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第七節「絆と絆 その信念 引けぬ想い」
~TheSun <太陽>~
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命力に覚醒したからといって、その総量が変わる訳ではない。
その運用効率、増力倍率、魔剣への転換出力が格段に跳ね上がっただけだ。
だからこそ、その総量が常人以下である勇が不利であるという事には変わりない。
でもその高効率化が勇の世界を全く違う物へと変えた。
最初は消えたかの様に動いていた剣聖の動き。
それも今は以前同様、スローモーションの様に見えていて。
斬撃の軌道、力の加減がしっかりと読み取れる。
そこから派生する全ての可能性でさえも。
それは予測反応の極地。
【極点閃】を応用した攻めの力―――【極点閃・攻】
防御から反撃に繋ぐ、先の先を捉えた軌道さえも勇には見えていたのだ。
巨大な魔剣が縦一閃に振り下ろされ、空間が断裂される。
それを勇は【大地の楔】で滑らせる様にして受け流し。
更にはその勢いさえも自らの回転力へと変換する。
まるで自身を駒に見立てたかの様にして。
そうして生まれた薙ぎ払いは、剣聖の斬撃同様に世界を断裂せんばかり。
それも剣聖は躱しきる。
己の上半身を大きく仰け反らさせる事で。
でも剣聖の武器は魔剣だけではない。
空いた左腕もが彼の武器。
容赦ない振り上げが、勇の懐へ目掛けて襲い行く。
それはまるで死角を狙うが如く。
だがそれさえも勇は見えていた。
その身が見えぬ程に回転していたのにも拘らず。
まるでその拳さえも足場と言わんばかりに蹴り上げていて。
回転力を縦方向に切り替えるまでの柔軟さで、空へと一気に舞い上がる。
まるで空を舞う体操選手の様に、その体の動きは軽快、かつしなやかに。
回転方向さえも自由自在に切り替え、たちまちその斬撃軌道が剣聖の頭上へと刻まれていく。
ただその斬撃も、普通の斬撃では無い。
それはまるで稲妻が如く。
斬撃を見切らせない為の不規則な鋭角軌道が刻まれたのだ。
「ぬぅぅぅんッ!!」
それを剣聖が巨大な魔剣で迎え撃つ。
全ての軌道、斬撃の可能性をも覆う様にして、剣の腹で防いだのだ。
しかもそれだけではない。
勇の斬撃インパクトの瞬間を狙い、左拳を魔剣へ叩き付け。
それが強い反動をもたらし、勇を再び空へと打ち上げる。
強引―――まさに荒々しい剣聖らしい手法。
でも防御させたのだ。
あの剣聖に。
その結果をもたらした勇の実力を前に、剣聖が再び笑みを零す。
「これが【大地の楔】の身体強化と感覚鋭化かぁ!! おんもしれぇ!!」
勇は打ち上げられて空の先。
それを追い掛ける様に剣聖までもが飛び上がる。
その高さ、城壁よりも更に上。
もはやそこに人類の常識など当てはまらない。
大地を揺らし、砕く程の脚力でその巨体が宙を舞う。
剣聖を見据え待つ勇へと向けて。
そう、勇も例え空に舞おうが関係無かったのだ。
全てを受け入れ、全てを受け流す。
その覚悟が出来ているからこそ、畏れる事は何も無い。
では迫り来る巨大な魔剣を前に、勇がどんな行動を取ったのか。
真似したのである。
たった今の剣聖の動きを。
ただし叩いたのは剣聖の魔剣。
自身を押し出す程に強く激しく強引に。
その瞬間、勇の体が空中で真横にスライドする。
後はただ、勢いを利用して斬りつけるだけだ。
「おおおッ!!」
叩き付けた反動を利用した下薙ぎ。
それは剣聖の死角から狙う鋭い一撃だ。
しかしそれも剣聖には見切られている。
巨大な魔剣の重量と慣性を利用し、その身を強引に空中で逸らさせ。
勇の反撃も虚しく無為へと消える。
だからといって二人が空を飛べる訳ではない。
二人の体はたちまち大地へと落ち行き、衝突へと備えるのみ。
ドドォンッ!!
共に高高度からの落下ともあり、その衝撃は計り知れない。
だがもはや、その程度の衝撃など二人にとっては無いに等しい。
それだけの身体能力を、今の勇は備えているのだ。
もちろんそれだけで終わる訳は無い。
巻き上がった砂塵が晴れる間も無く、二人が共に飛び出して。
戦意を露わとしながら魔剣を振り被る。
こうして相対すれば、リーチの長い剣聖の方が断然有利だ。
先制攻撃はもはや剣聖の欲しいがまま。
そう言わんが如く、その巨大な刀身による凄まじい横薙ぎが払われる。
だがその時、剣聖はその目を疑う。
なんと薙ぎった直後、目の前で勇の姿が消えたのである。
「何ィ!?」
ではどこに行ったのか。
答えは簡単だ。
なんと、横薙ぎされた魔剣の影に隠れていたのだ。
片手で魔剣に貼り付き、大地を滑っていたのである。
それは剣聖の魔剣の強さを利用した巧妙な手段だった。
魔剣は磁石の様に使用者に吸い付く様な特性を持っている。
それを利用し、勇は敢えて剣聖の魔剣に命力を送って貼り付いていたのだ。
「ッ!! コイツ―――」
これは剣聖も予想外。
それを成せる程に成長していたとは想像も付かなかったから。
勇としても出来る確証は無かった。
ただ、出来る―――そんな『確信』があっただけ。
だからその確信を信じて飛び込み、成功したのだ。
そしてその行動は剣聖の懐に飛び込む事さえも可能とした。
「おおーーーッッッ!!!!」
剣聖の斬撃の勢いすらその力に換え、勢いのままに懐へと飛び出す。
「たった一発でも構わない」、その想いを貫く為に。
それでも、やはり相手はあの剣聖だからこそ―――
「ぬぅおおおお!!!」
途端、薙ぎっていた魔剣がその勢いを止め。
あろう事か、突如としてその勢いを反転させる。
勇へと叩き付ける様に。
例え片手であろうとも、どんなに重量のある武器であろうともそれを可能とするのが剣聖という男。
攻撃ではなく防御の為の一薙ぎは、もはや殺傷力の欠片も無いただの横殴り。
ただそれは勇を退けるには十分過ぎる程の一撃でもある。
「ぐゥッ!?」
それはまるでバットで球を打ち上げる様に。
強引極まりない反転横薙ぎが勇へと襲い掛かる。
でもそれも、もはや勇には見えているから。
だからもう一つの可能性を、試してみたくもなるだろう。
そしてその可能性が試された時、剣聖はまたしても驚愕する事となる。
もう一つ示しされた命力の可能性を前にして。
足で魔剣に貼り付く勇の姿を前にして。
難しい事では無かったのだ。
今度はしっかりと足場らしいものだったから。
後はただ、足先から命力を放出する手段を講じるだけだったから。
そしてその足が再び魔剣から離れた時、勇はまた空を舞う。
太陽の光をその背に受けた、輝かしい姿を見せつけながら。
魔剣に強い光が灯される。
陽光にも負けない迸るまでの命光が。
目の前の相手を叩き伏せんと力を放つ。
キュィィィィン……!!
共鳴音が、波動音が。
力を体現するかの如く、交わって響き渡る。
これこそが力。
これこそが信念。
己の守りたい者を守る、その信念が導き出した光は―――もはや太陽の如く。
「うおおおおおおッッッ!!!!」
例え恩人を斬る事になろうとも。
未来の可能性を失わない為に。
今、太陽の一閃が遂に解き放たれる。
その一閃、大地へ穿たん。
唖とせし恩者へと向けて。
命の迸りを駆けて。
信じる者を守りたいから。
明日の希望を守りたいから。
今こそ少年は咆える。
ここに全てを。
心を撃ち貫く為に。
この時、エウリィ達が見届けたのは……まさに太陽が如き光の杭。
大地を穿ち、敵を磔けんばかりの力の象徴。
まさに魔剣【大地の楔】の名を飾るに相応しい光景がそこに在ったのだ。
その運用効率、増力倍率、魔剣への転換出力が格段に跳ね上がっただけだ。
だからこそ、その総量が常人以下である勇が不利であるという事には変わりない。
でもその高効率化が勇の世界を全く違う物へと変えた。
最初は消えたかの様に動いていた剣聖の動き。
それも今は以前同様、スローモーションの様に見えていて。
斬撃の軌道、力の加減がしっかりと読み取れる。
そこから派生する全ての可能性でさえも。
それは予測反応の極地。
【極点閃】を応用した攻めの力―――【極点閃・攻】
防御から反撃に繋ぐ、先の先を捉えた軌道さえも勇には見えていたのだ。
巨大な魔剣が縦一閃に振り下ろされ、空間が断裂される。
それを勇は【大地の楔】で滑らせる様にして受け流し。
更にはその勢いさえも自らの回転力へと変換する。
まるで自身を駒に見立てたかの様にして。
そうして生まれた薙ぎ払いは、剣聖の斬撃同様に世界を断裂せんばかり。
それも剣聖は躱しきる。
己の上半身を大きく仰け反らさせる事で。
でも剣聖の武器は魔剣だけではない。
空いた左腕もが彼の武器。
容赦ない振り上げが、勇の懐へ目掛けて襲い行く。
それはまるで死角を狙うが如く。
だがそれさえも勇は見えていた。
その身が見えぬ程に回転していたのにも拘らず。
まるでその拳さえも足場と言わんばかりに蹴り上げていて。
回転力を縦方向に切り替えるまでの柔軟さで、空へと一気に舞い上がる。
まるで空を舞う体操選手の様に、その体の動きは軽快、かつしなやかに。
回転方向さえも自由自在に切り替え、たちまちその斬撃軌道が剣聖の頭上へと刻まれていく。
ただその斬撃も、普通の斬撃では無い。
それはまるで稲妻が如く。
斬撃を見切らせない為の不規則な鋭角軌道が刻まれたのだ。
「ぬぅぅぅんッ!!」
それを剣聖が巨大な魔剣で迎え撃つ。
全ての軌道、斬撃の可能性をも覆う様にして、剣の腹で防いだのだ。
しかもそれだけではない。
勇の斬撃インパクトの瞬間を狙い、左拳を魔剣へ叩き付け。
それが強い反動をもたらし、勇を再び空へと打ち上げる。
強引―――まさに荒々しい剣聖らしい手法。
でも防御させたのだ。
あの剣聖に。
その結果をもたらした勇の実力を前に、剣聖が再び笑みを零す。
「これが【大地の楔】の身体強化と感覚鋭化かぁ!! おんもしれぇ!!」
勇は打ち上げられて空の先。
それを追い掛ける様に剣聖までもが飛び上がる。
その高さ、城壁よりも更に上。
もはやそこに人類の常識など当てはまらない。
大地を揺らし、砕く程の脚力でその巨体が宙を舞う。
剣聖を見据え待つ勇へと向けて。
そう、勇も例え空に舞おうが関係無かったのだ。
全てを受け入れ、全てを受け流す。
その覚悟が出来ているからこそ、畏れる事は何も無い。
では迫り来る巨大な魔剣を前に、勇がどんな行動を取ったのか。
真似したのである。
たった今の剣聖の動きを。
ただし叩いたのは剣聖の魔剣。
自身を押し出す程に強く激しく強引に。
その瞬間、勇の体が空中で真横にスライドする。
後はただ、勢いを利用して斬りつけるだけだ。
「おおおッ!!」
叩き付けた反動を利用した下薙ぎ。
それは剣聖の死角から狙う鋭い一撃だ。
しかしそれも剣聖には見切られている。
巨大な魔剣の重量と慣性を利用し、その身を強引に空中で逸らさせ。
勇の反撃も虚しく無為へと消える。
だからといって二人が空を飛べる訳ではない。
二人の体はたちまち大地へと落ち行き、衝突へと備えるのみ。
ドドォンッ!!
共に高高度からの落下ともあり、その衝撃は計り知れない。
だがもはや、その程度の衝撃など二人にとっては無いに等しい。
それだけの身体能力を、今の勇は備えているのだ。
もちろんそれだけで終わる訳は無い。
巻き上がった砂塵が晴れる間も無く、二人が共に飛び出して。
戦意を露わとしながら魔剣を振り被る。
こうして相対すれば、リーチの長い剣聖の方が断然有利だ。
先制攻撃はもはや剣聖の欲しいがまま。
そう言わんが如く、その巨大な刀身による凄まじい横薙ぎが払われる。
だがその時、剣聖はその目を疑う。
なんと薙ぎった直後、目の前で勇の姿が消えたのである。
「何ィ!?」
ではどこに行ったのか。
答えは簡単だ。
なんと、横薙ぎされた魔剣の影に隠れていたのだ。
片手で魔剣に貼り付き、大地を滑っていたのである。
それは剣聖の魔剣の強さを利用した巧妙な手段だった。
魔剣は磁石の様に使用者に吸い付く様な特性を持っている。
それを利用し、勇は敢えて剣聖の魔剣に命力を送って貼り付いていたのだ。
「ッ!! コイツ―――」
これは剣聖も予想外。
それを成せる程に成長していたとは想像も付かなかったから。
勇としても出来る確証は無かった。
ただ、出来る―――そんな『確信』があっただけ。
だからその確信を信じて飛び込み、成功したのだ。
そしてその行動は剣聖の懐に飛び込む事さえも可能とした。
「おおーーーッッッ!!!!」
剣聖の斬撃の勢いすらその力に換え、勢いのままに懐へと飛び出す。
「たった一発でも構わない」、その想いを貫く為に。
それでも、やはり相手はあの剣聖だからこそ―――
「ぬぅおおおお!!!」
途端、薙ぎっていた魔剣がその勢いを止め。
あろう事か、突如としてその勢いを反転させる。
勇へと叩き付ける様に。
例え片手であろうとも、どんなに重量のある武器であろうともそれを可能とするのが剣聖という男。
攻撃ではなく防御の為の一薙ぎは、もはや殺傷力の欠片も無いただの横殴り。
ただそれは勇を退けるには十分過ぎる程の一撃でもある。
「ぐゥッ!?」
それはまるでバットで球を打ち上げる様に。
強引極まりない反転横薙ぎが勇へと襲い掛かる。
でもそれも、もはや勇には見えているから。
だからもう一つの可能性を、試してみたくもなるだろう。
そしてその可能性が試された時、剣聖はまたしても驚愕する事となる。
もう一つ示しされた命力の可能性を前にして。
足で魔剣に貼り付く勇の姿を前にして。
難しい事では無かったのだ。
今度はしっかりと足場らしいものだったから。
後はただ、足先から命力を放出する手段を講じるだけだったから。
そしてその足が再び魔剣から離れた時、勇はまた空を舞う。
太陽の光をその背に受けた、輝かしい姿を見せつけながら。
魔剣に強い光が灯される。
陽光にも負けない迸るまでの命光が。
目の前の相手を叩き伏せんと力を放つ。
キュィィィィン……!!
共鳴音が、波動音が。
力を体現するかの如く、交わって響き渡る。
これこそが力。
これこそが信念。
己の守りたい者を守る、その信念が導き出した光は―――もはや太陽の如く。
「うおおおおおおッッッ!!!!」
例え恩人を斬る事になろうとも。
未来の可能性を失わない為に。
今、太陽の一閃が遂に解き放たれる。
その一閃、大地へ穿たん。
唖とせし恩者へと向けて。
命の迸りを駆けて。
信じる者を守りたいから。
明日の希望を守りたいから。
今こそ少年は咆える。
ここに全てを。
心を撃ち貫く為に。
この時、エウリィ達が見届けたのは……まさに太陽が如き光の杭。
大地を穿ち、敵を磔けんばかりの力の象徴。
まさに魔剣【大地の楔】の名を飾るに相応しい光景がそこに在ったのだ。
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