[完結]想ってもいいでしょうか?

仲 奈華 (nakanaka)

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ルミアは茶褐色の瞳をただ見つめ続けた。

ドキドキドキ

体がいつもより軽く、胸の鼓動が聞こえる。

「聞こえている?」

目の前の男性にもう一度話しかけられて、ルミアは両手で彼を押しのけようとした。

「ごめんなさい。私、、、」

両手を使って胸板を押すが、両手で抱きしめられ、彼の筋肉質な体はビクともしなかった。

(んー。全然動かない)

抱きしめられたまま、ルミアは彼の膝の上に乗せられて座らされた。

「そんなに慌てて離れなくてもいいだろ。君の名前は?」

「私、ルミーといいます。」

膝の上に座らされ、腕の中に囲われたままルミアは答えた。

「ルミー?僕はロン。インダルア王国には到着したばかりだ。」

「貴方は帝国の人なの?今日は歓迎の舞踏会が開催されているはずだけど」

「ああ、僕も一応使者の一員だから出ないといけないけど、庭園を散歩するだけのはずが、出られなくなってしまって。」


  グーウ


ロンのお腹の音が鳴った。
ロンは照れ臭そうにはにかみながら言った。

「ルミーはいい匂いがするね。」
ロンの視線の先のテーブルにはルミアの夕食が置かれていた。


ルミアも釣られるように笑いながら言った。
「一緒に食べますか?」
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