を諦めた俺と騒ぐ双子。そして、先程からずっとその光景を目にして遂にある人物の我慢が限界に達する。
『ソーヘーを離せ腐れドッペルゲンガーが!! 怪我してんだぞっ! 返せクソ野郎共!!』
ブチ切れた猿石が双子から俺を取り返そうと乗り込むが、意外なことに双子は俺を抱きしめたままサンドにする。
キツい。
『嫌ネ。気に入った、我らの傍に置く』
『嫌ヨ。お前ばかりいつもズルいヨ』
突然の宣戦布告? に猿石は今にも威嚇フェロモンをぶち撒けそうな勢いで周りにいた人たちも一斉に散り出す。
だが、集まって来た幹部たちによってそれもなんとか収まりが付く。
『ちょっとー。お前らボスに仕置きされたばかりなんだから自重しなよ。
覚、抑制剤効いた?』
『お陰様で! っ宋平!! ああ、宋平っ無事で本当に良かった…! ちょっと退きなさい、そんなところじゃ宋平が落ち着かないでしょう!』
駆け寄って来た覚さんに無意識に手を伸ばす。双子によって地面に下ろされた俺に覚さんがしっかりと抱き着いてきた。
うへへ~、良い匂いの香水。
『自分のせいで顔に怪我までっ…。君の言う通り、猿石がすぐ近くにいたから助かりました。最初から最後まで冷静で落ち着いた対処でしたよ、お利口さん』
よしよし。とまるで幼い子どもにするように頭を撫でられるが大変気持ち良いので甘んじて受ける。すると隙を突いて猿石が俺を抱き抱えるものだから、もう好きにさせようと彼の腕の中で少し休ませてもらう。
『ふんっ! 見ろ、抱っこしてきた回数が違ぇんだよ。ソーヘーすぐ落ち着いた!』
『なーんだとー? 儂の抱っこだって温いから最高って言ってたヨ! 猿が良い気にならないでほしいヨ』
抱っこで喧嘩すんなすんな。
だけど、そんな喧嘩の声ですら愛おしい。今まで問題を解決するのも全部一人だったのに。当然のように助けに来てくれて、こうして怪我を労わってくれる。
一人じゃない時間が、こんなにも頼もしい。
『ありゃ? 疲れて眠くなってきちゃったかな。なんか目がトロンとしてきたね』
犬飼が顔を覗き込んでから無事な方の頬をチョイチョイと触れてくる。小さな返事を返すと彼は指で頬を撫でてから優しく笑う。
『寝てなよ。猿石が抱えてるからさ。すぐにアジトまで移動するから、それまでゆっくりしてな』
『…ん、…』
『いや返事可愛いな』
可愛いだと? そうだろう、そうだろう。可愛い弟分なんだからな。たくさん働いたんだから存分に寝かせてもらおうか。
『…アニ、キ…ん、ごめ…』
『ゆっくり寝ろ、ソーヘー! 俺がちゃんと守ってやるからな?』
力を使った上に寝不足なこともあって睡魔が半端ない。猿石の首にしっかりとしがみ付いてから目を閉じると彼が優しく背中を摩ってくれるからすぐに夢の世界へ誘われる。
何事もなくて良かった。それにしても、弐条会と知った上で襲って来るなんて無謀な奴等だ。
耳をすませば大好きな仲間たちの声が飛び交っていて安心して身を委ねられる。誰も害されなかった悦に浸りながら束の間の休息を得た。
.
地面と仲良くしている連中はどいつもバランサーからアルファに切り替えたりして倒した敵だ。アルファの圧倒的な戦闘センス。バランサーの権能を対峙した一人にだけ行使して鈍ったところをガツンとしたり。
あー…ったく、人数揃いすぎ。
ナイフが掠って頬の薄皮とマスクの紐が切れてしまった。やれやれとそれを外すと連中にも緊張が走る。
どうしたもんか。広範囲にバランサーの力を使っても良いけど、万が一コイツらが逃げて力のことが広がったら困るんだよな。
『一気に畳み込めっ!! 全員で掛かればイケるはずだ!』
おい、それは困るぞ。
多少の怪我は仕方ないと若干曲がり気味の鉄パイプを握り直すと今まで閉まっていたはずのシャッターからとてもしてはいけないような音がし出す。
メキメキと、シャッターをまるで紙が何かのように強引に破いて無理矢理その長身を押し込んで来た男。ぐるりと辺りを見渡した男と目が合うと
花が咲いたような笑顔になったと思えば、スンと表情を失って無になってしまう。
…良かった、やっぱり近くにいたんだ。
『退けよクソ共が』
荒ぶる三秒前の猛獣の登場に俺は嬉しい溜め息を吐いてから静かにその場に座り込む。
『ブッ殺す。死ね』
味方ならこれほど頼もしい人はいない。たった一人でバタバタと敵を倒していく。投げて、殴って、蹴って、ぶつけて。とても人間と人間の争いには見えない。怪獣映画みたいだ。
敵も猿石のことは知っていたのだろう。サングラス姿の長身の男。段々と顔色の悪くなる相手は窮地の中であることに気付く。
俺という人質に。
『待てこのっ…!』
すかさず逃げ出す俺を追い掛ける。若干疲れてはいたが鬼ごっこくらいなら他愛ない、そうタカを括っていた時だ。
『おら!!』
ある男がクレーンのようなものを倒し、それが俺目掛けて倒れてきた。
勿論逃げようとしたけど足元にあった工具に気付かずその場に転んでしまう。唖然と倒れて来るクレーンを見上げてなんとか頭を抱えて蹲る。
『あーいよ、っとぉ!!』
蹲っていた身体が誰かによって抱えられると、その人物は右足で最初に軽くジャンプをして着地した瞬間、左足を使ってクレーンを蹴り上げ、ぶっ飛ばした。
クレーンの先端が仰け反ると、もう一人が土台に向かってスーツのポケットに手を突っ込みながらガン、と蹴り上げる。
『このデカブツ邪魔だネ』
派手な音を立てて地面に崩れる機械を見て黒河はすぐに踵を返す。
同じ日本人とは思えないガッシリとした筋肉とタッパ。加えてその肉体からは考えられない俊敏な動きと歪まない重心の安定感。
助けてくれた人物のベストを握り、そっと手を伸ばしてある場所の近くを撫でる。
『助けてくれてありがとう…あの、白澄さん? これ、どうしたの?』
ん? と顔を覗かせる白澄は満面の笑みのまま片手で後頭部を掻いてから歯切れの悪い様子で明後日の方を見ている。
白澄の右目には眼帯が付けられていた。
『…んー。この前のお仕置きヨ。ああ、平気だヨ。えげつない見た目だけど加減されてるし失明はしてないんだヨー』
遠くから歩いて来る黒河の左目にも黒い眼帯が付けられていて、俺は言葉を失う。
…お仕置き? え、じゃあコレって…ボスが?
『っ本当?! 本当に見えなくなってない? ちゃんと見えるようになるの?』
『わわっ?! ちょ、宋平くんてば落ち着いてヨ。大丈夫大丈夫、ちゃんと医者の診断受けたヨ』
辰見先生が診たなら…まぁ、大丈夫か。
『あはは! そんな不満そうな顔して、可愛いヨ~。儂の心配より自分だヨ?』
『…うん。ありがと』
気付けばクレーンを仕掛けた奴は犬飼さんによって取り押さえられている。こちらに気が付いた彼に手を振ると顔の横で手を振り返してくれた。
『二人でイチャイチャしてズルいネ! 我も混ぜてほしいネ!』
双子にくっ付かれてゲッソリとしていたが周囲はもう敵は全滅していて弐条会の人間によって完全に包囲されていた。
良かった、やっと終わった。
『あちゃー。口の端、切れてるネ。顔も切れてしまって…てかマスクは?』
『この傷、付けられた時に一緒に紐も切られちゃった』
ダラダラと流れてきた血を強引に拭う。チリチリとした痛みが襲うが大したことはない。口の端だって最初からしてた怪我だから、まるで今殴られた際についたように見えるだけ。
『二人の方が重傷じゃん。…ごめん、俺がもっとボスにフォローしとけば良かったのに』
二人して目を、なんて。狙ってやったとしか思えない。何故そこまで酷いことを、とは思うが当人たちが何も言わないから承知だったんだろう。
かなり痛々しいけど。
『何かあったら俺が責任取ってあげるから。…まぁ、仲良しの二人が片目ずつ見えなくなっても、二つ残ってるなら一人分だな。
あ。いや、違うぞ? それはそれとして責任は取るぞ。どうしようか。取り敢えず一緒にいる?』
最後は冗談っぽく言ってみたんだけど、何故か双子が固まってしまった。白澄はゆっくりと黒河を見ると黒河は…あの夜に見た、狂気的で…だけどどこか少し泣きそうな顔をしていた。
な、なんかヤバいこと言ったかな?!
『百点ッ!! なんですか、この子!! その口説き文句百点満点ネ!!』
『情けないヨっ…! 末の弟分ですらこの甲斐性なのにウチのボスときたら全く!! 惚れちゃう、儂らにどストレートに効くヨー!!』
『そうネ!! 折角あんなムード満点だったのに、押し倒すくらいしてよガッカリだネ!!』
ギャーギャー騒ぐ双子に揉みくちゃにされる俺は若干意識を遠くに飛ばしている。筋肉ダルマたちによって良いように抱っこされたりで、体力も限界だ。
半ばもう抵抗を諦めた俺と騒ぐ双子。そして、先程からずっとその光景を目にして遂にある人物の我慢が限界に達する。
『ソーヘーを離せ腐れドッペルゲンガーが!! 怪我してんだぞっ! 返せクソ野郎共!!』
ブチ切れた猿石が双子から俺を取り返そうと乗り込むが、意外なことに双子は俺を抱きしめたままサンドにする。
キツい。
『嫌ネ。気に入った、我らの傍に置く』
『嫌ヨ。お前ばかりいつもズルいヨ』
突然の宣戦布告? に猿石は今にも威嚇フェロモンをぶち撒けそうな勢いで周りにいた人たちも一斉に散り出す。
だが、集まって来た幹部たちによってそれもなんとか収まりが付く。
『ちょっとー。お前らボスに仕置きされたばかりなんだから自重しなよ。
覚、抑制剤効いた?』
『お陰様で! っ宋平!! ああ、宋平っ無事で本当に良かった…! ちょっと退きなさい、そんなところじゃ宋平が落ち着かないでしょう!』
駆け寄って来た覚さんに無意識に手を伸ばす。双子によって地面に下ろされた俺に覚さんがしっかりと抱き着いてきた。
うへへ~、良い匂いの香水。
『自分のせいで顔に怪我までっ…。君の言う通り、猿石がすぐ近くにいたから助かりました。最初から最後まで冷静で落ち着いた対処でしたよ、お利口さん』
よしよし。とまるで幼い子どもにするように頭を撫でられるが大変気持ち良いので甘んじて受ける。すると隙を突いて猿石が俺を抱き抱えるものだから、もう好きにさせようと彼の腕の中で少し休ませてもらう。
『ふんっ! 見ろ、抱っこしてきた回数が違ぇんだよ。ソーヘーすぐ落ち着いた!』
『なーんだとー? 儂の抱っこだって温いから最高って言ってたヨ! 猿が良い気にならないでほしいヨ』
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だけど、そんな喧嘩の声ですら愛おしい。今まで問題を解決するのも全部一人だったのに。当然のように助けに来てくれて、こうして怪我を労わってくれる。
一人じゃない時間が、こんなにも頼もしい。
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『寝てなよ。猿石が抱えてるからさ。すぐにアジトまで移動するから、それまでゆっくりしてな』
『…ん、…』
『いや返事可愛いな』
可愛いだと? そうだろう、そうだろう。可愛い弟分なんだからな。たくさん働いたんだから存分に寝かせてもらおうか。
『…アニ、キ…ん、ごめ…』
『ゆっくり寝ろ、ソーヘー! 俺がちゃんと守ってやるからな?』
力を使った上に寝不足なこともあって睡魔が半端ない。猿石の首にしっかりとしがみ付いてから目を閉じると彼が優しく背中を摩ってくれるからすぐに夢の世界へ誘われる。
何事もなくて良かった。それにしても、弐条会と知った上で襲って来るなんて無謀な奴等だ。
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