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病院電気設備の安全基準
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【保護接地】
概要
⚫ME 機器を使うすべての医用室には、クラスⅠ機器が使用できるよう
3P 医用コンセント(接地極付コンセント)を設備しなければならない。
⚫保護接地は、3P プラグを挿すだけで自動的に漏れ電流を逃すアースがとることができる。
医用接地方式の構成
①医用コンセント(3P コンセント)・医用接地端子(JIS T 1021:医用差込接続器)
⚫医用コンセントは H マークが記載されている。
⚫病室の金属部やクラスⅡ機器の接地に使用する医用接地端子も備えている。
②医用接地センタ(JIS C 2808:医用接地センタ及び医用接地端子)
⚫隣接する医用室の合計面積が 50[m²]以下
⚫接地分岐線の抵抗値は 0.1[Ω]以下
⚫測定は 6[V]以下の交流電源によって約 25[A]を流して電圧降下法で行う。
⚫据置型の ME 機器の保護接地線は医用接地センタを介さず接地幹線へ接続する。
③接地幹線
⚫建物の鉄骨又は、鉄筋を利用する。
④接地極
⚫接地極の抵抗は 10[Ω]以下
⚫上記を達成できない場合は全医用室を等電位接地することで 100[Ω]まで許容される。
⚫病院の地下部分を利用することで実現できる。
【等電位接地(EPR システム)】
EPR の目的
⚫心臓直接適用機器をつけた患者のミクロショックの防止
方法
⚫患者が触れる全ての機器、露出金属を導線で 1 点に集中接地し、
金属表面の電位差をなくす(電位差 0V)。
対象
⚫患者の周囲 2.5m 以内、床上高さ 2.3m 以内の「患者環境」にある機器および
金属性器具・設備
⚫ただし、0.02[m²]以下の部屋は除外可能
接地抵抗
⚫0.1Ω 以下の導線で、EPR ポイント(通常は医用接地センタ)に一点集中接地する。
電位差
⚫すべての金属表面化の電位差を 10mV 以下にする。
点検
⚫機器の金属露出部と EPR ポイントの電位差を測定
【非接地配線方式】
目的
⚫主目的は、一線の対地絶縁破壊(地絡)時にも電源の供給を確保すること。
⚫機器の絶縁不良事故(故障)によってヒューズが飛び、設備全体が停電し、
全ての機械が停止すること防ぐ。
方法
⚫設備側に絶縁変圧器(絶縁トランス)を設け、その二次側電路をどれも接地しない。
構成要素
①絶縁変圧器(トランス)
⚫容量は 7.5[kV・A]
⚫二次側から一次側への漏れ電流は 0.1[mA]→マクロショック対策(主目的でない)
②絶縁監視装置(アイソレーションモニタ)
⚫電路の対地インピーダンスが 50[kΩ]以下(2[mA]以上)になったら警報を出す
⚫過電流(多数の ME 機器またはそれ以外の機器の使用)により警報が出る場合もある。
③電流監視装置(プレアラーム)
⚫給電容量を超えないようにするために使用する。
⚫過電流による停電を防ぐ為であり電源が遮断される恐れがある場合には警報を発する。
⚫定格の 80%で警告、100%直前で警報を発する。→医療従事者は速やかな対応を要する。
【非常電源(JIS T 1022:2018)】
一般非常電源
⚫停電発生時には 40[s]以内に電圧が確立され、自動的に非常電源に切り替わる。
⚫商用交流電源が復旧した場合は、自動で商用交流電源に復帰することが求められる。
⚫生命維持装置から病院機能を最低限維持するための設備まで広くカバーできる。
特別非常電源
⚫停電発生時には 10[s]以内に電圧が確立され、自動的に非常電源に切り替わる。
⚫それ以外は、一般非常電源と求めるものは同じである。
無停電電源
⚫医用電気機器のうち無停電で電力供給が必要なものが対象である。
⚫手術灯(無影灯)があるカテゴリ A の医用室に適応される。
【無停電電源の条件】
①容量 10[min]以上の無停電電源(UPS)と自家発電を備える。
②電圧が途切れることなく自動で UPS に切り替わり、
さらに 10[min]以内に自家発電に切り替わること。
③災害に強いこと。
④自家発電は一般非常電源か特別非常電源の条件を満たすこと。
⑤コンセントは緑でなければならない。
非常電源の構成
①自家発電設備
⚫連続運転時間は 10[h]以上であるが、
災害拠点病院では 72[h]以上の連続運転が求められる。
②蓄電池
⚫鉛蓄電池またはニッケルカドミウム電池が用いられる。
③交流無停電電源装置(UPS)
⚫整流器・インバータ・蓄電池から構成される。
⚫停電発生時は蓄電池の電力をインバータを通して連続的に出力される。
【医用室に使用される電源回路】
漏電遮断器(BE)
⚫単相 2 線式(1φ2W)の場合、BE は基本的には 2 本の電源導線の電流の絶対値の差を
監視し、その電流が一定の値を超えた場合回路を遮断する。
⚫医用室の電源回路には通常、高速感度型漏電遮断器が設けられている。
電流監視装置(プレアラーム)
⚫非接地配線の分電盤には全体の電力量を監視するために、
メインブレーカの定格電流値に合わせた電流監視装置を設けている。
⚫給電容量を超えないようにするために使用する。
⚫過電流による停電を防ぐ為であり電源が遮断される恐れがある場合には警報を発する。
⚫定格の 80%で警告、100%直前で警報を発する。→医療従事者は速やかな対応を要する。
コンセント
⚫医用室のコンセントはそこで使用する ME 機器などの消費電力と数量を考慮して
必要な数量が設けられている。
概要
⚫ME 機器を使うすべての医用室には、クラスⅠ機器が使用できるよう
3P 医用コンセント(接地極付コンセント)を設備しなければならない。
⚫保護接地は、3P プラグを挿すだけで自動的に漏れ電流を逃すアースがとることができる。
医用接地方式の構成
①医用コンセント(3P コンセント)・医用接地端子(JIS T 1021:医用差込接続器)
⚫医用コンセントは H マークが記載されている。
⚫病室の金属部やクラスⅡ機器の接地に使用する医用接地端子も備えている。
②医用接地センタ(JIS C 2808:医用接地センタ及び医用接地端子)
⚫隣接する医用室の合計面積が 50[m²]以下
⚫接地分岐線の抵抗値は 0.1[Ω]以下
⚫測定は 6[V]以下の交流電源によって約 25[A]を流して電圧降下法で行う。
⚫据置型の ME 機器の保護接地線は医用接地センタを介さず接地幹線へ接続する。
③接地幹線
⚫建物の鉄骨又は、鉄筋を利用する。
④接地極
⚫接地極の抵抗は 10[Ω]以下
⚫上記を達成できない場合は全医用室を等電位接地することで 100[Ω]まで許容される。
⚫病院の地下部分を利用することで実現できる。
【等電位接地(EPR システム)】
EPR の目的
⚫心臓直接適用機器をつけた患者のミクロショックの防止
方法
⚫患者が触れる全ての機器、露出金属を導線で 1 点に集中接地し、
金属表面の電位差をなくす(電位差 0V)。
対象
⚫患者の周囲 2.5m 以内、床上高さ 2.3m 以内の「患者環境」にある機器および
金属性器具・設備
⚫ただし、0.02[m²]以下の部屋は除外可能
接地抵抗
⚫0.1Ω 以下の導線で、EPR ポイント(通常は医用接地センタ)に一点集中接地する。
電位差
⚫すべての金属表面化の電位差を 10mV 以下にする。
点検
⚫機器の金属露出部と EPR ポイントの電位差を測定
【非接地配線方式】
目的
⚫主目的は、一線の対地絶縁破壊(地絡)時にも電源の供給を確保すること。
⚫機器の絶縁不良事故(故障)によってヒューズが飛び、設備全体が停電し、
全ての機械が停止すること防ぐ。
方法
⚫設備側に絶縁変圧器(絶縁トランス)を設け、その二次側電路をどれも接地しない。
構成要素
①絶縁変圧器(トランス)
⚫容量は 7.5[kV・A]
⚫二次側から一次側への漏れ電流は 0.1[mA]→マクロショック対策(主目的でない)
②絶縁監視装置(アイソレーションモニタ)
⚫電路の対地インピーダンスが 50[kΩ]以下(2[mA]以上)になったら警報を出す
⚫過電流(多数の ME 機器またはそれ以外の機器の使用)により警報が出る場合もある。
③電流監視装置(プレアラーム)
⚫給電容量を超えないようにするために使用する。
⚫過電流による停電を防ぐ為であり電源が遮断される恐れがある場合には警報を発する。
⚫定格の 80%で警告、100%直前で警報を発する。→医療従事者は速やかな対応を要する。
【非常電源(JIS T 1022:2018)】
一般非常電源
⚫停電発生時には 40[s]以内に電圧が確立され、自動的に非常電源に切り替わる。
⚫商用交流電源が復旧した場合は、自動で商用交流電源に復帰することが求められる。
⚫生命維持装置から病院機能を最低限維持するための設備まで広くカバーできる。
特別非常電源
⚫停電発生時には 10[s]以内に電圧が確立され、自動的に非常電源に切り替わる。
⚫それ以外は、一般非常電源と求めるものは同じである。
無停電電源
⚫医用電気機器のうち無停電で電力供給が必要なものが対象である。
⚫手術灯(無影灯)があるカテゴリ A の医用室に適応される。
【無停電電源の条件】
①容量 10[min]以上の無停電電源(UPS)と自家発電を備える。
②電圧が途切れることなく自動で UPS に切り替わり、
さらに 10[min]以内に自家発電に切り替わること。
③災害に強いこと。
④自家発電は一般非常電源か特別非常電源の条件を満たすこと。
⑤コンセントは緑でなければならない。
非常電源の構成
①自家発電設備
⚫連続運転時間は 10[h]以上であるが、
災害拠点病院では 72[h]以上の連続運転が求められる。
②蓄電池
⚫鉛蓄電池またはニッケルカドミウム電池が用いられる。
③交流無停電電源装置(UPS)
⚫整流器・インバータ・蓄電池から構成される。
⚫停電発生時は蓄電池の電力をインバータを通して連続的に出力される。
【医用室に使用される電源回路】
漏電遮断器(BE)
⚫単相 2 線式(1φ2W)の場合、BE は基本的には 2 本の電源導線の電流の絶対値の差を
監視し、その電流が一定の値を超えた場合回路を遮断する。
⚫医用室の電源回路には通常、高速感度型漏電遮断器が設けられている。
電流監視装置(プレアラーム)
⚫非接地配線の分電盤には全体の電力量を監視するために、
メインブレーカの定格電流値に合わせた電流監視装置を設けている。
⚫給電容量を超えないようにするために使用する。
⚫過電流による停電を防ぐ為であり電源が遮断される恐れがある場合には警報を発する。
⚫定格の 80%で警告、100%直前で警報を発する。→医療従事者は速やかな対応を要する。
コンセント
⚫医用室のコンセントはそこで使用する ME 機器などの消費電力と数量を考慮して
必要な数量が設けられている。
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