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終章 三年後……
196、ダンスパーティー
卒業式を無事に終えた生徒たちは、夕刻から行われる卒業記念のダンスパーティーのための準備に入る。
このダンスパーティーには実は特別な意味があった。
学生生活を終え社会に出る生徒たちへのはなむけとして、王城で行われるからだ。
生徒だけでなくその両親、婚約者も参加を許されていて、いわばこれが「大人としての社交の始まり」になる。
貴族学校で学ぶことができた優秀な平民の生徒にとっては、本来ならば立ち入ることのできない王城へ入ることが許可される唯一の機会といっていい。
そういう生徒にとっては参加している貴族に自分を売り込むチャンスでもあるし、貴族の側からすると優秀な側近、使用人、取引先を見つける機会でもある。
それに、婚約者の居ない生徒はこのパーティーで相手を見つけようと必死になったりもする。
ただ「卒業を祝う」だけの場ではなくて、文字通りの「社交の場」、というわけ。
そのため、みんなその準備に余念がない。
王都にタウンハウスがある生徒は一度タウンハウスに戻って、着替えなどをして準備を整え、そこから直接王城に向かう。
領地が遠方で学園の寮に入っている生徒は、家族用に貸室を借りて家の使用人さんに着付けしてもらうこともできるし、着替えを家から寮に送って貰って、学校側が用意した着付け師さんや髪結いさんに身なりを整えてもらうこともできる。
そこからは迎えに来た家族と一緒に王城に向かうのもよし、学園から王城にピストン輸送している馬車に乗るもよし、という感じ。
ちなみに、平民だったり家庭の事情から礼装の用意が難しい生徒用にも、ちゃんと貸衣装が用意されているの。卒業生全員が参加できるよう配慮されているのが素晴らしいところ。
ボクとジルはタウンハウスから王都まで馬車で20分だから、直接王城組。
ということで、学園からクライス邸に戻ると、玄関でお父様とお母様が待ち構えていた。
ジェームズや使用人のみんなもズラリ。
え?えええ?
「驚いたか?サプライズというものをやってみたのだ。
おかえり、息子よ!卒業おめでとう!二人ともよくやったな!」
「「「クリス様、ジル様、ご卒業おめでとうございます!」」」
「わ、わわ!あ、ありがとうございます!」
「みな、ありがとう」
慌てて頭を下げる僕たちに、ニヤリと片唇を上げて「してやったり」なお父様。
もう!お父様ったら、おちゃめすぎるでしょう!
驚きましたよ!何事かとおもってしまったもの。
「おかえりなさい、二人とも!卒業おめでとう!」
お母様がボクをぎゅむっとハグ。
「まさかクリスとジルが一緒に卒業だなんて思っても見なかったわ。クリス……頑張ったわね」
涙ぐむお母様に、ボクまでついもらい泣き。
「が、が、がんばりましたあっ!だって、だって、ジルと一緒が良かったから……っ!
お母様、お父様、飛び級を許してくださって、ありがとうございますっ……っ」
健闘をたたえ合うボクとお母様の横で、お父様とジルも握手を交わしていた。
「ジルも入学以来主席を維持するなど、素晴らしい活躍だったな。誇りに思う。
だが……お前がどうあろうと、私はお前のことを大切に思っている。それを忘れぬようにな」
愛情をこめて優しくジルの手をポンポンと叩くお父様。
ジルもとても嬉しそうだ。
「はい。……父上、ありがとうございます。その言葉が何よりの褒美です」
ふふふ。二人ともきちんと気持ちを言葉で伝えられるようになったんだね。
とてもいいと思う!
「さあ、時間なんていくらあっても足りないわ!
クリスは私といらっしゃい!ジルはセブランとジェームズとね!
二人を最高に仕上げるわよ!」
お母様の号令でみんな一斉に動き出した。
「「はい!お任せください!」」」
卒業パーティーが「大人の社交のはじまり」というのには、もう一つの理由がある。
同伴者必須なのだ。
婚約者がいる生徒は婚約者、居ない生徒は身内の誰か。
それでも、と言う人は特例として「生徒同士」でペアを組むことも赦されている。
シス様はリオと一緒に。ウエイン様はケイオスくんと。
婚約者の居ないアイク様は、特例を使って「側近候補のジェシカ」を同伴することになった。
「見た目だけはメイン攻略対象エンドだな」ってアイク様は笑うけど、ボクはちょっとだけ複雑。
だってあの断罪シーンを思い出しちゃうんだもの。
なんとなく絶対にジルから離れないようにしよう。
あ、話がそれちゃった。
それで、ボクは当然ジルと一緒。
家族だし、なにより婚約者なんだもの!
そう、ボクとジルは内内に婚約している。
ボクも学園では「クリス・クライス」のままだけれども、正確には今は一旦サイモン叔父様の籍に入れてもらって「クリス・グリフェウス」なのだ。
今日ボクとジルは初めて「兄弟」としてではなく「婚約者」として堂々と公の場に出ることになる。
今日はちゃんと「ジルの婚約者のクリス・グリフェウスです」って挨拶するの!
そりゃあ張り切るでしょう!
張り切るしかないでしょう!
卒業式での皆さんの様子からするともうバレバレだったみたいだけれど。
(そういう意味で想い合っていますって言ったことないのに、どうしてバレたの?!)
それでみんな温かく見守ってくれていたみたいなのだけれど。
(恥ずかしいっ!バレてないと思ってたの、ボクだけだったみたい!)
それでも誰もが「義兄弟の婚約」に好意的とは限らないから。それにジル様ファンにはボクのことを良く思わない人もいると思うから。
ボクは今日、ジルの隣に相応しいと思って貰えるよう、頑張らなきゃなのです!
「お母様、みなさん、ボクをとびきりカッコよくしてくださいね!」
「カッコよく……は分からないけれど、最高に可愛くしてあげますからね!さあ、やるわよ!」
※※※※※
いつもご拝読いただきありがとうございます!
短編の新作「婚約破棄から始まる物語~真実の愛と言う茶番で、私の至福のティータイムを邪魔しないでくださいな」公開いたしました。
ご令嬢の婚約破棄からざまぁという定番を書いてみたかった!
6日には完結予定となっております。
サクッと終わる短編ですので、よろしければぜひ!
イイネ、コメント、エールなど頂けますと、作者は大変喜びます♡
宜しくお願いいたします♡
このダンスパーティーには実は特別な意味があった。
学生生活を終え社会に出る生徒たちへのはなむけとして、王城で行われるからだ。
生徒だけでなくその両親、婚約者も参加を許されていて、いわばこれが「大人としての社交の始まり」になる。
貴族学校で学ぶことができた優秀な平民の生徒にとっては、本来ならば立ち入ることのできない王城へ入ることが許可される唯一の機会といっていい。
そういう生徒にとっては参加している貴族に自分を売り込むチャンスでもあるし、貴族の側からすると優秀な側近、使用人、取引先を見つける機会でもある。
それに、婚約者の居ない生徒はこのパーティーで相手を見つけようと必死になったりもする。
ただ「卒業を祝う」だけの場ではなくて、文字通りの「社交の場」、というわけ。
そのため、みんなその準備に余念がない。
王都にタウンハウスがある生徒は一度タウンハウスに戻って、着替えなどをして準備を整え、そこから直接王城に向かう。
領地が遠方で学園の寮に入っている生徒は、家族用に貸室を借りて家の使用人さんに着付けしてもらうこともできるし、着替えを家から寮に送って貰って、学校側が用意した着付け師さんや髪結いさんに身なりを整えてもらうこともできる。
そこからは迎えに来た家族と一緒に王城に向かうのもよし、学園から王城にピストン輸送している馬車に乗るもよし、という感じ。
ちなみに、平民だったり家庭の事情から礼装の用意が難しい生徒用にも、ちゃんと貸衣装が用意されているの。卒業生全員が参加できるよう配慮されているのが素晴らしいところ。
ボクとジルはタウンハウスから王都まで馬車で20分だから、直接王城組。
ということで、学園からクライス邸に戻ると、玄関でお父様とお母様が待ち構えていた。
ジェームズや使用人のみんなもズラリ。
え?えええ?
「驚いたか?サプライズというものをやってみたのだ。
おかえり、息子よ!卒業おめでとう!二人ともよくやったな!」
「「「クリス様、ジル様、ご卒業おめでとうございます!」」」
「わ、わわ!あ、ありがとうございます!」
「みな、ありがとう」
慌てて頭を下げる僕たちに、ニヤリと片唇を上げて「してやったり」なお父様。
もう!お父様ったら、おちゃめすぎるでしょう!
驚きましたよ!何事かとおもってしまったもの。
「おかえりなさい、二人とも!卒業おめでとう!」
お母様がボクをぎゅむっとハグ。
「まさかクリスとジルが一緒に卒業だなんて思っても見なかったわ。クリス……頑張ったわね」
涙ぐむお母様に、ボクまでついもらい泣き。
「が、が、がんばりましたあっ!だって、だって、ジルと一緒が良かったから……っ!
お母様、お父様、飛び級を許してくださって、ありがとうございますっ……っ」
健闘をたたえ合うボクとお母様の横で、お父様とジルも握手を交わしていた。
「ジルも入学以来主席を維持するなど、素晴らしい活躍だったな。誇りに思う。
だが……お前がどうあろうと、私はお前のことを大切に思っている。それを忘れぬようにな」
愛情をこめて優しくジルの手をポンポンと叩くお父様。
ジルもとても嬉しそうだ。
「はい。……父上、ありがとうございます。その言葉が何よりの褒美です」
ふふふ。二人ともきちんと気持ちを言葉で伝えられるようになったんだね。
とてもいいと思う!
「さあ、時間なんていくらあっても足りないわ!
クリスは私といらっしゃい!ジルはセブランとジェームズとね!
二人を最高に仕上げるわよ!」
お母様の号令でみんな一斉に動き出した。
「「はい!お任せください!」」」
卒業パーティーが「大人の社交のはじまり」というのには、もう一つの理由がある。
同伴者必須なのだ。
婚約者がいる生徒は婚約者、居ない生徒は身内の誰か。
それでも、と言う人は特例として「生徒同士」でペアを組むことも赦されている。
シス様はリオと一緒に。ウエイン様はケイオスくんと。
婚約者の居ないアイク様は、特例を使って「側近候補のジェシカ」を同伴することになった。
「見た目だけはメイン攻略対象エンドだな」ってアイク様は笑うけど、ボクはちょっとだけ複雑。
だってあの断罪シーンを思い出しちゃうんだもの。
なんとなく絶対にジルから離れないようにしよう。
あ、話がそれちゃった。
それで、ボクは当然ジルと一緒。
家族だし、なにより婚約者なんだもの!
そう、ボクとジルは内内に婚約している。
ボクも学園では「クリス・クライス」のままだけれども、正確には今は一旦サイモン叔父様の籍に入れてもらって「クリス・グリフェウス」なのだ。
今日ボクとジルは初めて「兄弟」としてではなく「婚約者」として堂々と公の場に出ることになる。
今日はちゃんと「ジルの婚約者のクリス・グリフェウスです」って挨拶するの!
そりゃあ張り切るでしょう!
張り切るしかないでしょう!
卒業式での皆さんの様子からするともうバレバレだったみたいだけれど。
(そういう意味で想い合っていますって言ったことないのに、どうしてバレたの?!)
それでみんな温かく見守ってくれていたみたいなのだけれど。
(恥ずかしいっ!バレてないと思ってたの、ボクだけだったみたい!)
それでも誰もが「義兄弟の婚約」に好意的とは限らないから。それにジル様ファンにはボクのことを良く思わない人もいると思うから。
ボクは今日、ジルの隣に相応しいと思って貰えるよう、頑張らなきゃなのです!
「お母様、みなさん、ボクをとびきりカッコよくしてくださいね!」
「カッコよく……は分からないけれど、最高に可愛くしてあげますからね!さあ、やるわよ!」
※※※※※
いつもご拝読いただきありがとうございます!
短編の新作「婚約破棄から始まる物語~真実の愛と言う茶番で、私の至福のティータイムを邪魔しないでくださいな」公開いたしました。
ご令嬢の婚約破棄からざまぁという定番を書いてみたかった!
6日には完結予定となっております。
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