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1章
ヤツとの戦争の思い出
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そして次の日の朝、午前6:30
空では朝日が登り始め、涼しい風が吹くとても爽やかな日のこと、一人の少年がほんの少し怒りを帯びた表情で西京学園へと走って向かっていた。そう、月皇 昊だ。
午前7:00学校に到着し、上履きに履き替えてある教室の前までたどり着いた。教室の看板には生徒会室と書かれた看板が飾られている。
「入るぞ……」
ここには午前7:30になるまである一人の人物以外は居ないので特に敬語を使うこともなく、ゆっくりと教室のドアを開け中にはいる。
「やぁ、よく来たね。待ってたよ」
「待ってたよじゃねーよ」
「相変わらず冷たいなー」
「これが普通だよ、俺のな」
こいつは愛想を良くすると絶対調子に乗るので塩対応が一番なのだ。
今話しているのはこの学園の序列1位で生徒会長の北条 総司だ。そして、俺がこの学園ではじめて負けた相手でもある。
「そういえばこうやって話すのは久しぶりだな」
「1年ぶりくらいかな……」
二人がであったのは一年前の新入生顔合わせの日こと、この日は新入生180名が、学園の生徒会と顔合わせをする日だ。
昊はゲーム科の一組、つまり学年トップクラスの一人なのである。
「では、次の人入ってきて」
部屋の前で待機していると中から女の人の声が聞こえてきた。扉を開け中に入ると得体の知れない圧力が正面から押し寄せてきた。
「(これがこの学園最強の……おもしれーな)」
「君は……月呈 昊くんでいいか……」
「あのさー、堅苦しいことなしにしてさ、俺と序列掛けて勝負してくれない?」
生徒会の人の話を無視して昊はとてもぶっ飛んだことを口にした。
「それは…私達生徒会への挑戦という事でいいのかしら?」
昊の挑戦に返答を返したのは、一番左の席の少女、
「私は平泉 陽菜この学園で会長をしているものです」
この学園で会長と言うことはつまり、校内序列1位ということだ。
「さっきも言った通り、俺の願いはただ一つ、誰か俺と勝負してくれよ」
「あ、あの~」
誰かはわからないがどこからかか細い声で手をあげた。
「俺でよかったら、相手になるよ?」
今、手を上げた男こそ現生徒会書記にして、2年生最強の北条 総司なのだ。そして次世代の生徒会長でもある。
「ちょっと、北条くん何言ってるの!」
「まぁ、いいじゃないですか、陽菜さんだってたまにやるじゃない」
「うっ……そうですが、彼はまだ新入生です。どのような問題になるか……」
正論をつかれ少し動揺した様子だったが、陽菜の言っていることは消して間違いではない。
生徒会の一員、しかも2年生最強の人が新入生相手に勝負なんてしたら、教育委員会とGO管理委員会が黙ってはいない。
……しかし、
「俺は月呈の挑戦受けるよ、これで文句ないな?月呈?」
「あぁ、早速今日、今からやろうよ」
「へぇいいよ、じゃあ早速会場に行こうか」
「ち、ちょっと、北条くん!」
陽菜の説得を完全無視し、総司は早々と部屋を出ていってしまった。
「はぁ、どうなっても知らないからね」
昊も総司と同時に部屋を出て一緒に会場へと向かっていった。
空では朝日が登り始め、涼しい風が吹くとても爽やかな日のこと、一人の少年がほんの少し怒りを帯びた表情で西京学園へと走って向かっていた。そう、月皇 昊だ。
午前7:00学校に到着し、上履きに履き替えてある教室の前までたどり着いた。教室の看板には生徒会室と書かれた看板が飾られている。
「入るぞ……」
ここには午前7:30になるまである一人の人物以外は居ないので特に敬語を使うこともなく、ゆっくりと教室のドアを開け中にはいる。
「やぁ、よく来たね。待ってたよ」
「待ってたよじゃねーよ」
「相変わらず冷たいなー」
「これが普通だよ、俺のな」
こいつは愛想を良くすると絶対調子に乗るので塩対応が一番なのだ。
今話しているのはこの学園の序列1位で生徒会長の北条 総司だ。そして、俺がこの学園ではじめて負けた相手でもある。
「そういえばこうやって話すのは久しぶりだな」
「1年ぶりくらいかな……」
二人がであったのは一年前の新入生顔合わせの日こと、この日は新入生180名が、学園の生徒会と顔合わせをする日だ。
昊はゲーム科の一組、つまり学年トップクラスの一人なのである。
「では、次の人入ってきて」
部屋の前で待機していると中から女の人の声が聞こえてきた。扉を開け中に入ると得体の知れない圧力が正面から押し寄せてきた。
「(これがこの学園最強の……おもしれーな)」
「君は……月呈 昊くんでいいか……」
「あのさー、堅苦しいことなしにしてさ、俺と序列掛けて勝負してくれない?」
生徒会の人の話を無視して昊はとてもぶっ飛んだことを口にした。
「それは…私達生徒会への挑戦という事でいいのかしら?」
昊の挑戦に返答を返したのは、一番左の席の少女、
「私は平泉 陽菜この学園で会長をしているものです」
この学園で会長と言うことはつまり、校内序列1位ということだ。
「さっきも言った通り、俺の願いはただ一つ、誰か俺と勝負してくれよ」
「あ、あの~」
誰かはわからないがどこからかか細い声で手をあげた。
「俺でよかったら、相手になるよ?」
今、手を上げた男こそ現生徒会書記にして、2年生最強の北条 総司なのだ。そして次世代の生徒会長でもある。
「ちょっと、北条くん何言ってるの!」
「まぁ、いいじゃないですか、陽菜さんだってたまにやるじゃない」
「うっ……そうですが、彼はまだ新入生です。どのような問題になるか……」
正論をつかれ少し動揺した様子だったが、陽菜の言っていることは消して間違いではない。
生徒会の一員、しかも2年生最強の人が新入生相手に勝負なんてしたら、教育委員会とGO管理委員会が黙ってはいない。
……しかし、
「俺は月呈の挑戦受けるよ、これで文句ないな?月呈?」
「あぁ、早速今日、今からやろうよ」
「へぇいいよ、じゃあ早速会場に行こうか」
「ち、ちょっと、北条くん!」
陽菜の説得を完全無視し、総司は早々と部屋を出ていってしまった。
「はぁ、どうなっても知らないからね」
昊も総司と同時に部屋を出て一緒に会場へと向かっていった。
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