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16.寄ってもいいでしょうか?
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何故か舞踏会場に沢山の貴族令嬢に囲まれた白豚がいる。私は、自分の目を疑った。目をこすり、もう一度見るが、やっぱりいる。
「ロザリー・グロッサー!お前との婚約を破棄する。」
M嬢ロザリーが立ち止まり、白豚に向かって言う。
「タリム王子。本気ですか?」
「たかが公爵令嬢がこの俺を馬鹿にして、罵るなんてありえない。神宝を奪い俺に責任を擦り付けて、従順な婚約者だと思っていたのに!もうお前とは終わりだ。だが、そうだな。土下座して謝るなら…」
甲高い女の声が響き渡った。
「タリム!何を言っているのですか?ロザリーとの婚約を破棄するなんて!許されないわ!」
王妃が、王座から降りて来て、ロザリーと白豚の所へ向かってズカズカと歩いていく。
私は、隣に立つローガンの袖を引き言った。
「ローガン。見て。白豚がいるわ。こんな所にまで紛れ込んでくるなんて、信じられないわ。シャツのボタンがはち切れそう。鏡を見て確認しないのかしら」
ローガンは、言った。
「ミーナ。彼は第2王子タリムだよ。白豚って…」
「嘘でしょ。週刊誌の似顔絵と全然違うわ。もしかして病気で、激太りしたとか?。」
「イヤ。彼奴は昔からあんな感じだよ」
「ええー?」
王妃の元へ駆け寄る金髪の派手な中年女性がいる。
「ナリミア様!お待ちください。ロザリー!何をしているの!早くタリム殿下と王妃様に謝りなさい」
「お母様!私は嫌です。タリム王子と結婚なんてしたくありません。」
王妃が叫ぶ。
「なんて生意気な娘なの!ルミリア!約束と違うじゃない。貴方は、娘を厳しく躾けたって、タリムに尽くす妻になるように教育したって言っていたでしょ」
ルミリアと呼ばれた夫人が言う。
「王妃様。誤解ですわ。ロザリー、貴方どうしてしまったの?最近おかしいわ。以前はそんなに聞き分けが無い娘じゃなかったのに」
「どうして、私がこんな太った怠惰で浮気性の男と一生共に過ごさなければいけないのですか?私には、好きな男がいます。彼と一緒になれないのなら死んでもいい」
「母上、聞きましたか?ロザリーには男がいます。彼女は俺という婚約者がいるのに、平民の男と遊んでいるのです。彼女は俺の妻に相応しくない。」
「ロザリー。貴方!よくも息子を裏切ったわね」
王妃は、ロザリーに向かって、手を振り上げた。
私は、思わず、ロザリーに所へ駆け寄って行った。仲良くなったばかりの友人を助けないと。
「止めて!」
ロザリーの側へ向かいながら、私はテーブルの上のケーキを取り王妃に向かって投げつけた。
ブチャア。
ナリミア王妃の顔にケーキがクリーンヒットし、ベットリとクリームが付く。
目を閉じて金色ウサギのように震えているロザリーの側に行き、私は彼女に寄り添うように腕を組んだ。
「あ、あなた。よくも私に!」
ナリミア王妃はクリームまみれの顔を紅潮させて、私を指さして言う。
「殺してやる!この無礼者!」
ナリミア王妃の少し後ろに立つルミリア公爵夫人が私を見て、目を見開き言う。
「リリアンナ?まさか、貴方は死んだはずよ。いいえ、髪の色が違う。誰なの?」
ローガンが、私の側に来て、ロザリーから私を引きはがし抱きしめ、王妃と公爵夫人を睨みつけながら言った。
「彼女は俺の婚約者ミーナ・レガリア侯爵令嬢です。誰が誰を殺すと?」
ルミリア公爵夫人は、顔を真っ青にして言った。
「レガリア?あなた、リリアンナの娘なの?彼女に子供が。銀髪だなんて、まさか…」
私は、様子が可笑しい公爵夫人に尋ねようとした。
その時、舞踏会場のドアが轟音と共に開かれ、複数の黒服の男達が乱入してきた。
「ロザリー・グロッサー!お前との婚約を破棄する。」
M嬢ロザリーが立ち止まり、白豚に向かって言う。
「タリム王子。本気ですか?」
「たかが公爵令嬢がこの俺を馬鹿にして、罵るなんてありえない。神宝を奪い俺に責任を擦り付けて、従順な婚約者だと思っていたのに!もうお前とは終わりだ。だが、そうだな。土下座して謝るなら…」
甲高い女の声が響き渡った。
「タリム!何を言っているのですか?ロザリーとの婚約を破棄するなんて!許されないわ!」
王妃が、王座から降りて来て、ロザリーと白豚の所へ向かってズカズカと歩いていく。
私は、隣に立つローガンの袖を引き言った。
「ローガン。見て。白豚がいるわ。こんな所にまで紛れ込んでくるなんて、信じられないわ。シャツのボタンがはち切れそう。鏡を見て確認しないのかしら」
ローガンは、言った。
「ミーナ。彼は第2王子タリムだよ。白豚って…」
「嘘でしょ。週刊誌の似顔絵と全然違うわ。もしかして病気で、激太りしたとか?。」
「イヤ。彼奴は昔からあんな感じだよ」
「ええー?」
王妃の元へ駆け寄る金髪の派手な中年女性がいる。
「ナリミア様!お待ちください。ロザリー!何をしているの!早くタリム殿下と王妃様に謝りなさい」
「お母様!私は嫌です。タリム王子と結婚なんてしたくありません。」
王妃が叫ぶ。
「なんて生意気な娘なの!ルミリア!約束と違うじゃない。貴方は、娘を厳しく躾けたって、タリムに尽くす妻になるように教育したって言っていたでしょ」
ルミリアと呼ばれた夫人が言う。
「王妃様。誤解ですわ。ロザリー、貴方どうしてしまったの?最近おかしいわ。以前はそんなに聞き分けが無い娘じゃなかったのに」
「どうして、私がこんな太った怠惰で浮気性の男と一生共に過ごさなければいけないのですか?私には、好きな男がいます。彼と一緒になれないのなら死んでもいい」
「母上、聞きましたか?ロザリーには男がいます。彼女は俺という婚約者がいるのに、平民の男と遊んでいるのです。彼女は俺の妻に相応しくない。」
「ロザリー。貴方!よくも息子を裏切ったわね」
王妃は、ロザリーに向かって、手を振り上げた。
私は、思わず、ロザリーに所へ駆け寄って行った。仲良くなったばかりの友人を助けないと。
「止めて!」
ロザリーの側へ向かいながら、私はテーブルの上のケーキを取り王妃に向かって投げつけた。
ブチャア。
ナリミア王妃の顔にケーキがクリーンヒットし、ベットリとクリームが付く。
目を閉じて金色ウサギのように震えているロザリーの側に行き、私は彼女に寄り添うように腕を組んだ。
「あ、あなた。よくも私に!」
ナリミア王妃はクリームまみれの顔を紅潮させて、私を指さして言う。
「殺してやる!この無礼者!」
ナリミア王妃の少し後ろに立つルミリア公爵夫人が私を見て、目を見開き言う。
「リリアンナ?まさか、貴方は死んだはずよ。いいえ、髪の色が違う。誰なの?」
ローガンが、私の側に来て、ロザリーから私を引きはがし抱きしめ、王妃と公爵夫人を睨みつけながら言った。
「彼女は俺の婚約者ミーナ・レガリア侯爵令嬢です。誰が誰を殺すと?」
ルミリア公爵夫人は、顔を真っ青にして言った。
「レガリア?あなた、リリアンナの娘なの?彼女に子供が。銀髪だなんて、まさか…」
私は、様子が可笑しい公爵夫人に尋ねようとした。
その時、舞踏会場のドアが轟音と共に開かれ、複数の黒服の男達が乱入してきた。
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