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第十節「狂騒鳥曲 死と願い 少女が為の青空」
~これぞ訓練の成果なり~
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――
―
「―――ドローンは牽引後、雲の中から君達を追う。 位置は君達が持つインカムやヘッドセットから特定出来るから心配は要らない」
それはロゴウが迫る直前の事。
飛行準備を整える勇達と杉浦が話を交わしていた。
ドローン自身の戦術についてを。
「何でです?」
「敵に察知されない為だ。 ドローンは言わば奴等にとっての未知なる兵器だからな。 そんな物が襲い掛かってくれば、いくら障壁があろうと恐れる。 それが生き物というものだ」
「ホウホウ、確かに!」
「ならその性質・条件を利用して奇襲する。 そうすれば君達への隙も作る事が出来るはずだ。 なんならドローンを使い潰してくれても構わない。 壊れたら予備機を即座に投入するだけだからな。 次から次へとやって来るドローン相手に慌てふためく奴等の姿が目に浮かぶ様だ。 くくく……」
「こ、怖い……」
杉浦の言う通り、生物にとって見た事の無い物とは脅威そのものだ。
しかもドローン級の、自分達並みの大きさを誇る物ならば特に。
おまけに、空が独壇場だと思っている者ほど効果は高い。
つまり、ドローンの有用性は想像以上に大きいという事で。
杉浦は元々、勇の足場だけに使うつもりなど毛頭無かったのだ。
ならばこれ程頼もしい仲間は他に居ないと言えよう。
―
――
――――
――――――
『各機、上昇開始! 同時に六番七番、敵大将へ視界遮断攻撃!』
『了ッ!!』
現代人類叡智の形、ドローン。
その力が切り札として今、解き放たれる。
ヴヴゥーーーンッ!!
雲の中に潜んでいたドローン達が飛び出したのだ。
しかもジョゾウ達とロゴウ達のせめぎ合うそのど真ん中を裂く様にして。
「な、なんだこれはあッ!?」
「「「おおおッ!?」」」
たちまち轟音を掻き鳴らす巨大な黒い姿が露わに。
それがなんと自分達の数をも超す一〇基も現れたのだからロゴウ達も堪らない。
高速で飛び上がって来る得体の知れない物体を前に、漏れなく恐れをなす姿が。
想定通りの反応だ。
お陰でロゴウ達の陣形が動きを止め、大きな隙を見せる事に。
「今であるッ!!」
「雲上航行ッ!!」
するとその途端、ジョゾウとミゴ達が上下に別れて飛び抜けていく。
ジョゾウがドローン達の軌道を避けつつ、自軸転回しながら大空へ。
ミゴ達が雲に混ざるスレスレの高さへ向け、一気に仰ぎ突き抜けて。
「ぬうッ! やらせぇんッ!!」
そんなミゴ達の背後へとロゴウの砲塔が容赦無く向けられる。
もし今炎が放たれてしまえば、姿が丸見えな彼女達では回避する事は叶わない。
しかしその時、ロゴウの視界が真っ黒へと染まり上がる事に。
なんとドローンがロゴウの目の前まで接近していたのだ。
それも二基、今飛び立った二陣を隠す様にして。
でもぶつかる様な事はしない。
体当たりを仕掛けた所で何の意味も成さないからこそ。
寸前で動きを止め、ジョゾウ達の姿と進路を覆い隠すだけでいい。
そうしてすぐに離れていくが、ロゴウの視界にはどちらの姿ももう無い。
杉浦達の作戦にまんまと引っ掛かってくれた様だ。
「おのれぇい!! 何たる事かぁ!!」
ロゴウが怒りのままにそんなドローン達に砲塔を向けるも、炎は放たれない。
炎弾で破壊しても何の意味も無いと判断したのだろう。
魔剣の力は無限ではない、無駄遣いは出来ないのだと。
そんなドローンを足蹴にし、ロゴウが空を切り返す。
周囲を探りつつ、側近達に指令を上げて。
だがその瞬間、そんなロゴウの目に信じられない光景が映る事となる。
「ギャオッ!?」
何とその側近の一人が突然、真っ二つに切り裂かれたのだ。
それもなんと、空から一直線に飛び降りて来た勇によって。
「なんだとォーーーッ!?」
ロゴウがこうして驚くのも無理は無い。
勇は先程、ミゴ達と共に雲の中へ消えたハズ。
なのに何故か今、空から飛び降りて来たという。
それも当然だ。
ミゴ達の運ぶ櫓に、もう勇は乗っていない。
先ほど飛び上がったジョゾウへと掴まっていたのだから。
しかも空へと解き放たれた勇を止める術は無い。
それ程までに高速で跳び続けている。
「馬鹿なッ!? 人間が空を跳んでいるだとォ!?」
そう、ドローンを土台にした宙間跳躍である。
時には足場に。
時には手で引っ掛けて。
周囲に散ったドローン達を巧みに使い、飛び跳ね続けて。
それも時には敵さえ足場としよう。
それもその相手へと剣を突き刺しては跳ね離れて。
離脱する様に舞い飛べば、その先にはしっかりとミゴ達と櫓が待っている。
勇には見えているのだ。
気流の流れも、その強さも、ドローンやジョゾウ達の動きも何もかも。
どれだけの力を籠めて飛べば行きたい場所に辿り着くのかも。
全て予測し、不測の事態さえ見逃さない程にハッキリと。
それも掻き乱したお陰で―――今や勇達が風上だ。
戦況は一転、ロゴウ達が劣勢に。
こうなれば如何な歴戦の猛者たる彼等とて動揺は隠せない。
「クゥアア!! おのれぃジョゾウ如き凡骨がァ!! 」
「ロゴウ殿、道を切り開くゆえ逆賊をォ!!」
「応!!」
しかしだからといって簡単に引き下がるロゴウ達ではない。
既に仲間を二人失ったが、その戦意は高まる一方で。
間も無く側近の二人がドローンへと突撃し、その鉤爪でローター腕へと掴み掛かる。
その様相はまるで鷹か、掴んだ途端に荒々しく揺さぶっては握り潰すまでに。
バギギンッ!! ギャギャギャッ!!
幾ら最新鋭機とはいえ、空中へと飛ぶ為に軽量化が図られている。
その所為もあって装甲は薄く、魔者の力の前には成す術も無い。
こうなればドローンも無惨なものだ。
装甲を剥がされ芯鉄までへし折られて。
更には配線まで引き千切られれば飛び続ける事はもはや叶わない。
二基のドローンがたちまち墜落していく。
無様に幾多もの破片を撒き散らしながら。
側近達の荒々しい攻撃はそれを容易と成す程に破壊的だったのだ。
一方のロゴウとて側近に負けはしない。
旋回滑空するミゴ達に向け、再び砲塔で狙いを付ける姿が。
ある程度離れていようとも攻撃出来るのがこの魔剣の強みであるが故に。
加え、突風にも耐えられる程の性能を有しているからこそ。
「燃え尽きろおッ!! 人間もろともォ!!」
情け容赦の無い一撃がまたしても解き放たれる。
巨大な炎弾が、勇を乗せたミゴ達へと向けて。
ドッゴォォンッ!!!
だがその炎弾もミゴ達に届く事は無かった。
ドローンの一基が身を挺して盾となった事によって。
炎弾の威力は凄まじいもので。
ドローンが瞬時にして跡形も無く炸裂、粉々に吹き飛んでしまうという。
それも撒き散らした破片一つ一つをも燃やし尽くしながら。
でも止められない訳では無い。
現に炎弾はドローンと共に木っ端微塵だ。
ならばドローンを盾とした作戦にも有用性は大いにある。
「確かに拙僧らの力は其方達には遠く及ばぬッ!! しかし我等には人間の力も付いているのだッ!! 其方が侮った人間達の力がッ!! なれば我等にも勝てる道理はあろうッ!!」
「ぬぅ!! おのれ小癪なァ!!」
その現実を前にして、ロゴウが憤りを見せる。
そんな者の頭上を突き抜け、煽る様に言葉を浴びせかけるジョゾウの姿が。
ジョゾウはあくまでも司令塔に過ぎない。
なので余計な戦闘は避け、回避に徹すればいい。
あるいは勇の足場の一つとなって手助けするのもいい。
この様に敵の心を揺さぶるのもまた役目の一つだ。
その役目はしっかりと果たせている。
それだけで、決定打を持つ勇とちゃなの力を発揮させられるからこそ。
こうして一転、勇達が優位に立つ事に。
しかし戦いはまだ始まったばかりだ。
この先どの様な逆転要素が待ち構えているかはわからない。
だからこそ油断は禁物。
その想いを皆が胸に秘め、それぞれの力を奮う。
なんとしてでもこの戦いで勝利を収める為にも。
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「―――ドローンは牽引後、雲の中から君達を追う。 位置は君達が持つインカムやヘッドセットから特定出来るから心配は要らない」
それはロゴウが迫る直前の事。
飛行準備を整える勇達と杉浦が話を交わしていた。
ドローン自身の戦術についてを。
「何でです?」
「敵に察知されない為だ。 ドローンは言わば奴等にとっての未知なる兵器だからな。 そんな物が襲い掛かってくれば、いくら障壁があろうと恐れる。 それが生き物というものだ」
「ホウホウ、確かに!」
「ならその性質・条件を利用して奇襲する。 そうすれば君達への隙も作る事が出来るはずだ。 なんならドローンを使い潰してくれても構わない。 壊れたら予備機を即座に投入するだけだからな。 次から次へとやって来るドローン相手に慌てふためく奴等の姿が目に浮かぶ様だ。 くくく……」
「こ、怖い……」
杉浦の言う通り、生物にとって見た事の無い物とは脅威そのものだ。
しかもドローン級の、自分達並みの大きさを誇る物ならば特に。
おまけに、空が独壇場だと思っている者ほど効果は高い。
つまり、ドローンの有用性は想像以上に大きいという事で。
杉浦は元々、勇の足場だけに使うつもりなど毛頭無かったのだ。
ならばこれ程頼もしい仲間は他に居ないと言えよう。
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『各機、上昇開始! 同時に六番七番、敵大将へ視界遮断攻撃!』
『了ッ!!』
現代人類叡智の形、ドローン。
その力が切り札として今、解き放たれる。
ヴヴゥーーーンッ!!
雲の中に潜んでいたドローン達が飛び出したのだ。
しかもジョゾウ達とロゴウ達のせめぎ合うそのど真ん中を裂く様にして。
「な、なんだこれはあッ!?」
「「「おおおッ!?」」」
たちまち轟音を掻き鳴らす巨大な黒い姿が露わに。
それがなんと自分達の数をも超す一〇基も現れたのだからロゴウ達も堪らない。
高速で飛び上がって来る得体の知れない物体を前に、漏れなく恐れをなす姿が。
想定通りの反応だ。
お陰でロゴウ達の陣形が動きを止め、大きな隙を見せる事に。
「今であるッ!!」
「雲上航行ッ!!」
するとその途端、ジョゾウとミゴ達が上下に別れて飛び抜けていく。
ジョゾウがドローン達の軌道を避けつつ、自軸転回しながら大空へ。
ミゴ達が雲に混ざるスレスレの高さへ向け、一気に仰ぎ突き抜けて。
「ぬうッ! やらせぇんッ!!」
そんなミゴ達の背後へとロゴウの砲塔が容赦無く向けられる。
もし今炎が放たれてしまえば、姿が丸見えな彼女達では回避する事は叶わない。
しかしその時、ロゴウの視界が真っ黒へと染まり上がる事に。
なんとドローンがロゴウの目の前まで接近していたのだ。
それも二基、今飛び立った二陣を隠す様にして。
でもぶつかる様な事はしない。
体当たりを仕掛けた所で何の意味も成さないからこそ。
寸前で動きを止め、ジョゾウ達の姿と進路を覆い隠すだけでいい。
そうしてすぐに離れていくが、ロゴウの視界にはどちらの姿ももう無い。
杉浦達の作戦にまんまと引っ掛かってくれた様だ。
「おのれぇい!! 何たる事かぁ!!」
ロゴウが怒りのままにそんなドローン達に砲塔を向けるも、炎は放たれない。
炎弾で破壊しても何の意味も無いと判断したのだろう。
魔剣の力は無限ではない、無駄遣いは出来ないのだと。
そんなドローンを足蹴にし、ロゴウが空を切り返す。
周囲を探りつつ、側近達に指令を上げて。
だがその瞬間、そんなロゴウの目に信じられない光景が映る事となる。
「ギャオッ!?」
何とその側近の一人が突然、真っ二つに切り裂かれたのだ。
それもなんと、空から一直線に飛び降りて来た勇によって。
「なんだとォーーーッ!?」
ロゴウがこうして驚くのも無理は無い。
勇は先程、ミゴ達と共に雲の中へ消えたハズ。
なのに何故か今、空から飛び降りて来たという。
それも当然だ。
ミゴ達の運ぶ櫓に、もう勇は乗っていない。
先ほど飛び上がったジョゾウへと掴まっていたのだから。
しかも空へと解き放たれた勇を止める術は無い。
それ程までに高速で跳び続けている。
「馬鹿なッ!? 人間が空を跳んでいるだとォ!?」
そう、ドローンを土台にした宙間跳躍である。
時には足場に。
時には手で引っ掛けて。
周囲に散ったドローン達を巧みに使い、飛び跳ね続けて。
それも時には敵さえ足場としよう。
それもその相手へと剣を突き刺しては跳ね離れて。
離脱する様に舞い飛べば、その先にはしっかりとミゴ達と櫓が待っている。
勇には見えているのだ。
気流の流れも、その強さも、ドローンやジョゾウ達の動きも何もかも。
どれだけの力を籠めて飛べば行きたい場所に辿り着くのかも。
全て予測し、不測の事態さえ見逃さない程にハッキリと。
それも掻き乱したお陰で―――今や勇達が風上だ。
戦況は一転、ロゴウ達が劣勢に。
こうなれば如何な歴戦の猛者たる彼等とて動揺は隠せない。
「クゥアア!! おのれぃジョゾウ如き凡骨がァ!! 」
「ロゴウ殿、道を切り開くゆえ逆賊をォ!!」
「応!!」
しかしだからといって簡単に引き下がるロゴウ達ではない。
既に仲間を二人失ったが、その戦意は高まる一方で。
間も無く側近の二人がドローンへと突撃し、その鉤爪でローター腕へと掴み掛かる。
その様相はまるで鷹か、掴んだ途端に荒々しく揺さぶっては握り潰すまでに。
バギギンッ!! ギャギャギャッ!!
幾ら最新鋭機とはいえ、空中へと飛ぶ為に軽量化が図られている。
その所為もあって装甲は薄く、魔者の力の前には成す術も無い。
こうなればドローンも無惨なものだ。
装甲を剥がされ芯鉄までへし折られて。
更には配線まで引き千切られれば飛び続ける事はもはや叶わない。
二基のドローンがたちまち墜落していく。
無様に幾多もの破片を撒き散らしながら。
側近達の荒々しい攻撃はそれを容易と成す程に破壊的だったのだ。
一方のロゴウとて側近に負けはしない。
旋回滑空するミゴ達に向け、再び砲塔で狙いを付ける姿が。
ある程度離れていようとも攻撃出来るのがこの魔剣の強みであるが故に。
加え、突風にも耐えられる程の性能を有しているからこそ。
「燃え尽きろおッ!! 人間もろともォ!!」
情け容赦の無い一撃がまたしても解き放たれる。
巨大な炎弾が、勇を乗せたミゴ達へと向けて。
ドッゴォォンッ!!!
だがその炎弾もミゴ達に届く事は無かった。
ドローンの一基が身を挺して盾となった事によって。
炎弾の威力は凄まじいもので。
ドローンが瞬時にして跡形も無く炸裂、粉々に吹き飛んでしまうという。
それも撒き散らした破片一つ一つをも燃やし尽くしながら。
でも止められない訳では無い。
現に炎弾はドローンと共に木っ端微塵だ。
ならばドローンを盾とした作戦にも有用性は大いにある。
「確かに拙僧らの力は其方達には遠く及ばぬッ!! しかし我等には人間の力も付いているのだッ!! 其方が侮った人間達の力がッ!! なれば我等にも勝てる道理はあろうッ!!」
「ぬぅ!! おのれ小癪なァ!!」
その現実を前にして、ロゴウが憤りを見せる。
そんな者の頭上を突き抜け、煽る様に言葉を浴びせかけるジョゾウの姿が。
ジョゾウはあくまでも司令塔に過ぎない。
なので余計な戦闘は避け、回避に徹すればいい。
あるいは勇の足場の一つとなって手助けするのもいい。
この様に敵の心を揺さぶるのもまた役目の一つだ。
その役目はしっかりと果たせている。
それだけで、決定打を持つ勇とちゃなの力を発揮させられるからこそ。
こうして一転、勇達が優位に立つ事に。
しかし戦いはまだ始まったばかりだ。
この先どの様な逆転要素が待ち構えているかはわからない。
だからこそ油断は禁物。
その想いを皆が胸に秘め、それぞれの力を奮う。
なんとしてでもこの戦いで勝利を収める為にも。
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