710 / 1,197
第二十五節「双塔堕つ 襲撃の猛威 世界が揺らいだ日」
~猛威の終焉~
しおりを挟む
長い様で、短い戦いだった。
夕焼けが沈みきるその時までの。
それだけの中で激戦が始まり、収束を果たしたのだ。
レヴィトーンを始め、カノバト、アンドルルゴーゼら代表格は全員戦死。
残された【救世】軍はもはや烏合の衆、勢いに乗った魔特隊を止める事は叶わず。
おおよそ二〇人程の捕虜を残し、ほぼほぼ殲滅という形で幕は閉じられた。
捕虜曰く、本部の襲撃の目的は〝勇達の後援者排除〟なのだとか。
後ろ盾を消す事で、都庁へ向かう五人の気力を削ぐ為だったそうな。
でも、どうやって集まったかまでは知らされていないという。
移動の時は目隠しされたままだったらしい。
だからといってデュゼローを信頼している、という訳ではなさそう。
でなければこうしてペラペラと語る訳も無いからだ。
でもきっとそれはデュゼローの想定通りなのだろう。
だからこうやって敗北し、目的を暴露する事も想定済みだったのかもしれない。
そして魔特隊はその目論見にまんまとハマってしまった。
その結果の代償はとても重い。
仲間達一人一人に心の枷を嵌めてしまう程に。
勝利と喜ぶ事など到底出来ない程に打ちのめされたのだから。
◇◇◇
「兄者、どこへ行っちまったんだよ、どういう事なんだよこれは……」
マヴォがそう呟き項垂れる。
ボロボロに朽ち果てたカノバトの亡骸を前にして。
この場に居たはずのアージの姿はもう無い。
加えて、父親同様の師が変わり果てた姿で捨て置かれていて。
理由も何もわからなければ、答えを教えてくれる者も居ない。
出来るのはただ、悲しみに暮れてすすり泣くのみ。
怒りと悲しみを大地へひたすらぶつけ続けながら。
「なんでなんだよ、兄者……ッ!! 教えてくれよ、なあッ……師匠ッ!!」
ただただ無念に打ちひしがれて、唸る事しか出来はしない。
先程まで誇り高く咆えた者でも、今はもう。
その落ちた心を掬える者など居はしないのだから。
◇◇◇
「彼の腕はもしかしたら治らないかもしれません。 相応の覚悟をしておいてください」
「そう、なんだ……」
イシュライトがナターシャへと無情の結論を露わにする。
当事者であるアンディが眠るその中で。
曰く、アンディの左腕はほぼ千切れる寸前だったのだそう。
秘術のお陰で壊死・切断こそ免れたが、以前の様に戻る可能性は絶望的らしい。
なんでも、破壊から修復に至るまでの時間が開き過ぎたのが原因なのだとか。
形は戻っても、並みに動かせるには時間が掛かる。
相応のリハビリが必要となるだろう。
「生きてくれれば……それで充分だよ」
それでも、ナターシャは微笑んでいた。
疲れて眠るアンディの頬をそっと撫でながら。
いつ起きても、安心させられる様にと。
内心はきっと複雑だろう。
でも、それでも生きてくれたから。
だから今はナターシャも微笑む事が出来るのだ。
また大切な人を失わずに済んだから。
◇◇◇
「私は守りきったぞ。 お前達が思う程、私は弱くなかったのだ。 いや、これからもっと強くなってみせよう」
ズーダーが、かつての仲間の前でそう呟く。
一つの想いを胸に、覚悟を決めて。
同郷と決別する事を決めたのだ。
デュゼローに賛同したグーヌー族達から。
自身をも騙し、仲間を殺した事を是とした故郷から。
許す事など出来はしない。
ずっとずっと隠されて、騙されて。
信じて来ても、使われていただけで。
だからこそ誓う。
もうそんな様にならない為にも、己の意思で戦うのだと。
同じ境遇であるベーヨ―とゴーマーに報いる為にも。
その想いは未だ複雑だ。
だが、振り向かないと決めたから。
だからズーダーは一心に戦う事を望んだのである。
◇◇◇
「ムベイ、ビゾ、よくぞ来てくれた。 礼を言う」
「ウム、間におうて良かった」
「しかし、ボウジ様は……」
本部屋上。
その黒煙が燻る中で、ジョゾウがムベイとビゾに感謝と労いを贈る。
生き残ったのは彼等だけで、他はもうこの世には居ない。
かつての精鋭七人衆も、もはや二人を残すのみ。
本当ならば、一番に泣き崩れたいのはジョゾウなのだろう。
最も情に深い彼だからこそ。
でももうジョゾウに泣く事は許されない。
真王と成った今、部下や逝った者達の前で弱みを見せる訳にはいかないのだから。
「ボウジはもうおらん。 だが、俺が居る。 ボウジは言うた、『其方が守れ』と。 だからこそ俺は戻ろうと思う。 再びカラクラが王と成りて、命ある限り皆を守る事を改めて誓おう」
ジョゾウはもう最初から王だったのだ。
誰に言われるまでも無く。
きっと今の彼ならば、ボウジも笑って託すだろう。
もう何も心配は要らないのだと。
親友の死を乗り越えて、ジョゾウは今、王としての信念を貫く事を決めた。
勇との誓いを胸に、それさえも乗り越えて。
もうそこに何一つ、迷いは無い。
◇◇◇
「っつてて……なかなかやらん事をするもんでねぇな」
「師匠も歳なんだから無茶しちゃダメッスよぉ」
そこは訓練場一階、体術訓練室。
その中央に敷かれたマットの上にバノがうつ伏せで寝転がる。
暴れ過ぎた所為だろうか、悲痛の声を上げながら。
そんな巨体の背には素足で踏み解すカプロの姿が。
「修行が足りんのぉ。 腰くらい、ほれぇ儂が一発喝を入れてやろうか?」
そしてその傍にはウィグルイも。
こちらはニヤニヤといじらしい笑みを浮かべて見下していて。
バノの情けない姿を前に笑いを堪えきれない様子。
「やめぇや、んなのぶち込まれちゃ腰が砕けちまうわ」
どうやら共に戦う事で妙な友情を抱いたのだろう。
実力差こそあれど、互いに認め合えた様だ。
「情けないのぉ、お主の様な者であれば鍛え方次第ではもっと強くなれるだろうに」
「あぁん? わしゃ今でも強いぞぉ!! っででで!!」
「お師匠!! だからあれほど無茶するなと言ったはず!!」
そんな二人のやりとりも、このカプロの前では形を潜める事となる。
それだけ場違いとも言える存在なだけに。
でもカプロはどこか嬉しそう。
どこで聞いたかわからない台詞を放ちながらも、愉快げにバノの背中を跳ねていたのだから。
◇◇◇
「もうこんな事はこりごりだわぁ~」
「申し訳ありません……こんな戦いに巻き込むつもりは無かったのですが」
「いえいえ~。 でも魔剣を持つなんて初めてだったので、なんだかドキドキしちゃいましたぁ」
ニャラはどうやら使っていた魔剣が気に入った様子。
その刃に命力を灯らせて輝かせ、「ウフフ」と妖しく笑いを上げる。
福留が苦笑いを浮かべるその傍らで。
遂にはステップを踏んで事務所の方へ。
何を思って去っていったのかは彼女のみぞ知る事だ。
ここは本部建屋とグラウンドの境。
福留と平野、笠本、そしてバノを連れて来た御味が揃って空を見上げる。
戦いの終焉を肌で感じながら。
とはいえ彼等の仕事はまだ終わった訳ではない。
勇達が帰ってくるのを待つという仕事が残っているのだから。
でももう勇達に連絡出来る手段は無い。
インカムの電波を中継する機器が襲撃者達に破壊されてしまったから。
狙って破壊されている辺り、第一目標の一つだったのだろう。
だから出来るのはもう真に待つ事だけだ。
勇達が無事に帰ってくる事を願って。
「後は勇君達が上手くやってくれる事を祈るばかりです」
「彼等ならきっとやってくれますよ」
「そうですね、彼等は強いですから」
「ええ、きっと彼等なら生きて帰ってきますとも。 いつもみたいにケロッとね」
フェンスの外はもう人だらけだ。
騒動が落ち着き、安全に気付いた野次馬が集まったのだろう。
当然、真相を求めたマスコミや、それらを阻止する警察までもがこぞって周辺を騒がせる。
きっと野次馬もマスコミも、ここが魔特隊関連施設だと気付いているだろう。
だから上げるのはいずれも罵詈雑言で、とても聴けたものではない。
しかしそんな騒音が皮肉にも、福留達の心を落ち着かせる事になるとは。
全てが終わったと悟らせるには充分な程に賑やかだったから。
本部の半壊して荒れ果てた様を、民衆はどう受け止めただろうか。
それが何を象徴しているかなど考えただろうか。
いや、きっと誰も考えはしないのだろう。
彼等の中での答えはもう、【救世】のそれに近いものだったのだから。
だからひたすらに怒りを放ち、声を上げ続けるのみ。
そうする事でしか、人々はもう不安を取り除く事が出来ないのだから。
この日、世界が震えた。
そしてその余波がたちまち人の心を奮い立たせる事となる。
公認された敵意。
それがまるで免罪符の様に、ただ人を暴力へと掻き立てたのだ。
デュゼローの真意とは。
世界の真実とは。
そしてなお世界は揺れ動き続けるだろう。
勇とデュゼロー、二人の存在が引き合い、そして決着を付けるその時まで。
真なる平和が如何なる事かを示す、その時まで。
第二十五節 完
夕焼けが沈みきるその時までの。
それだけの中で激戦が始まり、収束を果たしたのだ。
レヴィトーンを始め、カノバト、アンドルルゴーゼら代表格は全員戦死。
残された【救世】軍はもはや烏合の衆、勢いに乗った魔特隊を止める事は叶わず。
おおよそ二〇人程の捕虜を残し、ほぼほぼ殲滅という形で幕は閉じられた。
捕虜曰く、本部の襲撃の目的は〝勇達の後援者排除〟なのだとか。
後ろ盾を消す事で、都庁へ向かう五人の気力を削ぐ為だったそうな。
でも、どうやって集まったかまでは知らされていないという。
移動の時は目隠しされたままだったらしい。
だからといってデュゼローを信頼している、という訳ではなさそう。
でなければこうしてペラペラと語る訳も無いからだ。
でもきっとそれはデュゼローの想定通りなのだろう。
だからこうやって敗北し、目的を暴露する事も想定済みだったのかもしれない。
そして魔特隊はその目論見にまんまとハマってしまった。
その結果の代償はとても重い。
仲間達一人一人に心の枷を嵌めてしまう程に。
勝利と喜ぶ事など到底出来ない程に打ちのめされたのだから。
◇◇◇
「兄者、どこへ行っちまったんだよ、どういう事なんだよこれは……」
マヴォがそう呟き項垂れる。
ボロボロに朽ち果てたカノバトの亡骸を前にして。
この場に居たはずのアージの姿はもう無い。
加えて、父親同様の師が変わり果てた姿で捨て置かれていて。
理由も何もわからなければ、答えを教えてくれる者も居ない。
出来るのはただ、悲しみに暮れてすすり泣くのみ。
怒りと悲しみを大地へひたすらぶつけ続けながら。
「なんでなんだよ、兄者……ッ!! 教えてくれよ、なあッ……師匠ッ!!」
ただただ無念に打ちひしがれて、唸る事しか出来はしない。
先程まで誇り高く咆えた者でも、今はもう。
その落ちた心を掬える者など居はしないのだから。
◇◇◇
「彼の腕はもしかしたら治らないかもしれません。 相応の覚悟をしておいてください」
「そう、なんだ……」
イシュライトがナターシャへと無情の結論を露わにする。
当事者であるアンディが眠るその中で。
曰く、アンディの左腕はほぼ千切れる寸前だったのだそう。
秘術のお陰で壊死・切断こそ免れたが、以前の様に戻る可能性は絶望的らしい。
なんでも、破壊から修復に至るまでの時間が開き過ぎたのが原因なのだとか。
形は戻っても、並みに動かせるには時間が掛かる。
相応のリハビリが必要となるだろう。
「生きてくれれば……それで充分だよ」
それでも、ナターシャは微笑んでいた。
疲れて眠るアンディの頬をそっと撫でながら。
いつ起きても、安心させられる様にと。
内心はきっと複雑だろう。
でも、それでも生きてくれたから。
だから今はナターシャも微笑む事が出来るのだ。
また大切な人を失わずに済んだから。
◇◇◇
「私は守りきったぞ。 お前達が思う程、私は弱くなかったのだ。 いや、これからもっと強くなってみせよう」
ズーダーが、かつての仲間の前でそう呟く。
一つの想いを胸に、覚悟を決めて。
同郷と決別する事を決めたのだ。
デュゼローに賛同したグーヌー族達から。
自身をも騙し、仲間を殺した事を是とした故郷から。
許す事など出来はしない。
ずっとずっと隠されて、騙されて。
信じて来ても、使われていただけで。
だからこそ誓う。
もうそんな様にならない為にも、己の意思で戦うのだと。
同じ境遇であるベーヨ―とゴーマーに報いる為にも。
その想いは未だ複雑だ。
だが、振り向かないと決めたから。
だからズーダーは一心に戦う事を望んだのである。
◇◇◇
「ムベイ、ビゾ、よくぞ来てくれた。 礼を言う」
「ウム、間におうて良かった」
「しかし、ボウジ様は……」
本部屋上。
その黒煙が燻る中で、ジョゾウがムベイとビゾに感謝と労いを贈る。
生き残ったのは彼等だけで、他はもうこの世には居ない。
かつての精鋭七人衆も、もはや二人を残すのみ。
本当ならば、一番に泣き崩れたいのはジョゾウなのだろう。
最も情に深い彼だからこそ。
でももうジョゾウに泣く事は許されない。
真王と成った今、部下や逝った者達の前で弱みを見せる訳にはいかないのだから。
「ボウジはもうおらん。 だが、俺が居る。 ボウジは言うた、『其方が守れ』と。 だからこそ俺は戻ろうと思う。 再びカラクラが王と成りて、命ある限り皆を守る事を改めて誓おう」
ジョゾウはもう最初から王だったのだ。
誰に言われるまでも無く。
きっと今の彼ならば、ボウジも笑って託すだろう。
もう何も心配は要らないのだと。
親友の死を乗り越えて、ジョゾウは今、王としての信念を貫く事を決めた。
勇との誓いを胸に、それさえも乗り越えて。
もうそこに何一つ、迷いは無い。
◇◇◇
「っつてて……なかなかやらん事をするもんでねぇな」
「師匠も歳なんだから無茶しちゃダメッスよぉ」
そこは訓練場一階、体術訓練室。
その中央に敷かれたマットの上にバノがうつ伏せで寝転がる。
暴れ過ぎた所為だろうか、悲痛の声を上げながら。
そんな巨体の背には素足で踏み解すカプロの姿が。
「修行が足りんのぉ。 腰くらい、ほれぇ儂が一発喝を入れてやろうか?」
そしてその傍にはウィグルイも。
こちらはニヤニヤといじらしい笑みを浮かべて見下していて。
バノの情けない姿を前に笑いを堪えきれない様子。
「やめぇや、んなのぶち込まれちゃ腰が砕けちまうわ」
どうやら共に戦う事で妙な友情を抱いたのだろう。
実力差こそあれど、互いに認め合えた様だ。
「情けないのぉ、お主の様な者であれば鍛え方次第ではもっと強くなれるだろうに」
「あぁん? わしゃ今でも強いぞぉ!! っででで!!」
「お師匠!! だからあれほど無茶するなと言ったはず!!」
そんな二人のやりとりも、このカプロの前では形を潜める事となる。
それだけ場違いとも言える存在なだけに。
でもカプロはどこか嬉しそう。
どこで聞いたかわからない台詞を放ちながらも、愉快げにバノの背中を跳ねていたのだから。
◇◇◇
「もうこんな事はこりごりだわぁ~」
「申し訳ありません……こんな戦いに巻き込むつもりは無かったのですが」
「いえいえ~。 でも魔剣を持つなんて初めてだったので、なんだかドキドキしちゃいましたぁ」
ニャラはどうやら使っていた魔剣が気に入った様子。
その刃に命力を灯らせて輝かせ、「ウフフ」と妖しく笑いを上げる。
福留が苦笑いを浮かべるその傍らで。
遂にはステップを踏んで事務所の方へ。
何を思って去っていったのかは彼女のみぞ知る事だ。
ここは本部建屋とグラウンドの境。
福留と平野、笠本、そしてバノを連れて来た御味が揃って空を見上げる。
戦いの終焉を肌で感じながら。
とはいえ彼等の仕事はまだ終わった訳ではない。
勇達が帰ってくるのを待つという仕事が残っているのだから。
でももう勇達に連絡出来る手段は無い。
インカムの電波を中継する機器が襲撃者達に破壊されてしまったから。
狙って破壊されている辺り、第一目標の一つだったのだろう。
だから出来るのはもう真に待つ事だけだ。
勇達が無事に帰ってくる事を願って。
「後は勇君達が上手くやってくれる事を祈るばかりです」
「彼等ならきっとやってくれますよ」
「そうですね、彼等は強いですから」
「ええ、きっと彼等なら生きて帰ってきますとも。 いつもみたいにケロッとね」
フェンスの外はもう人だらけだ。
騒動が落ち着き、安全に気付いた野次馬が集まったのだろう。
当然、真相を求めたマスコミや、それらを阻止する警察までもがこぞって周辺を騒がせる。
きっと野次馬もマスコミも、ここが魔特隊関連施設だと気付いているだろう。
だから上げるのはいずれも罵詈雑言で、とても聴けたものではない。
しかしそんな騒音が皮肉にも、福留達の心を落ち着かせる事になるとは。
全てが終わったと悟らせるには充分な程に賑やかだったから。
本部の半壊して荒れ果てた様を、民衆はどう受け止めただろうか。
それが何を象徴しているかなど考えただろうか。
いや、きっと誰も考えはしないのだろう。
彼等の中での答えはもう、【救世】のそれに近いものだったのだから。
だからひたすらに怒りを放ち、声を上げ続けるのみ。
そうする事でしか、人々はもう不安を取り除く事が出来ないのだから。
この日、世界が震えた。
そしてその余波がたちまち人の心を奮い立たせる事となる。
公認された敵意。
それがまるで免罪符の様に、ただ人を暴力へと掻き立てたのだ。
デュゼローの真意とは。
世界の真実とは。
そしてなお世界は揺れ動き続けるだろう。
勇とデュゼロー、二人の存在が引き合い、そして決着を付けるその時まで。
真なる平和が如何なる事かを示す、その時まで。
第二十五節 完
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる