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俺とレオンの婚約式
みんなで推し語り
ここで仲間外れにされたと思ったのか「はい!」とレオンが主張。
「ちなみに私の推しはサフィと出会った瞬間からずっとサフィだよ?絵姿だって持っているしね」
レオンが懐から小さなロケットペンダントを出した。パカリと開くと中には多分数年前の俺の絵姿が!ちょっといつのまに!
「ゲイルに頼んで書いてもらったんだ。ふふ。いいでしょう?」
レオン渾身のドヤァ頂きましたーー!
セオが興味を持って「見せて頂けます?」と覗き込み叫んだ。
「まあ!少し小さなサフィですね!そっくりです!なんてお可愛らしい!」
「でしょう?私のサフィは5歳のころから可愛くてね」
……俺語りがママのところだけでなくこちらでも始まってしもうた。
するとそこになぜかビビさんが食いついた。
「5歳の頃のサフィ様はどうでしたの?」
「王国では5歳のお披露目があるのですが、会場にサフィが入ってきたとたん、広間中の視線がサフィに集中してね?なんというかこう……明るくて元気で可愛くて、そこだけ輝いているように見えた」
ち、ちょっと!レオンってば、はずかしいから!
「あまりの可愛さに父上など式の最中だというのにサフィを抱き上げてしまってね。サフィ抱っこのまま式を……」
「陛下の抱っこで式を!まあああ!!」
「ふふふふ。目に浮かぶようですね?私もみたかったです」
可愛らしくゼンがクスクス笑った。
「なかなか手放さないものだから、サフィが困ってしまってね。『ふけいですか?』って涙目で……」
「まあ、お可哀そうに。でも……それは『キューン』ですわね!」
今度はビビさんが胸の前で手を組んで萌え萌えしておる。
え?ビビさんの推し、俺?もしかして俺推し?
「私もレオン様と同じくサフィ様を推しますわ!だってまだお小さいのにとってもお強いですし!お歌も上手でとってもお可愛らしいんですもの!
なんというか……こう言ってはなんですけれど、メーゼン殿下のことはまるでおとぎ話の王子様のように思っておりましたの。私をお迎えに来た王子様なんだと思い込んでしまって……。
ですがサフィ様は……もっとこう、身近で胸がわくわくすると申しますか……」
「ふふふ。サフィを見てワクワクする気持ち、私も分かる気がするな。私も『サフィ推し』なのかな?
だって、サフィってすごいんだもの。リンドールの悩みをあっという間に解決してしまったし。
見た目はまるで小さなお姫様みたいなのに何頭ものドラゴンを従えたり、あんなにすごい魔法が使えたり。まるで伝説の勇者みたいだよね!
それなのにコンサートまで!なんといったらよいのかな……サフィって、素敵なものが詰まった宝箱みたいですよね?」
「ですわよねえ!あんなに可愛らしいもの、初めて見ましたわ!
なんというか、ドキドキしてワクワクして元気になりますの!」
「わかるわかる!私も勝手に身体がうごいてしまったもの!」
ビビさんとゼンがキャッキャしだした!これ、推しのコンサート帰りとかでよく見るやつだ!
セオさんとレオンが置いて行かれておる。
負けじとレオンがさらに萌えを投下した。
「サフィ5歳のコンサートもすごかったんだよ?初めてのチュウという歌があってね?
くるりと回って投げキスをするサフィの可愛らしさときたら!!」
思いだしキュンで胸を押さえるレオン。
「なんですのそれは!!先ほどはその曲はやりませんでしたわよね?!」
「投げキスってどういうことなのですか?え?歌いながらそんな可愛いことを⁈」
ビビさんとゼンがぐるりと俺を見た。
じいいいいい。
じいいいいいいいい。
そっと目をそらすとその先にセオが。
「………サフィ。私も見てみたいです」
レオンまで俺を見つめてニコッ。
「……………食後に一曲だけ歌います」
もおおおお!
あえてアレはやらなかったのにい!
アレやったら絶対レオンヤキモチやくくせに!知らないんだからねっ!
食後、簡易的に作られたステージで俺は「初めてのチュウ」とくるりんチュッを披露した。
大変大変盛り上がった。
王国勢はいつもどうり大興奮!
帝国も野太い声をあげ、リンロンは興奮しすぎて鼻血を出した。
ゲイル曰く「耐性がないからしかたない」。サクッとヒールとクリーンをしてくれた。
レオンはがヤキモチなう。
だから言ったじゃん!俺が「チュッ」てしたのをレオンじゃない方向に飛ばしたからだって。
だってコンサートのファンサは満遍なくが基本だもの!しょーがないでしょー!
人前にもかかわらず、終わったと同時に
「みなさん、本日はありがとうございました。どうぞごゆっくりお寛ぎください。サフィが疲れたようなので、私たちはこれで失礼いたします」
とレオンに姫抱っこされて拉致され申した。今はお部屋で絶賛膝に抱き込まれ中。
だから言ったのに!
「ちなみに私の推しはサフィと出会った瞬間からずっとサフィだよ?絵姿だって持っているしね」
レオンが懐から小さなロケットペンダントを出した。パカリと開くと中には多分数年前の俺の絵姿が!ちょっといつのまに!
「ゲイルに頼んで書いてもらったんだ。ふふ。いいでしょう?」
レオン渾身のドヤァ頂きましたーー!
セオが興味を持って「見せて頂けます?」と覗き込み叫んだ。
「まあ!少し小さなサフィですね!そっくりです!なんてお可愛らしい!」
「でしょう?私のサフィは5歳のころから可愛くてね」
……俺語りがママのところだけでなくこちらでも始まってしもうた。
するとそこになぜかビビさんが食いついた。
「5歳の頃のサフィ様はどうでしたの?」
「王国では5歳のお披露目があるのですが、会場にサフィが入ってきたとたん、広間中の視線がサフィに集中してね?なんというかこう……明るくて元気で可愛くて、そこだけ輝いているように見えた」
ち、ちょっと!レオンってば、はずかしいから!
「あまりの可愛さに父上など式の最中だというのにサフィを抱き上げてしまってね。サフィ抱っこのまま式を……」
「陛下の抱っこで式を!まあああ!!」
「ふふふふ。目に浮かぶようですね?私もみたかったです」
可愛らしくゼンがクスクス笑った。
「なかなか手放さないものだから、サフィが困ってしまってね。『ふけいですか?』って涙目で……」
「まあ、お可哀そうに。でも……それは『キューン』ですわね!」
今度はビビさんが胸の前で手を組んで萌え萌えしておる。
え?ビビさんの推し、俺?もしかして俺推し?
「私もレオン様と同じくサフィ様を推しますわ!だってまだお小さいのにとってもお強いですし!お歌も上手でとってもお可愛らしいんですもの!
なんというか……こう言ってはなんですけれど、メーゼン殿下のことはまるでおとぎ話の王子様のように思っておりましたの。私をお迎えに来た王子様なんだと思い込んでしまって……。
ですがサフィ様は……もっとこう、身近で胸がわくわくすると申しますか……」
「ふふふ。サフィを見てワクワクする気持ち、私も分かる気がするな。私も『サフィ推し』なのかな?
だって、サフィってすごいんだもの。リンドールの悩みをあっという間に解決してしまったし。
見た目はまるで小さなお姫様みたいなのに何頭ものドラゴンを従えたり、あんなにすごい魔法が使えたり。まるで伝説の勇者みたいだよね!
それなのにコンサートまで!なんといったらよいのかな……サフィって、素敵なものが詰まった宝箱みたいですよね?」
「ですわよねえ!あんなに可愛らしいもの、初めて見ましたわ!
なんというか、ドキドキしてワクワクして元気になりますの!」
「わかるわかる!私も勝手に身体がうごいてしまったもの!」
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負けじとレオンがさらに萌えを投下した。
「サフィ5歳のコンサートもすごかったんだよ?初めてのチュウという歌があってね?
くるりと回って投げキスをするサフィの可愛らしさときたら!!」
思いだしキュンで胸を押さえるレオン。
「なんですのそれは!!先ほどはその曲はやりませんでしたわよね?!」
「投げキスってどういうことなのですか?え?歌いながらそんな可愛いことを⁈」
ビビさんとゼンがぐるりと俺を見た。
じいいいいい。
じいいいいいいいい。
そっと目をそらすとその先にセオが。
「………サフィ。私も見てみたいです」
レオンまで俺を見つめてニコッ。
「……………食後に一曲だけ歌います」
もおおおお!
あえてアレはやらなかったのにい!
アレやったら絶対レオンヤキモチやくくせに!知らないんだからねっ!
食後、簡易的に作られたステージで俺は「初めてのチュウ」とくるりんチュッを披露した。
大変大変盛り上がった。
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ゲイル曰く「耐性がないからしかたない」。サクッとヒールとクリーンをしてくれた。
レオンはがヤキモチなう。
だから言ったじゃん!俺が「チュッ」てしたのをレオンじゃない方向に飛ばしたからだって。
だってコンサートのファンサは満遍なくが基本だもの!しょーがないでしょー!
人前にもかかわらず、終わったと同時に
「みなさん、本日はありがとうございました。どうぞごゆっくりお寛ぎください。サフィが疲れたようなので、私たちはこれで失礼いたします」
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だから言ったのに!
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