303 / 506
俺とレオンの婚約式
リンロン問題の真相
しおりを挟む
レオンの「ウチに来たドラゴンのおかげですんごおく迷惑したんだよね~。てかアンタんとこのでしょ?」攻撃にガンダルさんが「やっぱり」と怒り顔。
ゼンが真っ青になってぷるぷるしながら俯いてしまった。
そんなゼンの背中をセオが「大丈夫よ。落ち着いて?」とそっと撫でさすっている。
どう見ても男女逆なんだけどそれはこの際置いておこう。
「あのね、まだるっこしいのはやめてハッキリ言っちゃいますね?
俺は冒険者としてドラゴン討伐の依頼を受けて辺境に行きました。
それでもって、どういう事情なのか大体の話を聞いたのでございまする。
その答え合わせをしてもよろしいでしょうか?」
ふるふるしているゼンの代わりに、ガンダルさんが神妙な表情で頷いた。
「……どのように伝わっておるのでしょうか?我々も興味がございます」
「じゃあ、言いますね?
あくまでも王国に入る噂では、ですのでね?リンドールの王子が婚約者がいるのにロンドの王女と浮気して、ロンドが責任取れって言ってきて婚約者とその親の宰相さんがオコ。リンドールとロンドの戦いになっちゃったっていう話なのですが。
でもってその睨み合いの場所がちょうどドラゴンさんたちの住処近くだったから、ドラゴンさんがウチに来ちゃってウチのドラゴンとなわばり争いになったの。
こういったらアレなんだけど……噂から想像したらばすんごいチャラい王子さまかなって思ったのですけれどもね。なんかゼンと会ったら違うんじゃないかって思いましたのです。だってチャラ男じゃなくて妖精さんですし。
実際のところ、どうなんでしょうか?」
レオンが「……うん。ハッキリ言ったねサフィ」とおでこを押さえている。
だって、もうぶっちゃけちゃった方が話が早くない?
噂は噂。本当のことはわからないんだもの。
ガンダルさんは(名前まであの人みたいで呼ぶたびに笑いを堪えるのに必死!)笑うととっても優しい感じになるし、すんごい常識人。
てことはこの人が激オコして「ロンド許すまじ!!」ってなるだけのことをロンドはしたのだろう。
最初は「喧嘩両成敗」くらいに思ってたんだけど、このメンツをみたらば考えが変わった。
こりゃ、悪いのはロンドでは?まだ会ってもないけど。絶対にロンド。
だってこの美少女が自分からこんなカッコよな婚約者裏切るはずないし、子ウサギみたいな性格でロンドの姫をアハンするわけないもん。
あの「私たちの婚約式なのに、迷惑な輩の仲裁とは!」ってオコだったレオンまで、ゼンたちに会ったら「なんだか勝手が違うぞ」って絆され顔になってたしね。
なので、申し訳ないが、事情をきっちりと聞いておきたいのです。幸いロンドの方が後からくるみたいだし。
あまりにもぶっちゃけすぎたのか、リンドールのみなさま、しーんとなってしもうた。
でもオブラートにくるみようもないくらい、身も蓋もない噂なんだもの。
しばらくして、何かを決意したかのようにゼンが口を開いた。
「……私の口から申し上げましょう」
まだ顔色が真っ青。口元を押さえた手も震えている。大丈夫だろうか?
「えと。大丈夫?言える範囲で良きですからね?無理しないで大丈夫ですのでね?」
「は、はい。ありがとうございます」
ゼンは震えながらもキッと顔を上げ断言した。
「私は浮気などしておりません。私が愛するのはセオドラです。
あんな恐ろしい王女など……」
言いかけて絶句してまたしてもブルブル。
ど、どんだけひどい目にあったの?何があった?!
「殿下。セオドラと向こうでお休みください。私が代わりに事情をお話いたしますので」
ゼンを気遣わし気に見やり、ガンダルさんが名乗りを上げた。
「…どうやら大変な目に合われたご様子。ぶしつけなことをお聞きしてしまい、申し訳ない。
どうかゼン殿下はあちらのソファで少しお休みください」
重ねてレオンに促され、セオがそっとゼンを促しソファに寝かせている。
俺とレオンの心はひとつだ。
悪いのは絶対ロンド!
こんな繊細そうなかわゆい妖精さんをひどい目に合わせるなんて、ロンド許すまじ!
俺たちはテーブル席で小声で話を聞く。
ガンダルさんが教えてくれた実情は酷いものだった。
ロンドから「隣人として友好を深めたい。ぜひ我が国にいらしてください」としつこく誘われた。
リンドールはもとより閉鎖的な国。最初は断っていたが相手は国土の大半が接する隣国。あまりにしつこいので仕方なく外交に行ったゼン。
ところが、そのゼンのはかなげな容貌にロンドの第三王女が一目ぼれ。婚約者がいるからと言っても、べったりとくっついて離れない。
しまいには「たかが一貴族の娘でしょう。私は王女!お互いの国のためには私と婚約すべきでしょう?」と言い出し、従者含めて全員「歓待」という名の軟禁状態に。
外交として訪問していること、さらには決定的なことをされたわけではなく「歓待」とされていることから強くでることもできない。
「婚約者が待っております。帰らせてほしい」と頼むしかできずに困っていると、突然態度が豹変。殊勝な表情で「仕方ありません。では、最後にせめて」と無理やり茶会に参加させられた。
そこで茶を飲んだゼンは気を失い、気が付けばは王女と同じベッドで寝ていたのだそう。
「明らかに何か盛られちゃってるね?!」
分かりやすすぎるテンプレ展開に思わず叫んだ俺は悪くない。
国内ならまだしもいくらなんでも外交に来た他国の王子にそこまでしちゃう?!馬鹿なの?!
レオンがものすんごおくスンなお顔。
「事情は分かりました。して、ゼン殿下はどのようにして戻られたのですか?」
「あまりにも戻りが遅いため、何事か起こったのではないかと、私とセオドラ、近衛で迎えに行ったのです。
急な来賓ゆえ準備があるからと数日城下で待たされたのち、ようやく訪問の許可が出ました。
『こちらです』と案内されたほうに向かうと、殿下が下着姿でふらふらと部屋から出ていらしたのです。
その後ろから第三王女も……」
思わずガタンと立ち上がる。
「あからさまに計画されてるじゃん!!目撃者にされちゃってるじゃん!!」
「サフィ!ちょっと黙っていようか?」
しかしガンダルさんも拳握って立ち上がった。
「そうなのです!明らかに仕組まれておったのです!
私たちはすかさず殿下を抱え、宿泊していた宿に転移を致しました。
残る近衛を騒動員してすぐさま王城に向かわせ、騒ぎになる前にリンドールの従者等を救出。
そのまま国に戻り、ロンドに訴状を送り付けたのです」
怒りに震えるガンさんと俺。
するとソファの方からゼンがか細い声をあげた。
「私は何もしておりませんっ!ただ……茶を飲んだだけです!
急に眠くなり…目を覚ますとあの女が私の服を………っ!!」
ホタホタホタっと涙が落ちる。
「ああ!ゼン様!お可哀そうに!
だいじょうぶです!もうあんな痴女に手出しはさせません!私がついておりますからね!」
ゼンを抱きしめて涙を拭いてあげているセオ。
騎士。紛れもなく襲われた姫を慰める騎士!
こんな可愛い姫をだましてアハんしようとするなんて!なんてこと!なんてこと!!
ゼンの涙にガンダルフが思い出し怒りに肩を怒らせ、聞いていただけの俺たちまでもフンスフンスと怒りを募らせた。
「そんな手に引っかかる方も悪いっちゃ悪いけど……チャラ男相手ならともかく、こんな可愛い妖精さんによくそんな酷いことできまするね?!」
「サフィ、怒るところが違う気がするよ?……まあ私も同意見だが」
「ですよね?!こう言っては何ですが、ロンドの王女よりもウチの殿下の方がよほど可憐です!あんな下品な娘が手を出してよいお方ではありません!!」
「まさかそれで、ロンドの方が『姫を傷物にした責任取れ』とか言ってきたの?よくある手とはいえ、こんな妖精さんに向かってなんて図々しい!
で、リンドールはロンドを突っぱねて、喧嘩になっちゃってたのかあ……」
これは……仕方ない!
リンドールからしたら、第三王女って「深層の姫君をだまして呼び出したあげく監禁し、無理やり薬を盛って襲った悪漢」だもん。
状況からしたら「だまされたほうも悪くない?」なんだけど、ゼンを見ちゃったら「よくこんな姫を騙したね?!人の心はあるの?!」ってなっちゃう。
ゼンが真っ青になってぷるぷるしながら俯いてしまった。
そんなゼンの背中をセオが「大丈夫よ。落ち着いて?」とそっと撫でさすっている。
どう見ても男女逆なんだけどそれはこの際置いておこう。
「あのね、まだるっこしいのはやめてハッキリ言っちゃいますね?
俺は冒険者としてドラゴン討伐の依頼を受けて辺境に行きました。
それでもって、どういう事情なのか大体の話を聞いたのでございまする。
その答え合わせをしてもよろしいでしょうか?」
ふるふるしているゼンの代わりに、ガンダルさんが神妙な表情で頷いた。
「……どのように伝わっておるのでしょうか?我々も興味がございます」
「じゃあ、言いますね?
あくまでも王国に入る噂では、ですのでね?リンドールの王子が婚約者がいるのにロンドの王女と浮気して、ロンドが責任取れって言ってきて婚約者とその親の宰相さんがオコ。リンドールとロンドの戦いになっちゃったっていう話なのですが。
でもってその睨み合いの場所がちょうどドラゴンさんたちの住処近くだったから、ドラゴンさんがウチに来ちゃってウチのドラゴンとなわばり争いになったの。
こういったらアレなんだけど……噂から想像したらばすんごいチャラい王子さまかなって思ったのですけれどもね。なんかゼンと会ったら違うんじゃないかって思いましたのです。だってチャラ男じゃなくて妖精さんですし。
実際のところ、どうなんでしょうか?」
レオンが「……うん。ハッキリ言ったねサフィ」とおでこを押さえている。
だって、もうぶっちゃけちゃった方が話が早くない?
噂は噂。本当のことはわからないんだもの。
ガンダルさんは(名前まであの人みたいで呼ぶたびに笑いを堪えるのに必死!)笑うととっても優しい感じになるし、すんごい常識人。
てことはこの人が激オコして「ロンド許すまじ!!」ってなるだけのことをロンドはしたのだろう。
最初は「喧嘩両成敗」くらいに思ってたんだけど、このメンツをみたらば考えが変わった。
こりゃ、悪いのはロンドでは?まだ会ってもないけど。絶対にロンド。
だってこの美少女が自分からこんなカッコよな婚約者裏切るはずないし、子ウサギみたいな性格でロンドの姫をアハンするわけないもん。
あの「私たちの婚約式なのに、迷惑な輩の仲裁とは!」ってオコだったレオンまで、ゼンたちに会ったら「なんだか勝手が違うぞ」って絆され顔になってたしね。
なので、申し訳ないが、事情をきっちりと聞いておきたいのです。幸いロンドの方が後からくるみたいだし。
あまりにもぶっちゃけすぎたのか、リンドールのみなさま、しーんとなってしもうた。
でもオブラートにくるみようもないくらい、身も蓋もない噂なんだもの。
しばらくして、何かを決意したかのようにゼンが口を開いた。
「……私の口から申し上げましょう」
まだ顔色が真っ青。口元を押さえた手も震えている。大丈夫だろうか?
「えと。大丈夫?言える範囲で良きですからね?無理しないで大丈夫ですのでね?」
「は、はい。ありがとうございます」
ゼンは震えながらもキッと顔を上げ断言した。
「私は浮気などしておりません。私が愛するのはセオドラです。
あんな恐ろしい王女など……」
言いかけて絶句してまたしてもブルブル。
ど、どんだけひどい目にあったの?何があった?!
「殿下。セオドラと向こうでお休みください。私が代わりに事情をお話いたしますので」
ゼンを気遣わし気に見やり、ガンダルさんが名乗りを上げた。
「…どうやら大変な目に合われたご様子。ぶしつけなことをお聞きしてしまい、申し訳ない。
どうかゼン殿下はあちらのソファで少しお休みください」
重ねてレオンに促され、セオがそっとゼンを促しソファに寝かせている。
俺とレオンの心はひとつだ。
悪いのは絶対ロンド!
こんな繊細そうなかわゆい妖精さんをひどい目に合わせるなんて、ロンド許すまじ!
俺たちはテーブル席で小声で話を聞く。
ガンダルさんが教えてくれた実情は酷いものだった。
ロンドから「隣人として友好を深めたい。ぜひ我が国にいらしてください」としつこく誘われた。
リンドールはもとより閉鎖的な国。最初は断っていたが相手は国土の大半が接する隣国。あまりにしつこいので仕方なく外交に行ったゼン。
ところが、そのゼンのはかなげな容貌にロンドの第三王女が一目ぼれ。婚約者がいるからと言っても、べったりとくっついて離れない。
しまいには「たかが一貴族の娘でしょう。私は王女!お互いの国のためには私と婚約すべきでしょう?」と言い出し、従者含めて全員「歓待」という名の軟禁状態に。
外交として訪問していること、さらには決定的なことをされたわけではなく「歓待」とされていることから強くでることもできない。
「婚約者が待っております。帰らせてほしい」と頼むしかできずに困っていると、突然態度が豹変。殊勝な表情で「仕方ありません。では、最後にせめて」と無理やり茶会に参加させられた。
そこで茶を飲んだゼンは気を失い、気が付けばは王女と同じベッドで寝ていたのだそう。
「明らかに何か盛られちゃってるね?!」
分かりやすすぎるテンプレ展開に思わず叫んだ俺は悪くない。
国内ならまだしもいくらなんでも外交に来た他国の王子にそこまでしちゃう?!馬鹿なの?!
レオンがものすんごおくスンなお顔。
「事情は分かりました。して、ゼン殿下はどのようにして戻られたのですか?」
「あまりにも戻りが遅いため、何事か起こったのではないかと、私とセオドラ、近衛で迎えに行ったのです。
急な来賓ゆえ準備があるからと数日城下で待たされたのち、ようやく訪問の許可が出ました。
『こちらです』と案内されたほうに向かうと、殿下が下着姿でふらふらと部屋から出ていらしたのです。
その後ろから第三王女も……」
思わずガタンと立ち上がる。
「あからさまに計画されてるじゃん!!目撃者にされちゃってるじゃん!!」
「サフィ!ちょっと黙っていようか?」
しかしガンダルさんも拳握って立ち上がった。
「そうなのです!明らかに仕組まれておったのです!
私たちはすかさず殿下を抱え、宿泊していた宿に転移を致しました。
残る近衛を騒動員してすぐさま王城に向かわせ、騒ぎになる前にリンドールの従者等を救出。
そのまま国に戻り、ロンドに訴状を送り付けたのです」
怒りに震えるガンさんと俺。
するとソファの方からゼンがか細い声をあげた。
「私は何もしておりませんっ!ただ……茶を飲んだだけです!
急に眠くなり…目を覚ますとあの女が私の服を………っ!!」
ホタホタホタっと涙が落ちる。
「ああ!ゼン様!お可哀そうに!
だいじょうぶです!もうあんな痴女に手出しはさせません!私がついておりますからね!」
ゼンを抱きしめて涙を拭いてあげているセオ。
騎士。紛れもなく襲われた姫を慰める騎士!
こんな可愛い姫をだましてアハんしようとするなんて!なんてこと!なんてこと!!
ゼンの涙にガンダルフが思い出し怒りに肩を怒らせ、聞いていただけの俺たちまでもフンスフンスと怒りを募らせた。
「そんな手に引っかかる方も悪いっちゃ悪いけど……チャラ男相手ならともかく、こんな可愛い妖精さんによくそんな酷いことできまするね?!」
「サフィ、怒るところが違う気がするよ?……まあ私も同意見だが」
「ですよね?!こう言っては何ですが、ロンドの王女よりもウチの殿下の方がよほど可憐です!あんな下品な娘が手を出してよいお方ではありません!!」
「まさかそれで、ロンドの方が『姫を傷物にした責任取れ』とか言ってきたの?よくある手とはいえ、こんな妖精さんに向かってなんて図々しい!
で、リンドールはロンドを突っぱねて、喧嘩になっちゃってたのかあ……」
これは……仕方ない!
リンドールからしたら、第三王女って「深層の姫君をだまして呼び出したあげく監禁し、無理やり薬を盛って襲った悪漢」だもん。
状況からしたら「だまされたほうも悪くない?」なんだけど、ゼンを見ちゃったら「よくこんな姫を騙したね?!人の心はあるの?!」ってなっちゃう。
908
あなたにおすすめの小説
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
【完結】留学先から戻って来た婚約者に存在を忘れられていました
山葵
恋愛
国王陛下の命により帝国に留学していた王太子に付いて行っていた婚約者のレイモンド様が帰国された。
王家主催で王太子達の帰国パーティーが執り行われる事が決まる。
レイモンド様の婚約者の私も勿論、従兄にエスコートされ出席させて頂きますわ。
3年ぶりに見るレイモンド様は、幼さもすっかり消え、美丈夫になっておりました。
将来の宰相の座も約束されており、婚約者の私も鼻高々ですわ!
「レイモンド様、お帰りなさいませ。留学中は、1度もお戻りにならず、便りも来ずで心配しておりましたのよ。元気そうで何よりで御座います」
ん?誰だっけ?みたいな顔をレイモンド様がされている?
婚約し顔を合わせでしか会っていませんけれど、まさか私を忘れているとかでは無いですよね!?
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
代わりはいると言われた私は出て行くと、代わりはいなかったようです
天宮有
恋愛
調合魔法を扱う私エミリーのポーションは有名で、アシェル王子との婚約が決まるほどだった。
その後、聖女キアラを婚約者にしたかったアシェルは、私に「代わりはいる」と婚約破棄を言い渡す。
元婚約者と家族が嫌になった私は、家を出ることを決意する。
代わりはいるのなら問題ないと考えていたけど、代わりはいなかったようです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。