5 / 159
マギアアームド・ファンタジア
5話 実戦
しおりを挟む
ちょうど、ポップアップが示す行き先に、棍棒を握った薄緑色の小鬼――『ゴブリン』が三匹ほど屯している。
アレを倒すようだ。
「よーし……」
アロウは右手のライフルと、左腰の装甲にマウントされているブレードの存在を確かめる。
「怖そうかも……」
戦闘意欲を見せるアロウに対して、カノラは弱気だ。
MAFがサービス開始する以前、二人は似たようなソーシャルゲームでも手を組んで戦っていたこともあったが、基本的に徹矢が前衛、菜々花が後衛と言うスタンスが自然と組み上がっていた。
「俺が二匹をやるから、カノラさんはもう一匹……で、いいかな」
「だ、大丈夫、頑張る」
アロウがゴブリン達の注意を引きつつ二匹倒し、残る一匹はカノラが相手をする、と言う簡単な打ち合わせ。
一呼吸の間を置いてから、
「行くぞ!」
アロウはスラスターを点火させ、ゴブリンの群れに突撃する。
彼の接近にゴブリン達も気付き、棍棒を振り回して威嚇してくる。
ホバーで機動しつつも、アロウはライフルを連射、サブマシンガンのように連続で撃ち出される銃弾はゴブリン達を捉え、ダメージを与えていく。
アロウの後ろから、カノラもライフルで援護射撃をする。
ゴブリン達とてただ待つだけではない、近くにいるアロウに狙いを付けて、棍棒で殴りかかってくる。
「ブレードで……!」
アロウは左手にブレードを抜き、振り抜かれるゴブリンの棍棒を左腕のシールドで受け、弾き返す。
「でえぇぃッ!」
返す刀でブレードを振り下ろし、ゴブリンを袈裟懸けに斬り裂く。
グギャァァァ、と断末魔を上げながらゴブリンは倒れ、消失すると同時にアイテムを落とす。
「まずは一匹」
だが、今それを拾っている場合ではない、様子を見ていたもう二匹のゴブリンが襲い掛かってくるのだから。
その内一匹は、カノラの方へ向かい、もう一匹は棍棒を振り回しながらアロウへ迫る。
「距離がある内に……」
まだ棍棒の間合いではないため、アロウはその場でライフルを連射、ゴブリンにダメージを与えていく。
一定のダメージを受けたのか、ゴブリンは仰け反ってその足を止める。
「今かっ」
体勢を崩したゴブリンに、アロウは加速して肉迫、擦れ違い様にブレードを一閃して、ゴブリンを撃破する。
残り一匹はカノラの方に向かったようだが、とアロウはカノラの方へ視線を向けると、
「うわわわっ……」
カノラはシールドでゴブリンの棍棒を防いでいるが、反撃することが意識に無いのか、一方的に攻撃されている。
少しは援護すべきだろう、とアロウはゴブリンの横合いからライフルを撃ち込む。
横槍を入れられて、ゴブリンはカノラとアロウの両者をキョロキョロと見比べている。
「カノラさん、今の内に反撃!」
「えっ……あ、うんっ」
アロウに呼びかけられて、カノラは再度ライフルをゴブリンに向けて撃ちまくり、ややオーバーキル気味にゴブリンを撃破する。
「ふぅ、ちょっと怖かった……」
ゴブリンの撃破を確認して、カノラは安堵に息をつく。
「忘れない内に、アイテム拾っとこうか」
「あ、そうだね」
アロウが倒したゴブリン二匹のアイテムは彼が、残る一匹はカノラがそれぞれ拾う。
次の進行は、山道を登って洞窟へ入るようだ。
アレを倒すようだ。
「よーし……」
アロウは右手のライフルと、左腰の装甲にマウントされているブレードの存在を確かめる。
「怖そうかも……」
戦闘意欲を見せるアロウに対して、カノラは弱気だ。
MAFがサービス開始する以前、二人は似たようなソーシャルゲームでも手を組んで戦っていたこともあったが、基本的に徹矢が前衛、菜々花が後衛と言うスタンスが自然と組み上がっていた。
「俺が二匹をやるから、カノラさんはもう一匹……で、いいかな」
「だ、大丈夫、頑張る」
アロウがゴブリン達の注意を引きつつ二匹倒し、残る一匹はカノラが相手をする、と言う簡単な打ち合わせ。
一呼吸の間を置いてから、
「行くぞ!」
アロウはスラスターを点火させ、ゴブリンの群れに突撃する。
彼の接近にゴブリン達も気付き、棍棒を振り回して威嚇してくる。
ホバーで機動しつつも、アロウはライフルを連射、サブマシンガンのように連続で撃ち出される銃弾はゴブリン達を捉え、ダメージを与えていく。
アロウの後ろから、カノラもライフルで援護射撃をする。
ゴブリン達とてただ待つだけではない、近くにいるアロウに狙いを付けて、棍棒で殴りかかってくる。
「ブレードで……!」
アロウは左手にブレードを抜き、振り抜かれるゴブリンの棍棒を左腕のシールドで受け、弾き返す。
「でえぇぃッ!」
返す刀でブレードを振り下ろし、ゴブリンを袈裟懸けに斬り裂く。
グギャァァァ、と断末魔を上げながらゴブリンは倒れ、消失すると同時にアイテムを落とす。
「まずは一匹」
だが、今それを拾っている場合ではない、様子を見ていたもう二匹のゴブリンが襲い掛かってくるのだから。
その内一匹は、カノラの方へ向かい、もう一匹は棍棒を振り回しながらアロウへ迫る。
「距離がある内に……」
まだ棍棒の間合いではないため、アロウはその場でライフルを連射、ゴブリンにダメージを与えていく。
一定のダメージを受けたのか、ゴブリンは仰け反ってその足を止める。
「今かっ」
体勢を崩したゴブリンに、アロウは加速して肉迫、擦れ違い様にブレードを一閃して、ゴブリンを撃破する。
残り一匹はカノラの方に向かったようだが、とアロウはカノラの方へ視線を向けると、
「うわわわっ……」
カノラはシールドでゴブリンの棍棒を防いでいるが、反撃することが意識に無いのか、一方的に攻撃されている。
少しは援護すべきだろう、とアロウはゴブリンの横合いからライフルを撃ち込む。
横槍を入れられて、ゴブリンはカノラとアロウの両者をキョロキョロと見比べている。
「カノラさん、今の内に反撃!」
「えっ……あ、うんっ」
アロウに呼びかけられて、カノラは再度ライフルをゴブリンに向けて撃ちまくり、ややオーバーキル気味にゴブリンを撃破する。
「ふぅ、ちょっと怖かった……」
ゴブリンの撃破を確認して、カノラは安堵に息をつく。
「忘れない内に、アイテム拾っとこうか」
「あ、そうだね」
アロウが倒したゴブリン二匹のアイテムは彼が、残る一匹はカノラがそれぞれ拾う。
次の進行は、山道を登って洞窟へ入るようだ。
0
あなたにおすすめの小説
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
人と希望を伝えて転生したのに竜人という最強種族だったんですが?〜世界はもう救われてるので美少女たちとのんびり旅をします〜
犬型大
ファンタジー
神様にいっぱい希望を出したら意思疎通のズレから竜人になりました。
異世界を救ってほしい。
そんな神様からのお願いは異世界に行った時点でクリア⁉
異世界を救ったお礼に好きなように転生させてくれるっていうからお酒を飲みながらいろいろ希望を出した。
転生しても人がいい……そんな希望を出したのに生まれてみたら頭に角がありますけど?
人がいいって言ったのに。
竜人族?
竜人族も人だって確かにそうだけど人間以外に人と言われている種族がいるなんて聞いてないよ!
それ以外はおおよそ希望通りだけど……
転生する世界の神様には旅をしてくれって言われるし。
まあ自由に世界を見て回ることは夢だったからそうしますか。
もう世界は救ったからあとはのんびり第二の人生を生きます。
竜人に転生したリュードが行く、のんびり異世界記ここに始まれり。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる