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第三十二節「熱き地の再会 真実は今ここに 目覚めよ創世」
~現実を抱きし者の唄~
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激動の一日が終わり、朝が訪れる。
タイも日本と大きく離れているとはいえ、緯度は比較的近い方。
時差も二時間程度で、有って無い様なものだ。
アルクトゥーンは深夜の内にタイ南のタイランド湾洋上に到達しており、その巨体を朝日と共に晒す。
突如として現れた巨体を一目見ようと、多くの人々が双眼鏡を片手にこぞって海岸沿いに訪れていた。
その頃、アルクトゥーン内のとある空間。
機体の場所で言えば後部に存在する、関係者だけが立ち入りを許可された制限区域内。
そこに設置されているのは十部屋の独房と、二室の尋問室。
実はバロルフもその一室に収監されている。
粗暴だった彼らしくも無く、大人しくしている様だ。
そういう事もあってか、現在はきちんとした待遇を受け、人並みの生活を送っている。
しかし事はと言えば、そことは別の……尋問室の一室で起きていた。
部屋は飾り気も無い簡素な四角い小部屋で、一面が金属の銀色で覆われている。
部屋の中央に置かれた小柄な四角い机、それを取り囲む様に四つの質素な椅子が並ぶ。
その一つに座っているのは……アルディ本人。
彼の前に机を挟んで座るのは勇。
周囲には茶奈、福留、ミシェル、そしてディックといった面々が立ち並び、アルディへと視線を向けていた。
「……それで、私がここに連れてこられたのは詰まる所……尋問しようという事で良いのかね?」
「ああ、その通りだ」
アルディの態度は捕まる前と大差無く……僅かに余裕を感じさせる様な落ち着いた雰囲気を醸し出す。
とはいえ嫌味がある様な素振りでも無い。
まるで自分の立場を受け入れたが如く、勇の応答にゆるりと頷く様を見せた。
「別に獲って食う訳ではありませんから安心してください。 まずはお茶でも如何ですか」
厳しい顔付きの中、福留が相変わらずの様相でアルディへとティーカップを差し出す。
そこに注がれていたのは、普通の冷えたお茶だ。
アルディはそれを受け取ると……抵抗する事すら無く、口に茶を流し込む。
途端、冷えたお茶が彼の乾いた喉を潤し、彼の眼を僅かに緩ませた。
「……うん、やはり日本の緑茶はいいね、すっきりしていて飲みやすい。 そして冷たいお茶を飲んだのは久しぶりな気がするよ。 心が洗われる様だ」
僅かに微笑みを見せ、僅かな水分を堪能する。
よほど喉が渇いていたのだろうか、差し出された分はあっという間に彼の喉先へと消え失せていた。
「素晴らしいもてなしをありがとう……で、一体何を聞き出そうと言うのかね?」
福留が手に持つ魔法瓶からおかわりを注ぐ中、アルディの口からさりげなく話題が振られる。
勇が相手からの思わぬアプローチで僅かに顔を強張らせるも、彼の独特のペースに飲み込まれないよう一語一句に注意を払う。
先日の戦いでまんまと乗せられた勇だからこそ、慎重にならざるを得なかったのだろう。
「お前には知っている事を全て話してもらう。 逃げようとしても無駄だ、ここは海の上で、俺達も居る」
「はは……逃げるなんてまさか。 あれだけの力を見せつけられたんだ、そんな事が出来るなど毛頭も思いはしないさ」
アルディの持つ勢力は三大勢力の一つともあって自慢の軍隊だったのだろう。
だがいとも容易く勇達に退けられた。
それを常人であるアルディ一人が躱す事など出来るはずも無いのだから。
「いいよ、話そうとも。 私が知りうる事なら何でも聞いてくれたまえ」
「随分と潔いねぇ……何か裏でもあるのかい?」
素直過ぎるアルディの態度がディックの猜疑心を呼び、横槍の様に突き刺さる。
しかし当のアルディはと言えば……素直なままの「ニコリ」とした笑みを見せるのだった。
「私は現実主義者でね、目の前で起きた事実を全て受け入れる気概は持ち合わせているつもりさ。 今回の一件もそうだ。 君達がまさか宇宙にまで行って魔剣ミサイルを撃ち落すとは夢にも思わなかったよ。 あれには正直、心の奥底から驚いたものさ」
アルディが言葉を連ねる度に、声の勢いが強まる。
当然、彼にも証拠映像は見せている。
その真偽が確かめられぬ現状で、普通なら疑うものだ。
だがアルディにそんな節は見られない。
むしろその映像の全てを受け入れ、その上で喜びにも足る興奮を見せている様であった。
「確かに魔剣ミサイルを撃ち落されたのは残念でならない。 けれど、君達の見せた行動が真実ならば、私は敗者であり、君達に従わない理由は無い。 だから答えようと言うのさ」
「おいおい、そりゃ余りにもドライ過ぎやしないかい?」
「だから言っただろう、現実主義者だと。 私は目の前の真実に目を背けたりはしないのさ。 私は君達が嘘を言っているとは思っていない。 何故なら、私の見せられた映像がもし偽物なのだとしたら、今頃タイは焼け野原だ。 だが君達にそんな事実を受け止めた節は感じられない……特にユウ=フジサキ、君は感情を顔に出し過ぎるのだよ」
「あ……」
気付けばディックとアルディのやり取りに聞き入り、呆けた様な顔を浮かべていた勇が居た。
アルディの言う通り……勇は二人の話を聞く余り、素の表情が現れてしまっていた様だ。
緊張感の解れた、目を見開いた素直そうな顔付きへと。
「それでも納得いかないと言うのであればこうしよう……今、高名なミスター福留が淹れてくれたお茶への返礼というのはどうかね?」
その態度はまるで敗者とは思えぬ程に潔く。
それでいてどこか自信に溢れた様は……敵というよりも既に味方とすら思える程であった。
そんな中、その一言に反応する者が一人。
「おや……よくその名をご存知で」
当然それは福留。
彼の旧名を知る人間は数少ないとされている。
しかしそれを知っているという事……それは何かしらの縁で福留コネクションを知っている事に他ならない。
アルディがその名を呼び当てた事に、福留も反応せざるを得なかった様だ。
澄ました顔付きのままではあるが……内心は知れない。
「もしやとは思ったのですがね。 〝フクトメ〟の名前は裏の世界では有名だからね。 それに加えて流暢なアラビア語……そこでかの伝説の〝ラッキーステイツ〟と結びついたという訳さ」
住む地域は違えど、かつては同じ宗教下での戦いに身を置いた者同士。
世代は異なろうと、噂や言い伝えは伝搬する。
その世界に身を置いて長いアルディだからこそそんな話を知り、気付けた事なのだろう。
「それにね、私は裏の世界では戦教師などと呼ばれてはいるが……それは裏の顔に過ぎない。 これでも表向きはヨーロッパのとある企業の社長をやっていてね……まぁつまり、こういう事なのだよ」
途端、アルディが自身の髭の端を摘まみ取る。
するとあろう事か、「ベリリ」と髭の一部を剥ぎ取ったのだ。
そこに見えるのは褐色の肌。
大きく蓄えた顎髭は……偽物だったのである。
「これも目標を目指す上で出来た立場だったから、あまり感慨は無いんだけれどね。 持ちうる資産で出来る事を考えた結果、宣教師の様な事を始めたのがキッカケだったのさ」
驚くべき事実に勇や茶奈の口が塞がらない。
目の前のテロリストがよもや一企業の社長だったなどと夢にも思わなかったから。
「その事を社員達は御存じで?」
「いいや、誰一人知らないと思うよ。 まぁ今回の一件で路頭に迷うかもしれないが……私はそうならない様に充分給与を与えたつもりだから大丈夫だろうさ。 アフターケアが受けられる様にもしてある」
抜かりが無いのはさすがは起業家と言った所か。
福留もその答えがまんざらでも無かった様で、「ウンウン」と頷く様を見せていた。
「だから後は私が責任を果たせばいいだけだ。 私は稀代のテロリストになりそこねた、ただの犯罪者。 この先がどうなるかなんてわかりきっているさ。 だから私は自分の意思に従い、君達に全てを語るつもりだ。 それ以上の理由が必要かい?」
「いや、それで十分だ……アンタの意思は尊重するよ。 ただし、嘘は無しで頼むな?」
「ありがとうユウ=フジサキ。 ただし嘘に関しては保証は出来ないな、私は全てを知る神ではないのでね、誤情報をうっかり流してしまうかもしれないよ?」
アルディが嫌味の無い笑みを浮かべ、小言を並べる。
まるで勇と同じ様な……穏やかな表情で。
こうして勇達による、アルディへの尋問という名の質問会が始まりを告げる。
彼の知る情報が勇達にどの様な益をもたらすのだろうか……。
タイも日本と大きく離れているとはいえ、緯度は比較的近い方。
時差も二時間程度で、有って無い様なものだ。
アルクトゥーンは深夜の内にタイ南のタイランド湾洋上に到達しており、その巨体を朝日と共に晒す。
突如として現れた巨体を一目見ようと、多くの人々が双眼鏡を片手にこぞって海岸沿いに訪れていた。
その頃、アルクトゥーン内のとある空間。
機体の場所で言えば後部に存在する、関係者だけが立ち入りを許可された制限区域内。
そこに設置されているのは十部屋の独房と、二室の尋問室。
実はバロルフもその一室に収監されている。
粗暴だった彼らしくも無く、大人しくしている様だ。
そういう事もあってか、現在はきちんとした待遇を受け、人並みの生活を送っている。
しかし事はと言えば、そことは別の……尋問室の一室で起きていた。
部屋は飾り気も無い簡素な四角い小部屋で、一面が金属の銀色で覆われている。
部屋の中央に置かれた小柄な四角い机、それを取り囲む様に四つの質素な椅子が並ぶ。
その一つに座っているのは……アルディ本人。
彼の前に机を挟んで座るのは勇。
周囲には茶奈、福留、ミシェル、そしてディックといった面々が立ち並び、アルディへと視線を向けていた。
「……それで、私がここに連れてこられたのは詰まる所……尋問しようという事で良いのかね?」
「ああ、その通りだ」
アルディの態度は捕まる前と大差無く……僅かに余裕を感じさせる様な落ち着いた雰囲気を醸し出す。
とはいえ嫌味がある様な素振りでも無い。
まるで自分の立場を受け入れたが如く、勇の応答にゆるりと頷く様を見せた。
「別に獲って食う訳ではありませんから安心してください。 まずはお茶でも如何ですか」
厳しい顔付きの中、福留が相変わらずの様相でアルディへとティーカップを差し出す。
そこに注がれていたのは、普通の冷えたお茶だ。
アルディはそれを受け取ると……抵抗する事すら無く、口に茶を流し込む。
途端、冷えたお茶が彼の乾いた喉を潤し、彼の眼を僅かに緩ませた。
「……うん、やはり日本の緑茶はいいね、すっきりしていて飲みやすい。 そして冷たいお茶を飲んだのは久しぶりな気がするよ。 心が洗われる様だ」
僅かに微笑みを見せ、僅かな水分を堪能する。
よほど喉が渇いていたのだろうか、差し出された分はあっという間に彼の喉先へと消え失せていた。
「素晴らしいもてなしをありがとう……で、一体何を聞き出そうと言うのかね?」
福留が手に持つ魔法瓶からおかわりを注ぐ中、アルディの口からさりげなく話題が振られる。
勇が相手からの思わぬアプローチで僅かに顔を強張らせるも、彼の独特のペースに飲み込まれないよう一語一句に注意を払う。
先日の戦いでまんまと乗せられた勇だからこそ、慎重にならざるを得なかったのだろう。
「お前には知っている事を全て話してもらう。 逃げようとしても無駄だ、ここは海の上で、俺達も居る」
「はは……逃げるなんてまさか。 あれだけの力を見せつけられたんだ、そんな事が出来るなど毛頭も思いはしないさ」
アルディの持つ勢力は三大勢力の一つともあって自慢の軍隊だったのだろう。
だがいとも容易く勇達に退けられた。
それを常人であるアルディ一人が躱す事など出来るはずも無いのだから。
「いいよ、話そうとも。 私が知りうる事なら何でも聞いてくれたまえ」
「随分と潔いねぇ……何か裏でもあるのかい?」
素直過ぎるアルディの態度がディックの猜疑心を呼び、横槍の様に突き刺さる。
しかし当のアルディはと言えば……素直なままの「ニコリ」とした笑みを見せるのだった。
「私は現実主義者でね、目の前で起きた事実を全て受け入れる気概は持ち合わせているつもりさ。 今回の一件もそうだ。 君達がまさか宇宙にまで行って魔剣ミサイルを撃ち落すとは夢にも思わなかったよ。 あれには正直、心の奥底から驚いたものさ」
アルディが言葉を連ねる度に、声の勢いが強まる。
当然、彼にも証拠映像は見せている。
その真偽が確かめられぬ現状で、普通なら疑うものだ。
だがアルディにそんな節は見られない。
むしろその映像の全てを受け入れ、その上で喜びにも足る興奮を見せている様であった。
「確かに魔剣ミサイルを撃ち落されたのは残念でならない。 けれど、君達の見せた行動が真実ならば、私は敗者であり、君達に従わない理由は無い。 だから答えようと言うのさ」
「おいおい、そりゃ余りにもドライ過ぎやしないかい?」
「だから言っただろう、現実主義者だと。 私は目の前の真実に目を背けたりはしないのさ。 私は君達が嘘を言っているとは思っていない。 何故なら、私の見せられた映像がもし偽物なのだとしたら、今頃タイは焼け野原だ。 だが君達にそんな事実を受け止めた節は感じられない……特にユウ=フジサキ、君は感情を顔に出し過ぎるのだよ」
「あ……」
気付けばディックとアルディのやり取りに聞き入り、呆けた様な顔を浮かべていた勇が居た。
アルディの言う通り……勇は二人の話を聞く余り、素の表情が現れてしまっていた様だ。
緊張感の解れた、目を見開いた素直そうな顔付きへと。
「それでも納得いかないと言うのであればこうしよう……今、高名なミスター福留が淹れてくれたお茶への返礼というのはどうかね?」
その態度はまるで敗者とは思えぬ程に潔く。
それでいてどこか自信に溢れた様は……敵というよりも既に味方とすら思える程であった。
そんな中、その一言に反応する者が一人。
「おや……よくその名をご存知で」
当然それは福留。
彼の旧名を知る人間は数少ないとされている。
しかしそれを知っているという事……それは何かしらの縁で福留コネクションを知っている事に他ならない。
アルディがその名を呼び当てた事に、福留も反応せざるを得なかった様だ。
澄ました顔付きのままではあるが……内心は知れない。
「もしやとは思ったのですがね。 〝フクトメ〟の名前は裏の世界では有名だからね。 それに加えて流暢なアラビア語……そこでかの伝説の〝ラッキーステイツ〟と結びついたという訳さ」
住む地域は違えど、かつては同じ宗教下での戦いに身を置いた者同士。
世代は異なろうと、噂や言い伝えは伝搬する。
その世界に身を置いて長いアルディだからこそそんな話を知り、気付けた事なのだろう。
「それにね、私は裏の世界では戦教師などと呼ばれてはいるが……それは裏の顔に過ぎない。 これでも表向きはヨーロッパのとある企業の社長をやっていてね……まぁつまり、こういう事なのだよ」
途端、アルディが自身の髭の端を摘まみ取る。
するとあろう事か、「ベリリ」と髭の一部を剥ぎ取ったのだ。
そこに見えるのは褐色の肌。
大きく蓄えた顎髭は……偽物だったのである。
「これも目標を目指す上で出来た立場だったから、あまり感慨は無いんだけれどね。 持ちうる資産で出来る事を考えた結果、宣教師の様な事を始めたのがキッカケだったのさ」
驚くべき事実に勇や茶奈の口が塞がらない。
目の前のテロリストがよもや一企業の社長だったなどと夢にも思わなかったから。
「その事を社員達は御存じで?」
「いいや、誰一人知らないと思うよ。 まぁ今回の一件で路頭に迷うかもしれないが……私はそうならない様に充分給与を与えたつもりだから大丈夫だろうさ。 アフターケアが受けられる様にもしてある」
抜かりが無いのはさすがは起業家と言った所か。
福留もその答えがまんざらでも無かった様で、「ウンウン」と頷く様を見せていた。
「だから後は私が責任を果たせばいいだけだ。 私は稀代のテロリストになりそこねた、ただの犯罪者。 この先がどうなるかなんてわかりきっているさ。 だから私は自分の意思に従い、君達に全てを語るつもりだ。 それ以上の理由が必要かい?」
「いや、それで十分だ……アンタの意思は尊重するよ。 ただし、嘘は無しで頼むな?」
「ありがとうユウ=フジサキ。 ただし嘘に関しては保証は出来ないな、私は全てを知る神ではないのでね、誤情報をうっかり流してしまうかもしれないよ?」
アルディが嫌味の無い笑みを浮かべ、小言を並べる。
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