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高等部
178、ミノくんとジェシー
ミノくんはあのピンク頭を見たとたん、「あ、敵だわ」と思ったんだそう。
とにかく「近寄るな、危険」だったんですって。
その後、「ラブ☆レボ」のことを想いだして、ボクがゆうの口癖「なんてこと!」って言ったのが決定打となり色々なことを想いだしたのだそう。
「なんか、外見が変わってもゆうはゆうだった」と笑われてしまいました。
どういう意味かって聞いたら「ジル様バカ」だって。
「いやあ、クリスの中身がゆうだって分かったら、一気にいろんなことに納得がいった。
なんか明らかに『ラブ☆レボ』と違ってんだもん。
ゆうが登場するまでは一応『ラブ☆レボ』通りの進行だったんだぜ?」
「そうだったんですか?危なかった!お兄様、こっちでも断罪されることろでした!良かったあ!」
「さすがにもうそれはないね。何しろ私にそのつもりが無いから。
言っただろう?私はクリスとジルの味方だ。だから心配しなくていい」
「み、み、ミノく~ん!」
「いや、そこは『アイクさま~』と言うところじゃないのか?」
「間違えました。アイク様~~っ!!
ボク、アイク様が王様になったら絶対に忠実な臣下になりますからねっ!
もしも謀反とかが起こっても、お兄様とボクは絶対にアイク様の味方になりますのでっ!!」
「む、謀反……。それは……起こらぬようにしたいものだがな」
ところで。
「ミノくんにはリョウのことを話したでしょ?
あの日、ボクとミノくんが一緒に事故に巻き込まれたのも、ミノくんがここに来てくれた理由も分かったんだけど。
ねえ、どうしてリョウはこの世界に居るんだと思う?
少なくとも、僕が知るリョウはこういうゲームはやらなかった。シューティングとかホラゲー専門だったんだけど……。
なんでラブ☆レボに居るの?しかも、主人公じゃないくせに、主人公に成り代わってるし!
いったい何がしたいんだと思う?」
僕の言葉にミノくんも首をひねった。
「うーん……。アイツさ、ルドの話によると髪をピンクに染めて、伯爵が主人公と出会う場所で張ってたんだろ?
しかも俺たちと最初に出会った時も、俺やジルを攻略しようとしてたし。
どう考えても、『ラブ☆レボ』をやってたとしか思えねえんだよなあ」
「だよねえ。僕もそう思う。
なんで『ラブ☆レボ』をやってたかとか、なんでここにいるのかは一旦置いておいおくとしてもね、主人公をやっていたにしても、途中から行動がおかしくない?」
「あいつ、クリスがゆうだってすぐに気づいたよな?……ヤバくねえか?
俺から見たアイツは、クリスに、いや、正確にはゆうに執着しているように見えるぞ」
「……僕?主人公に成り代わったのに?ボク、モブなんですけど?!」
思わず自分を指さして叫んでしまいました。
「多分だけど、アイツはゆうがここにいるって知らなかっただろ?
だからこの世界に来てここが『ラブ☆レボ』の世界だとなんらかのきっかけで気付いて、とりあえず主人公に成り代わろうとした。
まあ、ここまでは普通に理解できる。だろ?」
「うん。リョウは自分が世界の中心っていうタイプだったから、リョウならそう動いてもおかしくない」
「で、俺たちと出会うまでは主人公として動いていたんだろうよ。だが、ここにはゆうが居た。
そこでアイツの計画は変わったんだ。アイツが欲しいのは、ゆうだ。
だが主人公としての欲も捨てきれない。だから、俺たちも、ゆうも、両方手に入れようとしたんじゃないか?
で、途中からジルを貶めようとしたのは……ゆうを手に入れるためにジルが邪魔だと判断したんだろう」
「そっち?!アイク様を攻略するためじゃなく?!」
ああ、またしても叫んでしまいました。
「リョウってばこっちに来てまで僕に意地悪するつもりなの?ボクのことまで自分のものだって思ってるの?
どうかしてます!気持ち悪いっ!」
ブルリと身を震わせるボク。
ああ、鳥肌がたってしまいました。
気持ち悪すぎますっ!
アイク様が憐憫の眼差しをボクに向けます。
「やっかいなのに付き纏われたね。クリス。要するにリョウは世界を超えたストーカーなんだよ」
「無理ですっ!無理無理無理っ!!」
そこでだ、とアイク様がニヤリと笑いました。
ものすごく人の悪い笑みです。
「クリスには凄い魔除けが付いてるんだけど。気付いてる?」
「え?魔除け?」
思わずブリードさんの居る方を見れば、ブリードさんが小さな頭を出して横にぶんぶんと振っております。
「………魔除け?」
とにかく「近寄るな、危険」だったんですって。
その後、「ラブ☆レボ」のことを想いだして、ボクがゆうの口癖「なんてこと!」って言ったのが決定打となり色々なことを想いだしたのだそう。
「なんか、外見が変わってもゆうはゆうだった」と笑われてしまいました。
どういう意味かって聞いたら「ジル様バカ」だって。
「いやあ、クリスの中身がゆうだって分かったら、一気にいろんなことに納得がいった。
なんか明らかに『ラブ☆レボ』と違ってんだもん。
ゆうが登場するまでは一応『ラブ☆レボ』通りの進行だったんだぜ?」
「そうだったんですか?危なかった!お兄様、こっちでも断罪されることろでした!良かったあ!」
「さすがにもうそれはないね。何しろ私にそのつもりが無いから。
言っただろう?私はクリスとジルの味方だ。だから心配しなくていい」
「み、み、ミノく~ん!」
「いや、そこは『アイクさま~』と言うところじゃないのか?」
「間違えました。アイク様~~っ!!
ボク、アイク様が王様になったら絶対に忠実な臣下になりますからねっ!
もしも謀反とかが起こっても、お兄様とボクは絶対にアイク様の味方になりますのでっ!!」
「む、謀反……。それは……起こらぬようにしたいものだがな」
ところで。
「ミノくんにはリョウのことを話したでしょ?
あの日、ボクとミノくんが一緒に事故に巻き込まれたのも、ミノくんがここに来てくれた理由も分かったんだけど。
ねえ、どうしてリョウはこの世界に居るんだと思う?
少なくとも、僕が知るリョウはこういうゲームはやらなかった。シューティングとかホラゲー専門だったんだけど……。
なんでラブ☆レボに居るの?しかも、主人公じゃないくせに、主人公に成り代わってるし!
いったい何がしたいんだと思う?」
僕の言葉にミノくんも首をひねった。
「うーん……。アイツさ、ルドの話によると髪をピンクに染めて、伯爵が主人公と出会う場所で張ってたんだろ?
しかも俺たちと最初に出会った時も、俺やジルを攻略しようとしてたし。
どう考えても、『ラブ☆レボ』をやってたとしか思えねえんだよなあ」
「だよねえ。僕もそう思う。
なんで『ラブ☆レボ』をやってたかとか、なんでここにいるのかは一旦置いておいおくとしてもね、主人公をやっていたにしても、途中から行動がおかしくない?」
「あいつ、クリスがゆうだってすぐに気づいたよな?……ヤバくねえか?
俺から見たアイツは、クリスに、いや、正確にはゆうに執着しているように見えるぞ」
「……僕?主人公に成り代わったのに?ボク、モブなんですけど?!」
思わず自分を指さして叫んでしまいました。
「多分だけど、アイツはゆうがここにいるって知らなかっただろ?
だからこの世界に来てここが『ラブ☆レボ』の世界だとなんらかのきっかけで気付いて、とりあえず主人公に成り代わろうとした。
まあ、ここまでは普通に理解できる。だろ?」
「うん。リョウは自分が世界の中心っていうタイプだったから、リョウならそう動いてもおかしくない」
「で、俺たちと出会うまでは主人公として動いていたんだろうよ。だが、ここにはゆうが居た。
そこでアイツの計画は変わったんだ。アイツが欲しいのは、ゆうだ。
だが主人公としての欲も捨てきれない。だから、俺たちも、ゆうも、両方手に入れようとしたんじゃないか?
で、途中からジルを貶めようとしたのは……ゆうを手に入れるためにジルが邪魔だと判断したんだろう」
「そっち?!アイク様を攻略するためじゃなく?!」
ああ、またしても叫んでしまいました。
「リョウってばこっちに来てまで僕に意地悪するつもりなの?ボクのことまで自分のものだって思ってるの?
どうかしてます!気持ち悪いっ!」
ブルリと身を震わせるボク。
ああ、鳥肌がたってしまいました。
気持ち悪すぎますっ!
アイク様が憐憫の眼差しをボクに向けます。
「やっかいなのに付き纏われたね。クリス。要するにリョウは世界を超えたストーカーなんだよ」
「無理ですっ!無理無理無理っ!!」
そこでだ、とアイク様がニヤリと笑いました。
ものすごく人の悪い笑みです。
「クリスには凄い魔除けが付いてるんだけど。気付いてる?」
「え?魔除け?」
思わずブリードさんの居る方を見れば、ブリードさんが小さな頭を出して横にぶんぶんと振っております。
「………魔除け?」
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