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第二十八話
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「それでは最終問題十七番目を解答せよ。解答制限時間は午後五時までとする。ただし、前出題が六問不正解だったので罰として、数分後には日本人は全員一時間程眠りについて貰う。正解者が居ない場合は、返還した物を含めて四十八の施設は頂いていく」
なにそれ、ズルいです。宇宙人は元々日本の四十八施設は全て奪うつもりだったのですね。日本に詳しいのは日本人しかいないのに、その日本人全員を眠らせるなんて。更に言えば、十七番目を解答しろって、解答を連想する施設が提示されてないじゃないの。本当にズルい宇宙人です。
炎助さんが既に眠たそうな表情になっています。
「どうですか、眠る前に正解できそうですか?」
「多分、無理。物凄く眠いから。金太郎。地震雷火事親父。八岐大蛇。コウノトリ。朝顔につるべ取られてもらい水。七草粥。へそで茶を沸かす。かぐや姫。武蔵坊弁慶。暑さ寒さも彼岸まで。桃太郎。干支。冥土の土産。七夕。東雲。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。この十六種類に共通する物を探すんだと思う、そうしたら十七番目が導き出される筈」
炎助さんは自身の頬を叩いて、眠気と戦っています。
何とか頑張って頂きたいものですが。
数分が経過しました。
「そうか、分かった、せんとうか。でも次は分からない」
炎助さんはそう言い残して、床に倒れてしました。
「炎助さん、炎助さん、しっかりして下さい!」
大きな声で呼びかけましたが、返事はありません。代わりに寝息が聞こえてきました。
これはもう起きないでしょう。こうなった以上はワタシが正解を導き出す他に方法はありませんね。とは言う物の、正解が思いつく当てはありませんし、何よりもメールが送信出来ませんから。
残り時間は五十五分程。
頑張るだけ頑張るしかないでしょう。炎助さんの最後の言葉を思い出してみましょう。最後って言い方は少し縁起が悪い気がしますが気にせずに考察します。
確か『そうか、分かった、せんとうか。でも次は分からない』だった筈です。分かったと言うのは十六種類の解答の関連性の事でしょう。しかし、せんとうと言うのは何ですかね? せんとうが解答ではなさそうです。第一、次は分からないと言っていますから、次に該当する言葉が解答なのでしょう。しかも分かっていない様子ですし。
せんとうは銭湯? 戦闘? 千頭? 尖塔? 先頭? 困りましたね、ワタシはお馬鹿さんなので、詳しい事が分かりません。こんな時は慌てずに順番に行きたい所ですので、コウノトリを例にして考えてみましょうか。
なにそれ、ズルいです。宇宙人は元々日本の四十八施設は全て奪うつもりだったのですね。日本に詳しいのは日本人しかいないのに、その日本人全員を眠らせるなんて。更に言えば、十七番目を解答しろって、解答を連想する施設が提示されてないじゃないの。本当にズルい宇宙人です。
炎助さんが既に眠たそうな表情になっています。
「どうですか、眠る前に正解できそうですか?」
「多分、無理。物凄く眠いから。金太郎。地震雷火事親父。八岐大蛇。コウノトリ。朝顔につるべ取られてもらい水。七草粥。へそで茶を沸かす。かぐや姫。武蔵坊弁慶。暑さ寒さも彼岸まで。桃太郎。干支。冥土の土産。七夕。東雲。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。この十六種類に共通する物を探すんだと思う、そうしたら十七番目が導き出される筈」
炎助さんは自身の頬を叩いて、眠気と戦っています。
何とか頑張って頂きたいものですが。
数分が経過しました。
「そうか、分かった、せんとうか。でも次は分からない」
炎助さんはそう言い残して、床に倒れてしました。
「炎助さん、炎助さん、しっかりして下さい!」
大きな声で呼びかけましたが、返事はありません。代わりに寝息が聞こえてきました。
これはもう起きないでしょう。こうなった以上はワタシが正解を導き出す他に方法はありませんね。とは言う物の、正解が思いつく当てはありませんし、何よりもメールが送信出来ませんから。
残り時間は五十五分程。
頑張るだけ頑張るしかないでしょう。炎助さんの最後の言葉を思い出してみましょう。最後って言い方は少し縁起が悪い気がしますが気にせずに考察します。
確か『そうか、分かった、せんとうか。でも次は分からない』だった筈です。分かったと言うのは十六種類の解答の関連性の事でしょう。しかし、せんとうと言うのは何ですかね? せんとうが解答ではなさそうです。第一、次は分からないと言っていますから、次に該当する言葉が解答なのでしょう。しかも分かっていない様子ですし。
せんとうは銭湯? 戦闘? 千頭? 尖塔? 先頭? 困りましたね、ワタシはお馬鹿さんなので、詳しい事が分かりません。こんな時は慌てずに順番に行きたい所ですので、コウノトリを例にして考えてみましょうか。
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