1,063 / 1,197
第三十六節「謀略回生 ぶつかり合う力 天と天が繋がる時」
~Règlement des regrets <後悔の清算>~
しおりを挟む
デュランを包む光が収まっていく。
彼の心を星の中心へと誘う光が。
時間で言えば、僅か六秒か七秒か。
たったそれだけの時間の間に、全ての答えを得て帰って来たのだ。
自身が真に望んでいた答えを。
そんな彼の頬には―――とめどなく涙が流れていた。
全てを知り、理解して。
そして己の過ちに気付いてしまったから。
後悔してもしきれない程に過ちを犯し続けてしまったから。
「今ようやく、全てを理解したよ。 君が伝えようとしていた事も、私が知るべき真実も何もかも……」
「無事に星の中心に行けたんだな」
「ああ。 そこでデュゼローさんに会ってきたよ。 懐かしい、昔のままのあの人に」
「えっ……」
勇にはデュランが何を見て聞いてきたのかまではわからない。
それはあくまでもデュランという個体が星と繋がった事で交わされた会話の様なものだから。
「そして教えられたよ。 私はずっと勘違いをしていたんだってね。 デュゼローさんは決してこんな事を私に託した訳ではないのだと」
砕けた魔剣を前にして、その欠片を掴み取り。
かつての想いに馳せながら握り締める。
血が滲む程に強く。
まるでその痛みで、心の痛みを誤魔化すかの様に。
「デュゼローさんも不安だったんだ……!! 自分のやろうとしている事が正しいのかもわからなくて、でも推し進めなければならない程に追い詰められていて……」
「デュラン……」
「だからあの人は私に【アデ・リュプス】を託したんだ。 自分の犯すかもしれない過ちを正す為にッ!!」
なまじ賢いから、追い詰められて。
正しい事がわからなくとも、貫かねばならない想いがあって。
仲間も集めて、思想も広げて、後戻りが出来なくなったから。
だからデュゼローは託したのだ。
レミエルという青年に全てを。
「デュゼローさんが魔剣を託してくれたのは……もしも自分が間違っていた時、僕が止められる様にする為だったんだッ!! 止められなくなった自身を僕に止めて貰いたかったからッ!!」
自身の犯した過ちを清算してもらう為に。
デュゼローにはそうする事しか出来なかったのだろう。
自身が立ち止まれない事を理解してしまったから。
だからバックアップを用意したのだ。
この世界で最も信頼出来る存在へと。
そして最も優しいと自負出来る存在へと。
きっと自身を止めてくれるだろうと信じて。
「でもあの人が死んでッ!! 僕はそれで勘違いしてしまったッ!! あの人が負けたから同じ道を歩むんだって!! けれどそれは違ったんだッ!! そんな道なんてデュゼローさんは望んじゃいないんだって!! 」
デュランが知るデュゼローはとても人間らしかった。
勇が知る剣聖やラクアンツェよりもずっと。
冗談を言い合ったり、笑い合ったり、時には首を傾げ合ったり。
行動力はあっても、いざ買い物に出掛ければピューリーに振り回されたり。
テレビを見ながら論議した時も、デュランに言い負かされる事だってあった。
一緒にアニメを見たり、ドキュメンタリーを見たり、映画鑑賞だってした事もある。
そうして二人が刻んで来た思い出は、誰よりも何よりも親友同士らしかったのだ。
例え歳が十倍以上も離れていようとも関係無く。
デュランの事を良く理解出来たくらいに。
「デュゼローさんは最初から僕に進むべき道を示してくれていたんだ。 君と同じ様な道に進むべきなんだって……」
その想いが吐き出された時、デュランの想いは嗚咽となって溢れ出る。
溜めて、溜めて、溜め込んだ数年来の本心を篭めて。
かつての恩師で親友でもあるデュゼローへの感謝と謝罪の気持ちをも篭めて。
こうして今、デュランという男はようやく過去の呪縛から解き放たれたのである。
「……すまない、取り乱してしまって……」
「いやいい。 心を曝け出したい時に出した方がずっと人間らしいからさ。 真実を知った今だから流すべき涙だってあるんだから」
「ありがとう……」
悲しみからも、苦しみからも解放されて。
ようやくデュランは真の意味で前に進む事が出来るだろう。
その為に流す涙は、決して恥ずかしくはない。
人よりもずっと涙を流してきた勇だから誰よりも理解している。
それに戦いを終えた今、二人はもう悲しみを露わにする事さえ許されているのだから。
「それで私はデュゼローさんの声と意思を通じてア・リーヴェの事も知ったよ。 彼女から今この世界で何が起きているかもね」
星との会話はすなわちア・リーヴェとの会話ともなる。
デュゼローと話を交わして心を通じた事で、その心が星と繋がる事が出来たから。
だからたったあの一瞬だけで、デュゼローはア・リーヴェとも交信出来ていたのだ。
いつかの勇と同じ様に。
「そして私が成さねばならない事も、やっと理解出来た」
するとそんな時、デュランがその身をゆっくりと持ち上げさせる。
勇の前で堂々と、先程までと同じ自信を覗かせて。
「その事に気付かせてくれた君に再び感謝したい。 これで私は気兼ね無く、私の成したい世界救世を行えるのだから」
「って事はつまり?」
「私も君と同じ道を歩みたい。 それが私の……いや、このレミエル=ジュオノが望む未来だ」
そうして差し出されたのは右手。
強く逞しく、それでいて優しさを伴った。
そこに垣間見えるのはもはや〝デューク=デュラン〟という虚像ではない。
勇と同様に笑顔を求め、笑い合える世界を望む一人の青年だったのだ。
そうして嘘偽り無き姿を晒す事が出来たから。
そこに真実が見えたから。
勇もまた、その手を取る事が出来る。
掴み、握り返した拳は力強く暖かく。
まるで互いの強さを確認し合うかの様に。
それでいて、互いの暖かみを分かち合うかの様に。
それが惜しみ無く出来る程に、今の二人は同じ志を抱いていたのである。
「ただ、願わくば私の望みを一つだけ聞いてもらって良いだろうか?」
「なんだ?」
「今しばらく、私を【救世同盟】のデューク=デュランとして扱って欲しいんだ。 アルトランとの戦いが終わるその時まで」
でもその志は決して馴れ合う為という訳ではない。
あくまでも世界を迫る災厄から救う為。
その為ならば、デュランはその名を敢えて継ぎ続ける事も厭わない。
既に血塗られて汚れきったこの名を。
「そしてこの戦いも、デューク=デュランとして終止符を打つよ。 その茶番に最後まで付き合って欲しい。 お願い出来るだろうか?」
「当たり前だろ? こうなった以上はとことん付き合うさ」
その意思が同じ方向へと向いたならば、勇も当然否定などしない。
こうしてわかり合えたのなら、二人はもう友人も同然なのだから。
いや、天力という絆で結ばれた――― 一つの親友の形なのかもしれない。
だから二人は並び行く。
仲間達が待つ場所へ。
戦いを経て親友となった二人が、この戦いを終わらせる為に。
彼の心を星の中心へと誘う光が。
時間で言えば、僅か六秒か七秒か。
たったそれだけの時間の間に、全ての答えを得て帰って来たのだ。
自身が真に望んでいた答えを。
そんな彼の頬には―――とめどなく涙が流れていた。
全てを知り、理解して。
そして己の過ちに気付いてしまったから。
後悔してもしきれない程に過ちを犯し続けてしまったから。
「今ようやく、全てを理解したよ。 君が伝えようとしていた事も、私が知るべき真実も何もかも……」
「無事に星の中心に行けたんだな」
「ああ。 そこでデュゼローさんに会ってきたよ。 懐かしい、昔のままのあの人に」
「えっ……」
勇にはデュランが何を見て聞いてきたのかまではわからない。
それはあくまでもデュランという個体が星と繋がった事で交わされた会話の様なものだから。
「そして教えられたよ。 私はずっと勘違いをしていたんだってね。 デュゼローさんは決してこんな事を私に託した訳ではないのだと」
砕けた魔剣を前にして、その欠片を掴み取り。
かつての想いに馳せながら握り締める。
血が滲む程に強く。
まるでその痛みで、心の痛みを誤魔化すかの様に。
「デュゼローさんも不安だったんだ……!! 自分のやろうとしている事が正しいのかもわからなくて、でも推し進めなければならない程に追い詰められていて……」
「デュラン……」
「だからあの人は私に【アデ・リュプス】を託したんだ。 自分の犯すかもしれない過ちを正す為にッ!!」
なまじ賢いから、追い詰められて。
正しい事がわからなくとも、貫かねばならない想いがあって。
仲間も集めて、思想も広げて、後戻りが出来なくなったから。
だからデュゼローは託したのだ。
レミエルという青年に全てを。
「デュゼローさんが魔剣を託してくれたのは……もしも自分が間違っていた時、僕が止められる様にする為だったんだッ!! 止められなくなった自身を僕に止めて貰いたかったからッ!!」
自身の犯した過ちを清算してもらう為に。
デュゼローにはそうする事しか出来なかったのだろう。
自身が立ち止まれない事を理解してしまったから。
だからバックアップを用意したのだ。
この世界で最も信頼出来る存在へと。
そして最も優しいと自負出来る存在へと。
きっと自身を止めてくれるだろうと信じて。
「でもあの人が死んでッ!! 僕はそれで勘違いしてしまったッ!! あの人が負けたから同じ道を歩むんだって!! けれどそれは違ったんだッ!! そんな道なんてデュゼローさんは望んじゃいないんだって!! 」
デュランが知るデュゼローはとても人間らしかった。
勇が知る剣聖やラクアンツェよりもずっと。
冗談を言い合ったり、笑い合ったり、時には首を傾げ合ったり。
行動力はあっても、いざ買い物に出掛ければピューリーに振り回されたり。
テレビを見ながら論議した時も、デュランに言い負かされる事だってあった。
一緒にアニメを見たり、ドキュメンタリーを見たり、映画鑑賞だってした事もある。
そうして二人が刻んで来た思い出は、誰よりも何よりも親友同士らしかったのだ。
例え歳が十倍以上も離れていようとも関係無く。
デュランの事を良く理解出来たくらいに。
「デュゼローさんは最初から僕に進むべき道を示してくれていたんだ。 君と同じ様な道に進むべきなんだって……」
その想いが吐き出された時、デュランの想いは嗚咽となって溢れ出る。
溜めて、溜めて、溜め込んだ数年来の本心を篭めて。
かつての恩師で親友でもあるデュゼローへの感謝と謝罪の気持ちをも篭めて。
こうして今、デュランという男はようやく過去の呪縛から解き放たれたのである。
「……すまない、取り乱してしまって……」
「いやいい。 心を曝け出したい時に出した方がずっと人間らしいからさ。 真実を知った今だから流すべき涙だってあるんだから」
「ありがとう……」
悲しみからも、苦しみからも解放されて。
ようやくデュランは真の意味で前に進む事が出来るだろう。
その為に流す涙は、決して恥ずかしくはない。
人よりもずっと涙を流してきた勇だから誰よりも理解している。
それに戦いを終えた今、二人はもう悲しみを露わにする事さえ許されているのだから。
「それで私はデュゼローさんの声と意思を通じてア・リーヴェの事も知ったよ。 彼女から今この世界で何が起きているかもね」
星との会話はすなわちア・リーヴェとの会話ともなる。
デュゼローと話を交わして心を通じた事で、その心が星と繋がる事が出来たから。
だからたったあの一瞬だけで、デュゼローはア・リーヴェとも交信出来ていたのだ。
いつかの勇と同じ様に。
「そして私が成さねばならない事も、やっと理解出来た」
するとそんな時、デュランがその身をゆっくりと持ち上げさせる。
勇の前で堂々と、先程までと同じ自信を覗かせて。
「その事に気付かせてくれた君に再び感謝したい。 これで私は気兼ね無く、私の成したい世界救世を行えるのだから」
「って事はつまり?」
「私も君と同じ道を歩みたい。 それが私の……いや、このレミエル=ジュオノが望む未来だ」
そうして差し出されたのは右手。
強く逞しく、それでいて優しさを伴った。
そこに垣間見えるのはもはや〝デューク=デュラン〟という虚像ではない。
勇と同様に笑顔を求め、笑い合える世界を望む一人の青年だったのだ。
そうして嘘偽り無き姿を晒す事が出来たから。
そこに真実が見えたから。
勇もまた、その手を取る事が出来る。
掴み、握り返した拳は力強く暖かく。
まるで互いの強さを確認し合うかの様に。
それでいて、互いの暖かみを分かち合うかの様に。
それが惜しみ無く出来る程に、今の二人は同じ志を抱いていたのである。
「ただ、願わくば私の望みを一つだけ聞いてもらって良いだろうか?」
「なんだ?」
「今しばらく、私を【救世同盟】のデューク=デュランとして扱って欲しいんだ。 アルトランとの戦いが終わるその時まで」
でもその志は決して馴れ合う為という訳ではない。
あくまでも世界を迫る災厄から救う為。
その為ならば、デュランはその名を敢えて継ぎ続ける事も厭わない。
既に血塗られて汚れきったこの名を。
「そしてこの戦いも、デューク=デュランとして終止符を打つよ。 その茶番に最後まで付き合って欲しい。 お願い出来るだろうか?」
「当たり前だろ? こうなった以上はとことん付き合うさ」
その意思が同じ方向へと向いたならば、勇も当然否定などしない。
こうしてわかり合えたのなら、二人はもう友人も同然なのだから。
いや、天力という絆で結ばれた――― 一つの親友の形なのかもしれない。
だから二人は並び行く。
仲間達が待つ場所へ。
戦いを経て親友となった二人が、この戦いを終わらせる為に。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる