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ぼやき長くね?
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しかもそんな俺に追い撃ちを掛けるが如くこれまた災難が降りかかったのですよ。
猫組と名付けられたそのまた一週間後の事
『猫組のクラスにたった一人だけ違う奴が紛れ込んでいる』
と言う事に気付いた誰かが俺の事を【天然記念物】と言い触らし
俺はこのクラスで割と有名な人となってしまったわけなんです。
ありえない事態発生です。
有意義なスクールライフが崩壊した瞬間でした。
そのおかげで俺は各党のタチ、つまり攻め様方から代わる代わるキツイ拷問みたいな尋問をされ
俺が本当にこのクラスにとって無害な人間なのかを品定めされたわけです。
最終的に満場一致で無罪放免となったわけですが。
人生の中で1番無駄な時間を費やしたのではないか?と生涯引きずる事確定ですけどね。
でもまぁ、そのタチ様方の説明のおかげで親衛隊とか他の陰険な奴とかからのイジメにも合ってないし、
タチ、ネコどちらからも信頼を得られたのでネコ側の人達の良き相談相手として俺はどちらにも受け入れられたわけです。
だから割と平和に生きてるので結果オーライと言う感じでしょうかね。
ただどちらからも話し掛けられる事が多くなり
たまにどちらからもヤキモチを妬かれるハメにはなったけれども…。
まぁとにかく、俺を天然記念物と言い触らしたバカに一歩外に出てみろと言ってやりたいですよ。
世間に出たら俺なんて天然でも記念でも何でもないと思い知らせてやりたい。
大体この学校の奴らは常識が無さすぎなんです。
授業中に勝手に抜けるわ、はたまた逆に誰かが入り込んでくるわで全く授業は進まない。
先程も触れた通り俺はがり勉くんです。
勉強しないとただのバカなんです。
だから一つでも授業を聞き逃すとかなりヤバイ事になるんです。
仮にも私立の進学校ですからね。
勉強付いてくだけでも必死な俺はこの授業妨害には毎回頭を抱える羽目になるわけです。
あとね、教室、トイレ、保健室、屋上
気付けば所構わず発情期真っ盛りな奴らが交尾してるとこに出くわすし
生徒会なんてのも色恋バカの集まりで何の役にも立ちはしないですしね。
頼みの綱の先生達も我関せず、触らぬ神に祟り無し状態で生徒を野放しにしてる始末。
まさかここまで秩序が欠落していたとは本当に落胆せざるおえません。
「あああ~あ、転校してェ…!」
そんな俺の独り言が虚しく教室に響いた。
ザワッ・・と何故か教室が一瞬騒がしくなったかと思うと今度は次から次にクラスメイトが俺へと駆け寄ってきたのだ。
「ちょ!?何事!??」
俺は慌てふためいて椅子から飛びのき壁際へとへばり付いた。
その一瞬は忍者顔負けの瞬微さだったと後に語り継がれる事となった。
同時にクラスメイトのほぼ全員から囲まれた。
なにコレ?リンチか?
「それはこっちの台詞だよ彰元くん!転校ってどういう事!?」
「そーだよ!なんでいきなりそんな事言うの!?」
「彰元くん居なかったら僕どうしていいかわかんない…」
「ヤダー!!絶対、絶対ダメ!!転校なんてしないでよ!!お金なら僕の家が何とかするから!」
「……彰元くん、居なく、なるの…?なんで…?」
ナドナド。
それはそれは可愛い顔した同級生が俺を潤んだ瞳で見つめ、そんな言葉を言ってくる。
しかもそれらから少し離れた所で俺を見詰める子も多数。
一見したら俺ハーレム状態ですが、違います違います!
これ勘違いしちゃいけないとこじゃんね!
この子ら全員同性ですからね!
付いてるもんちゃーんと付いてますからね!
「や、違ッ…!転校しない!しないよ!?俺卒業までちゃんと居るから!だから離れて離れて!」
こんな状況をもしこの人達の相手のタチ様方に見られたら俺ただじゃ済まない気がするよ。
下手したら殺され兼ねません。
大体こんな可愛い事言ってくれるのはそりゃ有り難いけれども、
元を正せば要は俺が居ないとタチ、ネコの間で起きたイザコザの処理をする者が居なくなってしまうからであって、
決して俺本人に対しては恋愛云々の感情は含まれてないわけです。
猫組と名付けられたそのまた一週間後の事
『猫組のクラスにたった一人だけ違う奴が紛れ込んでいる』
と言う事に気付いた誰かが俺の事を【天然記念物】と言い触らし
俺はこのクラスで割と有名な人となってしまったわけなんです。
ありえない事態発生です。
有意義なスクールライフが崩壊した瞬間でした。
そのおかげで俺は各党のタチ、つまり攻め様方から代わる代わるキツイ拷問みたいな尋問をされ
俺が本当にこのクラスにとって無害な人間なのかを品定めされたわけです。
最終的に満場一致で無罪放免となったわけですが。
人生の中で1番無駄な時間を費やしたのではないか?と生涯引きずる事確定ですけどね。
でもまぁ、そのタチ様方の説明のおかげで親衛隊とか他の陰険な奴とかからのイジメにも合ってないし、
タチ、ネコどちらからも信頼を得られたのでネコ側の人達の良き相談相手として俺はどちらにも受け入れられたわけです。
だから割と平和に生きてるので結果オーライと言う感じでしょうかね。
ただどちらからも話し掛けられる事が多くなり
たまにどちらからもヤキモチを妬かれるハメにはなったけれども…。
まぁとにかく、俺を天然記念物と言い触らしたバカに一歩外に出てみろと言ってやりたいですよ。
世間に出たら俺なんて天然でも記念でも何でもないと思い知らせてやりたい。
大体この学校の奴らは常識が無さすぎなんです。
授業中に勝手に抜けるわ、はたまた逆に誰かが入り込んでくるわで全く授業は進まない。
先程も触れた通り俺はがり勉くんです。
勉強しないとただのバカなんです。
だから一つでも授業を聞き逃すとかなりヤバイ事になるんです。
仮にも私立の進学校ですからね。
勉強付いてくだけでも必死な俺はこの授業妨害には毎回頭を抱える羽目になるわけです。
あとね、教室、トイレ、保健室、屋上
気付けば所構わず発情期真っ盛りな奴らが交尾してるとこに出くわすし
生徒会なんてのも色恋バカの集まりで何の役にも立ちはしないですしね。
頼みの綱の先生達も我関せず、触らぬ神に祟り無し状態で生徒を野放しにしてる始末。
まさかここまで秩序が欠落していたとは本当に落胆せざるおえません。
「あああ~あ、転校してェ…!」
そんな俺の独り言が虚しく教室に響いた。
ザワッ・・と何故か教室が一瞬騒がしくなったかと思うと今度は次から次にクラスメイトが俺へと駆け寄ってきたのだ。
「ちょ!?何事!??」
俺は慌てふためいて椅子から飛びのき壁際へとへばり付いた。
その一瞬は忍者顔負けの瞬微さだったと後に語り継がれる事となった。
同時にクラスメイトのほぼ全員から囲まれた。
なにコレ?リンチか?
「それはこっちの台詞だよ彰元くん!転校ってどういう事!?」
「そーだよ!なんでいきなりそんな事言うの!?」
「彰元くん居なかったら僕どうしていいかわかんない…」
「ヤダー!!絶対、絶対ダメ!!転校なんてしないでよ!!お金なら僕の家が何とかするから!」
「……彰元くん、居なく、なるの…?なんで…?」
ナドナド。
それはそれは可愛い顔した同級生が俺を潤んだ瞳で見つめ、そんな言葉を言ってくる。
しかもそれらから少し離れた所で俺を見詰める子も多数。
一見したら俺ハーレム状態ですが、違います違います!
これ勘違いしちゃいけないとこじゃんね!
この子ら全員同性ですからね!
付いてるもんちゃーんと付いてますからね!
「や、違ッ…!転校しない!しないよ!?俺卒業までちゃんと居るから!だから離れて離れて!」
こんな状況をもしこの人達の相手のタチ様方に見られたら俺ただじゃ済まない気がするよ。
下手したら殺され兼ねません。
大体こんな可愛い事言ってくれるのはそりゃ有り難いけれども、
元を正せば要は俺が居ないとタチ、ネコの間で起きたイザコザの処理をする者が居なくなってしまうからであって、
決して俺本人に対しては恋愛云々の感情は含まれてないわけです。
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