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おまけ
危機編・13
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「…メゴロウ、それは…」
なんぼなんでも直球過ぎるだろう。
もう少しオブラートに包んでくれ。
「不老不死なんて、何も良い事ないですよ。自分は何も変わらないまま、好きな人の死を何度も見る…それのドコが良いんですか?」
しかし、静かにマバチを見詰めながら話すメゴロウを見て、俺は何も言えなくなってしまった。
不老不死の話を先輩から聞いた時、何処か冷めた風だったのは…それを思っていたからか…?
…お前は、ずっと…そう思っていたのか…。
何度も何度も…それこそ、壊れてしまうぐらいに俺の死を見て来た…。
変わらないって言ったが、お前は変わったじゃないか…。
先輩と協力して、俺を守ってくれたじゃないか…。
ずっと一人で何度もループして来たけど、それを断ち切るのに、先輩と…皆と協力しただろう?
…俺の為に…。
ぐっと胸が詰まって、俺は隣に座るメゴロウの頭に手を伸ばして、引き寄せる。そうすればメゴロウは、そのまま素直に、俺の肩に頭を乗せた。
「…あ…。…そ、そうだ…今から…なんて…え…じゃあ…どうすれば…」
目の前に座る俺達の事なんて、マバチの目には映っていない様で、彼は顎に手をあてて、今更ながらそれに気付いたと言わんばかりに、不安そうに口にしていた。
「…記憶力を良くする薬とか、普通に毛生え薬を作ればいいと思いますけど…」
…若返りとか言ったら、またゾンビを作るかも知れないから言わないけど。と、ボソリと俺にだけ聞こえる声でメゴロウが続けた。
「あ、ああ…! う、うん、そ、そうだね…あり、がとう…何で、気付かなかった…んだろう…」
そんなメゴロウの言葉に恥ずかしそうに笑うマバチは、ヨレヨレでボサボサの鳥の巣頭だが、人の良さそうな青年にしか見えない。
本当に、こんな奴がゾンビを生み出したなんて信じられないぐらいだ。
熱中すると、それしか見えない、それ以外には目はいかない…まあ、そんな人間が研究者に向いているんだろうな、なんてチューチューと聞こえるマウス達の声をBGMに俺は思った。
◇
「まあ、これで明日の災厄は回避出来た…かな…?」
笑顔のマバチと別れて、その足で昼飯にしようとテ・リヤアへ行った。
…モーニングだけじゃなく、ランチセットもあったとは…恐るべし、テ・リヤア…。きっと、ディナーセットもあるに違いない…。
腹が苦しくて、夕飯はとてもじゃなく入らなくて、メゴロウだけで食堂へ行って来いと言ったら、メゴロウは『ケタロウ様が行かないのなら、僕も夕飯はいりません』と、笑って『僕も…流石にお腹が苦しいので』と、ぽっこり出た腹を擦って見せた。
そんな訳で時間はまだ早いが、風呂へと入り、ベッドの上で、二人並んで寝そべっている。
「…多分…。そうでなきゃ困ります…ケタロウ様との時間を取られたくない…」
唇を尖らせるメゴロウに俺は苦笑して、その頭をそっと撫でた。
「…私は、ここに居るよ。ずっと君の傍に居る」
…不安…なんだろうな。
先輩と再会した時もそうだったが…。
大丈夫だって。
断罪イベントは回避して、今はもうハッピーエンド街道を驀進中なんだから。
明日、何も起こらなければ、本当にもう、何も無いんだから。
「…何度でも言うよ? 私が好きなのは君だけだよ、メゴロウ」
頭を撫でていた手を止めて、その手を布団へと押し付け、空いていた手も使い、俺は身体を起こしてメゴロウへと覆い被さり『え』と、驚くメゴロウの唇を奪う。
「私が、こうしたいと思うのは君だけだ。…君は? メゴロウは、どうしたいんだい?」
ちょっとだけ目を細めて意地悪そうに笑えば、メゴロウの喉が上下に大きく動くのが見えた。
「…僕は…。…僕も…ケタロウ様だけ…です」
安心したかの様に笑うメゴロウから身体を離して、俺は両手を広げた。
「それなら…おいで?」
言うが早いか、メゴロウは俺の首に両腕を回して、噛み付くようにキスをして来た。
余りの勢いの良さに、俺は背中からベッドへと倒れてしまう。
メゴロウの重さを受け止めながら、するりと忍びこんで来た舌に、俺のそれを絡める。
少しでも、メゴロウの不安を取り除いてやりたい。
少しでも、メゴロウを笑顔にしてやりたい。
ただ、がむしゃらに。
ただ、ひたすらに。
ただ、ひたむきに。
俺を。
俺だけを。
求めて、追い続けて来てくれたこいつを幸せにしてやりたい。
俺に出来る事なんて、きっと僅かな物だろうけど。
けど、俺がメゴロウを好きだって事は、間違い無く、寸分違わずに伝えて行きたい。
「…好きだよ…」
熱く蕩けそうになった声で、そう囁けば、メゴロウも『僕も…』と、笑う。そうして、また唇を重ねれば、メゴロウの手が俺の身体を這い、寝間着のボタンを外して行く。するりと開けられ、晒された素肌に手を這わせ、唇を這わせられれば、身体は熱を持ち、じんじんと疼いて来て、どうにも堪らなくて腰を揺らせてしまう。
ただ、これだけで、俺のちんこは反応してしまう。楽にしてやりたいと、寝間着のズボンに手を伸ばせば、その手をメゴロウに取られて指先を舐められた。
「…ん…っ…」
一本一本舐められて、舐|《ねぶ》られて、身体がヒクヒクと震えてしまう。
ブリーフの中で、ちんこが『早く出して。そして、触って』って、懇願しているのが解る。
「…メ…ゴロウ…私のペニスを楽に…してくれないかい…?」
空いている手で、メゴロウの頬を撫でて腰を浮かせれば『喜んで!』と、勢い良く寝間着のズボンと一緒にブリーフを摺り下ろされた。
なんぼなんでも直球過ぎるだろう。
もう少しオブラートに包んでくれ。
「不老不死なんて、何も良い事ないですよ。自分は何も変わらないまま、好きな人の死を何度も見る…それのドコが良いんですか?」
しかし、静かにマバチを見詰めながら話すメゴロウを見て、俺は何も言えなくなってしまった。
不老不死の話を先輩から聞いた時、何処か冷めた風だったのは…それを思っていたからか…?
…お前は、ずっと…そう思っていたのか…。
何度も何度も…それこそ、壊れてしまうぐらいに俺の死を見て来た…。
変わらないって言ったが、お前は変わったじゃないか…。
先輩と協力して、俺を守ってくれたじゃないか…。
ずっと一人で何度もループして来たけど、それを断ち切るのに、先輩と…皆と協力しただろう?
…俺の為に…。
ぐっと胸が詰まって、俺は隣に座るメゴロウの頭に手を伸ばして、引き寄せる。そうすればメゴロウは、そのまま素直に、俺の肩に頭を乗せた。
「…あ…。…そ、そうだ…今から…なんて…え…じゃあ…どうすれば…」
目の前に座る俺達の事なんて、マバチの目には映っていない様で、彼は顎に手をあてて、今更ながらそれに気付いたと言わんばかりに、不安そうに口にしていた。
「…記憶力を良くする薬とか、普通に毛生え薬を作ればいいと思いますけど…」
…若返りとか言ったら、またゾンビを作るかも知れないから言わないけど。と、ボソリと俺にだけ聞こえる声でメゴロウが続けた。
「あ、ああ…! う、うん、そ、そうだね…あり、がとう…何で、気付かなかった…んだろう…」
そんなメゴロウの言葉に恥ずかしそうに笑うマバチは、ヨレヨレでボサボサの鳥の巣頭だが、人の良さそうな青年にしか見えない。
本当に、こんな奴がゾンビを生み出したなんて信じられないぐらいだ。
熱中すると、それしか見えない、それ以外には目はいかない…まあ、そんな人間が研究者に向いているんだろうな、なんてチューチューと聞こえるマウス達の声をBGMに俺は思った。
◇
「まあ、これで明日の災厄は回避出来た…かな…?」
笑顔のマバチと別れて、その足で昼飯にしようとテ・リヤアへ行った。
…モーニングだけじゃなく、ランチセットもあったとは…恐るべし、テ・リヤア…。きっと、ディナーセットもあるに違いない…。
腹が苦しくて、夕飯はとてもじゃなく入らなくて、メゴロウだけで食堂へ行って来いと言ったら、メゴロウは『ケタロウ様が行かないのなら、僕も夕飯はいりません』と、笑って『僕も…流石にお腹が苦しいので』と、ぽっこり出た腹を擦って見せた。
そんな訳で時間はまだ早いが、風呂へと入り、ベッドの上で、二人並んで寝そべっている。
「…多分…。そうでなきゃ困ります…ケタロウ様との時間を取られたくない…」
唇を尖らせるメゴロウに俺は苦笑して、その頭をそっと撫でた。
「…私は、ここに居るよ。ずっと君の傍に居る」
…不安…なんだろうな。
先輩と再会した時もそうだったが…。
大丈夫だって。
断罪イベントは回避して、今はもうハッピーエンド街道を驀進中なんだから。
明日、何も起こらなければ、本当にもう、何も無いんだから。
「…何度でも言うよ? 私が好きなのは君だけだよ、メゴロウ」
頭を撫でていた手を止めて、その手を布団へと押し付け、空いていた手も使い、俺は身体を起こしてメゴロウへと覆い被さり『え』と、驚くメゴロウの唇を奪う。
「私が、こうしたいと思うのは君だけだ。…君は? メゴロウは、どうしたいんだい?」
ちょっとだけ目を細めて意地悪そうに笑えば、メゴロウの喉が上下に大きく動くのが見えた。
「…僕は…。…僕も…ケタロウ様だけ…です」
安心したかの様に笑うメゴロウから身体を離して、俺は両手を広げた。
「それなら…おいで?」
言うが早いか、メゴロウは俺の首に両腕を回して、噛み付くようにキスをして来た。
余りの勢いの良さに、俺は背中からベッドへと倒れてしまう。
メゴロウの重さを受け止めながら、するりと忍びこんで来た舌に、俺のそれを絡める。
少しでも、メゴロウの不安を取り除いてやりたい。
少しでも、メゴロウを笑顔にしてやりたい。
ただ、がむしゃらに。
ただ、ひたすらに。
ただ、ひたむきに。
俺を。
俺だけを。
求めて、追い続けて来てくれたこいつを幸せにしてやりたい。
俺に出来る事なんて、きっと僅かな物だろうけど。
けど、俺がメゴロウを好きだって事は、間違い無く、寸分違わずに伝えて行きたい。
「…好きだよ…」
熱く蕩けそうになった声で、そう囁けば、メゴロウも『僕も…』と、笑う。そうして、また唇を重ねれば、メゴロウの手が俺の身体を這い、寝間着のボタンを外して行く。するりと開けられ、晒された素肌に手を這わせ、唇を這わせられれば、身体は熱を持ち、じんじんと疼いて来て、どうにも堪らなくて腰を揺らせてしまう。
ただ、これだけで、俺のちんこは反応してしまう。楽にしてやりたいと、寝間着のズボンに手を伸ばせば、その手をメゴロウに取られて指先を舐められた。
「…ん…っ…」
一本一本舐められて、舐|《ねぶ》られて、身体がヒクヒクと震えてしまう。
ブリーフの中で、ちんこが『早く出して。そして、触って』って、懇願しているのが解る。
「…メ…ゴロウ…私のペニスを楽に…してくれないかい…?」
空いている手で、メゴロウの頬を撫でて腰を浮かせれば『喜んで!』と、勢い良く寝間着のズボンと一緒にブリーフを摺り下ろされた。
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