28 / 41
第28話 空に輝く満点の星々よ
しおりを挟む
「トリニティブレイバァァァ!! ンッぎゃああああ!!!」
頃合いが来たので必殺技を撃ち、相変わらずの悲鳴を上げる。
情け容赦の無い痛みだが、なんだかやっと慣れて来た気がするよ。
まさか早々と使い始める事になるとは、当初思っても見なかったんだけどな。
というのもこの必殺技、意外な効能があったんだ。
腱鞘炎を無かった事にしてくれるっていうな。
実はこれ、使用後に肉体疲労などをリセットしてくれる。
HPやMPに依存しない蓄積疲労や擦り傷程度なら無かった事にしちゃうんだ。
身体全身をバッキバキにした後、強引に修復するからだろうな。
必殺技含め、バグの塊でしかない。
だがそんな雑仕様が重なった結果、回復能力が発生しちゃったんだろう。
回復魔法の使えない昨今、とても助かる仕様だとは思う。
なので肘がキツくなってきた時にリセットの意味で使い始めた。
激痛をこらえればその後はスッキリだしな。
「随分と悲鳴の規模が小さくなりましたな。良い傾向ですぞ」
「心構えがあると多少は耐えられるみたいだ。だからってあまり依存したくは無いけどね」
「悶え転がる翔助様、可愛かったのにぃ残念でっす」
なお、この効果は記録に無かったそうだ。
そもそも勇者は皆、使ってすぐに封印して無かった事にしたみたいだからな。
こうやって初めての事を見つけると何となく嬉しく思う。
それにこの苦痛はダウゼンも乗り越えたらしい。
あの無限射程腕も、最初は相当な苦痛をもたらしたのだと。
そう聞いたら俺もやれなきゃ張り合いがないよな。
ずっとその力を使って守って来てくれたんだから。
「よし、肘の調子も戻った。どんどん行くぞ!」
「「「おーっ!」」」
こうして疲労を無くしながら進むこと約半日。
夕暮れの中、俺達はとうとう大海の見える海岸線へと辿り着いていた。
夕焼けに煌めく海がとても綺麗だ。
俺の知る海と違って透き通っているし、磯の香りも嫌気が無いし。
青いともいう話だから、きっとここは地球と同じ元素を持った惑星なんだろうな。
ただ、夜になれば無数の星一つ一つが輝いてとても綺麗に見える。
これだけは元の世界じゃあなかなか楽しめない光景さ。
そんな星空を楽しみにしつつ、海岸線を行く。
とはいえそろそろな時間帯だから、別の事も考えなくてはならない。
「このままだと野宿になりそうですな」
「残念、湿気で蒸れた身体を洗い流したかったのに」
「次の町では浴場みたいなところがあるといいな」
「皆で一緒に入るぅでっす!」
「待ちたまえ。嬉しい事言ってるけど少し自重するんだ」
夜も歩き続けると迷うからな。
街灯がある日本と違って、異世界の夜はとても暗いんだ。
RPGの様に歩き続ける事なんて出来る訳が無い。
なので野宿できる所を求め、周囲を見渡しながら歩いていたんだけども。
そうしていると、景色の先に小屋が見えた。
恐らく旅人の為に用意された休憩所だろう。
それで足早にその小屋へと辿り着き、疲れた様にドカリと荷を降ろす。
雨風をしのぐ物が見つかり、揃って一安心だ。
「今日はここに泊まっていくとしようか」
「小屋の裏に風呂釜もありましたぞ。すぐ傍の川から水を汲めば湯舟も焚けそうですな」
「「やったぁ!」」
「その労力くらいは捻出するかぁ」
更には風呂もあるらしいので女性陣も大喜び。
俺も汗を流したいし、最後の労働に精を出す事にした。
それで夕食も済ませ、風呂も入ってスッキリに。
ようやく落ち着き、今は皆揃って小屋外で夜空を見上げている。
仲間達にとっては見慣れた光景かも知れない。
けど、きっとそんな事なんて関係無いのだろう。
こうして揃って空を眺める。
彼等にはそれだけでも楽しいと思える心のゆとりがあるのだから。
素敵でうらやましい感性だと思う。
現代ではなかなか見られないからな、色々としがらみが多過ぎて。
「なぁ、この世界じゃ空の星に名前を付けているのか?」
「えぇ、目立つ星だけには付いておりまする。例えばあの赤く輝く星は【エ・ラーヴェルト・ダウゼン】と呼ばれております」
「ああ~、あの星が名前の由来だったのか!」
「ハハハ、そうですぞ。名前負けしておりますがな!」
「そんな事は無いと思うぞ?」
相変わらずのダウゼンの話も面白いしな。
もちろんウィシュカの追い話も、ユーリスのノリも。
話題も尽きないし、心地良いしで俺も何だか心が落ち着くよ。
おかげで一つ、トライしてみたい事を思い付いてしまった。
「ダウゼン、前に月へ攻撃が届いたよな。あれ、もしかして小さい星にも届いたりするか?」
「やった事はありませぬが、試してみましょうか」
「遠すぎる星ならここに影響無いだろうし、壊すつもりでやってみてもいいかも。実験を兼ねて」
それはふと、この世界に来たばかりの時を思い出して。
月を攻撃して、うっかり壊しそうになってしまった事を。
あの時は怖くて中断してしまったな。
けど遠くの星なら何の問題も無いだろう。
僅かに光って見える程度の星なら。
という訳で適当に身繕い、攻撃してもらう事にした。
ムーンアタック作戦、標的を変えて続行だ。
「ぬうりゃあああッッッ!!!!!」
武器はもちろん、お気に入りの迷宮武器。
そんな斧が一瞬にして夜空に消えていった。
しかし一向に帰ってこない。
それどころか腕は天に向かって伸び続け、ターゲット星自体もまだ反応無し。
どうやら相当遠すぎてすぐには届かない様だ。
「むう、かなり遠いですな。まさかここまで時間が掛かるとは」
「月でさえ一瞬だったのにな。でもこれ、もしかして光速を超えられない? となると最悪、何年もこのままになりそうなんだが……」
「なんですとォ!?」
そりゃ遠すぎれば何万光年も離れている可能性があるしな。
むしろ生きている内に届けばいいんだが。
仕様のおかげで一瞬で届くと思ったが見込み違いだったか。
仕方ないので勇者の証を通して装備を外し、斧を手元へ戻す。
こうしてダウゼンを安心させ、そのまま俺達は床へと就く事にした。
なお腕を伸ばし続けたダウゼンだけは野外だ。
なんたって伸びる腕が小屋の屋根を糸ノコギリの如く「チュィィイン!」と切り裂いたからな。
その鋭利な切れ味に思わず戦慄したもんだよ。
それで翌日。
俺達は出発の準備を始め、小屋を後にしようとしていた。
「腕、戻りませぬな」
「悪い。俺が変な事思い付かなきゃこうならなかったのに」
でもダウゼンの腕はまだ戻って無かった。
未だギュンギュンと伸び続け、空を突き抜けている。
このまま月の周回軌道に入ったら、間違い無く月さん真っ二つだろうな。
こいつはやっちまったかぁ……?
だがそう思っていた矢先、突如としてそれは起きた。
シスメさんが突然輝き、声を上げたのだ。
『ダウゼンの攻撃。【地球】を倒した。バトル勝利』
「……えっ?」
『しかし経験値は入らなかった』
でもその内容に、俺はただただ絶句するばかりだった。
え、なに、どういう事?
地球? あれ、それ俺の住んでたとこと同じ名前?
あれ、別の地球? どの? それどこの地球だよ……ッ!!?
「待ってシスメさん。その地球ってどういう事かな?」
『誰に話しかけているのだ』
「君だよ!? お願い教えて!? 今の地球ってもしかして俺の知る地球さんだったりしますかァァァ!!?」
『んがぐぇぇぇ!?』
余りの大興奮に、遂にはシスメさんを捕まえて握り込む。
更には訴える様にガクガクと振り、なんとかして答えを振り絞ろうとした。
けど当然、まともな答えなんて帰ってくる訳が無く。
『ゆ、翔助はタンスをあけ、た。中には何も、入って、い、いなかった』
「いけませぬ翔助殿! そのままではシスメ殿が死んでしまいますぞ!」
「ハッ!? す、すまない、余りにも興奮してしまってつい……」
結局この後も、その【地球】と呼ばれた星と俺の故郷の因果関係はわからずじまい。
唯一わかったのは、シスメさんの辞世の句が「箪笥開きのテンプレ台詞」だという事だけだった。
なので俺は地球の事を考えるのを辞めた。
頃合いが来たので必殺技を撃ち、相変わらずの悲鳴を上げる。
情け容赦の無い痛みだが、なんだかやっと慣れて来た気がするよ。
まさか早々と使い始める事になるとは、当初思っても見なかったんだけどな。
というのもこの必殺技、意外な効能があったんだ。
腱鞘炎を無かった事にしてくれるっていうな。
実はこれ、使用後に肉体疲労などをリセットしてくれる。
HPやMPに依存しない蓄積疲労や擦り傷程度なら無かった事にしちゃうんだ。
身体全身をバッキバキにした後、強引に修復するからだろうな。
必殺技含め、バグの塊でしかない。
だがそんな雑仕様が重なった結果、回復能力が発生しちゃったんだろう。
回復魔法の使えない昨今、とても助かる仕様だとは思う。
なので肘がキツくなってきた時にリセットの意味で使い始めた。
激痛をこらえればその後はスッキリだしな。
「随分と悲鳴の規模が小さくなりましたな。良い傾向ですぞ」
「心構えがあると多少は耐えられるみたいだ。だからってあまり依存したくは無いけどね」
「悶え転がる翔助様、可愛かったのにぃ残念でっす」
なお、この効果は記録に無かったそうだ。
そもそも勇者は皆、使ってすぐに封印して無かった事にしたみたいだからな。
こうやって初めての事を見つけると何となく嬉しく思う。
それにこの苦痛はダウゼンも乗り越えたらしい。
あの無限射程腕も、最初は相当な苦痛をもたらしたのだと。
そう聞いたら俺もやれなきゃ張り合いがないよな。
ずっとその力を使って守って来てくれたんだから。
「よし、肘の調子も戻った。どんどん行くぞ!」
「「「おーっ!」」」
こうして疲労を無くしながら進むこと約半日。
夕暮れの中、俺達はとうとう大海の見える海岸線へと辿り着いていた。
夕焼けに煌めく海がとても綺麗だ。
俺の知る海と違って透き通っているし、磯の香りも嫌気が無いし。
青いともいう話だから、きっとここは地球と同じ元素を持った惑星なんだろうな。
ただ、夜になれば無数の星一つ一つが輝いてとても綺麗に見える。
これだけは元の世界じゃあなかなか楽しめない光景さ。
そんな星空を楽しみにしつつ、海岸線を行く。
とはいえそろそろな時間帯だから、別の事も考えなくてはならない。
「このままだと野宿になりそうですな」
「残念、湿気で蒸れた身体を洗い流したかったのに」
「次の町では浴場みたいなところがあるといいな」
「皆で一緒に入るぅでっす!」
「待ちたまえ。嬉しい事言ってるけど少し自重するんだ」
夜も歩き続けると迷うからな。
街灯がある日本と違って、異世界の夜はとても暗いんだ。
RPGの様に歩き続ける事なんて出来る訳が無い。
なので野宿できる所を求め、周囲を見渡しながら歩いていたんだけども。
そうしていると、景色の先に小屋が見えた。
恐らく旅人の為に用意された休憩所だろう。
それで足早にその小屋へと辿り着き、疲れた様にドカリと荷を降ろす。
雨風をしのぐ物が見つかり、揃って一安心だ。
「今日はここに泊まっていくとしようか」
「小屋の裏に風呂釜もありましたぞ。すぐ傍の川から水を汲めば湯舟も焚けそうですな」
「「やったぁ!」」
「その労力くらいは捻出するかぁ」
更には風呂もあるらしいので女性陣も大喜び。
俺も汗を流したいし、最後の労働に精を出す事にした。
それで夕食も済ませ、風呂も入ってスッキリに。
ようやく落ち着き、今は皆揃って小屋外で夜空を見上げている。
仲間達にとっては見慣れた光景かも知れない。
けど、きっとそんな事なんて関係無いのだろう。
こうして揃って空を眺める。
彼等にはそれだけでも楽しいと思える心のゆとりがあるのだから。
素敵でうらやましい感性だと思う。
現代ではなかなか見られないからな、色々としがらみが多過ぎて。
「なぁ、この世界じゃ空の星に名前を付けているのか?」
「えぇ、目立つ星だけには付いておりまする。例えばあの赤く輝く星は【エ・ラーヴェルト・ダウゼン】と呼ばれております」
「ああ~、あの星が名前の由来だったのか!」
「ハハハ、そうですぞ。名前負けしておりますがな!」
「そんな事は無いと思うぞ?」
相変わらずのダウゼンの話も面白いしな。
もちろんウィシュカの追い話も、ユーリスのノリも。
話題も尽きないし、心地良いしで俺も何だか心が落ち着くよ。
おかげで一つ、トライしてみたい事を思い付いてしまった。
「ダウゼン、前に月へ攻撃が届いたよな。あれ、もしかして小さい星にも届いたりするか?」
「やった事はありませぬが、試してみましょうか」
「遠すぎる星ならここに影響無いだろうし、壊すつもりでやってみてもいいかも。実験を兼ねて」
それはふと、この世界に来たばかりの時を思い出して。
月を攻撃して、うっかり壊しそうになってしまった事を。
あの時は怖くて中断してしまったな。
けど遠くの星なら何の問題も無いだろう。
僅かに光って見える程度の星なら。
という訳で適当に身繕い、攻撃してもらう事にした。
ムーンアタック作戦、標的を変えて続行だ。
「ぬうりゃあああッッッ!!!!!」
武器はもちろん、お気に入りの迷宮武器。
そんな斧が一瞬にして夜空に消えていった。
しかし一向に帰ってこない。
それどころか腕は天に向かって伸び続け、ターゲット星自体もまだ反応無し。
どうやら相当遠すぎてすぐには届かない様だ。
「むう、かなり遠いですな。まさかここまで時間が掛かるとは」
「月でさえ一瞬だったのにな。でもこれ、もしかして光速を超えられない? となると最悪、何年もこのままになりそうなんだが……」
「なんですとォ!?」
そりゃ遠すぎれば何万光年も離れている可能性があるしな。
むしろ生きている内に届けばいいんだが。
仕様のおかげで一瞬で届くと思ったが見込み違いだったか。
仕方ないので勇者の証を通して装備を外し、斧を手元へ戻す。
こうしてダウゼンを安心させ、そのまま俺達は床へと就く事にした。
なお腕を伸ばし続けたダウゼンだけは野外だ。
なんたって伸びる腕が小屋の屋根を糸ノコギリの如く「チュィィイン!」と切り裂いたからな。
その鋭利な切れ味に思わず戦慄したもんだよ。
それで翌日。
俺達は出発の準備を始め、小屋を後にしようとしていた。
「腕、戻りませぬな」
「悪い。俺が変な事思い付かなきゃこうならなかったのに」
でもダウゼンの腕はまだ戻って無かった。
未だギュンギュンと伸び続け、空を突き抜けている。
このまま月の周回軌道に入ったら、間違い無く月さん真っ二つだろうな。
こいつはやっちまったかぁ……?
だがそう思っていた矢先、突如としてそれは起きた。
シスメさんが突然輝き、声を上げたのだ。
『ダウゼンの攻撃。【地球】を倒した。バトル勝利』
「……えっ?」
『しかし経験値は入らなかった』
でもその内容に、俺はただただ絶句するばかりだった。
え、なに、どういう事?
地球? あれ、それ俺の住んでたとこと同じ名前?
あれ、別の地球? どの? それどこの地球だよ……ッ!!?
「待ってシスメさん。その地球ってどういう事かな?」
『誰に話しかけているのだ』
「君だよ!? お願い教えて!? 今の地球ってもしかして俺の知る地球さんだったりしますかァァァ!!?」
『んがぐぇぇぇ!?』
余りの大興奮に、遂にはシスメさんを捕まえて握り込む。
更には訴える様にガクガクと振り、なんとかして答えを振り絞ろうとした。
けど当然、まともな答えなんて帰ってくる訳が無く。
『ゆ、翔助はタンスをあけ、た。中には何も、入って、い、いなかった』
「いけませぬ翔助殿! そのままではシスメ殿が死んでしまいますぞ!」
「ハッ!? す、すまない、余りにも興奮してしまってつい……」
結局この後も、その【地球】と呼ばれた星と俺の故郷の因果関係はわからずじまい。
唯一わかったのは、シスメさんの辞世の句が「箪笥開きのテンプレ台詞」だという事だけだった。
なので俺は地球の事を考えるのを辞めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
木を叩いただけでレベルアップ⁉︎生まれついての豪運さんの豪快無敵な冒険譚!
神崎あら
ファンタジー
運動も勉強も特に秀でていないがめっちゃ運が良い、ただそれだけのオルクスは15歳になり冒険者としてクエストに挑む。
そこで彼は予想だにしない出来事に遭遇する。
これは初期ステータスを運だけに全振りしたオルクスの豪運冒険譚である。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい
空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる