ダンジョンクリエイター~魔王に転生したけど、興味ないので迷宮経営する~

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第1章

第2話 いざ、迷宮営業。

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 さて、魔王城を飛び出した俺だったが、その後どうしたかと言うと。

『迷宮探索受付』

 とある街の近くで、こんな看板を掲げている。
 そんな俺の横には、ポッカリと洞窟が口を開けている。

 まぁ簡単に言うと、大量にあったチートスキルの中にこんなものがある。

迷宮創作ダンジョンクリエイター

 そう。
 ダンジョンの生成能力だ。
 この能力、魔物や罠、通路や階段、果ては財宝の生成まで可能という。
 何とも魔王らしく、面白い能力である。
 魔王城に居た頃は
 『過去の偉大なる先達の作った迷宮を汚すな』
 『魔王様は城で来たる勇者に備え、ドンと構えておけばいい』
 だとか言われ、使えなかった。

 本当に下らない。

 過去の栄光だとか、しきたりだとか、様式美だとか、そういうのに拘っても退屈なだけだろと。

 おっと、話が逸れてしまった。
 まぁ何をしてるかってのを簡単に言うと、作った迷宮の受付をして、潜っていく冒険者を観察しようっていうのが目的だ。

 え?
 わざわざ受付する必要があるのかって?
 あるよ。
 あるでしょ。
 ありますとも。

 ここで受付する事で、まず金が手に入る。
 次に見逃す事が無くなる。
 最後に人となりが直接見れるから、より刺激がある。

 まぁ、奥に入っていったら、水晶で見ないと行けないんだけどね。

 全ては退屈を無くす為だけに。

 さて、それで、今回作った迷宮の近くの街っていうのが、何を隠そう。

『始まりの街』

 ふざけた名前だって?
 俺もそう思う。
 だが、至って真面目らしいから馬鹿みたいでしょ?

 ひとまず、名前の件は置いておいて、何でも冒険者を目指す人達が始めに訪れる街なんだと。
 由来もあるみたいだけど、興味ない。

 俺が興味があるのは、この迷宮で映し出される、人々の織り成す美しかったり、くそったれだったりのリアルな人間ドラマなのだ。

 全ては退屈を無くす為だけに。

 大事な事なので二回言わせてもらった。

 さぁ、そうこうしている内に、初めてのお客様が訪れた様ですよ。
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