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4章 のんびり探索
15話 帰還
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街へと帰る私達だが人数?の多い猫ちゃん達はカゴに乗らないので私が連れて行こうと思ったが猫ちゃん達に拒否されてしまった。(なぜだろう)
「ワシが連れて行くから平気じゃ」
マオは懐いている猫ちゃん達を撫でつつ答えた。
絶対にその居場所奪ってやる…フググゥ
「お主…その目をやめい…」
軽蔑の目をこちらに向けているマオを睨みつつカゴに乗って私達の街へと帰還した。
帰還した私はとりあえず孤児院の子達の家を作る。
身寄りの無い子どもたちまた来るため大きく作り、学校のような場所もついでに作っておく。
子供は勉強してなんぼだろう。
必要な物とかはうちのメイド達に任せよう。
ぼちぼち完成したところであたりを見渡すとドラちゃんがこっちを見ていた。
「なんか気になることあるの?」
「ヨルの家ある?」
「ないかも…」
「そう…」
しょんぼりするドラちゃん…。
これ見よがしにしょんぼりするのやめてくれないかな…。
私が悪いみたいじゃん…。
「じゃあ、作ってあげるよ…。どんなのがいいの?」
「え?ほんと!?大きいやつがいい!それと人がいっぱい!」
両手を広げて騒ぐドラちゃん。この辺はとってもキュートである。
「人はなぁ…じゃあ、普通にうちに住んだらいいよ」
「え?ヨルはヨルのお家欲しい」
キョトンとした顔でこちらを見るヨル。
わがままだなこいつ。
「あっそう。街の外れに作ってやるよ。」
「え?ヨル一人ぼっち?…」
ガーンとした顔をするヨル。
「そうだよ」
「じゃあ、エルのうち住む」
「はい、決まりです」
ヨルの家が決まった。
そんなこんなで家へ帰ろうとするとマオがいないことに気づく。
いつもいるのにどこいったんだろう。そう思っていると正面から猫の軍団が現れた。
猫ちゃん!?ね…猫ちゃん…ねこ……マオやんけ…
猫ちゃんたちが神輿のようなものを担ぎその上の椅子で優雅にくつろいでいるマオを発見。
「なにやってんねん」
私はマオに声をかける。
「ふふ…ええじゃろう。ワシの軍じゃ」
自慢げなマオ。ほんま腹立つ顔をしている。
全然羨ましくないけどな。全然。
「お…お主…その顔はやめろと言ってるじゃろ…」
危ないまた欲望がでてしまった。
「ぜ…全然羨ましくないし…」
「ふっ…顔に羨ましいと書いておるがの。ククク…」
悪役顔で笑うマオ。
………
………………
………………………
………………………………
………………………………
許さん!猫ちゃん達を誑かしたマオが許せない!
「鬼畜なマオめ!猫ちゃん達を開放しろ!!!」
私は叫ぶ。
「ククク…小奴らはワシに奉仕できて喜んでいるがのう…」
猫ちゃんをナデナデしているマオ。
許せん。
「この悪役顔め!降りてこい!今すぐ叩ききってやる!!」
「ちょ…ちょっとそれは言い過ぎとらん?」
慌てるマオ。
ちょっと言い過ぎたかもしれない。
ごめんね。
口には出さないけどな。
「勝負だ!マオ!猫ちゃん達を返してもらう!」
ビシッとマオに指をさす。
「お主、指を人に刺すな。教育に悪いじゃろがい」
「すいません。気をつけます」
「うむ、もっかいじゃ」
「マオ!お前を倒して猫ちゃんを救う!」
握りこぶしを掲げた。
「ククク…やってみるがよい。オマエラ人間にワシが倒せるかなぁ…?」
余裕の笑みを浮かべるマオ。
私が猫ちゃんを助けるんだ!!
待っていてくれ!猫ちゃん達!
「にゃ…にゃんであいつに助けてもらうんだにゃ…?」
わけもわからない猫ちゃんたちは戸惑いを隠せなかった。
「ワシが連れて行くから平気じゃ」
マオは懐いている猫ちゃん達を撫でつつ答えた。
絶対にその居場所奪ってやる…フググゥ
「お主…その目をやめい…」
軽蔑の目をこちらに向けているマオを睨みつつカゴに乗って私達の街へと帰還した。
帰還した私はとりあえず孤児院の子達の家を作る。
身寄りの無い子どもたちまた来るため大きく作り、学校のような場所もついでに作っておく。
子供は勉強してなんぼだろう。
必要な物とかはうちのメイド達に任せよう。
ぼちぼち完成したところであたりを見渡すとドラちゃんがこっちを見ていた。
「なんか気になることあるの?」
「ヨルの家ある?」
「ないかも…」
「そう…」
しょんぼりするドラちゃん…。
これ見よがしにしょんぼりするのやめてくれないかな…。
私が悪いみたいじゃん…。
「じゃあ、作ってあげるよ…。どんなのがいいの?」
「え?ほんと!?大きいやつがいい!それと人がいっぱい!」
両手を広げて騒ぐドラちゃん。この辺はとってもキュートである。
「人はなぁ…じゃあ、普通にうちに住んだらいいよ」
「え?ヨルはヨルのお家欲しい」
キョトンとした顔でこちらを見るヨル。
わがままだなこいつ。
「あっそう。街の外れに作ってやるよ。」
「え?ヨル一人ぼっち?…」
ガーンとした顔をするヨル。
「そうだよ」
「じゃあ、エルのうち住む」
「はい、決まりです」
ヨルの家が決まった。
そんなこんなで家へ帰ろうとするとマオがいないことに気づく。
いつもいるのにどこいったんだろう。そう思っていると正面から猫の軍団が現れた。
猫ちゃん!?ね…猫ちゃん…ねこ……マオやんけ…
猫ちゃんたちが神輿のようなものを担ぎその上の椅子で優雅にくつろいでいるマオを発見。
「なにやってんねん」
私はマオに声をかける。
「ふふ…ええじゃろう。ワシの軍じゃ」
自慢げなマオ。ほんま腹立つ顔をしている。
全然羨ましくないけどな。全然。
「お…お主…その顔はやめろと言ってるじゃろ…」
危ないまた欲望がでてしまった。
「ぜ…全然羨ましくないし…」
「ふっ…顔に羨ましいと書いておるがの。ククク…」
悪役顔で笑うマオ。
………
………………
………………………
………………………………
………………………………
許さん!猫ちゃん達を誑かしたマオが許せない!
「鬼畜なマオめ!猫ちゃん達を開放しろ!!!」
私は叫ぶ。
「ククク…小奴らはワシに奉仕できて喜んでいるがのう…」
猫ちゃんをナデナデしているマオ。
許せん。
「この悪役顔め!降りてこい!今すぐ叩ききってやる!!」
「ちょ…ちょっとそれは言い過ぎとらん?」
慌てるマオ。
ちょっと言い過ぎたかもしれない。
ごめんね。
口には出さないけどな。
「勝負だ!マオ!猫ちゃん達を返してもらう!」
ビシッとマオに指をさす。
「お主、指を人に刺すな。教育に悪いじゃろがい」
「すいません。気をつけます」
「うむ、もっかいじゃ」
「マオ!お前を倒して猫ちゃんを救う!」
握りこぶしを掲げた。
「ククク…やってみるがよい。オマエラ人間にワシが倒せるかなぁ…?」
余裕の笑みを浮かべるマオ。
私が猫ちゃんを助けるんだ!!
待っていてくれ!猫ちゃん達!
「にゃ…にゃんであいつに助けてもらうんだにゃ…?」
わけもわからない猫ちゃんたちは戸惑いを隠せなかった。
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