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第22話「嘘に嘘を重ねて、見破られる」
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「……温かい?」
夢の中で手に温かさを感じて、私はゆっくりと覚醒する。
「目が覚めたのか?」
それはアシュレイの声だった。
「だ、大丈夫ですかッ!」
「朝から騒がしいな」
驚いて大声を出してしまったら、アシュレイは眉間に皺を寄せて声のトーンを落とすように言ってきた。耳に響くと言いながら。
「ご、ごめんなさい。けど本当に驚いて……」
「君が助けてくれたのか?」
握られた手を少しだけ引かれて、アシュレイはそっとそれを問う。
顔色は正常、脈も正常、汗も出ていないことから、おそらく熱も下がった。これって、完治したの?
傷口は私の治癒魔法で治っていることは確認済みだったけど、毒は治せなかった。つまり、村の人たちが用意してくれた薬草が効果を発揮したってこと?
「違います。村の人たちが薬草を飲ませてくれたんです」
私は何もしていないと正直に話せば、アシュレイは眉間に皺を寄せて目を細めてきた。これは疑っている目。
「村に治癒師がいるとは聞いていない」
ああ、傷口が治っていることに不信感を抱いたのね。
ローレンだけでも失敗したのに、アシュレイにも治癒魔法が使えるなんて知られるわけにはいかない。私は普通、そう普通を貫き通したい!
「たまたま、治癒魔法が扱える人が通りかかって、治していただいたのよ」
「礼がしたい、名前は?」
「……聞き忘れちゃったわ」
「それでは、容姿はどのような姿だった?」
「えっと……、身長はこのくらいで、長い髪の女性だったわ」
身振り手振りで治癒師の情報をぎこちなく伝えれば、アシュレイの目はさらに細くなって、掴まれた手に力が込められた。
「一人だったのか?」
「え、ええ。お一人で旅をされていると……」
怪しまれないように頑張って嘘を重ねるけど、冷や汗が止まらない。というか、手、手を離してほしいのに、アシュレイは絶対に離してくれない。
病み上がりの怪我人の手を強引に振りほどけるほど私は残酷じゃないので、仕方なくそのままにしているけど、嘘をついているドキドキが伝わりそうで怖い。
「現在アラステア国では、各所で魔物の姿が目撃されているが、それでも一人で旅を?」
(女性じゃなくて、男性って言えばよかったぁぁ~)
「あ、っと、確か……、この先で仲間と合流するって言っていたわ」
ははは……と、乾いた笑い声を出せば、アシュレイから深い、深ぁ~いため息が吐き出された。信用されていないため息。
「もう少しマシな嘘をつけ」
初めから目が泳ぎ過ぎだと、呆れた声まで掛けられた。
(バレてる)
これはもう嘘だとバレている発言。だったらもう隠してもしょうがないと、私は変に開き直ると正直に話すことにする。結界魔法が使えると言ってしまったからには、それなりの魔力を持ち合わせているのは知っているはずだし、一応命の恩人でもあるし。
「少しだけ治癒魔法が使えるので、アシュレイ王太子様にかけました」
「初めから素直に言えばいいものを」
「驚かないのですか?」
さすがに普通に治癒魔法が使えるとまでは言えず、やっぱり嘘をついちゃったけど、ローレンから攻撃魔法が使える報告を受けているはずなので、治癒魔法も使えるとなれば、そこは驚くところなのでは? と、逆に不安になる。
ただの平民がそんな魔力を持っていることだって、あり得ないことで、通常そんなことは起こりえない。
しかし、アシュレイは頭を抱えるような仕草を見せつつ、さらにため息を吐き出しながら、呆れたような態度を見せる。
「君にはもう驚かされっぱなしだからな、これ以上驚かない」
すっかり免疫がついたと、アシュレイはゆっくりと身体を起こすと、私に頭を下げた。それはもう自然に美しく、とても紳士的に。
「わが身を助けていただき、心より感謝する。ありがとうアリア」
顔を挙げたときのアシュレイの表情は、とても嬉しそうに微笑んでいた。その顔が綺麗すぎて、素敵で、私はドキッとしながら何も言えずただ見つめてしまった。
「アシュレイ王太子様を救ってくださったのは、村の人たちですので……」
「君も恩人だ」
アシュレイは掴んだ手を引き寄せて、私を傍に引くと「本当にありがとう」と、再度礼を述べた。
(そんなに素直にお礼を言われると……)
私が救ったかも分からない命だけど、ストレートに真っすぐにお礼なんか言われたら、誰だって顔が赤くなって、心臓の鼓動が早くなる。だって、超イケメンの男性に至近距離で見つめられたら、誰だってドキドキが止まらなくなるでしょう。それに、アシュレイは王太子殿下でもあるのだから、無意識にときめいちゃってる?
「君は何を望む?」
引かれた手を掴んだまま、唐突にアシュレイが真剣な眼差しでそれを問う。その意味を深く考えず、私は素直に求めるものを口にした。
「山奥で、静かに一人で暮らしたい、です」
本音。誰にも迷惑が掛からず、化け物扱いされることもなく、誰かに利用されることもなく、自由に暮らしたいと願う心が、引きこもりたいに繋がる。
望むものは『隠居生活』だと求める。
すると、掴んでいた手を唐突に離したアシュレイが、肩を震わせて俯いてしまった。病み上がりだということをすっかり忘れていた私は、何か無理をさせてしまったのではと、めちゃくちゃ焦る。
「もしかしてまだ毒が?! しっかりしてください!」
実は完治なんかしていなかったと、私が慌ててアシュレイの肩に触れれば、
「ぶっ、ははは……」
と、盛大に笑い出した。それはもう噴き出す勢いで。
「な、なに?」
「その魔力で、富も地位も要らないなど、あり得ないだろう」
「引きこもり生活の何がいけないのですか?!」
「その若さで隠居は早いと、思っただけだ」
10代で山奥に隠居。確かに聞こえは良くない。けど、私にとってはこれが何よりも望むことなのだと、少しだけムッとする。冗談じゃなくて、本気なんですけど!
「誰にも迷惑をかけたくないんです!」
いつ暴走するかも分からない高魔力。使い道を間違えば、国が滅ぶかもしれないんだから、山に引きこもりたくもなるでしょう。というか、自由に暮らしたいなら、それしかない。
むきになって反論すれば、アシュレイが真剣な表情で私を見上げてきた。
「俺に迷惑をかけてみないか?」
誘うように吐き出された言葉の意図が分からず、無言で見つめ返せば、アシュレイはそっと手を差し出して、
「君の迷惑を俺が引き受ける」
そう言って、なぜか微笑んだ。
夢の中で手に温かさを感じて、私はゆっくりと覚醒する。
「目が覚めたのか?」
それはアシュレイの声だった。
「だ、大丈夫ですかッ!」
「朝から騒がしいな」
驚いて大声を出してしまったら、アシュレイは眉間に皺を寄せて声のトーンを落とすように言ってきた。耳に響くと言いながら。
「ご、ごめんなさい。けど本当に驚いて……」
「君が助けてくれたのか?」
握られた手を少しだけ引かれて、アシュレイはそっとそれを問う。
顔色は正常、脈も正常、汗も出ていないことから、おそらく熱も下がった。これって、完治したの?
傷口は私の治癒魔法で治っていることは確認済みだったけど、毒は治せなかった。つまり、村の人たちが用意してくれた薬草が効果を発揮したってこと?
「違います。村の人たちが薬草を飲ませてくれたんです」
私は何もしていないと正直に話せば、アシュレイは眉間に皺を寄せて目を細めてきた。これは疑っている目。
「村に治癒師がいるとは聞いていない」
ああ、傷口が治っていることに不信感を抱いたのね。
ローレンだけでも失敗したのに、アシュレイにも治癒魔法が使えるなんて知られるわけにはいかない。私は普通、そう普通を貫き通したい!
「たまたま、治癒魔法が扱える人が通りかかって、治していただいたのよ」
「礼がしたい、名前は?」
「……聞き忘れちゃったわ」
「それでは、容姿はどのような姿だった?」
「えっと……、身長はこのくらいで、長い髪の女性だったわ」
身振り手振りで治癒師の情報をぎこちなく伝えれば、アシュレイの目はさらに細くなって、掴まれた手に力が込められた。
「一人だったのか?」
「え、ええ。お一人で旅をされていると……」
怪しまれないように頑張って嘘を重ねるけど、冷や汗が止まらない。というか、手、手を離してほしいのに、アシュレイは絶対に離してくれない。
病み上がりの怪我人の手を強引に振りほどけるほど私は残酷じゃないので、仕方なくそのままにしているけど、嘘をついているドキドキが伝わりそうで怖い。
「現在アラステア国では、各所で魔物の姿が目撃されているが、それでも一人で旅を?」
(女性じゃなくて、男性って言えばよかったぁぁ~)
「あ、っと、確か……、この先で仲間と合流するって言っていたわ」
ははは……と、乾いた笑い声を出せば、アシュレイから深い、深ぁ~いため息が吐き出された。信用されていないため息。
「もう少しマシな嘘をつけ」
初めから目が泳ぎ過ぎだと、呆れた声まで掛けられた。
(バレてる)
これはもう嘘だとバレている発言。だったらもう隠してもしょうがないと、私は変に開き直ると正直に話すことにする。結界魔法が使えると言ってしまったからには、それなりの魔力を持ち合わせているのは知っているはずだし、一応命の恩人でもあるし。
「少しだけ治癒魔法が使えるので、アシュレイ王太子様にかけました」
「初めから素直に言えばいいものを」
「驚かないのですか?」
さすがに普通に治癒魔法が使えるとまでは言えず、やっぱり嘘をついちゃったけど、ローレンから攻撃魔法が使える報告を受けているはずなので、治癒魔法も使えるとなれば、そこは驚くところなのでは? と、逆に不安になる。
ただの平民がそんな魔力を持っていることだって、あり得ないことで、通常そんなことは起こりえない。
しかし、アシュレイは頭を抱えるような仕草を見せつつ、さらにため息を吐き出しながら、呆れたような態度を見せる。
「君にはもう驚かされっぱなしだからな、これ以上驚かない」
すっかり免疫がついたと、アシュレイはゆっくりと身体を起こすと、私に頭を下げた。それはもう自然に美しく、とても紳士的に。
「わが身を助けていただき、心より感謝する。ありがとうアリア」
顔を挙げたときのアシュレイの表情は、とても嬉しそうに微笑んでいた。その顔が綺麗すぎて、素敵で、私はドキッとしながら何も言えずただ見つめてしまった。
「アシュレイ王太子様を救ってくださったのは、村の人たちですので……」
「君も恩人だ」
アシュレイは掴んだ手を引き寄せて、私を傍に引くと「本当にありがとう」と、再度礼を述べた。
(そんなに素直にお礼を言われると……)
私が救ったかも分からない命だけど、ストレートに真っすぐにお礼なんか言われたら、誰だって顔が赤くなって、心臓の鼓動が早くなる。だって、超イケメンの男性に至近距離で見つめられたら、誰だってドキドキが止まらなくなるでしょう。それに、アシュレイは王太子殿下でもあるのだから、無意識にときめいちゃってる?
「君は何を望む?」
引かれた手を掴んだまま、唐突にアシュレイが真剣な眼差しでそれを問う。その意味を深く考えず、私は素直に求めるものを口にした。
「山奥で、静かに一人で暮らしたい、です」
本音。誰にも迷惑が掛からず、化け物扱いされることもなく、誰かに利用されることもなく、自由に暮らしたいと願う心が、引きこもりたいに繋がる。
望むものは『隠居生活』だと求める。
すると、掴んでいた手を唐突に離したアシュレイが、肩を震わせて俯いてしまった。病み上がりだということをすっかり忘れていた私は、何か無理をさせてしまったのではと、めちゃくちゃ焦る。
「もしかしてまだ毒が?! しっかりしてください!」
実は完治なんかしていなかったと、私が慌ててアシュレイの肩に触れれば、
「ぶっ、ははは……」
と、盛大に笑い出した。それはもう噴き出す勢いで。
「な、なに?」
「その魔力で、富も地位も要らないなど、あり得ないだろう」
「引きこもり生活の何がいけないのですか?!」
「その若さで隠居は早いと、思っただけだ」
10代で山奥に隠居。確かに聞こえは良くない。けど、私にとってはこれが何よりも望むことなのだと、少しだけムッとする。冗談じゃなくて、本気なんですけど!
「誰にも迷惑をかけたくないんです!」
いつ暴走するかも分からない高魔力。使い道を間違えば、国が滅ぶかもしれないんだから、山に引きこもりたくもなるでしょう。というか、自由に暮らしたいなら、それしかない。
むきになって反論すれば、アシュレイが真剣な表情で私を見上げてきた。
「俺に迷惑をかけてみないか?」
誘うように吐き出された言葉の意図が分からず、無言で見つめ返せば、アシュレイはそっと手を差し出して、
「君の迷惑を俺が引き受ける」
そう言って、なぜか微笑んだ。
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