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異世界より一言
ここは異世界、私は零士
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見知らぬ天井を見て私は1人呟く。
「ここは異世界、私は零士」
どうやら記憶を失ったりはしていないらしい。
しかし室内というのは些か出来すぎてはいないだろうか?普通草原とかに投げ出されっぱなしだとか…
「目覚めたみたいね。」
声をかけられた。やっぱり拾われたみたいだ。
ベッドから降り、そのままベッドに腰掛ける。目線がかなり下がっている気がする。若返ったのかな?
目の前に居るのは見目麗しい金髪の女性だった。しっかりと出るとこが出ている。え?何処が?察してくれると信じているよ。
「此処は何処なんですか?」
当然の疑問である。世界像が分からないとしても村、もしくは町の名前位聞いて置いて損は無いだろう。
この質問に女性は快く答えてくれた。
「ここは『ナモナキムラ』よ。」
名前すら無い村らしい。ベッドのそばに有る窓から外を見る。
「…え?」
窓の外には新宿並の大都市が在った。え?この世界の村ってレベル高すぎじゃね?私泣いちゃうよ?コレで魔法有るとか有り得ないでしょ。
「コレで名も無き村なんですか?本当に?」
女性は笑顔で答えてくれた。
「『ナモナキムラ』はこの都市の名前なんですよ。少し前までは本当に名前すら無い村だったんですが、異世界からの英雄、『ユウキ』様がこの名前を下さってからは有名となり、今では王都と同レベルの大都市になってしまって…」
話した後、女性は何かを思い出した顔をするとスカートの裾を持って優雅に挨拶した。
「私としたことが名前を名乗っていませんでしたね。私の名前はカミラ・ストライク。この都市の領主です。」
どうやらいきなり領主と知り合ってしまいました。
「…私はレイジ・カミシロです。」
名乗った後に貴族でもないのに苗字が有るのはおかしいかもと後悔した。
それに気づいたカミラさんは微笑みながら教えてくれた。
「王都が変わってからは皆が苗字が有るのは当たり前になりました。」
だからおかしくないとまた優しく微笑んだ。
「所で…女の子がそんな貧相な格好じゃいけないわよ?」
カミラさんは可愛くウインクしながら言うがそんなことは頭に入らなかった。
オンナノコ?
「………エ!?」
私は頭が真っ白になって意識を手放しました…
「ここは異世界、私は零士」
どうやら記憶を失ったりはしていないらしい。
しかし室内というのは些か出来すぎてはいないだろうか?普通草原とかに投げ出されっぱなしだとか…
「目覚めたみたいね。」
声をかけられた。やっぱり拾われたみたいだ。
ベッドから降り、そのままベッドに腰掛ける。目線がかなり下がっている気がする。若返ったのかな?
目の前に居るのは見目麗しい金髪の女性だった。しっかりと出るとこが出ている。え?何処が?察してくれると信じているよ。
「此処は何処なんですか?」
当然の疑問である。世界像が分からないとしても村、もしくは町の名前位聞いて置いて損は無いだろう。
この質問に女性は快く答えてくれた。
「ここは『ナモナキムラ』よ。」
名前すら無い村らしい。ベッドのそばに有る窓から外を見る。
「…え?」
窓の外には新宿並の大都市が在った。え?この世界の村ってレベル高すぎじゃね?私泣いちゃうよ?コレで魔法有るとか有り得ないでしょ。
「コレで名も無き村なんですか?本当に?」
女性は笑顔で答えてくれた。
「『ナモナキムラ』はこの都市の名前なんですよ。少し前までは本当に名前すら無い村だったんですが、異世界からの英雄、『ユウキ』様がこの名前を下さってからは有名となり、今では王都と同レベルの大都市になってしまって…」
話した後、女性は何かを思い出した顔をするとスカートの裾を持って優雅に挨拶した。
「私としたことが名前を名乗っていませんでしたね。私の名前はカミラ・ストライク。この都市の領主です。」
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「…私はレイジ・カミシロです。」
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それに気づいたカミラさんは微笑みながら教えてくれた。
「王都が変わってからは皆が苗字が有るのは当たり前になりました。」
だからおかしくないとまた優しく微笑んだ。
「所で…女の子がそんな貧相な格好じゃいけないわよ?」
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