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沈黙の聖女
オーバードライブ
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客間を出た僕は、これ以上マリアと過ごすのは危険だと直感した。
くそっ、挑発してるのか!?
屋敷のメイドを解雇したのは何の為だ。
女性に運命を振り回されたくないからだろ。
それなのに奴隷なんて買ってしまって――。
あまつさえ、もう少しだけ話をしていたいなんて思ってしまった。
猛毒――。
彼女の笑顔は僕の運命を狂わせる猛毒だって気が付いているはずなのに……。
すぐに書斎へと向かい、僕は扉にもたれかかりながらズルズルと床に腰を降ろした。
心臓がドクドクと早く脈打つのが分かる。
もう少しだけでもマリアと会話をしていたら、僕はオーバードライブを抑えられなかったかもしれない。
ああ、そうさ……。
マリアが悪いわけじゃない。
僕がこんなにも未熟だから猛毒になっているだけなんだ……。
暴走の危険を感じると、どうしても鍛練が止められない。
自分の不甲斐なさを実感し、もう少しだけでもと一日のノルマを超えて魔法を使ってしまう。
あの時の教師の言葉を思い出しながら――。
『魔力総量とは――ようするに個人が魔力を解放する限界値であり、解放できる量は鍛練を重ねることによって増えていきます。また逆に、鍛練を怠ると魔力総量は減ります。鍛練は肉体にも負荷をかけますから、必然的に年齢と共に体力も魔力も衰えていくわけですね』
魔法学校の教師が雄弁に語った内容を思い出し、当時の僕はそれに対して憤慨したのだと懐かしむ。
魔法使いとはそんなもんじゃないだろう、と。
『ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ』としわがれた声で不敵に笑い、震えた指先から、魔力は光線となって放たれる。
壁に阻まれた時には爆発が起きて。
追手から逃げる時には自身をネズミに変えて。
瀕死な旅人を助ける時には傷を癒して。
姫を慰める時には花が咲く。
そんな、童話『とんがり帽子のマーリン』の主人公マーリンこそが真の魔法使いだと信じてきたから、僕は納得がいかなかったのだ。
しかし、教師の講義を否定したくて始めた僕の研究は、皮肉にもマーリンの万能魔法を否定する材料となってしまう。
それは扉と鍵に置き換えると分かりやすいだろうか。
今までは、魔力は魔法という扉を開けるマスターキーだと信じられてきた。
魂や魔力は神から平等に与えられたと思っているからだろう。
そこに性質の違いはないのだと疑いもせず、扉が開かないのは、鍵穴や扉を上手く作れなかった未熟さ故であると決め付けていたのだ。
しかし、僕はその逆に考えた。
魔力とは個人ごとに形が違うのではないのか、と。
つまり、自身の鍵がその扉に合わないのが理由なのだ、と。
仮説を確かめる為に、僕は自身の鍵がどのような形をしているのか、どんな扉を開けることができるのか実験していった。
そして、その鍵は二度と形状変化をすることは決してないことが分かった。
僕が目指した万能魔法の存在説は、マスターキーを否定したことによって見事に消滅してしまったのである。
僕の鍵がマスターキーになれないのなら、僕は地道に魔力総量を上げていくしかないのだ。
暴走を抑えるなんて、都合の良い魔法は存在しないのだと諦めて――。
「やるしかないんだよな……」
平静を取り戻した僕は起き上がり、書斎の片隅に作った自分専用のオーブンに余り物の生地を乗せた。
オーブンと言っても机に置かれているのは、ファイアモスの絹糸で作られた耐熱シートだけである。
しかし――。
「焼けろ……」
シートの上の生地はあっという間に膨らみ、焼きたてのプレーンスコーンへと変貌を遂げる。
「『燃焼』させる法則……か。もっと早くマーリンに出会っていれば僕にも『万能』の法則が宿っていたのかな……」
マーリンの本よりも、きっと僕に芽生えた魔法のイメージは父の火の魔法によって作られてしまったのだろう。
しかし、これは火の魔法ではない。
魔法学校には地水火風の四学科があるが、火属性科で劣等生だった僕は、魔力の鍵と形容した存在が一定の法則を持っていることを研究で知った。
僕の鍵は『対象を燃焼させる』という法則を持っている。
だから、『燃焼できる物』に対して扉が開くと、『対象の場所に火をおこす』という他の生徒たちが持っている法則と誤解されやすい。
空気中の酸素は燃焼を助けるとしても、空気自体が燃えるわけではないからだ。
そして、何もない手先から火を起こす魔法で、僕が二点と評価された理由である。
しかし、0点ではなかった。
手の周囲の温度が二度上昇していたので、確かに魔法は発動していると確認されたからだ。
だが、これは火が極端に弱かったわけではない。
僕の魔法が空気を『燃焼』――つまり、温めていたわけだ。
僕の魔力が多ければ、気体が急激に膨張して爆発を引き起こしていた。
そうすれば先生の評価も変わっていたかもしれないが、今となっては秘密にできて良かったと思っている。
ちなみに今回使用した魔法は――。
魔力の効果を0にしたまま解放。(爆発防止)
対象のスコーンに当たったところで効果を調整する。
こちらは可燃物なので、焼ければ形状変化が起きるわけだが、『燃焼の程度』をこちらが指定したので、加熱時間を無視してふっくらと焼けたスコーンが出来上がる。
これが調理時間を短縮できる答えだ。
そして、僕の『燃焼』は抽象的な概念とされる不確かな存在さえ効果が適応されてしまう。
心だって燃えるし、魔力だって燃えるのだ。
心が燃えたらどうなる?
僕は感情を抑えられない情熱的な性格に変貌してしまう。
魔力が燃えたらどうなる?
普段の魔力よりも圧倒的なエネルギーを生み出してしまう。
その二つが組合わさった現象。
それこそが、僕の恐れているオーバードライブと名付けた暴走なのだ。
体の内側に秘めた心というものは、簡単に魔力と結び付いてしまうらしい。
僕の感情の変化に敏感で、特に爆発と比喩されるような『怒り』と『興奮』は魔力に燃え移ってしまうようだ。
そして、僕の魔力が尽きて気絶するまで暴走し続ける。
その間の魔力は使い放題だけど、一分ほどで空になってしまうだから不便極まりない。
だから、女性に興奮して気絶しないように僕は鍛練を続けるのだ。
それでも一ヶ月で一秒くらいしか伸びていないのだが――。
「せいぜい女性から逃げる時間を稼ぐくらいだよなぁ。どうせ体が衰えたら性欲もなくなるんだし、このまま僕は独身貴族を貫く運命ってね……」
魔力消費による疲労を感じながら、僕は出来上がったスコーンにかぶり付く。
そして、もう一つのテーブルに置かれた椅子に座り、山のように積み上がった手紙を僕は辟易しながら見上げた。
逃げる言い訳に利用した予定だが、手紙の確認を済ませなければ、書斎が手紙に埋もれてしまうという冗談が現実味を帯びてしまう。
それもこれも、マリアを買った時にオーバードライブを見せてしまったのが原因だ。
興味を持った貴族や中流階級の皆々様から『お近づきになりたい』という見え透いた手紙が大量に届けられるようになってしまったのである。
マリアにも、周囲にいた客にも気絶を見せないように立ち回ったせいで、相当な実力者と勘違いされることは予想していた。
しかし、無視を決め込んでいても近場からは同じ差出人の手紙が毎日のように届けられるので、果たして僕は日陰者として生きていけるのか不安になってしまう。
こんな手紙だけならまだ無視すればいいが、国と奴隷監査委員会の手紙は無視するわけにはいかない。
国はともかくとして、屋敷を訪ねてくる奴隷監査委員会の方は厄介だ。
屈服の魔法なんて初めて使ったから、暴走が解けた場合に奴隷の魂に侵入した魔力がどれだけ残っているのかなんて確かめたこともない。
基本的に八日間以上は残留するらしいのだが、僕のケースがそうであると保証もない。
だからといって毎日オーバードライブするわけにもいかず、マリアの屈服が解かれていたらごまかす他ないのだ。
「明後日には屋敷へ伺います……か」
奴隷監査委員会の手紙を見つけ、マリアを買ってからもうすぐ一週間なのだなと思い出す。
ボロが出ないようにマリアには秘密の一部を打ち明けなければいけないだろう。
それから、中流階級、貴族からのくだらない手紙にすら一読して、女性の差出人であれば顔をしかめつつ、僕はいらない手紙をもう一枚用意した耐熱シートの上で焼いていく。
当然、魔力切れはしたくないので、今回は灯りに使っていた火を使って。
しかし、その中に一枚。
無視できない貴族の名前に僕は作業を止めた。
オルソン=インディゴ侯爵。
僕を奴隷市場に連れていった張本人であり、魔法学校からの親友だ。
「手紙なんて送る前に、僕の予定など無視して尋ねてくる奴が?」
疑問を浮かべながら手紙を読めば、なるほどそうきたかとため息が漏れる。
横のつながりほど面倒なものはない。
あの奴隷売買の一件を、魔法学校の同期生に見られてしまったらしい。
その貴族――ローリエ=ヴィリジアン女侯爵を連れて訪問したいそうだ。
「彼女から直接手紙が来てれば燃やしているところだけど……」
親友の顔は潰せない。
しかも明日だそうだ。
無視するわかにもいかず、マリアに秘密を語る時期も早まってしまった。
明日から悩もうと思っていたんだけどな。
どこまで秘密を打ち明けるか。
僕は落としどころを探して、しばらく書斎で悩み続けるのだった。
くそっ、挑発してるのか!?
屋敷のメイドを解雇したのは何の為だ。
女性に運命を振り回されたくないからだろ。
それなのに奴隷なんて買ってしまって――。
あまつさえ、もう少しだけ話をしていたいなんて思ってしまった。
猛毒――。
彼女の笑顔は僕の運命を狂わせる猛毒だって気が付いているはずなのに……。
すぐに書斎へと向かい、僕は扉にもたれかかりながらズルズルと床に腰を降ろした。
心臓がドクドクと早く脈打つのが分かる。
もう少しだけでもマリアと会話をしていたら、僕はオーバードライブを抑えられなかったかもしれない。
ああ、そうさ……。
マリアが悪いわけじゃない。
僕がこんなにも未熟だから猛毒になっているだけなんだ……。
暴走の危険を感じると、どうしても鍛練が止められない。
自分の不甲斐なさを実感し、もう少しだけでもと一日のノルマを超えて魔法を使ってしまう。
あの時の教師の言葉を思い出しながら――。
『魔力総量とは――ようするに個人が魔力を解放する限界値であり、解放できる量は鍛練を重ねることによって増えていきます。また逆に、鍛練を怠ると魔力総量は減ります。鍛練は肉体にも負荷をかけますから、必然的に年齢と共に体力も魔力も衰えていくわけですね』
魔法学校の教師が雄弁に語った内容を思い出し、当時の僕はそれに対して憤慨したのだと懐かしむ。
魔法使いとはそんなもんじゃないだろう、と。
『ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ』としわがれた声で不敵に笑い、震えた指先から、魔力は光線となって放たれる。
壁に阻まれた時には爆発が起きて。
追手から逃げる時には自身をネズミに変えて。
瀕死な旅人を助ける時には傷を癒して。
姫を慰める時には花が咲く。
そんな、童話『とんがり帽子のマーリン』の主人公マーリンこそが真の魔法使いだと信じてきたから、僕は納得がいかなかったのだ。
しかし、教師の講義を否定したくて始めた僕の研究は、皮肉にもマーリンの万能魔法を否定する材料となってしまう。
それは扉と鍵に置き換えると分かりやすいだろうか。
今までは、魔力は魔法という扉を開けるマスターキーだと信じられてきた。
魂や魔力は神から平等に与えられたと思っているからだろう。
そこに性質の違いはないのだと疑いもせず、扉が開かないのは、鍵穴や扉を上手く作れなかった未熟さ故であると決め付けていたのだ。
しかし、僕はその逆に考えた。
魔力とは個人ごとに形が違うのではないのか、と。
つまり、自身の鍵がその扉に合わないのが理由なのだ、と。
仮説を確かめる為に、僕は自身の鍵がどのような形をしているのか、どんな扉を開けることができるのか実験していった。
そして、その鍵は二度と形状変化をすることは決してないことが分かった。
僕が目指した万能魔法の存在説は、マスターキーを否定したことによって見事に消滅してしまったのである。
僕の鍵がマスターキーになれないのなら、僕は地道に魔力総量を上げていくしかないのだ。
暴走を抑えるなんて、都合の良い魔法は存在しないのだと諦めて――。
「やるしかないんだよな……」
平静を取り戻した僕は起き上がり、書斎の片隅に作った自分専用のオーブンに余り物の生地を乗せた。
オーブンと言っても机に置かれているのは、ファイアモスの絹糸で作られた耐熱シートだけである。
しかし――。
「焼けろ……」
シートの上の生地はあっという間に膨らみ、焼きたてのプレーンスコーンへと変貌を遂げる。
「『燃焼』させる法則……か。もっと早くマーリンに出会っていれば僕にも『万能』の法則が宿っていたのかな……」
マーリンの本よりも、きっと僕に芽生えた魔法のイメージは父の火の魔法によって作られてしまったのだろう。
しかし、これは火の魔法ではない。
魔法学校には地水火風の四学科があるが、火属性科で劣等生だった僕は、魔力の鍵と形容した存在が一定の法則を持っていることを研究で知った。
僕の鍵は『対象を燃焼させる』という法則を持っている。
だから、『燃焼できる物』に対して扉が開くと、『対象の場所に火をおこす』という他の生徒たちが持っている法則と誤解されやすい。
空気中の酸素は燃焼を助けるとしても、空気自体が燃えるわけではないからだ。
そして、何もない手先から火を起こす魔法で、僕が二点と評価された理由である。
しかし、0点ではなかった。
手の周囲の温度が二度上昇していたので、確かに魔法は発動していると確認されたからだ。
だが、これは火が極端に弱かったわけではない。
僕の魔法が空気を『燃焼』――つまり、温めていたわけだ。
僕の魔力が多ければ、気体が急激に膨張して爆発を引き起こしていた。
そうすれば先生の評価も変わっていたかもしれないが、今となっては秘密にできて良かったと思っている。
ちなみに今回使用した魔法は――。
魔力の効果を0にしたまま解放。(爆発防止)
対象のスコーンに当たったところで効果を調整する。
こちらは可燃物なので、焼ければ形状変化が起きるわけだが、『燃焼の程度』をこちらが指定したので、加熱時間を無視してふっくらと焼けたスコーンが出来上がる。
これが調理時間を短縮できる答えだ。
そして、僕の『燃焼』は抽象的な概念とされる不確かな存在さえ効果が適応されてしまう。
心だって燃えるし、魔力だって燃えるのだ。
心が燃えたらどうなる?
僕は感情を抑えられない情熱的な性格に変貌してしまう。
魔力が燃えたらどうなる?
普段の魔力よりも圧倒的なエネルギーを生み出してしまう。
その二つが組合わさった現象。
それこそが、僕の恐れているオーバードライブと名付けた暴走なのだ。
体の内側に秘めた心というものは、簡単に魔力と結び付いてしまうらしい。
僕の感情の変化に敏感で、特に爆発と比喩されるような『怒り』と『興奮』は魔力に燃え移ってしまうようだ。
そして、僕の魔力が尽きて気絶するまで暴走し続ける。
その間の魔力は使い放題だけど、一分ほどで空になってしまうだから不便極まりない。
だから、女性に興奮して気絶しないように僕は鍛練を続けるのだ。
それでも一ヶ月で一秒くらいしか伸びていないのだが――。
「せいぜい女性から逃げる時間を稼ぐくらいだよなぁ。どうせ体が衰えたら性欲もなくなるんだし、このまま僕は独身貴族を貫く運命ってね……」
魔力消費による疲労を感じながら、僕は出来上がったスコーンにかぶり付く。
そして、もう一つのテーブルに置かれた椅子に座り、山のように積み上がった手紙を僕は辟易しながら見上げた。
逃げる言い訳に利用した予定だが、手紙の確認を済ませなければ、書斎が手紙に埋もれてしまうという冗談が現実味を帯びてしまう。
それもこれも、マリアを買った時にオーバードライブを見せてしまったのが原因だ。
興味を持った貴族や中流階級の皆々様から『お近づきになりたい』という見え透いた手紙が大量に届けられるようになってしまったのである。
マリアにも、周囲にいた客にも気絶を見せないように立ち回ったせいで、相当な実力者と勘違いされることは予想していた。
しかし、無視を決め込んでいても近場からは同じ差出人の手紙が毎日のように届けられるので、果たして僕は日陰者として生きていけるのか不安になってしまう。
こんな手紙だけならまだ無視すればいいが、国と奴隷監査委員会の手紙は無視するわけにはいかない。
国はともかくとして、屋敷を訪ねてくる奴隷監査委員会の方は厄介だ。
屈服の魔法なんて初めて使ったから、暴走が解けた場合に奴隷の魂に侵入した魔力がどれだけ残っているのかなんて確かめたこともない。
基本的に八日間以上は残留するらしいのだが、僕のケースがそうであると保証もない。
だからといって毎日オーバードライブするわけにもいかず、マリアの屈服が解かれていたらごまかす他ないのだ。
「明後日には屋敷へ伺います……か」
奴隷監査委員会の手紙を見つけ、マリアを買ってからもうすぐ一週間なのだなと思い出す。
ボロが出ないようにマリアには秘密の一部を打ち明けなければいけないだろう。
それから、中流階級、貴族からのくだらない手紙にすら一読して、女性の差出人であれば顔をしかめつつ、僕はいらない手紙をもう一枚用意した耐熱シートの上で焼いていく。
当然、魔力切れはしたくないので、今回は灯りに使っていた火を使って。
しかし、その中に一枚。
無視できない貴族の名前に僕は作業を止めた。
オルソン=インディゴ侯爵。
僕を奴隷市場に連れていった張本人であり、魔法学校からの親友だ。
「手紙なんて送る前に、僕の予定など無視して尋ねてくる奴が?」
疑問を浮かべながら手紙を読めば、なるほどそうきたかとため息が漏れる。
横のつながりほど面倒なものはない。
あの奴隷売買の一件を、魔法学校の同期生に見られてしまったらしい。
その貴族――ローリエ=ヴィリジアン女侯爵を連れて訪問したいそうだ。
「彼女から直接手紙が来てれば燃やしているところだけど……」
親友の顔は潰せない。
しかも明日だそうだ。
無視するわかにもいかず、マリアに秘密を語る時期も早まってしまった。
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