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第6章 ◇問題発生⁉の 2nd WEEK
◆10 藤田Side:貴方にとってユキは
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「僕たち、多分友達とは思われてない……ただの部活のバンド仲間なんです。すごくお節介だと思ったんですけど、『ホストクラブのバイトに専念するからしばらくバンド活動が出来なくなる』なんて、急に言われて驚いてしまって。それで、バイト先を見学に行こうという話しに……」
「バンド!!あー、やっぱりユキってそういうことやってるのか……にしても、うちのバイトのせいでそんな事になってることも知らなくて……ごめん、それは俺からも謝ります」
「迷惑かけて、本当に申し訳ない」と、蓮夜さんはソファーから立ち上がり、僕たちに向かって、思い切り頭を下げてくる。
「いえそんな!蓮夜さんに頭を下げられることじゃ……彼が自分から望んでやってることなら、僕たちはそれでOKなんで」
座ってください、と慌ててお願いした。
「もしかして……無理やり働かせられてる、とか心配してた?」
「うっ!すいません……実はちょっとそう思ってました」
「そっかー、いやそうだよね。ユキみたいな大人しいタイプがホストクラブでバイトだなんて……まぁ危なっかしいイメージしか浮かばないよね」
うんうんと頷きながら、僕たちの行動に理解を示してくれる。話しやすくて優しいなぁというのが、ここまでの蓮夜先輩の印象だ。
「あの」
「うん?」
「蓮夜さんは、あいつのことどう思ってるんですか?」
「!?」
静かだった阿久津が、突然、そんな質問をぶつけて。
(ええ――!?ちょっと阿久津!!
何、その質問は!自分の気持ちに正直になり過ぎてない!?)
僕は心の中で、ひとり大慌てである。
いきなり核心に斬り込んじゃう気なのか!?と。
「バカお前、いきなりそんな……!?」
横に座っている阿久津に肩をぶつけ、思わず小声で突っ込んだ。
「いきなりって……いや単純に、2人はプライベートでも仲が良いのかなって。そんなに慌てることか?」
「えっ?あ、いや」
もう一気に「恋愛的に好きなのか」とか、そういう事を訊こうとしているのかと思って、勝手に焦ってしまった。
蓮夜さんは別に変な意味には取らなかったみたいで、少し考え込んだ後に話し出す。
「うーん、ホストクラブの先輩と後輩……っていう以外、なんて言えばいいのかなー。俺はユキからプライベートな話は一切聞かされてなくて。本名も二人から聞いて今知ったくらいで。友達……とも言えないし」
そう言って、一旦言葉を区切ってから――少しラフな口調になって話しを続ける。
「だけど、どう思ってるかって言われれば――俺にとって、ユキは特別かもね」
「……特別、とは、どういう風に?」
阿久津の声のトーンも変わった気がした。真剣味を帯びて、少し低くなる。
「ユキが困ってたら、何処にいても飛んでいっちゃうくらいには、愛してると思う」
「あ、愛……!?」
ストレートな表現に、僕はドキリとして顔が熱くなった。チラッと見たけど阿久津の表情は変わっていない。
「バンド!!あー、やっぱりユキってそういうことやってるのか……にしても、うちのバイトのせいでそんな事になってることも知らなくて……ごめん、それは俺からも謝ります」
「迷惑かけて、本当に申し訳ない」と、蓮夜さんはソファーから立ち上がり、僕たちに向かって、思い切り頭を下げてくる。
「いえそんな!蓮夜さんに頭を下げられることじゃ……彼が自分から望んでやってることなら、僕たちはそれでOKなんで」
座ってください、と慌ててお願いした。
「もしかして……無理やり働かせられてる、とか心配してた?」
「うっ!すいません……実はちょっとそう思ってました」
「そっかー、いやそうだよね。ユキみたいな大人しいタイプがホストクラブでバイトだなんて……まぁ危なっかしいイメージしか浮かばないよね」
うんうんと頷きながら、僕たちの行動に理解を示してくれる。話しやすくて優しいなぁというのが、ここまでの蓮夜先輩の印象だ。
「あの」
「うん?」
「蓮夜さんは、あいつのことどう思ってるんですか?」
「!?」
静かだった阿久津が、突然、そんな質問をぶつけて。
(ええ――!?ちょっと阿久津!!
何、その質問は!自分の気持ちに正直になり過ぎてない!?)
僕は心の中で、ひとり大慌てである。
いきなり核心に斬り込んじゃう気なのか!?と。
「バカお前、いきなりそんな……!?」
横に座っている阿久津に肩をぶつけ、思わず小声で突っ込んだ。
「いきなりって……いや単純に、2人はプライベートでも仲が良いのかなって。そんなに慌てることか?」
「えっ?あ、いや」
もう一気に「恋愛的に好きなのか」とか、そういう事を訊こうとしているのかと思って、勝手に焦ってしまった。
蓮夜さんは別に変な意味には取らなかったみたいで、少し考え込んだ後に話し出す。
「うーん、ホストクラブの先輩と後輩……っていう以外、なんて言えばいいのかなー。俺はユキからプライベートな話は一切聞かされてなくて。本名も二人から聞いて今知ったくらいで。友達……とも言えないし」
そう言って、一旦言葉を区切ってから――少しラフな口調になって話しを続ける。
「だけど、どう思ってるかって言われれば――俺にとって、ユキは特別かもね」
「……特別、とは、どういう風に?」
阿久津の声のトーンも変わった気がした。真剣味を帯びて、少し低くなる。
「ユキが困ってたら、何処にいても飛んでいっちゃうくらいには、愛してると思う」
「あ、愛……!?」
ストレートな表現に、僕はドキリとして顔が熱くなった。チラッと見たけど阿久津の表情は変わっていない。
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