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新しい世界の始まり
剣士に転職
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画面は暗いロード画面になり、再び白い画面になると目の前には大きめの城砦都市の入り口があった。
石作りの門はとても丈夫そうで、高さも30mは軽く超えている。
門から中へ足を踏み入れると画面に都市の名前が表示された。
~城砦都市(人族王都):ディアリス~
(すごい・・・)
門をくぐると、石畳が綺麗に敷かれた大きな通路は賑わい様々な種族、装備をした冒険者が行き交っていた。
通路の側面には街路樹が植えられており、町並みも煉瓦作りの立派な建物が所狭しとならんでいる。
暫く歩いていると噴水まである。
大きな十字路を抜け、要約自分が何をするために此処に転移したかを思い出した。
(何処に行けばいいんだろう?人に聞くのも何かなあ・・・)
そうなのだ、リアルの僕は人と接するのが苦手だ・・・。
思っていることが伝わらないから、うまく話せなくなり、だんだんと人と距離を置くようになったのだ。
適当に街の中をブラブラ歩いているとピコンと音が鳴り小さなウインドウが出た。
<マップを表示させますか?>
(!!・・・そんな機能が!)
カーソルを合わせてポチッとクリックする。
まるで見守ってくれている人が居るようなタイミングと神対応だ。
指示に従いマップの赤い点、目的地へと歩いて行く。
すれ違う人たちは高レベルなのだろう、身に纏っている装備も武器もどれも強そうだ、あきらかな初心者の僕には誰
も見向きもしない。
オープンから始めていれば別だろうが、途中から始めるゲームというのはこう、レベル差が人間関係の溝を作ってし
まう、まぁ仕方がないとは思う。
同じレベル帯の人と一緒にパーティーを組んだ方が効率もいいから。
目的地に着き、建物の中に入ると、鎧に身を包んだ男性がいた。
男性をクリックした。
1.転職を希望。
2.世間話をしに来た。
3.ただの冷やかし。
選択欄が表示された。
転職を希望をクリックする。
「・・・すいません、転職を希望なのですが・・・・」
そう言うと直ぐに男性は紙を差し出してきた。
「これに、名前を記入してください。」
紙にゼノンと名前を書いて、男性に渡した。実際には空欄ウインドウに名前を入力するだけなのだが。
「ゼノン様ですね、私は剣士職業別組合の受付を任されております、リクゼンと申します、剣士ギルドへようこそ!歓迎します!」
そう言われると高めの音がなり、画面にウインドウが表示された。
<剣士へ転職しました。>
リクゼンから見習い剣士用の武器や防具一式を頂いた。
訓練用片手剣と木の盾、剣士用簡易シャツとズボン、革のブーツだ。
剣士といっても武器は様々持てるらしい。
短剣、片手剣、両手剣、刀、槍などだ。
取り敢えずもらった防具を装備。
そのまま街の外の草原に向かった。
見渡す限りの草原、たまに大きめの岩が転がっていたり、大きな木が生えてたり、丁寧で緻密にマップも作られてい
るのが分かる。
スライムを倒しながら、暫く歩いていると少し空間が歪んでいる場所を見つけた。
(何だろう?)
中へ入ってみると、景色は一変して生い茂った森のマップへと切り替わった。
後ろを振り返ると先ほどと同じく歪みが見える、これはつまり。
「マップとマップを繋ぐゲート・・・ワープみたいな?」
独り言を言いながら森を歩く。
大きな木は4~5m位で、葉は生い茂り、木漏れ日がキラキラと地上に降り注いでいた。
石作りの門はとても丈夫そうで、高さも30mは軽く超えている。
門から中へ足を踏み入れると画面に都市の名前が表示された。
~城砦都市(人族王都):ディアリス~
(すごい・・・)
門をくぐると、石畳が綺麗に敷かれた大きな通路は賑わい様々な種族、装備をした冒険者が行き交っていた。
通路の側面には街路樹が植えられており、町並みも煉瓦作りの立派な建物が所狭しとならんでいる。
暫く歩いていると噴水まである。
大きな十字路を抜け、要約自分が何をするために此処に転移したかを思い出した。
(何処に行けばいいんだろう?人に聞くのも何かなあ・・・)
そうなのだ、リアルの僕は人と接するのが苦手だ・・・。
思っていることが伝わらないから、うまく話せなくなり、だんだんと人と距離を置くようになったのだ。
適当に街の中をブラブラ歩いているとピコンと音が鳴り小さなウインドウが出た。
<マップを表示させますか?>
(!!・・・そんな機能が!)
カーソルを合わせてポチッとクリックする。
まるで見守ってくれている人が居るようなタイミングと神対応だ。
指示に従いマップの赤い点、目的地へと歩いて行く。
すれ違う人たちは高レベルなのだろう、身に纏っている装備も武器もどれも強そうだ、あきらかな初心者の僕には誰
も見向きもしない。
オープンから始めていれば別だろうが、途中から始めるゲームというのはこう、レベル差が人間関係の溝を作ってし
まう、まぁ仕方がないとは思う。
同じレベル帯の人と一緒にパーティーを組んだ方が効率もいいから。
目的地に着き、建物の中に入ると、鎧に身を包んだ男性がいた。
男性をクリックした。
1.転職を希望。
2.世間話をしに来た。
3.ただの冷やかし。
選択欄が表示された。
転職を希望をクリックする。
「・・・すいません、転職を希望なのですが・・・・」
そう言うと直ぐに男性は紙を差し出してきた。
「これに、名前を記入してください。」
紙にゼノンと名前を書いて、男性に渡した。実際には空欄ウインドウに名前を入力するだけなのだが。
「ゼノン様ですね、私は剣士職業別組合の受付を任されております、リクゼンと申します、剣士ギルドへようこそ!歓迎します!」
そう言われると高めの音がなり、画面にウインドウが表示された。
<剣士へ転職しました。>
リクゼンから見習い剣士用の武器や防具一式を頂いた。
訓練用片手剣と木の盾、剣士用簡易シャツとズボン、革のブーツだ。
剣士といっても武器は様々持てるらしい。
短剣、片手剣、両手剣、刀、槍などだ。
取り敢えずもらった防具を装備。
そのまま街の外の草原に向かった。
見渡す限りの草原、たまに大きめの岩が転がっていたり、大きな木が生えてたり、丁寧で緻密にマップも作られてい
るのが分かる。
スライムを倒しながら、暫く歩いていると少し空間が歪んでいる場所を見つけた。
(何だろう?)
中へ入ってみると、景色は一変して生い茂った森のマップへと切り替わった。
後ろを振り返ると先ほどと同じく歪みが見える、これはつまり。
「マップとマップを繋ぐゲート・・・ワープみたいな?」
独り言を言いながら森を歩く。
大きな木は4~5m位で、葉は生い茂り、木漏れ日がキラキラと地上に降り注いでいた。
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