国家存亡の危機

武器使用許可と狂気の人権団体

世間からの視線

午後16時　総理執務室
「いやーレクは批判の嵐だ。総辞職もあり得るな。
事態の収拾がつくまで、持ってほしい限りだな。」
官房長官　「最もです。先程の発砲事案は既に現場周辺にいた、抗議デモ
の参加者に気づかれてます。広がらないうちに公式で会見を行いましょう。」
「このあと米国との電話会談がある。例の伝染病の件だ。官房長官、会見頼めるか？」
「承知しました。」
午後16時20分　一階記者会見室
「えー先程、午後13時頃埼玉方面封鎖地点にて、
封鎖活動中の陸上自衛隊第48普通科連隊から緊急の発砲許可を求められ、
政府はこれに許可をだし、脱走者側に計67発分の銃弾を発砲し脱走者側に
死亡者3名、重軽傷者7名。
そして自衛隊に河西陸上自衛隊第48普通科連隊隊長一名が、殉職をするといういう事態になりました。
警察官職務執行法に基づき、公務執行妨害で、重軽傷者を含む9名を現行犯で逮捕した次第です。」
「質問どうぞ」
「毎週新聞の和田です。今回の発砲事件についてお伺いします。
犯人側は新型伝染病の感染者だったのでしょうか？それとも民間人だったのでしょうか？」
「それについては現在調査中であります。」
「ではもしそれが感染者だった場合、
症状について意識障害と徘徊、記憶喪失と記載されていますが
これらの症状が犯人側に出ていたらそれは明らかに伝染病の症状であって、本人達の意思ではない。つまり責任能力がない可能性が高いということですが政府はそれについてどうお考えでしょうか？」
「それについては、
現行法に基づいて犯人達の意識がハッキリした状態での取り調べで適切に判断していく次第です。」
「ありがとうございました。」
「にっぽんテレビの向田です。話は変わりますが……」