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約束の未来へ
144話 第二形態
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ジルダは火力を集中させて、アプロディテに纏わりつく黒いモノの数を減らしつつある。
しかし、アプロディテは急に片膝をついた姿勢から立ち上がった。
休憩しようとするところを邪魔されていると認識したか、アプロディテの真っ赤な邪眼はジルダを睨みつける。
するとアプロディテは身体を痙攣させると――片翼をさらに大きく広げ、頭の右半分の角はさらに大きくねじ曲がる。
纏わりつく黒いモノは集まって固まり始め、やがて龍鱗のようにアプロディテの身を包み込む。
「……第二形態に移行したってところかしらね」
そうなるとこの後に待っているのは最終形態か。
ダークフェルテをビーストクロウで引き裂いて見せたメイプル。
弱々しくフラつくダークフェルテの背後から、ルナはウイングレイピアを突き刺し、致命傷を与えると、ダークフェルテはやはり黒ずんで消えた。
残る一人のダークフェルテも、カノラの援護射撃に気を取られた瞬間にフェルテの一撃を受けて消滅した。
「むっ、創造主の姿がまた……!」
フェルテは、さらに禍々しくなってしまったアプロディテを見て歯噛みする。
それに臆せずにジルダは再び火力を集中させるが、ヘビーガトリングガンの砲弾を受けながらも、アプロディテは歪な黒翼を広げ――その翼から多数の羽根が飛び出し、それらひとつひとつが意志を持ったかのように動き出した。
「これはっ……!?」
ジルダは咄嗟に名前は出なかったが、本体から分離した小型誘導端末が、それぞれ分離して多方向からの攻撃を行う武装のそれに似ていた。
それら誘導端末は、ホーミングミサイルのようにジルダを取囲み、突撃してくる。
「ちぃっ!?」
ヘビーガトリングガンを誘導端末に向けつつ、肩のマシンキャノンも斉射して誘導端末を撃ち落としていくが、ひとつひとつが複雑な起動を描きながら迫るそれらは、弾幕を潜り抜けた物からジルダに着弾、爆発を喰らわせる。
「うぁぁぁぁぁ!?」
四方八方からの爆発に、ジルダは手持ちのヘビーガトリングガンを破壊され、瞬く間に吹き飛ばされてしまう。
「ジルダさんっ!?」
アロウは動揺するが、すぐにルナがそれを遮るように声を張る。
「カノラさんっ、ジルダさんを!」
「ぇあっ、うっ、うんっ!」
カノラはアロウ以上に動揺していたが、ルナの声に正気を取り戻し、すぐに着地してジルダを助け起こそうとする。
「オールレンジ攻撃までしてくるとか、反則じゃない……!?」
メイプルは身構えつつ一歩後退る。
迎撃を避けながら飛んでくるミサイルだ、囲まれたらひとたまりもない。
「狼狽えるなッ!あの羽根も連続では使えまい、第二の攻撃が来る前に、あの翼を破壊しろ!」
フェルテは再びホーリングレイの詠唱を開始する。
「フェルテの魔術攻撃に合わせていくぞ!」
アロウはスラスターウイングを翻して飛び上がり、詠唱中のフェルテが狙われないように、エナジーライフルをアプロディテの黒翼に向けて連射する。
アプロディテは身を守るように肥大化した腕の黒い龍鱗に光弾を受ける。
先程とは異なり、僅かに表面が焼き切れただけで、大したダメージにはなっていない。
「防御力が上がっているのか!?」
あの黒い龍鱗は謂わば、あの黒いモノが凝り固まったものの集合体だ。固まったぶん、強度も高まっているのだろう。
しかし、アプロディテは急に片膝をついた姿勢から立ち上がった。
休憩しようとするところを邪魔されていると認識したか、アプロディテの真っ赤な邪眼はジルダを睨みつける。
するとアプロディテは身体を痙攣させると――片翼をさらに大きく広げ、頭の右半分の角はさらに大きくねじ曲がる。
纏わりつく黒いモノは集まって固まり始め、やがて龍鱗のようにアプロディテの身を包み込む。
「……第二形態に移行したってところかしらね」
そうなるとこの後に待っているのは最終形態か。
ダークフェルテをビーストクロウで引き裂いて見せたメイプル。
弱々しくフラつくダークフェルテの背後から、ルナはウイングレイピアを突き刺し、致命傷を与えると、ダークフェルテはやはり黒ずんで消えた。
残る一人のダークフェルテも、カノラの援護射撃に気を取られた瞬間にフェルテの一撃を受けて消滅した。
「むっ、創造主の姿がまた……!」
フェルテは、さらに禍々しくなってしまったアプロディテを見て歯噛みする。
それに臆せずにジルダは再び火力を集中させるが、ヘビーガトリングガンの砲弾を受けながらも、アプロディテは歪な黒翼を広げ――その翼から多数の羽根が飛び出し、それらひとつひとつが意志を持ったかのように動き出した。
「これはっ……!?」
ジルダは咄嗟に名前は出なかったが、本体から分離した小型誘導端末が、それぞれ分離して多方向からの攻撃を行う武装のそれに似ていた。
それら誘導端末は、ホーミングミサイルのようにジルダを取囲み、突撃してくる。
「ちぃっ!?」
ヘビーガトリングガンを誘導端末に向けつつ、肩のマシンキャノンも斉射して誘導端末を撃ち落としていくが、ひとつひとつが複雑な起動を描きながら迫るそれらは、弾幕を潜り抜けた物からジルダに着弾、爆発を喰らわせる。
「うぁぁぁぁぁ!?」
四方八方からの爆発に、ジルダは手持ちのヘビーガトリングガンを破壊され、瞬く間に吹き飛ばされてしまう。
「ジルダさんっ!?」
アロウは動揺するが、すぐにルナがそれを遮るように声を張る。
「カノラさんっ、ジルダさんを!」
「ぇあっ、うっ、うんっ!」
カノラはアロウ以上に動揺していたが、ルナの声に正気を取り戻し、すぐに着地してジルダを助け起こそうとする。
「オールレンジ攻撃までしてくるとか、反則じゃない……!?」
メイプルは身構えつつ一歩後退る。
迎撃を避けながら飛んでくるミサイルだ、囲まれたらひとたまりもない。
「狼狽えるなッ!あの羽根も連続では使えまい、第二の攻撃が来る前に、あの翼を破壊しろ!」
フェルテは再びホーリングレイの詠唱を開始する。
「フェルテの魔術攻撃に合わせていくぞ!」
アロウはスラスターウイングを翻して飛び上がり、詠唱中のフェルテが狙われないように、エナジーライフルをアプロディテの黒翼に向けて連射する。
アプロディテは身を守るように肥大化した腕の黒い龍鱗に光弾を受ける。
先程とは異なり、僅かに表面が焼き切れただけで、大したダメージにはなっていない。
「防御力が上がっているのか!?」
あの黒い龍鱗は謂わば、あの黒いモノが凝り固まったものの集合体だ。固まったぶん、強度も高まっているのだろう。
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