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俺、自由だー!
俺、冒険者にな…れるかな?!
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けっこうしなくてもいい苦労をしながら、ようやく俺たちは武器屋さんにたどり着いた。
入り口に分かりやすく剣の絵が書いてある看板がある。
文字が読めない冒険者でもわかるようになんだって。
「こんにちわー!たのもーーー!!
まだぼうけんしゃではありませんがー!小さなナイフをしょもういたしまするー!!」
入り口で大きな声で口上を述べる俺。冒険者はこうやるって何かで見た。
「なんだなんだ?!」
奥から飛び出てきたのは…ドワーフ!ドワーフだ!!
といっても、俺も小さいのでちょうどおんなじくらいの身長。ばっちりと目があった。
「あん?お前さんは何だ?ここは子供の来るところじゃねえぞ?」
言いながらも俺の頭をなでなでぐりぐり。乱暴だけどやさしー!
「サフィです!もうすぐ6さい!10さいになったらぼうけんしゃになる予定なのです!
きょうはゲイルのしょうかいで、小さなナイフを買いにきました!」
元気よくご挨拶すれば、ドワーフは相好を崩した。
「なんだゲイルの紹介か。
ああ、ゲイルも居たのか!このちびっこはお前さんの息子か?
ん?そこの綺麗な兄さんも息子なのか?」
「おう!久しぶりだな。こっちは俺の息子のサフィ。こっちは息子みてーなもんだ」
俺は分かりやすく説明してあげた。
「そうなの、オレはゲイルの息子!あのね、おにいさまはオレのおにいさまだけど、ゲイルの息子じゃないの」
「??なに言ってんだチビ助」
お互いに顔を見合わせて「?」「?」
え?なんで分かんないの?
「ゲイルー。この人、はなしがつうじない」
「おいゲイル!このチビ助、言葉がまだうまく話せんのか?」
優しーと思ったの取り消し!単なる無礼なドワーフだった!
俺オコです!チビ助はともかく、もしかして言葉もわからないようなチビっ子だと思われてるの?!
「しつれーな!わかります!もうすぐ6さいだって言ったでしょ!」
「兄ちゃんだが息子じゃねえとか、意味がわからん。もっと筋道を立てて話をしろチビ助!」
はあ?なんですってえ?!ムキーーー!!!
俺はドワーフにビシリと指を突きつけた。
「ゲイル!!このひといじわる!!!」
「おい!このチビなんとかしろ!」
「あーもう!お前ら2人ともどっちもどっちだ!」
俺たちはゲイルとお兄様によって強制的に離されたのだった。
とりあえず、と俺たちは奥の部屋に通された。
奥は意外と広くて、綺麗に整頓されている。以外と真面目なドワーフなの?
小さなテーブルと4つある椅子のうちの一つに、俺とゲイルはおちついた。
俺、ゲイルのおひざでイジイジ。
せっかくこれまで楽しかったのに、台無し!もう!もう!!
「サフィ、落ち着け」
ゲイルがよしよししてくれる。
ゲイル!俺このひと好きじゃない。意地悪なんだもん。
俺とお兄様とゲイルの関係は、お兄様が丁寧に説明してくれた。
「こう言うふうに言ってくれたら分かるんだよ」
まいったまいった、と偉そうなドワーフにまたまた俺はオコ。
「そう言ったでしょうが!もう!いじわるドワーフ!」
ゲイルにぎゅうっと抱き着き、その胸におでこをこすりつける。
なんとなくこうすると慰められる気がするから。
お兄様が横から俺の背中をさすってくれた。
ありがとうお兄様。
ゲイルの抱っことお兄様のいいこいいこで、俺はちょっとうとうと。
眠っちゃってたみたい。
「ドイル、大人げねえぞ?
子ども相手につっかかるな」
「すまんすまん」
夢うつつにそんな声が聞こえた。
サフィ、ふっかーつ!
ゲイルの抱っこのまま俺は30分くらい寝て。
目覚めたら頭すっきり、こころも晴ればれ!
どうやら俺、眠すぎてむしょーにイライラしておこりんぼになってたぽい。疲れて眠くてぐずっちゃったの。
てか、6歳近いのになにそれ!はずかしすぎる!
ドワーフさんがお茶を出してくれて「そのまま寝かせてやれ」って言ってくれたんだって。
で、お店に「閉店」の札を出し、ゲイルは俺を抱っこしたまんま、お兄様は俺をなでなでしながらお茶を飲んで色々な話をして、みんなで俺が起きるまで待っていてくれた。
ドワーフさん、めちゃくちゃいい人じゃん!
初めて会った、しかもゲイルの知り合いの職人さんだというのに、俺ってばなんてこと言っちゃったの!
俺はしょんぼりしながら頭を下げた。
「ドワーフさん。いじわるってゆって、ごめんなさい。
あのね、ゲイルのきょういくが悪いんじゃないの。ゲイルはよきおとうさまなの。
オレがオコだったのは、おれがわがままだから。
なので、おこるならオレだけでおねがいします。ゲイルとはなかよししでいてください」
そしたらドワーフさんはものすごおおく困った顔に。
「いや…ワシも大人げなかったからな。おあいこだ」
そう言ってもじもじしながら、俺をよしよししてくれた。
「……オレともなかよししてくれる?」
「ああ。仲良ししよう」
良かったあ!!
「あのね、いじわるって思ったけどちがった!ドワーフさん、いい人!
ねかせてくれてありがとう!」
「わははは!そうかそうか、いい人か!はじめて言われたわい!
お前さんもいい子だ!わはははは!!
ワシのことはドイルでいいぞ。ワシもお前さんのことをサフィと呼んでいいか?」
「うん!いいよ、ドイル!」
ワハハと笑いながらバンバン俺の背中を叩くドワーフさん。
「ドイル!おせなかいたい!んもう!つよくたたきすぎー!」
「すまんすまん!」
おわびに、とオレンジのジュースを貰って、ご機嫌の俺。
おやつに出してくれたパウンドケーキみたいなやつ(奥さんの手作りなんだって!)をもぐもぐ。
「これ、おいしー!おくさん、りょうりじょうず!ドイル、すてきなおくさん、しあわせだねえ!」
「そうだろうそうだろう!ワシの妻の料理は世界一だ!わっはっは!ほら、これも食ってみろ」
ん?石?
おくちにいれてみたら…
「かたーい!でも、おいしー!ボリボリなクッキーだ!おもしろーい!」
「これはドワーフの間に伝わる伝統の菓子なんだ。日持ちがするから、鉱山の中にも持ち込めるんだぞ」
「へえ!すごいねえ!ドワーフのちえだね」
俺とドイルさんはすっかり仲良くなったのでした。
おやつのあとは、色々なナイフを見せてもらった。
お守り用のナイフというのは、ナイフの刃に守護とかの効果のある紋様を刻み込んであるもののことらしい。
ナイフとしても使えるのだが、持っている間は刻み込んである効果を発動し続けるのだという。
「どういう効果があるの?」
「そうだなあ…。これは、守護だな。攻撃を防ぎダメージを軽減することができる。
こっちは治癒だ。致命傷は無理だが、ある程度の怪我ならじわじわと治してくれる」
「ぜんぶふせぐとか、ぜんぶなおすとかじゃないんだね」
「うむ。じわじわと防ぐ、というくらいだな。その代わり、回数の制限はない。常時発動しているから、持っていると結構役に立つ。ほんの少しの差が生死を分けるのが冒険者の世界だからな」
「げんきかいふく、みたいなのもある?」
「おお、あるぞ!治癒ではなく、パワーを与える効果になるな」
「それ!それいい!」
王様とお后様。忙しくてお疲れだから、そういうのいいよね!
オルガ団長とバイツー先生も。おいちゃんたちにもよさそう!
エリアスと公爵のも!ゲイルは自分でできるからいいとして、お兄様のも。ミカミカも。
あと、ライリオは守護にしておこう。ティガマリは元気はあるから、いざって時のために治癒かな?小さな怪我とか多そうだし。
あれ?ここでお土産全部そろっちゃうんじゃない?
「その、パワーを…15こ。しゅごを2こ欲しい!あと、ちゆを2つ!全部で19こ!
ありまするか?あと、ひとつおいくらですか?」
「お、おお!なかなかに豪快な買い物をするなあ!効果がついたものは高いぞ?ゲイル、いいか?」
「ちがうの!オレが、オレがお代金をおしはらいしまするので!
あのね、じぶんでかせいだお金で買うの!みんなにありがとうのきもちなので!」
「ほう!チビ助が自分で!……偉い!その心意気が気に入った!
よーーっし!俺も男だ!1本200ギルなんだが、150ギルにしてやる!」
「てことは……19ほんで……2850ギル!」
効果付与を舐めてた!効果がついたものって、高いんだね!どうしよう…。
「………ごめんなさい。お金、たりない。
あと、1202ギルしかないの。まとうにおかしもあげたいから、1000ギルしかつかえないの」
正直に自己申告。本当はオルガ先生とバイツー先生とミカミカの分のつもりだったんだけど、その分の予算も200ギルのつもりだったから。全然足りない。
「うーん。チビ助なら、もっとまけてやってもいいが…」
「ダメ。よきものには、それにみあうお金をはらうべき」
そこはキッパリとお断りする。気持ちは大変ありがたいが、職人さんの苦労とか汗と涙の結晶なんだもの。そこまでまけて貰う訳にはいかない。
ドワーフさんは、うーん、と腕を組んで。
そうだ!と笑顔になった。
「持続型のものじゃなくて、1回こっきり発動するものではどうだ?それなら1本50ギルで買えるぞ?
効果を発動した後も、ナイフとして十分に使える」
「!!それ!!それよきです!いざっていうときに、助かるもんね!それにする!!それなら1000ギルで買えるね?」
「買えるぞ!」
「わーい!!ありがとう、ドイル!」
「いやいや、ワシのほうこそだ!職人の仕事に敬意を払ってくれてありがとうよ!」
2人でひゃっほーい、と抱き合ってぐるぐる。
やったあ!やったあ!
とっても素敵なプレゼント!
さすがに20本近いと重さもそれなりなので、馬車で帰りに寄ることに。
忘れないようにしなきゃね!
ありがと、ドイルさん!
「サフィが冒険者になったら、いい武器を作ってやるからな!他所に行くんじゃないぞ!」
「うん!すんごいのつくってね!楽しみにしてる!」
入り口に分かりやすく剣の絵が書いてある看板がある。
文字が読めない冒険者でもわかるようになんだって。
「こんにちわー!たのもーーー!!
まだぼうけんしゃではありませんがー!小さなナイフをしょもういたしまするー!!」
入り口で大きな声で口上を述べる俺。冒険者はこうやるって何かで見た。
「なんだなんだ?!」
奥から飛び出てきたのは…ドワーフ!ドワーフだ!!
といっても、俺も小さいのでちょうどおんなじくらいの身長。ばっちりと目があった。
「あん?お前さんは何だ?ここは子供の来るところじゃねえぞ?」
言いながらも俺の頭をなでなでぐりぐり。乱暴だけどやさしー!
「サフィです!もうすぐ6さい!10さいになったらぼうけんしゃになる予定なのです!
きょうはゲイルのしょうかいで、小さなナイフを買いにきました!」
元気よくご挨拶すれば、ドワーフは相好を崩した。
「なんだゲイルの紹介か。
ああ、ゲイルも居たのか!このちびっこはお前さんの息子か?
ん?そこの綺麗な兄さんも息子なのか?」
「おう!久しぶりだな。こっちは俺の息子のサフィ。こっちは息子みてーなもんだ」
俺は分かりやすく説明してあげた。
「そうなの、オレはゲイルの息子!あのね、おにいさまはオレのおにいさまだけど、ゲイルの息子じゃないの」
「??なに言ってんだチビ助」
お互いに顔を見合わせて「?」「?」
え?なんで分かんないの?
「ゲイルー。この人、はなしがつうじない」
「おいゲイル!このチビ助、言葉がまだうまく話せんのか?」
優しーと思ったの取り消し!単なる無礼なドワーフだった!
俺オコです!チビ助はともかく、もしかして言葉もわからないようなチビっ子だと思われてるの?!
「しつれーな!わかります!もうすぐ6さいだって言ったでしょ!」
「兄ちゃんだが息子じゃねえとか、意味がわからん。もっと筋道を立てて話をしろチビ助!」
はあ?なんですってえ?!ムキーーー!!!
俺はドワーフにビシリと指を突きつけた。
「ゲイル!!このひといじわる!!!」
「おい!このチビなんとかしろ!」
「あーもう!お前ら2人ともどっちもどっちだ!」
俺たちはゲイルとお兄様によって強制的に離されたのだった。
とりあえず、と俺たちは奥の部屋に通された。
奥は意外と広くて、綺麗に整頓されている。以外と真面目なドワーフなの?
小さなテーブルと4つある椅子のうちの一つに、俺とゲイルはおちついた。
俺、ゲイルのおひざでイジイジ。
せっかくこれまで楽しかったのに、台無し!もう!もう!!
「サフィ、落ち着け」
ゲイルがよしよししてくれる。
ゲイル!俺このひと好きじゃない。意地悪なんだもん。
俺とお兄様とゲイルの関係は、お兄様が丁寧に説明してくれた。
「こう言うふうに言ってくれたら分かるんだよ」
まいったまいった、と偉そうなドワーフにまたまた俺はオコ。
「そう言ったでしょうが!もう!いじわるドワーフ!」
ゲイルにぎゅうっと抱き着き、その胸におでこをこすりつける。
なんとなくこうすると慰められる気がするから。
お兄様が横から俺の背中をさすってくれた。
ありがとうお兄様。
ゲイルの抱っことお兄様のいいこいいこで、俺はちょっとうとうと。
眠っちゃってたみたい。
「ドイル、大人げねえぞ?
子ども相手につっかかるな」
「すまんすまん」
夢うつつにそんな声が聞こえた。
サフィ、ふっかーつ!
ゲイルの抱っこのまま俺は30分くらい寝て。
目覚めたら頭すっきり、こころも晴ればれ!
どうやら俺、眠すぎてむしょーにイライラしておこりんぼになってたぽい。疲れて眠くてぐずっちゃったの。
てか、6歳近いのになにそれ!はずかしすぎる!
ドワーフさんがお茶を出してくれて「そのまま寝かせてやれ」って言ってくれたんだって。
で、お店に「閉店」の札を出し、ゲイルは俺を抱っこしたまんま、お兄様は俺をなでなでしながらお茶を飲んで色々な話をして、みんなで俺が起きるまで待っていてくれた。
ドワーフさん、めちゃくちゃいい人じゃん!
初めて会った、しかもゲイルの知り合いの職人さんだというのに、俺ってばなんてこと言っちゃったの!
俺はしょんぼりしながら頭を下げた。
「ドワーフさん。いじわるってゆって、ごめんなさい。
あのね、ゲイルのきょういくが悪いんじゃないの。ゲイルはよきおとうさまなの。
オレがオコだったのは、おれがわがままだから。
なので、おこるならオレだけでおねがいします。ゲイルとはなかよししでいてください」
そしたらドワーフさんはものすごおおく困った顔に。
「いや…ワシも大人げなかったからな。おあいこだ」
そう言ってもじもじしながら、俺をよしよししてくれた。
「……オレともなかよししてくれる?」
「ああ。仲良ししよう」
良かったあ!!
「あのね、いじわるって思ったけどちがった!ドワーフさん、いい人!
ねかせてくれてありがとう!」
「わははは!そうかそうか、いい人か!はじめて言われたわい!
お前さんもいい子だ!わはははは!!
ワシのことはドイルでいいぞ。ワシもお前さんのことをサフィと呼んでいいか?」
「うん!いいよ、ドイル!」
ワハハと笑いながらバンバン俺の背中を叩くドワーフさん。
「ドイル!おせなかいたい!んもう!つよくたたきすぎー!」
「すまんすまん!」
おわびに、とオレンジのジュースを貰って、ご機嫌の俺。
おやつに出してくれたパウンドケーキみたいなやつ(奥さんの手作りなんだって!)をもぐもぐ。
「これ、おいしー!おくさん、りょうりじょうず!ドイル、すてきなおくさん、しあわせだねえ!」
「そうだろうそうだろう!ワシの妻の料理は世界一だ!わっはっは!ほら、これも食ってみろ」
ん?石?
おくちにいれてみたら…
「かたーい!でも、おいしー!ボリボリなクッキーだ!おもしろーい!」
「これはドワーフの間に伝わる伝統の菓子なんだ。日持ちがするから、鉱山の中にも持ち込めるんだぞ」
「へえ!すごいねえ!ドワーフのちえだね」
俺とドイルさんはすっかり仲良くなったのでした。
おやつのあとは、色々なナイフを見せてもらった。
お守り用のナイフというのは、ナイフの刃に守護とかの効果のある紋様を刻み込んであるもののことらしい。
ナイフとしても使えるのだが、持っている間は刻み込んである効果を発動し続けるのだという。
「どういう効果があるの?」
「そうだなあ…。これは、守護だな。攻撃を防ぎダメージを軽減することができる。
こっちは治癒だ。致命傷は無理だが、ある程度の怪我ならじわじわと治してくれる」
「ぜんぶふせぐとか、ぜんぶなおすとかじゃないんだね」
「うむ。じわじわと防ぐ、というくらいだな。その代わり、回数の制限はない。常時発動しているから、持っていると結構役に立つ。ほんの少しの差が生死を分けるのが冒険者の世界だからな」
「げんきかいふく、みたいなのもある?」
「おお、あるぞ!治癒ではなく、パワーを与える効果になるな」
「それ!それいい!」
王様とお后様。忙しくてお疲れだから、そういうのいいよね!
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エリアスと公爵のも!ゲイルは自分でできるからいいとして、お兄様のも。ミカミカも。
あと、ライリオは守護にしておこう。ティガマリは元気はあるから、いざって時のために治癒かな?小さな怪我とか多そうだし。
あれ?ここでお土産全部そろっちゃうんじゃない?
「その、パワーを…15こ。しゅごを2こ欲しい!あと、ちゆを2つ!全部で19こ!
ありまするか?あと、ひとつおいくらですか?」
「お、おお!なかなかに豪快な買い物をするなあ!効果がついたものは高いぞ?ゲイル、いいか?」
「ちがうの!オレが、オレがお代金をおしはらいしまするので!
あのね、じぶんでかせいだお金で買うの!みんなにありがとうのきもちなので!」
「ほう!チビ助が自分で!……偉い!その心意気が気に入った!
よーーっし!俺も男だ!1本200ギルなんだが、150ギルにしてやる!」
「てことは……19ほんで……2850ギル!」
効果付与を舐めてた!効果がついたものって、高いんだね!どうしよう…。
「………ごめんなさい。お金、たりない。
あと、1202ギルしかないの。まとうにおかしもあげたいから、1000ギルしかつかえないの」
正直に自己申告。本当はオルガ先生とバイツー先生とミカミカの分のつもりだったんだけど、その分の予算も200ギルのつもりだったから。全然足りない。
「うーん。チビ助なら、もっとまけてやってもいいが…」
「ダメ。よきものには、それにみあうお金をはらうべき」
そこはキッパリとお断りする。気持ちは大変ありがたいが、職人さんの苦労とか汗と涙の結晶なんだもの。そこまでまけて貰う訳にはいかない。
ドワーフさんは、うーん、と腕を組んで。
そうだ!と笑顔になった。
「持続型のものじゃなくて、1回こっきり発動するものではどうだ?それなら1本50ギルで買えるぞ?
効果を発動した後も、ナイフとして十分に使える」
「!!それ!!それよきです!いざっていうときに、助かるもんね!それにする!!それなら1000ギルで買えるね?」
「買えるぞ!」
「わーい!!ありがとう、ドイル!」
「いやいや、ワシのほうこそだ!職人の仕事に敬意を払ってくれてありがとうよ!」
2人でひゃっほーい、と抱き合ってぐるぐる。
やったあ!やったあ!
とっても素敵なプレゼント!
さすがに20本近いと重さもそれなりなので、馬車で帰りに寄ることに。
忘れないようにしなきゃね!
ありがと、ドイルさん!
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