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2章~時の契約~
11.~はぐれて世界の真理を知る~
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困った事態になった。
いや、初めから分かったいたのかもしれない。こうなることは・・・
あの体質・・・厄介だ・・・
「・・・どうしよう?ジン?」
「・・・・同じ世界とはいえ、どの次元にいるのかッ・・・」
悔しそうにジンは吐き捨てた。
「同じ世界だけど、次元も同じってわけじゃないもんね・・・」
リアンとジンで難しい話をしている。
「ねぇ・・どういうこと?」
真紀の質問にはリアンが答えた。
「生き物は、選択して生きているんだけど、その選択の先にまたいくつもの枝分かれした次元の空間があるんだ。」
リアンは言う。
「・・・生の数だけ心が存在する、その心が紡ぐ糸のようなものがいくつもお互いに絡み合って1つの次元を形成しているんだけどね・・」
ジンも口を挟んだ。
「人が選択した答えの先の未来までは誰も予想なんてできない」
ジンが空を仰ぎなら言った。
「それが例え、”創造主”だとしても・・・ね」
リアンが続けていった。
「その次元の形成の糸を、生物の生まれてから死ぬまでを決めてしまったら・・・世界は1つになるかもしれない、だけどそれってとても悲しいと思うんだ。すべて決められた道を辿るだけなんて」
「・・・その世界のものは決められているとは、知らないで生きているだろうけど、偶然が存在しない必然だけの道って・・・・やっぱり嫌だよね・・」
リアンが悲しそうに黒い大きな目を潤ませてジンと真紀を見上げた。
「そうだな、そんな世界ならいっそ・・・・・」
何かを言いかけてジンは苦笑した。
心を知って、己自身が闇に堕ちようとも・・・人の心を知りたいと願う・・・心を知るたびに闇に触れ、その闇が次第に己を壊そうとも・・・。
・・全ての命は弱くて愚かな存在なのかもしれない。
それでも知ることを願わずにはいられない・・・。
「・・・・結衣は心配だけど・・・真紀と契約してくれる者も探さないとね・・・」
「・・ああ」
巨大な草木の隙間から空を見上げたままジンは頷いた。
▲結衣サイド▲
「ぅ・・・いったぁぁ・・・」
地面に打ち付けた腰を擦りながら結衣は辺りを見回した。
硬い岩肌が剥き出しの地形。
空が見えないほど大きく生い茂った木々。
あたりは薄暗くて、時間さえも把握できない。
とりあえず、同じ場所にとどまるよりは少しでも歩いたほうが懸命だと思い、ふらふらと歩き出した。
やはり一人だけというのは寂しい・・。
「ジン・・・どこぉ・・・」
名を呟いたら涙が溢れてきた。
こんな訳も分からない土地で一人・・・。
『・・・ジンと言ったか?』
いきなり何もないところから声が響いた。
「?!」
『娘・・ジンを知っているのか?』
「誰?!」
慌てて振り返ると其所には漆黒の肩ほどの髪に紫電の瞳をし、全身黒に身を包んだ若い20代くらいの男性がいた。
『我は、ガディ・・・この世界のどこにでも存在するがどこにも存在しない者・・・』
わけがわからない・・・。
「・・・あれ・・その名前・・・」
ガディ・・・どこかで聞いた名前だ・・。
考える素振りを見せた結衣に、ガディは黙ったまま待った。
「あ!」
『?』
「ジンに魔石送ってくれている・・・人ですか?!」
『ほぅ・・・・リアンも知っているということか・・・娘・・・お前何者だ?』
「私は、結衣!日阪結衣、ジンと来る時に逸れちゃって・・・」
ガディは結衣の手の甲の印を見ると、すべて察したのかそれ以上何も問いたださなかった。
『なるほど・・・しかし、この次元にはお前の知るジンは居ない、別の次元だろう・・』
「別の次元?こんな世界が他にもいっぱいあるの?」
ガディは結衣の自分より強いものに対しても屈しない態度が気に入った。
『生物の選択の数だけ枝のように分かれた無数の次元が存在する、創造主さえ予測不可能な次元だ』
「?」
『心とは・・・不思議なものだな?そう思わぬか?我は知りたいと願い・・永い間全て見てきたのに、いまだに理解できぬ・・・』
「・・・・」
結衣は不思議な雰囲気のガディを黙ったまま見据えた。
『心が作り出す糸が他の者に出会うことで、いくつも絡み合い次元を形成している。創造主が把握できないほどに・・・』
「えっと・・・ここは・・・本当の異世界じゃない?」
『本当も偽もない・・・扉をくぐりきたのなら教えてやろう、世界の真実を・・・・目に見える・・・空も花も大地も生物も、我も、娘・・・お前さえも・・・膨大な情報の小さな光の粒子で創られた幻でしかない。』
結衣は傍にあった花に触れて摘んでみた。
ちゃんと此処に存在する。匂いも感触だってある。
「これが・・幻?!」
ずいっとガディの目の前にその花を差し出した。
『世界とはそういうものだ・・・すべて幻・・・気まぐれで創られ、ただ其処にあるだけの・・・誰も気づいてはないだろうがな・・・もしかしたら全て誰かが見ている夢なのかもしれぬな』
ガディが結衣の持っていた花に触れると、花は一瞬で青白い光を放つ粒子となって散らばって消えた。
「!・・・・」
『光となったものは、・・・神木の元へ行き・・・生前の記憶や心の魂石の情報により再び別の生を与えられる・・・この循環があり全ての世界は成り立っている』
「人は!死んでも光になんてならないッ!」
『目に見えている・・・その器の肉体は残り朽ちるだろう・・・光となるのは切り離された中身の魂、精神と心だけ』
「・・・・・・」
結衣はもう何も言えなかった。
知りたくなかった現実・・。
大人しくなった結衣にガディは話題でも変えるかのように両手を合わせながら静かに言った。
『・・・・・ずっと傍にいてやることは出来ぬが・・・これをやろう』
そういって差し出したのは、青紫色の掌くらいの大きさの宝石。
これは見たことある・・・よくジンが食べていた。けどあれより少し大きいような気がする。
「魔石?」
『ああ、肌身離さず持っていれば、その身を守ってくれるだろう』
紫電の瞳が結衣を見据えていた。
「・・・ありがとう・・・」
素直に結衣は受け取りお礼を言った。
『本来なら・・・魔王となったものにしか我は力をかさぬのだがな・・・ジンの主なら話は変わろう』
ジンはよっぽど気に入られているのだろうか・・・?
ふとそんなことを考えているとガディが口を開いた。
『・・確かに気に入っているが、・・それだけではない・・・我の望みを聞きとどけ我を創造してくれた者だ・・我にとっては大切な存在だ・・』
「!!」
心の中の声を聞かれて結衣は吃驚してガディを見据えた。
『ああ、すまぬ・・・気を抜くと全てが見えてしまうのでな・・心の声と発せられた声の区別がつかないときがある』
ガディは苦笑しながら答えた。
「・・・・」
『結衣といったな?』
結衣は静かに頷いた。
『そろそろ此処を離れたほうがいい・・・我が姿を見せたため此処の周囲の魔力の濃度が上がってしまった。嗅ぎ付けて何か来るかも知れぬ』
「!!」
それは大変だ!とばかりに結衣は慌てて辺りを見回した。
『それを無くさずに持っていれば大丈夫だ・・』
そういってガディは初めから居なかったのかのように姿を掻き消した。
結衣も慌ててその場を離れた。
いや、初めから分かったいたのかもしれない。こうなることは・・・
あの体質・・・厄介だ・・・
「・・・どうしよう?ジン?」
「・・・・同じ世界とはいえ、どの次元にいるのかッ・・・」
悔しそうにジンは吐き捨てた。
「同じ世界だけど、次元も同じってわけじゃないもんね・・・」
リアンとジンで難しい話をしている。
「ねぇ・・どういうこと?」
真紀の質問にはリアンが答えた。
「生き物は、選択して生きているんだけど、その選択の先にまたいくつもの枝分かれした次元の空間があるんだ。」
リアンは言う。
「・・・生の数だけ心が存在する、その心が紡ぐ糸のようなものがいくつもお互いに絡み合って1つの次元を形成しているんだけどね・・」
ジンも口を挟んだ。
「人が選択した答えの先の未来までは誰も予想なんてできない」
ジンが空を仰ぎなら言った。
「それが例え、”創造主”だとしても・・・ね」
リアンが続けていった。
「その次元の形成の糸を、生物の生まれてから死ぬまでを決めてしまったら・・・世界は1つになるかもしれない、だけどそれってとても悲しいと思うんだ。すべて決められた道を辿るだけなんて」
「・・・その世界のものは決められているとは、知らないで生きているだろうけど、偶然が存在しない必然だけの道って・・・・やっぱり嫌だよね・・」
リアンが悲しそうに黒い大きな目を潤ませてジンと真紀を見上げた。
「そうだな、そんな世界ならいっそ・・・・・」
何かを言いかけてジンは苦笑した。
心を知って、己自身が闇に堕ちようとも・・・人の心を知りたいと願う・・・心を知るたびに闇に触れ、その闇が次第に己を壊そうとも・・・。
・・全ての命は弱くて愚かな存在なのかもしれない。
それでも知ることを願わずにはいられない・・・。
「・・・・結衣は心配だけど・・・真紀と契約してくれる者も探さないとね・・・」
「・・ああ」
巨大な草木の隙間から空を見上げたままジンは頷いた。
▲結衣サイド▲
「ぅ・・・いったぁぁ・・・」
地面に打ち付けた腰を擦りながら結衣は辺りを見回した。
硬い岩肌が剥き出しの地形。
空が見えないほど大きく生い茂った木々。
あたりは薄暗くて、時間さえも把握できない。
とりあえず、同じ場所にとどまるよりは少しでも歩いたほうが懸命だと思い、ふらふらと歩き出した。
やはり一人だけというのは寂しい・・。
「ジン・・・どこぉ・・・」
名を呟いたら涙が溢れてきた。
こんな訳も分からない土地で一人・・・。
『・・・ジンと言ったか?』
いきなり何もないところから声が響いた。
「?!」
『娘・・ジンを知っているのか?』
「誰?!」
慌てて振り返ると其所には漆黒の肩ほどの髪に紫電の瞳をし、全身黒に身を包んだ若い20代くらいの男性がいた。
『我は、ガディ・・・この世界のどこにでも存在するがどこにも存在しない者・・・』
わけがわからない・・・。
「・・・あれ・・その名前・・・」
ガディ・・・どこかで聞いた名前だ・・。
考える素振りを見せた結衣に、ガディは黙ったまま待った。
「あ!」
『?』
「ジンに魔石送ってくれている・・・人ですか?!」
『ほぅ・・・・リアンも知っているということか・・・娘・・・お前何者だ?』
「私は、結衣!日阪結衣、ジンと来る時に逸れちゃって・・・」
ガディは結衣の手の甲の印を見ると、すべて察したのかそれ以上何も問いたださなかった。
『なるほど・・・しかし、この次元にはお前の知るジンは居ない、別の次元だろう・・』
「別の次元?こんな世界が他にもいっぱいあるの?」
ガディは結衣の自分より強いものに対しても屈しない態度が気に入った。
『生物の選択の数だけ枝のように分かれた無数の次元が存在する、創造主さえ予測不可能な次元だ』
「?」
『心とは・・・不思議なものだな?そう思わぬか?我は知りたいと願い・・永い間全て見てきたのに、いまだに理解できぬ・・・』
「・・・・」
結衣は不思議な雰囲気のガディを黙ったまま見据えた。
『心が作り出す糸が他の者に出会うことで、いくつも絡み合い次元を形成している。創造主が把握できないほどに・・・』
「えっと・・・ここは・・・本当の異世界じゃない?」
『本当も偽もない・・・扉をくぐりきたのなら教えてやろう、世界の真実を・・・・目に見える・・・空も花も大地も生物も、我も、娘・・・お前さえも・・・膨大な情報の小さな光の粒子で創られた幻でしかない。』
結衣は傍にあった花に触れて摘んでみた。
ちゃんと此処に存在する。匂いも感触だってある。
「これが・・幻?!」
ずいっとガディの目の前にその花を差し出した。
『世界とはそういうものだ・・・すべて幻・・・気まぐれで創られ、ただ其処にあるだけの・・・誰も気づいてはないだろうがな・・・もしかしたら全て誰かが見ている夢なのかもしれぬな』
ガディが結衣の持っていた花に触れると、花は一瞬で青白い光を放つ粒子となって散らばって消えた。
「!・・・・」
『光となったものは、・・・神木の元へ行き・・・生前の記憶や心の魂石の情報により再び別の生を与えられる・・・この循環があり全ての世界は成り立っている』
「人は!死んでも光になんてならないッ!」
『目に見えている・・・その器の肉体は残り朽ちるだろう・・・光となるのは切り離された中身の魂、精神と心だけ』
「・・・・・・」
結衣はもう何も言えなかった。
知りたくなかった現実・・。
大人しくなった結衣にガディは話題でも変えるかのように両手を合わせながら静かに言った。
『・・・・・ずっと傍にいてやることは出来ぬが・・・これをやろう』
そういって差し出したのは、青紫色の掌くらいの大きさの宝石。
これは見たことある・・・よくジンが食べていた。けどあれより少し大きいような気がする。
「魔石?」
『ああ、肌身離さず持っていれば、その身を守ってくれるだろう』
紫電の瞳が結衣を見据えていた。
「・・・ありがとう・・・」
素直に結衣は受け取りお礼を言った。
『本来なら・・・魔王となったものにしか我は力をかさぬのだがな・・・ジンの主なら話は変わろう』
ジンはよっぽど気に入られているのだろうか・・・?
ふとそんなことを考えているとガディが口を開いた。
『・・確かに気に入っているが、・・それだけではない・・・我の望みを聞きとどけ我を創造してくれた者だ・・我にとっては大切な存在だ・・』
「!!」
心の中の声を聞かれて結衣は吃驚してガディを見据えた。
『ああ、すまぬ・・・気を抜くと全てが見えてしまうのでな・・心の声と発せられた声の区別がつかないときがある』
ガディは苦笑しながら答えた。
「・・・・」
『結衣といったな?』
結衣は静かに頷いた。
『そろそろ此処を離れたほうがいい・・・我が姿を見せたため此処の周囲の魔力の濃度が上がってしまった。嗅ぎ付けて何か来るかも知れぬ』
「!!」
それは大変だ!とばかりに結衣は慌てて辺りを見回した。
『それを無くさずに持っていれば大丈夫だ・・』
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