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第八章 これから
嵐を呼ぶ子犬
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「いや、お前を迎えに来たんだっての。サフィール行くぞ」
グダグダになった二人を連れて行こうとすれば、
「ちょっと待ってくださいっ!!」
子犬ストップが入った。
「ああん?まだなんかあんのかよ」
「ゲイルにはねえよ。クリスさんだ!クリスさん!ゲイルなんて諦めて、俺にしてくださいっ!!」
「「はああああ?!」」
「確かにゲイルは美形だし、強いし、凄いけど、でも、絶対に俺のほうがクリスさんのことを幸せにできます!!今はまだC級ですが、必ずS級になってもっとギルドに貢献するから!」
「いやいやいや、何言ってんだよカイト!お前は俺の弟子だろ!」
「弟子で恋人でもいいじゃないですか!ゲイルと付き合ってないなら、今フリーでしょ?もう不毛な横恋慕はやめて俺にしましょ!」
子犬!お前クリスに惚れてんのか!なかなか見どころあるじゃねえか!
こいつくらい強引で勢いがあるヤツのほうがクリスにはいいかもしんねーな。
俺としても、クリスには幸せになって欲しい。
「いいじゃねえかよクリス。こいつ忠犬だぞ?子犬みてえで可愛いじゃねえか。フィオには負けるが」
「ですね。役に立ちそうですよ?ゲイルに横恋慕するよりよっぽど建設的では?」
「てめえら、俺を邪魔もの扱いしやがって!聖女同盟じゃなかったのかよ?!」
げ!やべえ!クリスのやつ!まだ公表してねえのに、バレちまっていいのか?
「え?聖女?聖女ってなんですか?」
「いや、言葉の綾だ」
「まさか、ゲイルのことじゃないですよね?いくらなんでも聖女なんて言いすぎですよ!クリスさんはこいつを神聖視しすぎなんです。こんな口が悪い人を聖女だなんて!こいつが聖女なら、俺だって聖女です!」
そういう風にとったのか!うん!いいぞ、小僧!勘違いしとけ!
「てか、味方してやったのにこいつ呼ばわりかよ」
「アンタまだ一応ライバルだからな。ぜってえクリスさんに手を出すなよ。そいつで満足しとけ!」
「出さねえよ!フィオで大大満足だわ!クリス、やっぱこいつやめとけ!礼儀ってもんを知らねえ!こいつがいたらお前んちに行きにくくなるだろうが!」
「はあ?アンタまだそんなこと言ってんのかよ!そこの怖いのといちゃついてりゃいいだろうが!」
「ああん?親友と酒のんで何が悪いんだよ!クソ犬が!」
「ゲイル!ガキと喧嘩すんなよ……。んで、カイト、俺はお前みてえなガキは趣味じゃねえ。お前はあくまでも弟子だ」
「ガキじゃねえ!19だ!立派な大人だろ!」
「そうやってすぐつっかかるからガキだって言ってんだよ」
「なら、ゲイルだっておんなじじゃん!」
「……確かに……」
なぜか納得するフィオ。はあ?俺はガキじゃねえだろ。こんな子犬と一緒にすんなよ!
「こらフィオ、頷くな!お前は俺の味方しろ!」
「ふふふ。でもそういうところが可愛いところだと思いますよ?」
「まあそれはそうだな」
「クリスさん!ゲイルが可愛いなら俺だって可愛いでしょ!!!」
「まあ、きゃんきゃんワンワン言ってて子犬みたいな可愛さはあるな」
「ゲイル!お前に言われたくねえ!
とにかく。ゲイルが抜けたんなら、俺はもう遠慮しませんからね!クリスさんには絶対に俺を選んでもらいます!これからまだまだ成長するからお買い得だよ?
クリスさんの頼みだから1年も派遣されてやったんだよ!もう絶対にここに居座ってやりますから!」
子犬はクリスの顔に無理やりキスをすると、「へへっ」と笑い、真っ赤になって走り去った。
「…………クリス、なんだあれ?あんな面白いの、どこにしまってたんだ?」
「……駆け出しのころから世話してたんだよ。あいつは朝一で依頼を受けて出てくからお前とはちょうどすれ違いだったのかもな」
「向こうはゲイルのことを知っているようでしたよ?」
「ほら、俺有名人だから」
「一方的に知っていたんだろう。いや……巻き込んですまん」
「俺らもクリスを巻き込むんだ。かまわねえよ。てか、お前だって独り身なんだから、飼ってやればいい。大事に育ててきたんだろ?」
「昨日の今日でお前が言うな」
「……だってよお…………お前にも幸せになって欲しいんだ」
「ふは!幸せだっての!これまでだって楽しくやってきたろ?」
グダグダになった二人を連れて行こうとすれば、
「ちょっと待ってくださいっ!!」
子犬ストップが入った。
「ああん?まだなんかあんのかよ」
「ゲイルにはねえよ。クリスさんだ!クリスさん!ゲイルなんて諦めて、俺にしてくださいっ!!」
「「はああああ?!」」
「確かにゲイルは美形だし、強いし、凄いけど、でも、絶対に俺のほうがクリスさんのことを幸せにできます!!今はまだC級ですが、必ずS級になってもっとギルドに貢献するから!」
「いやいやいや、何言ってんだよカイト!お前は俺の弟子だろ!」
「弟子で恋人でもいいじゃないですか!ゲイルと付き合ってないなら、今フリーでしょ?もう不毛な横恋慕はやめて俺にしましょ!」
子犬!お前クリスに惚れてんのか!なかなか見どころあるじゃねえか!
こいつくらい強引で勢いがあるヤツのほうがクリスにはいいかもしんねーな。
俺としても、クリスには幸せになって欲しい。
「いいじゃねえかよクリス。こいつ忠犬だぞ?子犬みてえで可愛いじゃねえか。フィオには負けるが」
「ですね。役に立ちそうですよ?ゲイルに横恋慕するよりよっぽど建設的では?」
「てめえら、俺を邪魔もの扱いしやがって!聖女同盟じゃなかったのかよ?!」
げ!やべえ!クリスのやつ!まだ公表してねえのに、バレちまっていいのか?
「え?聖女?聖女ってなんですか?」
「いや、言葉の綾だ」
「まさか、ゲイルのことじゃないですよね?いくらなんでも聖女なんて言いすぎですよ!クリスさんはこいつを神聖視しすぎなんです。こんな口が悪い人を聖女だなんて!こいつが聖女なら、俺だって聖女です!」
そういう風にとったのか!うん!いいぞ、小僧!勘違いしとけ!
「てか、味方してやったのにこいつ呼ばわりかよ」
「アンタまだ一応ライバルだからな。ぜってえクリスさんに手を出すなよ。そいつで満足しとけ!」
「出さねえよ!フィオで大大満足だわ!クリス、やっぱこいつやめとけ!礼儀ってもんを知らねえ!こいつがいたらお前んちに行きにくくなるだろうが!」
「はあ?アンタまだそんなこと言ってんのかよ!そこの怖いのといちゃついてりゃいいだろうが!」
「ああん?親友と酒のんで何が悪いんだよ!クソ犬が!」
「ゲイル!ガキと喧嘩すんなよ……。んで、カイト、俺はお前みてえなガキは趣味じゃねえ。お前はあくまでも弟子だ」
「ガキじゃねえ!19だ!立派な大人だろ!」
「そうやってすぐつっかかるからガキだって言ってんだよ」
「なら、ゲイルだっておんなじじゃん!」
「……確かに……」
なぜか納得するフィオ。はあ?俺はガキじゃねえだろ。こんな子犬と一緒にすんなよ!
「こらフィオ、頷くな!お前は俺の味方しろ!」
「ふふふ。でもそういうところが可愛いところだと思いますよ?」
「まあそれはそうだな」
「クリスさん!ゲイルが可愛いなら俺だって可愛いでしょ!!!」
「まあ、きゃんきゃんワンワン言ってて子犬みたいな可愛さはあるな」
「ゲイル!お前に言われたくねえ!
とにかく。ゲイルが抜けたんなら、俺はもう遠慮しませんからね!クリスさんには絶対に俺を選んでもらいます!これからまだまだ成長するからお買い得だよ?
クリスさんの頼みだから1年も派遣されてやったんだよ!もう絶対にここに居座ってやりますから!」
子犬はクリスの顔に無理やりキスをすると、「へへっ」と笑い、真っ赤になって走り去った。
「…………クリス、なんだあれ?あんな面白いの、どこにしまってたんだ?」
「……駆け出しのころから世話してたんだよ。あいつは朝一で依頼を受けて出てくからお前とはちょうどすれ違いだったのかもな」
「向こうはゲイルのことを知っているようでしたよ?」
「ほら、俺有名人だから」
「一方的に知っていたんだろう。いや……巻き込んですまん」
「俺らもクリスを巻き込むんだ。かまわねえよ。てか、お前だって独り身なんだから、飼ってやればいい。大事に育ててきたんだろ?」
「昨日の今日でお前が言うな」
「……だってよお…………お前にも幸せになって欲しいんだ」
「ふは!幸せだっての!これまでだって楽しくやってきたろ?」
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