時き継幻想フララジカ

日奈 うさぎ

文字の大きさ
959 / 1,197
第三十四節「鬼影去りて 空に神の憂鬱 自由の旗の下に」

~新型、極め~

しおりを挟む
「俺達の次の目的は、エイミー率いるアメリカの【救世同盟】を叩く事にしようと思う」

 それはスイス滞在六日目の事。
 アルディ引き渡しに出向いたリッダとアネットの帰還を待つかの様に、連日に継いで長引いた会議は勇の一言で収束し始めていた。
 内容は当然、今後の目標の事。
 【救世同盟】を叩き、世界の感情バランスを正の方向へと傾けさせる為の計画を立てるため。

 参加者は勇と莉那を筆頭に、福留、ミシェル、龍。
 その傍らには記録として笠本や、同伴者として茶奈と、人数的には少ない方だ。

「理由としては、第一にフランス情勢が落ち着いている所から、下手に突くのは藪蛇かなって思ったから。 第二に、出来るならアメリカの後ろ盾を早めに確保したい」

「アメリカも【救世同盟】の勢力拡大に頭を悩ませていますから、その対応は願ったりでしょうね」

 内情を良く知るミシェルが頷き、勇の意見に同意を見せる。
 他の者達も反対意見は無い様で、頷いたり考えを巡らせる様を見せていた。

「後は俺達自身が釣り餌になるだけだ。 今はフランスの傍に居るからデュラン達は形を潜めているんだろう。 でも離れれば活発化するはずだ。 そこを突く為に、俺達は一旦ヨーロッパを離れるべきだと思ったんだ」

 デューク=デュランの団体の居場所は未だ公表されておらず、広いフランス国内のどこに存在するかはまだわからない。
 そこで動きが沈静化すれば足取りを追う事も出来ず、結果的に手の出しようもなくなるという訳だ。

 しかしエイミー=ブラットニー率いる団体は違う。
 彼女は公人であり、公式に【救世同盟】関連団体【地球の怒りアースレイジー】を名乗っている。
 居場所はもちろんの事、公人としての仕事内容もしっかりと公表されているのだ。

 そこに突破口があるかもしれないと踏んでの事だった。



 こうして、グランディーヴァの次の目的地が定まった。
 向かうは北米大陸……ユナイテッドステイツオブアメリカ
 今の地でやり残したのは駐留許可をくれたスイス政府に礼を述べ、出向いたリッダとアネットを回収するのみ。

 それが全て終えた時、彼等は再び大空を舞う。
 自由の旗を再び靡かせる為に。









 その頃、勇達が会議を行う会議スペースの近く、訓練スペース。
 そこでは彼等とは別の形での盛り上がりを見せていた。

 そこに立つのは心輝。
 腕をグルグルと回し、小さく両足で跳ねる。
 時折素早く拳を振り抜き、自身の体の鈍りを確かめる様を見せていた。

「随分なまっちまったなぁ。 まぁでも動く分には申し分ねぇけどな」

 ようやく体が動かせる程までに完治し、こうして訓練スペースにて不自由からの鬱憤を吹き飛ばす様に体を動かしに来たという訳だ。
 スペースの端には付き添いのレンネィの他に、瀬玲やイシュライト、マヴォの姿も見られる。
 展望室にはナターシャ達も興味本位で訪れている様だ。

 そんな彼等がこの場に居合わせたのには、実はもう一つの理由があった。

 彼女等の他にもまた一人、いそいそと道具を扱いながら座る毛玉の姿が。

「さて、これで良しと……うぴぴ」

 その手に握るのは銀濁色の手甲。
 デザインもへったくれも無い、手の甲を隠す程度の小ささを有した粗削りの金属肌が露出した物だった。
 その足元には同様の姿を晒す靴サイズの足甲も置かれている。

 それらを助手の男と共に抱え上げ、心輝の下へと歩み寄る。
 心輝はそれを待ちかねたと言わんばかりに笑顔で迎えた。

「とりあえず試作でこしらえたもんなんで、強度とか出力とか度外視ッス。 何せ命力耐性は未知数ッスからね、使う時は要注意ッスよ」

 カプロが持っていたのは、心輝が使うであろう新型魔剣の雛型。
 超金属【蒼燐合金鋼アーディマス】をふんだんに使用した最新機構の魔剣だ。
 しかし命力伝導率に優れた金属であつらえた魔剣は今回が初めて。
 それに関するデータが乏しいとあって、今回は素体データ採集を行う為の実験として心輝達が集められたという訳である。

「まだ魔剣っつうには程遠いな。 まぁ俺はこういう剥き身でもカッコよさを感じるタイプだけどな!!」

「アンタが何言ってんのかさっぱりわかんないんだけど?」

 鋭いツッコミを受けても構う事無く、心輝は渡された試作魔剣に興味を注ぐ。
 見た目ではただの鉄の塊にしか見えず、神話で謳われていた【アーディマス】の逸話に感慨を馳せる。
 ただの硬い鉄と言われるのもわかる程に、普遍的だったから。

「しっかし、蒼燐とか言っといて全然青くねぇな……」

「精錬時、表層部に青い波紋が浮き上がってたんで、きっとそれを蒼燐って呼んでたんッスね」

 心輝もそう言われれば、「なるほど」と手を打ち納得する様を見せる。
 そんな些細な事でもカッコよさへと繋げた所に、古代人のセンスを感じずにはいられない心輝なのであった。

 試作魔剣を受け渡すと、カプロと助手がそそくさと瀬玲の裏へと隠れる。
 何故瀬玲の裏なのか、理由は敢えて言わない方が良いだろう。
 ちなみに瀬玲は訓練とあって戦闘服に着替えてきているのでご察しの通りだ。

 瀬玲はと言えば―――呆れ顔と共に「ヘッ」と声を漏らしつつも、渋々命力の盾を展開させていた。

「そんじゃ、一発かっとばしますかねぇ!!」

 両手両足に魔剣を嵌め込み、心輝が咆える。
 新たな相棒となるであろう魔剣に力を籠め。

 気迫が、気力が、彼の心を包み込んだ。





ドッガォォォンッッッッ!!!!!





 それは今までに聴いた事も無い様な、空間周囲全てを鋭く叩いた様な爆発音。
 心輝の力や今までの魔剣では再現する事も出来ぬ、未知の領域を体現した衝撃力。
 その力は、盾で防いでいた瀬玲達がその身を引かせるほど。

 たったその一瞬で、その場に居た者達は感じ取る事が出来ていた。



 超金属の恩恵たる、命力伝導率の極地を。
 その力が放たせられる、極限の可能性を。





 壁へと激突した心輝の姿を見届ける事で。





「ンゴォ……」

 たちまち心輝の体がズルリと壁からずり落ち、グシャリと床へ崩れ込む。
 余りの衝撃故に、壁にはべっとりと血のりが付着していた。

「シーーーーーン!!!」

 正直に言えば冗談にもならない状況だ。
 しかしカプロの進言からのこの結果に、慌てるレンネィ以外は苦笑の一言。
 瀬玲に至っては先程以上に呆れざるを得ない様子。

 仲間達が心輝の下へと駆け寄っていく。
 心輝はと言えばその間も微動だにせず、尻を持ち上げて突っ伏す情けない姿を晒していた。

「な……んでごんな……ガブロォ……」

「アンタ馬鹿ッスか。 だから要注意って言ったんスよ」

 カプロももはや溜息しか出ず、お手上げの様を見せつける。
 その様子を見たのを最後に、心輝の頭が「コテン」と床へと落ちた。

 どうやら相当な衝撃を喰らった事には間違いない様で。

「シンの復帰、まだまだ先になりそうねぇ」

 最後の最後には、レンネィすらも苦笑を浮かべるしかなかった。










 【蒼燐合金鋼アーディマス】によって精錬された魔剣の出力は、カプロ達の想像を遥かに超えていた。
 その結果、心輝が再び戦闘続行不能なまでの怪我を負う事となってしまった訳で。
 もちろんそれは自業自得なのだが、恐るべきは心輝の反応速度すら凌駕する魔剣へと仕上がってしまった事だろうか。
 心輝がまだ病み上がりであり、魔剣自体も未調整だった事は否めない。
 だがそれでも魔剣そのものに破損は見られず、それ程の稼働率でも魔剣が壊れないという事を暗に示唆していた。

 それ程までの強度を【アーディマス】は有していたのである。

 惜しむらくは……魔剣の被験者が退場デッドエンドしてしまった事か。
 現実に復活の壺は無いので復帰は恐らく数日後だろう。



「まぁこうなったもんは仕方ねッス。 気長にやってくしかねぇッスねぇ」

 心輝は既に瀬玲に担がれ、レンネィと共に医務室へ。
 それは仲間達で血のりを拭き取り終えた後の事。

 もはや呆れも通り越し、諦めの表情でカプロが落ちていた試作魔剣へ手を伸ばす。

 するとそれをカプロよりも手早く掴み取る者が居た。

「カプロ、物は相談なのだが……魔剣の実験を俺でしてみないか?」

「へっ?」

 立ち上がったその者の体の呼んだ影が、小さなカプロを包み込む。
 そう言い放ったのは他の誰でもない、マヴォだった。

「今更だが、俺は【アンフェルジィ】を造り直すつもりは無い。 その理由はお前も知っているハズだ。 だが強い力を得たいという願望が無い訳ではない」

「ふむー……」

「だからこれを俺にくれないか? それならシンの代わりに俺がデータ取りの協力をしよう。 そうすればおのずと計画は進むハズだ」

 おあつらえ向きと言わんばかりに、まだ試作魔剣は誰が持っても使える程度の形にしか成っていない。
 カプロの手に掛かればマヴォの体に合わせて造り替える事など造作も無いだろう。

 そしてカプロもその進言に乗り気の様子を見せていた。

「いいッスねそれ、マヴォさんがいいならそうしましょ。 正直言えばシンよりマヴォさんの方がこんな実験には最適ッスからね」

「そ、そうか?」

「そりゃそうッス。 体躯も成長密度も経験も、そして命力の強さも……実はマヴォさんの方が上ッスからね」

 これは決してお世辞ではない。
 そんな結果が生まれたのも必然の事。
 当然だ、マヴォは幼少期から戦いに関する技術を学んできた。
 それは『あちら側』で生きる術とも言えるが故に当たり前と思われていた事だが、今となっては異なる。
 【こちら側】の人間と比べれば、それは英才教育とも言える所業。
 おまけに加えて魔者という体に恵まれ、力強さは人間を超えている。
 、マヴォは変わる事なく心輝よりも強い存在として在り続けているのだ。

 ただ戦い方や持っている魔剣の特性が異なるから、派手に見えなかったに過ぎない。

 恐らく先程の心輝と同じ事をしでかしても、マヴォは再び立ち上がる事が出来るだろう。
 それだけの身体能力の差が、二人にはあるのだ。

「ほいじゃ善は急げッス。 一時間後にまた戻ってくるんで、マヴォさんはちょっとここで覚悟を決めて瞑想でもしてて欲しいッス」
「覚悟!? 瞑想!? 何をするつもりだカプロォ!?」

 しかしカプロは「うぴぴ」と含み笑いだけを返しながら踵を返し、助手と共に素早く走り去っていった。
 後に残るのは唖然とするマヴォと、苦笑を浮かべるイシュライトのみ。

 その後間髪入れず獅堂がやってくるも、その時だけは訓練に身が入らぬマヴォの姿があったという……。


しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜

加瀬 一葉
ファンタジー
 王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。  実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?  過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

処理中です...