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1章
敗北と次の朝
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対決が行われるのは学園の『地下模擬戦場室』が使用されることになった。普段ここは一般生徒が技を極めるための教室である。しかし、今は授業中とのことあって使用している生徒はいないとのことからこの教室が使われることとなった。
「そういえばさ、対決テーマって何にするか決めてる?」
会場に向かう途中、昊の前を歩いていた総司が突然話しかけてきた。
「んー……そうだな、こういうのって可能かな?」
「内容次第だけど、とりあえず言ってみ」
「1on1サバイバルってのはどーかな?」
「1on1サバイバル?どんなゲームだよそれ?」
「えっとな……」
昊の考えた対決のないようというのはこうだ。縦横500m高さ100mで仕切られた立方体の中に、サバイバル戦で使用する戦場を移植して、そのなかで戦うというものだった。
本来10人単位で行うはずのサバイバルステージを使うこともあって、木に隠れたり、広場を走ったりと自由性の高い場所となっている。
そんなこんな、対決テーマについて総司と話しているうちに対決が行われる『地下模擬戦場室』についた。
「ここが地下模擬戦場室か、結構広いんだな」
「まぁ結構大人数で来るやつもいるし、それなりには広くないとな」
「で、俺はどこに座ればいいんだ?」
「あそこだよ」
総司が指さした方には、周りのものより一回りほど大きい機械が設置されていた。
「不可能ではなかったらしいんだが、外観が大きくなってしまったらしい」
「まぁ、その辺は気にしないけどさ」
昊の頭の中にはこれから始まる総司のとの対決のことしか頭になかった。
「では、ここでお互い掛けるものの再確認を行います」
今回の対決を取り仕切る審判の人が話始めた。
ではここでお互いに掛けるものを発表しよう。
昊
・総司の所有している序列の受け渡し
・ゲーム機材の提供
・教育費の無償
総司
・昊の学年序列最下位までの降格
・半年限定で総司の下に付き生徒会として活動
「両者ともこの内容で間違いはないかな?」
『ありません!』
二人同時に部屋に響くほどの声で返事をした。
「わかりました、では二人ともあちらの椅子に座り上から降りてきているヘルメットの様なものを被ってください」
昊と総司は言われた通り椅子に座りヘルメットの様なものを被った、するとヘルメットの中で煙が噴射され、そこからは記憶がない。
目を開けると昊は一人真っ暗な何もない空間に放り出されていた、あるのは目の前にモニターだけだ。
おそらく先ほどの煙は催眠ガスで、今回のゲームは機械で二人の夢を操作して行うのだろう。ふとそんな事を考えていると目の前のモニターがつき先ほどの審判の顔が写し出された。
「これから1分したら、戦争の場所までワープするそれまでに必要だと思うものを選んでおいてくれ」
モニターが切れた後、回りが一瞬にして明るくなり回りには対人用のいろいろな武器が用意されていた。
昊
・スナイパー銃
・アサルトライフル
・ハンドガン
・望遠鏡
総司が何を選んでくるかは不明だが、これだけの物があれば普通にやれば対人戦闘において負けるはずはない。
「準備は整ったかな?」
「あぁ、いつでもいいよ」
「わかりました、では、戦闘開始」
審判の掛け声と共に回りの背景も一変した、今回の戦場は四方を木で囲まれ真ん中に200mほどの開けた荒野地帯が広がっている。
「そういえばさ、対決テーマって何にするか決めてる?」
会場に向かう途中、昊の前を歩いていた総司が突然話しかけてきた。
「んー……そうだな、こういうのって可能かな?」
「内容次第だけど、とりあえず言ってみ」
「1on1サバイバルってのはどーかな?」
「1on1サバイバル?どんなゲームだよそれ?」
「えっとな……」
昊の考えた対決のないようというのはこうだ。縦横500m高さ100mで仕切られた立方体の中に、サバイバル戦で使用する戦場を移植して、そのなかで戦うというものだった。
本来10人単位で行うはずのサバイバルステージを使うこともあって、木に隠れたり、広場を走ったりと自由性の高い場所となっている。
そんなこんな、対決テーマについて総司と話しているうちに対決が行われる『地下模擬戦場室』についた。
「ここが地下模擬戦場室か、結構広いんだな」
「まぁ結構大人数で来るやつもいるし、それなりには広くないとな」
「で、俺はどこに座ればいいんだ?」
「あそこだよ」
総司が指さした方には、周りのものより一回りほど大きい機械が設置されていた。
「不可能ではなかったらしいんだが、外観が大きくなってしまったらしい」
「まぁ、その辺は気にしないけどさ」
昊の頭の中にはこれから始まる総司のとの対決のことしか頭になかった。
「では、ここでお互い掛けるものの再確認を行います」
今回の対決を取り仕切る審判の人が話始めた。
ではここでお互いに掛けるものを発表しよう。
昊
・総司の所有している序列の受け渡し
・ゲーム機材の提供
・教育費の無償
総司
・昊の学年序列最下位までの降格
・半年限定で総司の下に付き生徒会として活動
「両者ともこの内容で間違いはないかな?」
『ありません!』
二人同時に部屋に響くほどの声で返事をした。
「わかりました、では二人ともあちらの椅子に座り上から降りてきているヘルメットの様なものを被ってください」
昊と総司は言われた通り椅子に座りヘルメットの様なものを被った、するとヘルメットの中で煙が噴射され、そこからは記憶がない。
目を開けると昊は一人真っ暗な何もない空間に放り出されていた、あるのは目の前にモニターだけだ。
おそらく先ほどの煙は催眠ガスで、今回のゲームは機械で二人の夢を操作して行うのだろう。ふとそんな事を考えていると目の前のモニターがつき先ほどの審判の顔が写し出された。
「これから1分したら、戦争の場所までワープするそれまでに必要だと思うものを選んでおいてくれ」
モニターが切れた後、回りが一瞬にして明るくなり回りには対人用のいろいろな武器が用意されていた。
昊
・スナイパー銃
・アサルトライフル
・ハンドガン
・望遠鏡
総司が何を選んでくるかは不明だが、これだけの物があれば普通にやれば対人戦闘において負けるはずはない。
「準備は整ったかな?」
「あぁ、いつでもいいよ」
「わかりました、では、戦闘開始」
審判の掛け声と共に回りの背景も一変した、今回の戦場は四方を木で囲まれ真ん中に200mほどの開けた荒野地帯が広がっている。
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