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第五章
大広間にて
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大広間に入って驚いた。
そこには既に貴族たちが集まっていたからだ。
シルと含め、アレックス兄さんもパパたちが驚いていないところをみると、皆は知っていたようだ。
まさかこんな大がかりなものとなるなど……。
「ほら。ミル」
促されるようにして陛下の前に歩を進め頭を垂れる。
「……よう来たな。MS商会、ミルリースとシリウス・ブレイン、マージェス商会、マージェス伯爵、オルフェウス、そしてマージことアルフレッド・マージェス。
此度そなたたちを呼んだのは赤病の件なのだ。
そなたたちの活躍により、我が国の犠牲を最小限で抑えることができた。
長年風土病だと思われていた赤病を、伝染病だと読み解き、さらには我が国での流行を懸念し私財を投じて治療薬確保に動いてくれたミルリース。そしてシリウス・ブレイン。そなたたちMS商会の知恵と決断がこの国を救ったのだ。
国を治めるものとして感謝する。ありがとう、ミルリース」
「とんでもございません。私だけの力では成し遂げることはできなかったかと。
迷っていた私の背を押し共に歩んでくれたシリウス、そして私のような若輩者の言葉を戯言と切り捨てることなく力を貸してくれたアルフレッド様、そしてマージェス商会あればこそ」
「うむ。シリウス、よくぞミルリースを支えてくれた。礼をいうぞ。
そしてミルリースに協力し、私財を投じて共に薬の確保に尽力したマージェス商会とマージの店店主。
ようミルリースに協力してくれた。そなたたちの英断に感謝する。ありがとう」
「「「「もったいなきお言葉」」」」
ここで俺は声をあげた。いうのならこのタイミングしかない。
「陛下。発言をお許し願えますでしょうか?」
「許そう」
ここからは陛下とルディへの恩返し。俺の腕のみせどころだ。
声を張り、陛下に向かって述べる体でその実居合わせた貴族たちに向けて言葉を紡ぐ。
「こたび赤病での犠牲を抑えることができたのには、二つの理由がございます。
ひとつには、事前に治療薬を我が国で確保していたこと。
そして、もうひとつ。発症したすべての国民に速やかに治療薬を投与すること」
俺の言葉が皆に浸透したことを確かめ、続ける。
「一つ目はともかく、二つ目は王家のご協力なしには成し得ませんでした。
我らの荒唐無稽な推論を信じ、治療薬の国民への無償提供を陛下にお取次ぎ頂いたルディアス殿下と、そのご婚約者であられるアレックス・スノーデン公爵代理のお陰にございます。
殿下はご婚約祝いを受け取る代わりに、治療薬を王家で買い取ることをご提言くださいました。
公爵家を飛び出し商会運営という夢を叶えたいという私のわがままを受け入れてくださったのみならず、元婚約者にすぎぬ私の言葉を信じてくださった。なかなかできぬことでございます。
そして推論でしかない私の話を、国民のためならばと真剣に受け止めてくださった陛下のご英断あればこそ。
「万が一が起こってからでは遅い」と躊躇うことなく動かれた陛下の慈悲深いお心に、我ら商会一同感服致しました。
また、ルディアス殿下とそのご婚約者であられるアレックス様は、治療院と我らをつなぎ最前線でご尽力くださいました。自らも病に侵されながらのその献身あればこそ、治療薬をまんべんなくいきわたらせることができたのです。
改めて感謝申し上げます」
ルディアスとアレックス兄さんに向けて深々と頭を下げる俺の様子に、居合わせた貴族たちの間にざわめきが広がった。
「おお、あの婚約者交代の裏にはそのようなことが……!あの殿下の悪評は単なる噂に過ぎなかったということか…」
「確かに殿下とミルリース様の中も良好なようだ」
「ルディアス殿下と新たなご婚約者様の仲もなんとむつまじい。自ら国民のためにわが身を犠牲にしてご尽力なさったとは……」
「風土病だと言われていた赤病がまさか我が国に持ち込まれるなど誰も想像もせなんだ。それを商会が見抜き、私財まで投じて動くとは……なかなかできぬことよ」
「商会が治療薬を確保しただけではここまで迅速な対応はできなかっただろう。ルディアス殿下と陛下が動いてくださったからこそよ。なんと慈悲深い!さすがは我らが王よ!」
うん。おおむね想定通り。
ところがここで想定外が。
ルディが俺の前に進み出たのだ。
「私はここで言わねばならぬことがある。
噂のすべてが嘘なのではない。
私は愚かにも彼に愛されているのだと慢心し、ミルリースを大切にしてやれなかった。
もしも私が彼を心から愛し、大切にしていたならばまだ婚約者であったのかもしれぬ。
そんな私を許し、このような重要なことを相談してくれたミルリースあればこそ、赤病を早期に終息させることができたのだ。
ミルリース、改めて詫びさせてほしい。大切にできずすまなかった。そして、この国を救ってくれてありがとう。
私にこのような機会をくれたこと、感謝する。
私はアレックスと共にスノーデン公爵家を盛り立て、この国のために尽力するとここに誓う」
……………馬鹿め。言わなければお前の悪評は全て噂に過ぎなかったということで片付いたのに。
「ミルリース、私も誓おう。ルディアス殿下と共にスノーデン公爵家を守り、この国のために力を尽くすと。
私たちにこの国に尽くす機会をくれたこと、感謝する」
アレックス兄さんがそっとルディの肩を抱き、ルディと共に俺に頭を下げた。
俺はそんな二人の前に行き、頭をあげさせた。
「どうか頭をお上げください。
婚約解消に同意して下さった殿下のお陰で私の今があります。
公爵家を捨てた私に変わって公爵家に入ってくださったアレックス兄上のお陰で今があるのです。
あなた方のご尽力を、私は決して忘れません。商会を立ち上げ、赤病蔓延を防ぐことができた。
これ以上のことがあるでしょうか?」
そうだ。どこか一つでも違っていたら今はない。
今ならそう思える。これまでのすべてがあればこそ、救えるはずの命を取りこぼさずにすんだのだ。
パチパチパチ。
アルやパパたちの方から拍手が聞こえた。
それは見る間に会場に広がり、あらゆる場所から盛大な拍手の音が。
陛下もまなじりを緩め拍手している。
「さあ!ルディアス、話は済んだか?」
「はい。父上。ありがとうございました」
「ではここから本題に入ろうと思う。
この件の功労者であるミルリースに子爵の位を、そしてマージェス商会、MS商会、マージ宝石店に王家御用達の称号を与えようと思う。異のあるものは申し出よ!」
誰も手をあげる者はいなかった。
平民となった俺が子爵に?嘘だろう?
「失礼ながら!私はまだ学生の身。しかも此度のことは私のみの力ではありませぬ。皆の力あればこそなのです!
ですから子爵位などもったいのうございます」
「ははははは!のうミルリース。お主以外の誰が、この国に赤病が入るなどと想像しただろうか?また、お主以外の誰がそれに備え動こうと思っただろうか?つまりは、全てお主あればこそなのだ。
此度のことはこの国のみにとどまらず他国の民も救うこととなろう。
本来ならば伯爵位に相当する手柄だと我は思うぞ?」
「陛下……もったいなきお言葉」
「うむ!私もそう思う。ミルリースが寝る間も惜しみ蓄えた知識が我々を救ったのだ」
ルディ!お前まで!
「皆も異論はないようだぞ?今後はミルリース・メディソン子爵と名乗るがよい。英雄にふさわしい名だろう?
まったく、スノーデン公爵も惜しい後継を失ったものよ。しかしさすればこそ今があるのだからな。
これ以上は言うまい」
「父上、アレックス公爵代理も素晴らしい男なのですが?」
「はっはっは!確かにな!アレックス、ルディアスを頼むぞ?」
「御意!」
まさか平民となった俺にこのようなことが起ころうとは。
貴族の地位に未練があったわけではないが、ルディのことばは俺のこれまでの努力が認められたようでとても嬉しかった。
「シル……お前のお陰だ。ありがとう」
そこには既に貴族たちが集まっていたからだ。
シルと含め、アレックス兄さんもパパたちが驚いていないところをみると、皆は知っていたようだ。
まさかこんな大がかりなものとなるなど……。
「ほら。ミル」
促されるようにして陛下の前に歩を進め頭を垂れる。
「……よう来たな。MS商会、ミルリースとシリウス・ブレイン、マージェス商会、マージェス伯爵、オルフェウス、そしてマージことアルフレッド・マージェス。
此度そなたたちを呼んだのは赤病の件なのだ。
そなたたちの活躍により、我が国の犠牲を最小限で抑えることができた。
長年風土病だと思われていた赤病を、伝染病だと読み解き、さらには我が国での流行を懸念し私財を投じて治療薬確保に動いてくれたミルリース。そしてシリウス・ブレイン。そなたたちMS商会の知恵と決断がこの国を救ったのだ。
国を治めるものとして感謝する。ありがとう、ミルリース」
「とんでもございません。私だけの力では成し遂げることはできなかったかと。
迷っていた私の背を押し共に歩んでくれたシリウス、そして私のような若輩者の言葉を戯言と切り捨てることなく力を貸してくれたアルフレッド様、そしてマージェス商会あればこそ」
「うむ。シリウス、よくぞミルリースを支えてくれた。礼をいうぞ。
そしてミルリースに協力し、私財を投じて共に薬の確保に尽力したマージェス商会とマージの店店主。
ようミルリースに協力してくれた。そなたたちの英断に感謝する。ありがとう」
「「「「もったいなきお言葉」」」」
ここで俺は声をあげた。いうのならこのタイミングしかない。
「陛下。発言をお許し願えますでしょうか?」
「許そう」
ここからは陛下とルディへの恩返し。俺の腕のみせどころだ。
声を張り、陛下に向かって述べる体でその実居合わせた貴族たちに向けて言葉を紡ぐ。
「こたび赤病での犠牲を抑えることができたのには、二つの理由がございます。
ひとつには、事前に治療薬を我が国で確保していたこと。
そして、もうひとつ。発症したすべての国民に速やかに治療薬を投与すること」
俺の言葉が皆に浸透したことを確かめ、続ける。
「一つ目はともかく、二つ目は王家のご協力なしには成し得ませんでした。
我らの荒唐無稽な推論を信じ、治療薬の国民への無償提供を陛下にお取次ぎ頂いたルディアス殿下と、そのご婚約者であられるアレックス・スノーデン公爵代理のお陰にございます。
殿下はご婚約祝いを受け取る代わりに、治療薬を王家で買い取ることをご提言くださいました。
公爵家を飛び出し商会運営という夢を叶えたいという私のわがままを受け入れてくださったのみならず、元婚約者にすぎぬ私の言葉を信じてくださった。なかなかできぬことでございます。
そして推論でしかない私の話を、国民のためならばと真剣に受け止めてくださった陛下のご英断あればこそ。
「万が一が起こってからでは遅い」と躊躇うことなく動かれた陛下の慈悲深いお心に、我ら商会一同感服致しました。
また、ルディアス殿下とそのご婚約者であられるアレックス様は、治療院と我らをつなぎ最前線でご尽力くださいました。自らも病に侵されながらのその献身あればこそ、治療薬をまんべんなくいきわたらせることができたのです。
改めて感謝申し上げます」
ルディアスとアレックス兄さんに向けて深々と頭を下げる俺の様子に、居合わせた貴族たちの間にざわめきが広がった。
「おお、あの婚約者交代の裏にはそのようなことが……!あの殿下の悪評は単なる噂に過ぎなかったということか…」
「確かに殿下とミルリース様の中も良好なようだ」
「ルディアス殿下と新たなご婚約者様の仲もなんとむつまじい。自ら国民のためにわが身を犠牲にしてご尽力なさったとは……」
「風土病だと言われていた赤病がまさか我が国に持ち込まれるなど誰も想像もせなんだ。それを商会が見抜き、私財まで投じて動くとは……なかなかできぬことよ」
「商会が治療薬を確保しただけではここまで迅速な対応はできなかっただろう。ルディアス殿下と陛下が動いてくださったからこそよ。なんと慈悲深い!さすがは我らが王よ!」
うん。おおむね想定通り。
ところがここで想定外が。
ルディが俺の前に進み出たのだ。
「私はここで言わねばならぬことがある。
噂のすべてが嘘なのではない。
私は愚かにも彼に愛されているのだと慢心し、ミルリースを大切にしてやれなかった。
もしも私が彼を心から愛し、大切にしていたならばまだ婚約者であったのかもしれぬ。
そんな私を許し、このような重要なことを相談してくれたミルリースあればこそ、赤病を早期に終息させることができたのだ。
ミルリース、改めて詫びさせてほしい。大切にできずすまなかった。そして、この国を救ってくれてありがとう。
私にこのような機会をくれたこと、感謝する。
私はアレックスと共にスノーデン公爵家を盛り立て、この国のために尽力するとここに誓う」
……………馬鹿め。言わなければお前の悪評は全て噂に過ぎなかったということで片付いたのに。
「ミルリース、私も誓おう。ルディアス殿下と共にスノーデン公爵家を守り、この国のために力を尽くすと。
私たちにこの国に尽くす機会をくれたこと、感謝する」
アレックス兄さんがそっとルディの肩を抱き、ルディと共に俺に頭を下げた。
俺はそんな二人の前に行き、頭をあげさせた。
「どうか頭をお上げください。
婚約解消に同意して下さった殿下のお陰で私の今があります。
公爵家を捨てた私に変わって公爵家に入ってくださったアレックス兄上のお陰で今があるのです。
あなた方のご尽力を、私は決して忘れません。商会を立ち上げ、赤病蔓延を防ぐことができた。
これ以上のことがあるでしょうか?」
そうだ。どこか一つでも違っていたら今はない。
今ならそう思える。これまでのすべてがあればこそ、救えるはずの命を取りこぼさずにすんだのだ。
パチパチパチ。
アルやパパたちの方から拍手が聞こえた。
それは見る間に会場に広がり、あらゆる場所から盛大な拍手の音が。
陛下もまなじりを緩め拍手している。
「さあ!ルディアス、話は済んだか?」
「はい。父上。ありがとうございました」
「ではここから本題に入ろうと思う。
この件の功労者であるミルリースに子爵の位を、そしてマージェス商会、MS商会、マージ宝石店に王家御用達の称号を与えようと思う。異のあるものは申し出よ!」
誰も手をあげる者はいなかった。
平民となった俺が子爵に?嘘だろう?
「失礼ながら!私はまだ学生の身。しかも此度のことは私のみの力ではありませぬ。皆の力あればこそなのです!
ですから子爵位などもったいのうございます」
「ははははは!のうミルリース。お主以外の誰が、この国に赤病が入るなどと想像しただろうか?また、お主以外の誰がそれに備え動こうと思っただろうか?つまりは、全てお主あればこそなのだ。
此度のことはこの国のみにとどまらず他国の民も救うこととなろう。
本来ならば伯爵位に相当する手柄だと我は思うぞ?」
「陛下……もったいなきお言葉」
「うむ!私もそう思う。ミルリースが寝る間も惜しみ蓄えた知識が我々を救ったのだ」
ルディ!お前まで!
「皆も異論はないようだぞ?今後はミルリース・メディソン子爵と名乗るがよい。英雄にふさわしい名だろう?
まったく、スノーデン公爵も惜しい後継を失ったものよ。しかしさすればこそ今があるのだからな。
これ以上は言うまい」
「父上、アレックス公爵代理も素晴らしい男なのですが?」
「はっはっは!確かにな!アレックス、ルディアスを頼むぞ?」
「御意!」
まさか平民となった俺にこのようなことが起ころうとは。
貴族の地位に未練があったわけではないが、ルディのことばは俺のこれまでの努力が認められたようでとても嬉しかった。
「シル……お前のお陰だ。ありがとう」
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