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第二十一節「器に乗せた想い 甦る巨島 その空に命を貫きて」
~煌めき放て、イルリスエーヴェ~
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9月中旬……ひとしきりの暑い季節が過ぎ去り、例年に比べ、日本には比較的早く涼しい風が流れ込んできていた。
おかげで暑さに項垂れていた毛玉達の姿も徐々に落ち着きを取り戻し、相変わらずの訓練等の励みに拍車が掛かっているように思えた。
そんな日本から掛け離れた、太平洋中腹部……何も無い海域。
そこに、多数の艦隊が等間隔に並び、まるで巨大な円を描く様に何十キロメートルにも渡り洋上を覆っていた。
その中の一隻……戦闘機等が発着出来る空母級の戦艦……その広々とした甲板の上、戦艦の先端部に、ゴーグルと雨具を身に纏い立つ茶奈の姿があった。
その右手に掴まれているのは、今までに見た事の無い魔剣。
クゥファーライデの様に光沢を持ち、僅かに土色掛かった白金色。
ドゥルムエーヴェを模した様な長身の柄と杖の先。
杖の先端と柄の下に光る命力珠が、その力を誇示せんばかりに既に強い光を放っていた。
『茶奈さん、準備はよろしいでしょうか?』
「はい、私はいつでも平気です」
茶奈が身に着けたインカムから聞こえるのは福留の声であった。
当の本人は茶奈が居る戦艦の艦橋……本作戦の司令部ともなる、米国の国旗を掲げた戦艦の司令室である。
「しかし、今だ理解出来かねます。 少女一人の為にここまでの規模の演習など……彼女に何をさせるつもりなのか」
そう答えるのは同じく艦橋に居る戦艦の副長。
その問いに福留は答える事も無くじっと正面を見据え、笑顔を浮かべ続けていた。
「彼女の『威力』は実際に見てみないとわからぬものだよ」
副長の問いに代わりに応えたのは艦長。
互いに体格のガッチリとした軍服の似合う巨漢。
傍に居る福留がまるで子供に見えるくらいの身長差だ。
彼女の存在は米国の中枢部において知らぬ者は居ない。
1年半前、彼女はグランドキャニオン近郊において巨大な魔者「グリュダン」との戦いでその真価を見せつけた。
結果、彼女の力自体はグリュダンへは通用しなかったが……その破壊力を目の当たりにした者達は、彼女の事を「クリーンな核兵器」と揶揄し、その存在を皮肉った。
だがその異名は決して悪い意味ではない。
彼女がそれ程の威力を持つ者として知られているからこそ……彼等の協力者である米国の有識者の一部には、密かに彼女への信奉を持つ者すら居る程であった。
艦長もその中の一人である。
「それじゃあ……準備を始めますね」
『わかりました。 それではよろしくお願い致します』
すると茶奈は……甲板に特設された足を支える為のストッパーへと足を踏み入れる。
そして軽く踏み込み、その強度を確認すると……おもむろに戦艦の正面へと視線を向けた。
見据える先は、全ての戦艦が見つめる円の中央点……海域の中央、何も無い洋上。
よく見れば、各々の戦艦に振られる旗はいずれも異なる国旗を立てていた。
世界各国から収集された戦艦に見守られながら、茶奈は己の力を魔剣に込める。
「【イルリスエーヴェ】……貴方の力を見せて……」
その長い柄を両手で掴み、両脚を大きく開く。
杖の先端が洋上へと向けられ、その先端にある命力珠が太陽の光を浴びて強い輝きを見せていた。
「被検対象、IRAを構えました」
「見ればわかる」
艦橋内にあるモニターに茶奈の姿が多角で映る。
彼女の様子がモニターされ、 逐一彼女をチェックする為に複数人の乗員達がしきりに頭を動かしていた。
福留達が見守る中、茶奈が新造魔剣【イルリスエーヴェ】を構え、その力を篭めると……途端に命力の波が生まれ、彼女の身体からとめどなく光が魔剣へと流れ込んでいく。
力が篭められたと同時に、両先端に備えられた命力珠が強く輝き始め……イルリスエーヴェに刻まれた紋様が光を繋ぎ始めた。
キュオオオオオオオンッ……!!
共鳴音が鳴り響き、茶奈の周囲に物理的な波が生まれる。
彼女の髪が途端にふわりと持ち上がり、光の波に揺られ騒めく様に揺れ始めた。
その時……魔剣の先端に光の弾が生まれ、その弾が見る見るうちに大きくなっていく。
そして、彼女を包んでしまうくらいの大きさへと成長を遂げた途端……急にその弾が「ギュンッ」と絞られるかの様にあっという間に縮小され、異様な存在感を醸し出す小さな球体が魔剣の先端に姿を晒した。
艦橋に居る者達の多くが驚きの声を上げる中……ソフトボール並みに成ったその球体が静かに杖の先端でふわりふわりと僅かに揺れて浮かび続けている。
その周囲には微かに「パリパリ」といった小さな稲光にも近い光がしきりに弾け飛んでいた。
「行きます……!!」
茶奈がそう言い放った時、彼女の足が強く踏ん張られ……球体が放たれた。
バォォォォオウッ!!
小さな物体を発射したとは思えないすさまじい轟音を鳴り響かせ、球体があっという間に遥か彼方へと飛んでいく。
その反動で僅かに彼女の体が怯むが……幸い足に備えたストッパーが功を奏し、その体勢を維持し続けていた。
――……ゥゥゥンッ!!
音速を超えて放たれた球体の空気を裂く音が時間差で響いてくる。
その瞬間……周囲を包む程の光が一瞬で広がった。
カッ―――!!
怯む事無く彼女が見つめる先……そこに見えるのは、遥か先なのにも拘らずとてもとても大きく立ち上るキノコ雲。
その様相はまるで超大型の爆弾を投下したかの様な……見た者全てが驚き、口を塞ぐ事すら忘れる程の凄まじい破壊力を体現したものであった。
―――ォォォオオオオオンッ!!
続き凄まじい爆音と爆風が順を追って襲い掛かり、激しい爆風に巻き上げられた海水が彼女達を襲う。
そして……爆発によって生まれた衝撃が海面を大きく揺らせ、波となって艦隊へと襲い掛かり、激しい波に揺られ大きく艦隊が縦に振られた。
「ううっ!!」
グラグラと地響きに近い揺れと縦に大きく揺れる感覚が同時に彼女にも襲い掛かり、不安定になった足場でバランスを取る為に膝を軽く曲げて姿勢を保つ。
この1ヶ月半余りの間……茶奈は自分の体を集中的に鍛えてきた。
それでもまだ彼女の体は勇達と比べればまだ貧弱と言える部類……だが細いままのその体は根幹から鍛え直され、既に下地は出来上がっていた。
その鍛え直された細い体は、甲板の揺れを凌ぎ耐えさせた。
遅れてやって来る、爆発によって打ち上げられた無数の海水の水飛沫が彼女達に見舞われ、甲板を一気に水浸しにさせる。
それを受け入れる様に……自分の力を撃ち放ち、その爽快感から生まれた体の火照りを冷やすかの様に……その両手を大きく広げて飛沫を浴びる彼女の姿があった。
茶奈達を取り巻く全てが落ち着くと……茶奈は蒸した体を解放する為に雨具とゴーグルを脱ぎ去る。
そこから現れたのはいつもとは違うラフな格好は、彼女の意気込みを表すかのよう。
伸縮力のあるハーフパンツに同様の素材であろう袖の無い上着を着こむ。
彼女の大きい胸をしっかり包む様に作られたその上着は、彼女の身体付きをしっかりと魅せる様に輪郭をハッキリとさせていた。
「ふう……福留さん、これで終わりでしょうか?」
『えぇ、これで魔剣の性能実験は終わりとなります。 帰ってもいいですよぉ』
福留の声が耳から聞こえると……茶奈の顔が「パァッ」と途端に笑顔になる。
艦橋で「ウンウン」と頷くのを見えたのか見えていないのか……艦橋をチラリと覗いた彼女は、おもむろに魔剣を上下逆さに持ち替え軽く床を突いた。
ジャキンッ!!
途端、魔剣の柄の上下から二本の長い突起が横に飛び出す。
その突起には何やら網目の紋様が刻まれている様であった。
「それじゃあ、今日は御先に失礼しますね」
笑顔の一言を発すると……茶奈が突然駆け出し甲板から身を投げた。
その様子を見ていた多くの者達が「あっ!!」と驚きの声を上げる中……飛び出した突起部に跨り炎を吹き出しながら空を浮く彼女の姿が甲板の先から現れ、その姿を見た者達があんぐりとその姿を見つめ続けていた。
「またぁー!!」
おっとりとした声を上げ、途端彼女の体が空の彼方へと飛び去っていく。
あっという間に姿を消した彼女を見届ける様に、乗員達の頭が揃って引かれた残光を追う様に動いていた。
「か、彼女は魔女なのですか……?」
副長がそう声を漏らし、それに気付いた乗員達も福留に揃って顔を向ける。
そんな彼等の注目を浴びた福留はただ一言呟く。
「そんな事はありません……彼女はただの、人間です。 心優しい、ね……」
その日……新造魔剣の性能実験という名目での、各国へのデモンストレーションは幕を閉じた。
各国へ彼等魔特隊の力を伝える為に行われたこの催しは、近海から一般船籍を一時的に排除し行われた為、一般報道などされる事は無い。
だが今回の出来事で、彼女達の存在は一般には知られる事無く各国へその存在感を示す事となった。
周辺国への津波の影響なども考慮していたが……特に問題無しの様子。
事を済ませた彼等はそのまま散る様に自国へと戻っていったのだった。
それからおおよそ二週間後……その艦隊に連ねた内の一隻を所有するニュージーランド政府から、彼等へ一つの要請が入る。
彼等からの要請を受けた魔特隊は……その緊急性を受け、急遽その人員の半数を投入した作戦を決行する事となるのであった。
おかげで暑さに項垂れていた毛玉達の姿も徐々に落ち着きを取り戻し、相変わらずの訓練等の励みに拍車が掛かっているように思えた。
そんな日本から掛け離れた、太平洋中腹部……何も無い海域。
そこに、多数の艦隊が等間隔に並び、まるで巨大な円を描く様に何十キロメートルにも渡り洋上を覆っていた。
その中の一隻……戦闘機等が発着出来る空母級の戦艦……その広々とした甲板の上、戦艦の先端部に、ゴーグルと雨具を身に纏い立つ茶奈の姿があった。
その右手に掴まれているのは、今までに見た事の無い魔剣。
クゥファーライデの様に光沢を持ち、僅かに土色掛かった白金色。
ドゥルムエーヴェを模した様な長身の柄と杖の先。
杖の先端と柄の下に光る命力珠が、その力を誇示せんばかりに既に強い光を放っていた。
『茶奈さん、準備はよろしいでしょうか?』
「はい、私はいつでも平気です」
茶奈が身に着けたインカムから聞こえるのは福留の声であった。
当の本人は茶奈が居る戦艦の艦橋……本作戦の司令部ともなる、米国の国旗を掲げた戦艦の司令室である。
「しかし、今だ理解出来かねます。 少女一人の為にここまでの規模の演習など……彼女に何をさせるつもりなのか」
そう答えるのは同じく艦橋に居る戦艦の副長。
その問いに福留は答える事も無くじっと正面を見据え、笑顔を浮かべ続けていた。
「彼女の『威力』は実際に見てみないとわからぬものだよ」
副長の問いに代わりに応えたのは艦長。
互いに体格のガッチリとした軍服の似合う巨漢。
傍に居る福留がまるで子供に見えるくらいの身長差だ。
彼女の存在は米国の中枢部において知らぬ者は居ない。
1年半前、彼女はグランドキャニオン近郊において巨大な魔者「グリュダン」との戦いでその真価を見せつけた。
結果、彼女の力自体はグリュダンへは通用しなかったが……その破壊力を目の当たりにした者達は、彼女の事を「クリーンな核兵器」と揶揄し、その存在を皮肉った。
だがその異名は決して悪い意味ではない。
彼女がそれ程の威力を持つ者として知られているからこそ……彼等の協力者である米国の有識者の一部には、密かに彼女への信奉を持つ者すら居る程であった。
艦長もその中の一人である。
「それじゃあ……準備を始めますね」
『わかりました。 それではよろしくお願い致します』
すると茶奈は……甲板に特設された足を支える為のストッパーへと足を踏み入れる。
そして軽く踏み込み、その強度を確認すると……おもむろに戦艦の正面へと視線を向けた。
見据える先は、全ての戦艦が見つめる円の中央点……海域の中央、何も無い洋上。
よく見れば、各々の戦艦に振られる旗はいずれも異なる国旗を立てていた。
世界各国から収集された戦艦に見守られながら、茶奈は己の力を魔剣に込める。
「【イルリスエーヴェ】……貴方の力を見せて……」
その長い柄を両手で掴み、両脚を大きく開く。
杖の先端が洋上へと向けられ、その先端にある命力珠が太陽の光を浴びて強い輝きを見せていた。
「被検対象、IRAを構えました」
「見ればわかる」
艦橋内にあるモニターに茶奈の姿が多角で映る。
彼女の様子がモニターされ、 逐一彼女をチェックする為に複数人の乗員達がしきりに頭を動かしていた。
福留達が見守る中、茶奈が新造魔剣【イルリスエーヴェ】を構え、その力を篭めると……途端に命力の波が生まれ、彼女の身体からとめどなく光が魔剣へと流れ込んでいく。
力が篭められたと同時に、両先端に備えられた命力珠が強く輝き始め……イルリスエーヴェに刻まれた紋様が光を繋ぎ始めた。
キュオオオオオオオンッ……!!
共鳴音が鳴り響き、茶奈の周囲に物理的な波が生まれる。
彼女の髪が途端にふわりと持ち上がり、光の波に揺られ騒めく様に揺れ始めた。
その時……魔剣の先端に光の弾が生まれ、その弾が見る見るうちに大きくなっていく。
そして、彼女を包んでしまうくらいの大きさへと成長を遂げた途端……急にその弾が「ギュンッ」と絞られるかの様にあっという間に縮小され、異様な存在感を醸し出す小さな球体が魔剣の先端に姿を晒した。
艦橋に居る者達の多くが驚きの声を上げる中……ソフトボール並みに成ったその球体が静かに杖の先端でふわりふわりと僅かに揺れて浮かび続けている。
その周囲には微かに「パリパリ」といった小さな稲光にも近い光がしきりに弾け飛んでいた。
「行きます……!!」
茶奈がそう言い放った時、彼女の足が強く踏ん張られ……球体が放たれた。
バォォォォオウッ!!
小さな物体を発射したとは思えないすさまじい轟音を鳴り響かせ、球体があっという間に遥か彼方へと飛んでいく。
その反動で僅かに彼女の体が怯むが……幸い足に備えたストッパーが功を奏し、その体勢を維持し続けていた。
――……ゥゥゥンッ!!
音速を超えて放たれた球体の空気を裂く音が時間差で響いてくる。
その瞬間……周囲を包む程の光が一瞬で広がった。
カッ―――!!
怯む事無く彼女が見つめる先……そこに見えるのは、遥か先なのにも拘らずとてもとても大きく立ち上るキノコ雲。
その様相はまるで超大型の爆弾を投下したかの様な……見た者全てが驚き、口を塞ぐ事すら忘れる程の凄まじい破壊力を体現したものであった。
―――ォォォオオオオオンッ!!
続き凄まじい爆音と爆風が順を追って襲い掛かり、激しい爆風に巻き上げられた海水が彼女達を襲う。
そして……爆発によって生まれた衝撃が海面を大きく揺らせ、波となって艦隊へと襲い掛かり、激しい波に揺られ大きく艦隊が縦に振られた。
「ううっ!!」
グラグラと地響きに近い揺れと縦に大きく揺れる感覚が同時に彼女にも襲い掛かり、不安定になった足場でバランスを取る為に膝を軽く曲げて姿勢を保つ。
この1ヶ月半余りの間……茶奈は自分の体を集中的に鍛えてきた。
それでもまだ彼女の体は勇達と比べればまだ貧弱と言える部類……だが細いままのその体は根幹から鍛え直され、既に下地は出来上がっていた。
その鍛え直された細い体は、甲板の揺れを凌ぎ耐えさせた。
遅れてやって来る、爆発によって打ち上げられた無数の海水の水飛沫が彼女達に見舞われ、甲板を一気に水浸しにさせる。
それを受け入れる様に……自分の力を撃ち放ち、その爽快感から生まれた体の火照りを冷やすかの様に……その両手を大きく広げて飛沫を浴びる彼女の姿があった。
茶奈達を取り巻く全てが落ち着くと……茶奈は蒸した体を解放する為に雨具とゴーグルを脱ぎ去る。
そこから現れたのはいつもとは違うラフな格好は、彼女の意気込みを表すかのよう。
伸縮力のあるハーフパンツに同様の素材であろう袖の無い上着を着こむ。
彼女の大きい胸をしっかり包む様に作られたその上着は、彼女の身体付きをしっかりと魅せる様に輪郭をハッキリとさせていた。
「ふう……福留さん、これで終わりでしょうか?」
『えぇ、これで魔剣の性能実験は終わりとなります。 帰ってもいいですよぉ』
福留の声が耳から聞こえると……茶奈の顔が「パァッ」と途端に笑顔になる。
艦橋で「ウンウン」と頷くのを見えたのか見えていないのか……艦橋をチラリと覗いた彼女は、おもむろに魔剣を上下逆さに持ち替え軽く床を突いた。
ジャキンッ!!
途端、魔剣の柄の上下から二本の長い突起が横に飛び出す。
その突起には何やら網目の紋様が刻まれている様であった。
「それじゃあ、今日は御先に失礼しますね」
笑顔の一言を発すると……茶奈が突然駆け出し甲板から身を投げた。
その様子を見ていた多くの者達が「あっ!!」と驚きの声を上げる中……飛び出した突起部に跨り炎を吹き出しながら空を浮く彼女の姿が甲板の先から現れ、その姿を見た者達があんぐりとその姿を見つめ続けていた。
「またぁー!!」
おっとりとした声を上げ、途端彼女の体が空の彼方へと飛び去っていく。
あっという間に姿を消した彼女を見届ける様に、乗員達の頭が揃って引かれた残光を追う様に動いていた。
「か、彼女は魔女なのですか……?」
副長がそう声を漏らし、それに気付いた乗員達も福留に揃って顔を向ける。
そんな彼等の注目を浴びた福留はただ一言呟く。
「そんな事はありません……彼女はただの、人間です。 心優しい、ね……」
その日……新造魔剣の性能実験という名目での、各国へのデモンストレーションは幕を閉じた。
各国へ彼等魔特隊の力を伝える為に行われたこの催しは、近海から一般船籍を一時的に排除し行われた為、一般報道などされる事は無い。
だが今回の出来事で、彼女達の存在は一般には知られる事無く各国へその存在感を示す事となった。
周辺国への津波の影響なども考慮していたが……特に問題無しの様子。
事を済ませた彼等はそのまま散る様に自国へと戻っていったのだった。
それからおおよそ二週間後……その艦隊に連ねた内の一隻を所有するニュージーランド政府から、彼等へ一つの要請が入る。
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