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第二十三節「驚異襲来 過ち識りて 誓いの再決闘」
~焼 肉 談 義~
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瀬玲達が衝撃の帰還を果たした翌日……東京某所。
レンネィが入院している病院……相も変わらず眠ったままの彼女の前で静かに佇む心輝の姿がそこにあった。
飽きる事も無く彼女の健やかな寝顔を眺め、時折微笑みを零す。
彼女との思い出に更けて楽しい一時に浸り、彼女の討たれた姿を思い出しては自身の不甲斐なさを噛み締める。
そんな想いを何度も巡らせ、そしてこれからの姿を想像していく。
その先が望む形の未来なのか、それとも暗転した未来なのか。
今にも不安で押し潰されそうな心を必死に払拭しようと足掻いていたのだ。
「レン姐さん……俺よぉ、後何が出来るか……もうわからねぇ……傍に居続けていいのかな……」
思わず漏れる本音。
そして返る事の無い答え、支配する静寂。
目元に浮かべたクマは、確かに彼の心の衰弱を示していた。
すると……背を丸くして座る心輝の背後に一人の人影。
「居続けて良いに決まってるだろ」
レンネィの代わりにそう答えた影……勇であった。
「よぉ……勇来たのか」
「あぁ、様子を見に来た。 ついでにお前の代わりにでもなろうかなってな」
勇達は心輝の事を案じ、定期的にこの場に訪れる事にしている。
レンネィの見舞いもだが、何より不眠不休で付きっ切りの彼の事が心配だから。
そして心輝もまた、それを一つの心の拠り所として頼りにしている所もあったからこそ……自然とその顔に安堵感から生まれた笑顔が浮かんでいた。
「瀬玲から電話で聞いた……まぁたお前隠し事してやがったな」
「早いな情報回るの……その節は済まなかった」
「ったく、お前は相っ変わらず自分で考え込む性格変わらねぇな」
そう憎まれ口を叩く心輝であったが……なおその顔は笑顔のまま。
その心がわかっているからこそ、力の入らない拳で勇の胸板をポンと叩いた。
「もうそういうの辞めろよな。 つっても辞めない気がするけどよ」
「そうだな……でもまぁ俺が死ぬ時くらいは言うさ、正直クドクドとな」
勇も負けじと減らず口を叩き、心輝の嘲笑を誘う。
ふと心輝の目線が再びレンネィへと向けられると……勇に振り向く事なく彼に話し掛けた。
「……今日は茶奈ちゃんが来ると思ったんだけどなぁ」
「茶奈は愛希ちゃんが熱出したから看病行くってさ」
「そうかぁ……」
時期は12月初旬……空気が乾燥して寒くなり、体調を崩しやすくなる季節。
既に北陸では雪が降る地域も出始め、再び寒い気候の訪れを予感させていた。
「茶奈ちゃんの事だから『食べれば治りますよ』とかいってとんでもない量のメシ食わされてたりしてな」
「ハハ……ありえる。 でもさ、最近あの子脂取るの避けてるんだよな」
「はぁ? あの茶奈ちゃんが?」
既に仲間内では茶奈の胃袋が底無しである事は周知の事実。
だからこそ何でも食べるイメージであったが……意外な情報に思わず心輝も疑いの声を漏らした。
「そうなんだよ。 こないだ洗面所で体重計に乗ったままメーター凝視してる茶奈見掛けてさ」
「マジかよ……増えちゃった?」
「知らん……でも多分増えた……あ、これ彼女には内緒な?」
茶奈の秘密が暴露され、思わず心輝の顔が勇に向けられる。
例え気持ちが落ちていても、憔悴しきっていても……楽しい話題に食い付く彼のスタンスは揺るがない。
「こないだ焼肉食べに行ったけど、あの子肉だけは絶対に手を付けなかったんだよな……揚げ物にはガンガン手を出してたけど」
「それただ単に安物の肉だったからじゃねぇのか……金あるんだから『ジュジュ苑』くらい連れてってやれよ」
勇達は基本、食べる物にもあまりお金は使わない。
お金が無い訳ではないのだが……高級志向が身にそぐわないのだろうか、寄る店は大抵が安いチェーン店ばかり。
そもそもが外食自体そこまでしないという事もあるが、食に対してはそこまで煩くないのが庶民的とも言える彼等の在り方なのだろう。
ジュジュ苑……高級焼肉店ともなれば物珍しさで寄る事はあっても、日常的に通う事は無さそうだ。
もっとも、色々とこだわりを持つ心輝に限っては……そういったお高いお店に通う事が増えていた訳ではあるが。
「ジュジュ苑は行かないな……せめて『焼肉帝王』だろ」
焼肉帝王とは、焼肉食べ放題のお店の中では比較的品質の高いチェーン店である。
価格が比較的高いにも関わらず、人気が高く……週末、休日ともなれば人でごった返す程だ。
「かぁーっ、お前何もわかってねぇな……高級肉専門店と食べ放題チェーン店の間にゃ超えられない壁っつうもんがあるって事をよぉ……」
「食べれれば一緒じゃんか……」
「いいや違うね、脂の質が違う。 良質な脂と安い脂じゃあ天と地程に違う」
気付けば茶奈の話はどこへ行ったのか焼肉談義。
だがそんな心輝の顔はいつも様な笑顔を浮かべ、熱く自分の価値観を語る姿へと戻っていた。
そんな彼の様子を静かに相槌しながら見ていた勇の顔にも自然と笑みが生まれていた。
「―――つまり、毎日バランスよくジュジュ苑に通う事により、体脂肪だけでなく美容や健康にいい体作りに貢献するという……」
「でもそれ、溜まっていくばかりじゃんか……肥えた茶奈とか見たくねーよ……」
その言葉を皮切りに、二人の脳裏に太くなっていく茶奈が妄想される。
今の細い体が太くなっていく様があまりにも異様で……その顔を振り、間違ったイメージを払拭し始めた。
「やべぇモン見ちまった」
「俺も……」
とんでもない光景を思い浮かべてしまったのか……二人して途端俯き口を閉じる。
そんな閉口する二人に向けて……突然、聞き慣れた声が響き渡った。
「勇さぁん……何を話してるんですかぁ……!!」
突然の声に驚き、「うわぁ!?」と声を上げて慌てた二人が思わず飛び上がる。
その視線が背後である通路、声のした方向へと向けられると……そこに居たのは茶奈……ではなく、「ニシシシ」と笑う瀬玲であった。
「ちょ、おま……ビビらせんなよ!?」
「ハァ……ハァ……本物の茶奈かと思った……」
「ンフフ~、面白そうだから声真似させてもらったわ!」
瀬玲の姿が変われど、今までとなんら変わりの無い態度を見せる心輝……恐らく長い付き合いを続けている彼には彼女の在り様をどこか理解し、『相沢瀬玲』として認識する事が出来ているのだろう。
瀬玲が満足そうな笑顔を浮かべ、軽快に病室へと足を踏み入れる。
「ニタァ」と笑うその顔はどこかいじらしい。
「フフン、ちょっと命力の使い方のコツを知れば、こんな事だって出来るのよ」
そう声を上げた瀬玲の声色は……まさしく茶奈そのもの。
「命力の色をチューニングして声に乗せれば、自然とその人のイメージを持った脳が錯覚してそう感じさせるのよ」
「凄いな……そんな事まで出来る様になったのか」
「んー……まぁね~。 もっと褒めていいのよ~?」
自身の力に覚醒して命力の在り方を理解した今の彼女は、命力で出来る事なら大抵の事が出来る様になっていた。
声色を真似る事も、イ・ドゥールの里で学んだ一つの知識。
今までに見知ってきた事であれば、何であろうと『模倣』して見せる事が可能なのである。
今の彼女は……心の色さえ認識出来る程に、卓越しているのだ。
レンネィが入院している病院……相も変わらず眠ったままの彼女の前で静かに佇む心輝の姿がそこにあった。
飽きる事も無く彼女の健やかな寝顔を眺め、時折微笑みを零す。
彼女との思い出に更けて楽しい一時に浸り、彼女の討たれた姿を思い出しては自身の不甲斐なさを噛み締める。
そんな想いを何度も巡らせ、そしてこれからの姿を想像していく。
その先が望む形の未来なのか、それとも暗転した未来なのか。
今にも不安で押し潰されそうな心を必死に払拭しようと足掻いていたのだ。
「レン姐さん……俺よぉ、後何が出来るか……もうわからねぇ……傍に居続けていいのかな……」
思わず漏れる本音。
そして返る事の無い答え、支配する静寂。
目元に浮かべたクマは、確かに彼の心の衰弱を示していた。
すると……背を丸くして座る心輝の背後に一人の人影。
「居続けて良いに決まってるだろ」
レンネィの代わりにそう答えた影……勇であった。
「よぉ……勇来たのか」
「あぁ、様子を見に来た。 ついでにお前の代わりにでもなろうかなってな」
勇達は心輝の事を案じ、定期的にこの場に訪れる事にしている。
レンネィの見舞いもだが、何より不眠不休で付きっ切りの彼の事が心配だから。
そして心輝もまた、それを一つの心の拠り所として頼りにしている所もあったからこそ……自然とその顔に安堵感から生まれた笑顔が浮かんでいた。
「瀬玲から電話で聞いた……まぁたお前隠し事してやがったな」
「早いな情報回るの……その節は済まなかった」
「ったく、お前は相っ変わらず自分で考え込む性格変わらねぇな」
そう憎まれ口を叩く心輝であったが……なおその顔は笑顔のまま。
その心がわかっているからこそ、力の入らない拳で勇の胸板をポンと叩いた。
「もうそういうの辞めろよな。 つっても辞めない気がするけどよ」
「そうだな……でもまぁ俺が死ぬ時くらいは言うさ、正直クドクドとな」
勇も負けじと減らず口を叩き、心輝の嘲笑を誘う。
ふと心輝の目線が再びレンネィへと向けられると……勇に振り向く事なく彼に話し掛けた。
「……今日は茶奈ちゃんが来ると思ったんだけどなぁ」
「茶奈は愛希ちゃんが熱出したから看病行くってさ」
「そうかぁ……」
時期は12月初旬……空気が乾燥して寒くなり、体調を崩しやすくなる季節。
既に北陸では雪が降る地域も出始め、再び寒い気候の訪れを予感させていた。
「茶奈ちゃんの事だから『食べれば治りますよ』とかいってとんでもない量のメシ食わされてたりしてな」
「ハハ……ありえる。 でもさ、最近あの子脂取るの避けてるんだよな」
「はぁ? あの茶奈ちゃんが?」
既に仲間内では茶奈の胃袋が底無しである事は周知の事実。
だからこそ何でも食べるイメージであったが……意外な情報に思わず心輝も疑いの声を漏らした。
「そうなんだよ。 こないだ洗面所で体重計に乗ったままメーター凝視してる茶奈見掛けてさ」
「マジかよ……増えちゃった?」
「知らん……でも多分増えた……あ、これ彼女には内緒な?」
茶奈の秘密が暴露され、思わず心輝の顔が勇に向けられる。
例え気持ちが落ちていても、憔悴しきっていても……楽しい話題に食い付く彼のスタンスは揺るがない。
「こないだ焼肉食べに行ったけど、あの子肉だけは絶対に手を付けなかったんだよな……揚げ物にはガンガン手を出してたけど」
「それただ単に安物の肉だったからじゃねぇのか……金あるんだから『ジュジュ苑』くらい連れてってやれよ」
勇達は基本、食べる物にもあまりお金は使わない。
お金が無い訳ではないのだが……高級志向が身にそぐわないのだろうか、寄る店は大抵が安いチェーン店ばかり。
そもそもが外食自体そこまでしないという事もあるが、食に対してはそこまで煩くないのが庶民的とも言える彼等の在り方なのだろう。
ジュジュ苑……高級焼肉店ともなれば物珍しさで寄る事はあっても、日常的に通う事は無さそうだ。
もっとも、色々とこだわりを持つ心輝に限っては……そういったお高いお店に通う事が増えていた訳ではあるが。
「ジュジュ苑は行かないな……せめて『焼肉帝王』だろ」
焼肉帝王とは、焼肉食べ放題のお店の中では比較的品質の高いチェーン店である。
価格が比較的高いにも関わらず、人気が高く……週末、休日ともなれば人でごった返す程だ。
「かぁーっ、お前何もわかってねぇな……高級肉専門店と食べ放題チェーン店の間にゃ超えられない壁っつうもんがあるって事をよぉ……」
「食べれれば一緒じゃんか……」
「いいや違うね、脂の質が違う。 良質な脂と安い脂じゃあ天と地程に違う」
気付けば茶奈の話はどこへ行ったのか焼肉談義。
だがそんな心輝の顔はいつも様な笑顔を浮かべ、熱く自分の価値観を語る姿へと戻っていた。
そんな彼の様子を静かに相槌しながら見ていた勇の顔にも自然と笑みが生まれていた。
「―――つまり、毎日バランスよくジュジュ苑に通う事により、体脂肪だけでなく美容や健康にいい体作りに貢献するという……」
「でもそれ、溜まっていくばかりじゃんか……肥えた茶奈とか見たくねーよ……」
その言葉を皮切りに、二人の脳裏に太くなっていく茶奈が妄想される。
今の細い体が太くなっていく様があまりにも異様で……その顔を振り、間違ったイメージを払拭し始めた。
「やべぇモン見ちまった」
「俺も……」
とんでもない光景を思い浮かべてしまったのか……二人して途端俯き口を閉じる。
そんな閉口する二人に向けて……突然、聞き慣れた声が響き渡った。
「勇さぁん……何を話してるんですかぁ……!!」
突然の声に驚き、「うわぁ!?」と声を上げて慌てた二人が思わず飛び上がる。
その視線が背後である通路、声のした方向へと向けられると……そこに居たのは茶奈……ではなく、「ニシシシ」と笑う瀬玲であった。
「ちょ、おま……ビビらせんなよ!?」
「ハァ……ハァ……本物の茶奈かと思った……」
「ンフフ~、面白そうだから声真似させてもらったわ!」
瀬玲の姿が変われど、今までとなんら変わりの無い態度を見せる心輝……恐らく長い付き合いを続けている彼には彼女の在り様をどこか理解し、『相沢瀬玲』として認識する事が出来ているのだろう。
瀬玲が満足そうな笑顔を浮かべ、軽快に病室へと足を踏み入れる。
「ニタァ」と笑うその顔はどこかいじらしい。
「フフン、ちょっと命力の使い方のコツを知れば、こんな事だって出来るのよ」
そう声を上げた瀬玲の声色は……まさしく茶奈そのもの。
「命力の色をチューニングして声に乗せれば、自然とその人のイメージを持った脳が錯覚してそう感じさせるのよ」
「凄いな……そんな事まで出来る様になったのか」
「んー……まぁね~。 もっと褒めていいのよ~?」
自身の力に覚醒して命力の在り方を理解した今の彼女は、命力で出来る事なら大抵の事が出来る様になっていた。
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