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4章 のんびり探索
2話 冒険とはなんぞや
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「ほうほう、いい案じゃ」
うんうんと頷くマオ
「でも、問題があります」
「なんじゃ」
「移動手段が馬車は嫌です」
おしりが痛い痛いなのだ。
「ひまじゃしの」
同意するマオ。
「と、言うことで作ります。移動手段!」
「よし!作るんじゃ!」
2人で手を掲げた。
10分後
「だから、ドラゴンなんて見たことないっつーの!しかも、ドラゴンなんて街はいれないでしょ!」
「でも、かっこいいじゃろがい!儂の乗り物じゃぞ!威厳が必要じゃ!」
こいつほんまつかえん。
んースケボーってかっこいいよなぁ。
ちょっと憧れある。
でも、道整備されてないから乗れないか…
タイヤつけなければいいのか。
早速創造魔法で板を作る。
浮遊魔法つけて…風魔法を…
「なにしとるんじゃ?」
興味があるのかじっと見てくるマオ。
「これ、別に威厳ないよ」
「べ…別に威厳がなくてもえ…ええんじゃ」
「えー?魔王には威厳必要じゃなーい?」
「ええから、はよ作れ!」
待ちきれないマオ
………
できた!
「なんじゃ…それで完成か?…」
ガッカリするマオ
「ふふん」
得意げな顔をする。
では、早速乗ってみよう。
板に足を乗せ魔力を込める。
ふわーと浮く板。
「おぉ…思ったより怖い」
さらに風魔法を起動させる。
あっ…これうわあああああああ
板が吹っ飛んでいき私は尻もちをつく。
「ぷぷ…なにやってるんじゃお主…ぷぷぷー」
指を刺し笑うマオ。
「クソ難しいから…やってみなよマオ」
お前も私と同じ目にあえ。
板を取ってきてマオに渡す。
「ほう…」
板に乗りふわーと浮かぶマオ。
そして縦横無尽に動き回る。
「まぁ、そんなに難しくはないのう」
ケラケラ笑いながら乗りこなすマオ。
「楽しぞお主もやってみればよ…あぁ無理じゃったか…すまんすまん」
ブフーと、息をこぼすマオ。
マジで許さん。返せ。
〈グラビティ〉
「フギャッ」
ザマァみろ私を煽るからだ。
「おい、それは違うじゃろ」
頭に枝を挿して抗議してくるマオ。
「えー?マオちゃんがバランス崩したんでしょー?プスー」
アホヅラをしながらマオに指を指す。
「ほーん、お主がそう言う態度を取るなら儂にも考えがある」
〈デス・グラビティ〉
マオが私に魔法を打つがその程度効かぬ。
「クソがッ!」
悔しがるマオ。
「マオちゃん?魔法ヘタ?」
ぶちと何かが切れる音がした。
私の意識が途切れる前、マオの怒り狂った顔が見えた気がした…。
気絶してから数日。
私はバイクにした。いくら頑張ってもスケボーもどきは乗りこなせなかった。
くやじい。
マオはスケボーもどきを気に入っておりスラちゃんを乗せたりして遊んでいる。
スラちゃんでも乗れてるのに私は乗れない。
ぐやじい
マオはバイクに興味を示さなかった。
なんでだろ。
まぁ、いいんだ。いいんだ…
そんなこんなでマオと行き先の相談をする。
「どっかいきたいところある?」
「んー特にないのう」
「前にもこのやりとりした気がする」
「そうじゃのう…」
「適当に街を転々としながらサーシャ達でも探そっか」
「それも良いな。」
「よし、決まり!」
決まり次第出発することにした。
「ニーナ、ナキリ街を頼むよ」
専属メイドの2人に街を頼む。
「「はっ」」
「ジルはどうする?一緒に行く?」
「んー、あまりいきたくないわー」
「そうか…」
引きこもり女神である。
「じゃあ、街をよろしくねー」
「じゃあのー」
そう言って私とマオは旅にでた。
1番近くの街であるマフンの冒険者ギルドへと向かった。
ギルマスのおっさんに声をかける、
「おっさーん!サーシャ達知らない?」
「サーシャ?黒騎士のことか?」
「そうそう」
「王都の方にいたと思うが…どうだろうなぁ」
「それさえわかればいいやーじゃあねー」
「え?それだけなのか?…」
無視してギルドをでた。
「王都かー」
「場所わかるのか?」
マオが聞く。
「いや…全然」
ギルドに戻りおっさんに聞く。
「北に行けばいいらしい!」
「そうか…」
ジト目のマオを無視して私達は北へと向かって行った。
うんうんと頷くマオ
「でも、問題があります」
「なんじゃ」
「移動手段が馬車は嫌です」
おしりが痛い痛いなのだ。
「ひまじゃしの」
同意するマオ。
「と、言うことで作ります。移動手段!」
「よし!作るんじゃ!」
2人で手を掲げた。
10分後
「だから、ドラゴンなんて見たことないっつーの!しかも、ドラゴンなんて街はいれないでしょ!」
「でも、かっこいいじゃろがい!儂の乗り物じゃぞ!威厳が必要じゃ!」
こいつほんまつかえん。
んースケボーってかっこいいよなぁ。
ちょっと憧れある。
でも、道整備されてないから乗れないか…
タイヤつけなければいいのか。
早速創造魔法で板を作る。
浮遊魔法つけて…風魔法を…
「なにしとるんじゃ?」
興味があるのかじっと見てくるマオ。
「これ、別に威厳ないよ」
「べ…別に威厳がなくてもえ…ええんじゃ」
「えー?魔王には威厳必要じゃなーい?」
「ええから、はよ作れ!」
待ちきれないマオ
………
できた!
「なんじゃ…それで完成か?…」
ガッカリするマオ
「ふふん」
得意げな顔をする。
では、早速乗ってみよう。
板に足を乗せ魔力を込める。
ふわーと浮く板。
「おぉ…思ったより怖い」
さらに風魔法を起動させる。
あっ…これうわあああああああ
板が吹っ飛んでいき私は尻もちをつく。
「ぷぷ…なにやってるんじゃお主…ぷぷぷー」
指を刺し笑うマオ。
「クソ難しいから…やってみなよマオ」
お前も私と同じ目にあえ。
板を取ってきてマオに渡す。
「ほう…」
板に乗りふわーと浮かぶマオ。
そして縦横無尽に動き回る。
「まぁ、そんなに難しくはないのう」
ケラケラ笑いながら乗りこなすマオ。
「楽しぞお主もやってみればよ…あぁ無理じゃったか…すまんすまん」
ブフーと、息をこぼすマオ。
マジで許さん。返せ。
〈グラビティ〉
「フギャッ」
ザマァみろ私を煽るからだ。
「おい、それは違うじゃろ」
頭に枝を挿して抗議してくるマオ。
「えー?マオちゃんがバランス崩したんでしょー?プスー」
アホヅラをしながらマオに指を指す。
「ほーん、お主がそう言う態度を取るなら儂にも考えがある」
〈デス・グラビティ〉
マオが私に魔法を打つがその程度効かぬ。
「クソがッ!」
悔しがるマオ。
「マオちゃん?魔法ヘタ?」
ぶちと何かが切れる音がした。
私の意識が途切れる前、マオの怒り狂った顔が見えた気がした…。
気絶してから数日。
私はバイクにした。いくら頑張ってもスケボーもどきは乗りこなせなかった。
くやじい。
マオはスケボーもどきを気に入っておりスラちゃんを乗せたりして遊んでいる。
スラちゃんでも乗れてるのに私は乗れない。
ぐやじい
マオはバイクに興味を示さなかった。
なんでだろ。
まぁ、いいんだ。いいんだ…
そんなこんなでマオと行き先の相談をする。
「どっかいきたいところある?」
「んー特にないのう」
「前にもこのやりとりした気がする」
「そうじゃのう…」
「適当に街を転々としながらサーシャ達でも探そっか」
「それも良いな。」
「よし、決まり!」
決まり次第出発することにした。
「ニーナ、ナキリ街を頼むよ」
専属メイドの2人に街を頼む。
「「はっ」」
「ジルはどうする?一緒に行く?」
「んー、あまりいきたくないわー」
「そうか…」
引きこもり女神である。
「じゃあ、街をよろしくねー」
「じゃあのー」
そう言って私とマオは旅にでた。
1番近くの街であるマフンの冒険者ギルドへと向かった。
ギルマスのおっさんに声をかける、
「おっさーん!サーシャ達知らない?」
「サーシャ?黒騎士のことか?」
「そうそう」
「王都の方にいたと思うが…どうだろうなぁ」
「それさえわかればいいやーじゃあねー」
「え?それだけなのか?…」
無視してギルドをでた。
「王都かー」
「場所わかるのか?」
マオが聞く。
「いや…全然」
ギルドに戻りおっさんに聞く。
「北に行けばいいらしい!」
「そうか…」
ジト目のマオを無視して私達は北へと向かって行った。
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