770 / 1,197
第二十八節「疑念の都 真実を求め空へ 崩日凋落」
~SIDE勇-05 偽り無き意思~
しおりを挟む
現在時刻 日本時間16:21......
北米、カリフォルニア州時間24:21......
歩いて僅か数分後、勇達の存在に気付いた茶奈が合流を果たした。
街中ではと長く会話を挟む事無く、二人は続き進むミシェルに付いていく。
その後間も無くして三人が辿り着いたのは、小さなネオンが光る看板を構えたバーだった。
あからさまに個人経営の店……見た目は普通の一軒家の風体。
窓は無く、外からは中の様子が見えない所はどうにも入り難さを感じさせる。
もっとも、こんな時間でも開店している時点で何かしらの怪しさは感じさせるが。
この様な密談にはもってこいの場所だ。
店内に入ると、如何にも古風なバーといった様相が広がっていた。
カウンターの向かい側にはバーテンダーの服装を着こなしたチョビヒゲの店主がおり、いつ来るかもわからない客を待つ様に背筋を伸ばして静かに立っている。
清潔感溢れる身なりや振る舞いは店主の趣味故なのだろう。
ミシェルが勇達を連れて店内に足を踏み入れると、迷う事無く奥の机へと足を運んでいく。
どうやら客は他には居ない様だ。
「さぁ、どうぞ座って」
彼女に誘われて四人席の椅子へと腰を掛けると、ミシェルが対面に座る。
大柄な人種が多い国の店なだけあって、日本のレストランの四人席と比べても明らかに大きい。
ゆったりと座れる空間に座したという事もあって、茶奈が疲れた様に背もたれにもたれ掛かる。
今までの行動で相当疲れが溜まっていたのだろう。
「マスター、彼女が着られる服を用意出来ますか? もしあればでよいのだけど」
そんな時、ミシェルが茶奈に手を向けながら店主へそんな声を掛ける。
すると店主は嫌な顔一つする事無くニコリと笑顔を向けると、店のバックヤードへと向かっていった。
「ここでは盗聴の心配は無いから安心してください。 ある程度はゆっくりと過ごせるでしょうから、先ずは落ち着きましょうか」
そう言われて初めて二人は大きな溜息を吐き、安堵の表情を浮かべた。
ここに至るまでに何かがあっては不味いと思い、妙な緊張感を憶えていた様だ。
「さて、本当に久しぶりですね、ミスターフジサキ。 そしてお初お目にかかります、ミスタナカ」
「お久しぶりです、ミシェルさん」
「は、初めまして……」
先程の演 技とは違う、知的な笑みを浮かべたミシェルの優しい声。
改めて行われた挨拶は、どこか最初に出会った雰囲気を思い起こさせる。
ミシェルの本来のクールさを前面に押し出した様子が勇にそんな懐かしさを感じさせていた。
また堂々とした大人の立ち振る舞いの彼女を前に、茶奈は別の意味で緊張を催していた。
「色々と積もる話はありますが……きっと時間が無いのでしょう?」
二人の姿はどちらもボロボロのまま。
茶奈に至っては破けた衣服だけではなく至る所に傷も残っており、痛々しい様相が店の明かりに照らされてハッキリと浮き上がっていた。
その様子から状況を察した様で……ミシェルの的を射た問いに、二人は思わず頷く様を見せる。
すると……何を思ったのか突然、ミシェルが座る座席と壁の間の隙間へと手を差し込んだ。
そして間も無く彼女がそこから何かを取り出し、勇達の目の前に「コトリ」と置く。
彼女の手が退いて現れたのは……一本のUSBメモリだった。
各国の共通規格を使用したコネクタを持つこのメモリは、見た目に反して大容量のデータが保存出来る代物である。
今やどこにでも売っている物であるが……何かしらのデータの交換を物理的に行うのにこれ以上の最適な道具は早々無いだろう。
「ここに貴方達が知りたいであろう情報が全て詰まっています……米国中央情報局を通して集めた非常に信憑性の高い情報です」
淡々と語られるも、その重要性を感じ取り……思わず勇と茶奈が唾を飲む。
そこに在るのは最重要機密。
そう感じさせる一言が、途端にその場を緊張感溢れる空間へと変化させていた。
彼女の言う事を信じた勇がそっと手をUSBメモリへと伸ばす。
だが……勇の手が触れそうになった時、USBメモリはミシェルの指に引きずられて離れていった。
「ミシェルさん……?」
勇が思わず声を漏らす。
視線がUSBメモリから手へ、そのまま沿う様に彼女の顔へと移っていく。
その時、彼の目に映ったのは……ミシェルの睨みにも足る真剣な眼差し。
「貴方が何故私の場所へ来たのかは察しています。 その上で敢えて問わせてください」
そんな彼女の口から発せられたのは、先程のクールさが濁る程に……高さと低さが織り交ざった鈍い声色。
「貴方は、この情報を受け取るという事がどの様な意味か……それを本当に理解していますか?」
それはまるで威圧。
体の大きい彼女が更に大きく圧し掛かる様な存在感を乗せて巨大に見せる。
長年の知識と経験から培われた、ミシェルという名の巨大な重圧が勇達の肩を強く押し潰す様だった。
その言葉を前に、勇は言葉を返せずにいた。
「わかっている」と安易に応えればよい問題ではない事に気付いているからだ。
本当に自分が理解しているのか、それすらも疑わしい事に。
大概の人間ならば、その場凌ぎでやり過ごす事も吝かでは無いだろう。
だが、勇にはそれを行う「勇気」は無かった。
ミシェルという存在を蔑ろにする事に等しいそれは……彼の信念に反する事なのだから。
「……正直、今の俺達にはわかってはいない事が多すぎます。 だから、まだ理解に至る余地は無いと言えます……」
だからこそ、彼は正直に打ち明ける事にしたのだ。
「だから知りたいんです……いや、知らなきゃならない!! 守りたい人が居るから……守りたい人とずっと寄り添いながら歩む事の出来る道を進みたいから……!!」
その時、勇が茶奈の腰を取り、そっと抱き寄せる。
「守りたい人が居るから」……それが彼女である事を惜しげも無く、ミシェルへと見せつけた。
それが勇の選択。
見栄でも、虚構でもなく……ただありのままを伝える事。
しかしそれが彼にとっても、そして彼女にとっても正解だったのかもしれない。
勇の力強い一言を前に、ミシェルが顔に陰りを落とす。
だがふと、そんな彼女の口元を覗くと……僅かな照明の光に充てられて浮かぶ唇が僅かに下向きの反りを描いていた。
「……それが今の貴方の成すべき事なのですね。 わかりました……では、少しお話をしましょうか。 このメモリの中の情報の一端、貴方達の知る日本とは違う、今の日本の真実について、ね……」
彼女の口から語られる現状の日本に関する事実。
それを耳にした時……勇と茶奈は驚愕する事になる。
自分達の信じてきた世界が想像を絶する程に歪んでいた事に……ただ、戸惑うしかなかったのだ。
北米、カリフォルニア州時間24:21......
歩いて僅か数分後、勇達の存在に気付いた茶奈が合流を果たした。
街中ではと長く会話を挟む事無く、二人は続き進むミシェルに付いていく。
その後間も無くして三人が辿り着いたのは、小さなネオンが光る看板を構えたバーだった。
あからさまに個人経営の店……見た目は普通の一軒家の風体。
窓は無く、外からは中の様子が見えない所はどうにも入り難さを感じさせる。
もっとも、こんな時間でも開店している時点で何かしらの怪しさは感じさせるが。
この様な密談にはもってこいの場所だ。
店内に入ると、如何にも古風なバーといった様相が広がっていた。
カウンターの向かい側にはバーテンダーの服装を着こなしたチョビヒゲの店主がおり、いつ来るかもわからない客を待つ様に背筋を伸ばして静かに立っている。
清潔感溢れる身なりや振る舞いは店主の趣味故なのだろう。
ミシェルが勇達を連れて店内に足を踏み入れると、迷う事無く奥の机へと足を運んでいく。
どうやら客は他には居ない様だ。
「さぁ、どうぞ座って」
彼女に誘われて四人席の椅子へと腰を掛けると、ミシェルが対面に座る。
大柄な人種が多い国の店なだけあって、日本のレストランの四人席と比べても明らかに大きい。
ゆったりと座れる空間に座したという事もあって、茶奈が疲れた様に背もたれにもたれ掛かる。
今までの行動で相当疲れが溜まっていたのだろう。
「マスター、彼女が着られる服を用意出来ますか? もしあればでよいのだけど」
そんな時、ミシェルが茶奈に手を向けながら店主へそんな声を掛ける。
すると店主は嫌な顔一つする事無くニコリと笑顔を向けると、店のバックヤードへと向かっていった。
「ここでは盗聴の心配は無いから安心してください。 ある程度はゆっくりと過ごせるでしょうから、先ずは落ち着きましょうか」
そう言われて初めて二人は大きな溜息を吐き、安堵の表情を浮かべた。
ここに至るまでに何かがあっては不味いと思い、妙な緊張感を憶えていた様だ。
「さて、本当に久しぶりですね、ミスターフジサキ。 そしてお初お目にかかります、ミスタナカ」
「お久しぶりです、ミシェルさん」
「は、初めまして……」
先程の演 技とは違う、知的な笑みを浮かべたミシェルの優しい声。
改めて行われた挨拶は、どこか最初に出会った雰囲気を思い起こさせる。
ミシェルの本来のクールさを前面に押し出した様子が勇にそんな懐かしさを感じさせていた。
また堂々とした大人の立ち振る舞いの彼女を前に、茶奈は別の意味で緊張を催していた。
「色々と積もる話はありますが……きっと時間が無いのでしょう?」
二人の姿はどちらもボロボロのまま。
茶奈に至っては破けた衣服だけではなく至る所に傷も残っており、痛々しい様相が店の明かりに照らされてハッキリと浮き上がっていた。
その様子から状況を察した様で……ミシェルの的を射た問いに、二人は思わず頷く様を見せる。
すると……何を思ったのか突然、ミシェルが座る座席と壁の間の隙間へと手を差し込んだ。
そして間も無く彼女がそこから何かを取り出し、勇達の目の前に「コトリ」と置く。
彼女の手が退いて現れたのは……一本のUSBメモリだった。
各国の共通規格を使用したコネクタを持つこのメモリは、見た目に反して大容量のデータが保存出来る代物である。
今やどこにでも売っている物であるが……何かしらのデータの交換を物理的に行うのにこれ以上の最適な道具は早々無いだろう。
「ここに貴方達が知りたいであろう情報が全て詰まっています……米国中央情報局を通して集めた非常に信憑性の高い情報です」
淡々と語られるも、その重要性を感じ取り……思わず勇と茶奈が唾を飲む。
そこに在るのは最重要機密。
そう感じさせる一言が、途端にその場を緊張感溢れる空間へと変化させていた。
彼女の言う事を信じた勇がそっと手をUSBメモリへと伸ばす。
だが……勇の手が触れそうになった時、USBメモリはミシェルの指に引きずられて離れていった。
「ミシェルさん……?」
勇が思わず声を漏らす。
視線がUSBメモリから手へ、そのまま沿う様に彼女の顔へと移っていく。
その時、彼の目に映ったのは……ミシェルの睨みにも足る真剣な眼差し。
「貴方が何故私の場所へ来たのかは察しています。 その上で敢えて問わせてください」
そんな彼女の口から発せられたのは、先程のクールさが濁る程に……高さと低さが織り交ざった鈍い声色。
「貴方は、この情報を受け取るという事がどの様な意味か……それを本当に理解していますか?」
それはまるで威圧。
体の大きい彼女が更に大きく圧し掛かる様な存在感を乗せて巨大に見せる。
長年の知識と経験から培われた、ミシェルという名の巨大な重圧が勇達の肩を強く押し潰す様だった。
その言葉を前に、勇は言葉を返せずにいた。
「わかっている」と安易に応えればよい問題ではない事に気付いているからだ。
本当に自分が理解しているのか、それすらも疑わしい事に。
大概の人間ならば、その場凌ぎでやり過ごす事も吝かでは無いだろう。
だが、勇にはそれを行う「勇気」は無かった。
ミシェルという存在を蔑ろにする事に等しいそれは……彼の信念に反する事なのだから。
「……正直、今の俺達にはわかってはいない事が多すぎます。 だから、まだ理解に至る余地は無いと言えます……」
だからこそ、彼は正直に打ち明ける事にしたのだ。
「だから知りたいんです……いや、知らなきゃならない!! 守りたい人が居るから……守りたい人とずっと寄り添いながら歩む事の出来る道を進みたいから……!!」
その時、勇が茶奈の腰を取り、そっと抱き寄せる。
「守りたい人が居るから」……それが彼女である事を惜しげも無く、ミシェルへと見せつけた。
それが勇の選択。
見栄でも、虚構でもなく……ただありのままを伝える事。
しかしそれが彼にとっても、そして彼女にとっても正解だったのかもしれない。
勇の力強い一言を前に、ミシェルが顔に陰りを落とす。
だがふと、そんな彼女の口元を覗くと……僅かな照明の光に充てられて浮かぶ唇が僅かに下向きの反りを描いていた。
「……それが今の貴方の成すべき事なのですね。 わかりました……では、少しお話をしましょうか。 このメモリの中の情報の一端、貴方達の知る日本とは違う、今の日本の真実について、ね……」
彼女の口から語られる現状の日本に関する事実。
それを耳にした時……勇と茶奈は驚愕する事になる。
自分達の信じてきた世界が想像を絶する程に歪んでいた事に……ただ、戸惑うしかなかったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる