国家存亡の危機

環境

文字の大きさ
上 下
1 / 4
官邸の混乱

混乱の官邸

しおりを挟む
20xx年1月15日。群馬県某所。
「飲みすぎたなぁ…吐きそう…うん?誰かいるなフラフラしてるようだし、呑み仲間として声かけてみようかな🎵」
「ヘイお兄さん!ここで何してるの?」
「ウウウウぅカプ」
「うん?イタッこいつ噛みやがった。このくそがき…くそ逃げてやるハァハァ」

翌日午前4時総理官邸
「pppppppppガチャ…もしもし何こんな早く」
「総理朝早く申し訳ございません。至急総理執務室までお越しください。小栗官房長官が既に到着しております。」
「おい、状況を説明…ガチャ切りやがった。」

午前4時30分
「総理朝早く申し訳ございません。一刻を争うものでしたから。」
「済んだ事はようよい。状況を説明せよ。」
「ハッ昨日11時頃群馬県にて新型伝染病とみられる患者が続出しており、県内の医療施設がパンク状態になっております。一部の施設では連絡が取れなくなっております。午前3時頃群馬県知事より自衛隊の災害派遣が要請されました。それに伴い午前3時18分官邸連絡室を設置しました。詳細な情報は調査中です。」
「そうか。でっ被害状況と新型伝染病となんとやらの症状はなんなの?」
「それにつきましては私が説明いたします。えー現時点での被害状況は、
感染者が…53万にのぼっております。しかし実際数はこれをうわまることでしょう。」
「そんなにか!群馬県の人口の4分の1程度じゃないか!」
「まだ続きはございます。死亡者は不明。まだ早朝ともあって経済的損失は少ないですが、このままでは県内の都市機能は失われます。
症状は主に激しい高熱、不整脈、等であり心肺停止ののち…暴徒化するとのことです。」
「暴徒化?死んだのに?」
「確かにそう書かれておりますが、私には説明しかねます。総理。
これは時を争います。非常事態宣言の布告をお願い致します。」
「う…総務大臣の見解は?」
「あっえー県内での警察力では対応が遅れており、感染者の県外への脱出を防ぐため、自衛隊の協力が不可欠と考えます。あらゆる形式会議を省くには、非常事態宣言の布告が妥当かと。」
「ウム。分かった」
TVアナウンサー「先程、政府は災害対策基本法に基づく非常事態宣言の布告を行いました。これにより今回の事態に対して政府が本腰を入れた事となります。」



しおりを挟む

処理中です...