20 / 59
第二章
第19話 ピクトたちの新たなる策略 (第三者視点)
しおりを挟む
「あの忌々しいウサギどもが消えてからもう一ヵ月か。早いものだ」
ここはリーベルト南方壁街市民区――通称リーベルトの町。
その中央に位置する領主邸の執務室にて、バーギュ・オムレスは筆を走らせていた。
彼が達筆な文字を刻むのはこの地の開発計画に関わる書類。
物資や資材の調達、人員の選定、実行計画などに関わる物だ。
それというのも、チャージングラビットの群れが討伐されたことで今まで頓挫していた開発計画が突如として復活したから。
おかげで計画の見直しや現状把握などで日々を費やされることとなったようだ。
それで一ヵ月もかけてようやく開発計画の目途が立ち、ようやく今に至る。
「だがこの開発計画が成功すれば、きっと国王陛下もお喜びになるだろう」
そんな激務をこなし終え、ようやく背もたれに体を預ける。
その険しい眼は窓の外へ向けられ、青い空を仰いでいて。
「バーギュ様、いらっしゃいますか?」
しかし間もなく訪れた来訪者に気付き、再び背筋を伸ばす。
目上の人間という立場を意識した振る舞いだ。
「入れ」
「失礼します!」
訪れたのは制服を着た兵士。
バーギュ直属の親衛騎士団の一人だ。
「何の用だ?」
「それがですね……今しがた壁守兵より報告がありまして」
「経緯はいい、用件を話せ」
「し、失礼しました! どうやら流民区の住人が妙な動きを見せていると!」
「まさか反乱か?」
「あ、いえ、そういう訳では無さそうで」
「なんだ、要領を得んな。何があったと言うのだ?」
「それがその、実際に見て欲しいとのことで……」
しかし兵の報告はどうにも曖昧だ。
紙切れを手に、どうにも困ったような顔をしている。
そんな兵の態度に、バーギュは堪らず痺れを切らして机を叩く。
「報告くらいまともに出来んのか馬鹿者がッ!」
「も、申し訳ありません!」
「もういい、出立の準備をする! お前たちも出陣の用意をせよ!」
「出陣、ですか!?」
「そうだ。場合によってはそのまま処分する! 前にウサギ肉を貰ったからと容赦することは許さんぞ!?」
「ハ、ハイッ!」
曖昧な報告もだが、兵士の不慣れな態度がバーギュは気に食わなかった。
兵士はまだ若く、配属されたばかりだが彼には関係無かったのだ。
国の公僕たる兵士は常に孤高であれ。
それがバーギュにとっての信念だったからこそ。
故に不遜な兵士を追い返し、自らも傍に立てかけてあった鎧を着込む。
彼自身もそれなりに歳を取った身ではあるが、辺境を守る者としての誇りがある。
それ故に自ら剣を奮うことも少なくはなく、魔物狩りにも出立することが多い。
そしてそれは今回も同様。
見事に鎧と剣と盾を身に着け、兵士たちと共に馬へと跨る。
公務をこなした後だろうと疲れも見せず、厳しい視線を周囲へ飛ばすのだ。
己こそが模範であり、不動の存在であると知らしめるために。
「な、なんだこれは……!?」
だがバーギュが流民区へと辿り着いた途端、その理想は脆くも崩れ去る。
彼にとっても許容しきれない物体が知らない内に出来上がっていたのだ。
それはまるで砦。
流民区のあった場所が内部も見えない木張りの要塞と化していたのである。
「ど、どうしてこうなる前に報告しなかった!?」
「そ、それが聞くと先日まではこんなことにはなっていなかったようで……」
「そんなバカなあッ!?」
「確かに、ここ最近は流民区内の構造がだいぶ変化していたようでしたが、この変わりようは見張りも驚いたそうです」
この事態にバーギュも驚愕と焦りを隠せない。
このような砦が一夜にして作られるなどとてもではないが有り得ないからだ。
それで回り込んで全体を確かめたが、ハリボテという訳でもない。
汚物を流す川も含め、一帯がまるっと砦と化している。
「ぬ……? おかしい、あの鼻を突く汚物臭がない、だと……?」
しかもバーギュがさらなる異変に気付く。
近寄りがたかった汚臭が一切しないのだ。
なんなら少しフローラルな香りさえする。
「わ、私の家のトイレより良い香りが……こ、これはどういうことだ!?」
「わ、わかりません!」
「ぐっ……! ええいこうなったら乗り込むぞ! 奴らの計画を暴く!」
「「「ハッ!」」」
不安や恐怖は否めない。
しかし町を預かる貴族の一人として引き下がる訳にはいかない。
そう覚悟したバーギュは兵と共に馬を降り、門らしき場所へと立つ。
「開けろ! 籠城していることはわかっている! もし従わなければ火を放つぞ!」
しかしやはり少し怖いのか、立ち位置が門よりちょっと遠い。
ただそれでも将軍としての誇りが声をより荒げさせ、砦一杯に届きそうなほど響かせる。
するとどうだ、まるで観念したかのようにすぐ二枚の大きな正面扉が開いていく。
その様子はもはや城門。その造りにはさしものバーギュも息を呑む。
「「「ようこそいらっしゃいました領主様!」」」
……だが、中から現れた者達の様子にバーギュたちはつい呆気を取られた。
なんと迎えた者達全員がタキシードを身に纏っていたのである。
いずれも決して綺麗とは言えないが、人を迎えるのには充分過ぎる様相だ。
「いやぁお待ちしていましたよ! あなた様が来てくれたことを心から歓迎いたしまぁす!」
迎えたのはもちろんあのピクト。
不敵でどこかイヤラシイ笑みを浮かべながらバーギュへと手を差し出していて。
「こ、これは一体どういうことなのだ!?」
「なぁになんてことはありません。これは所謂デモンストレェーションッの一環でございまして」
「で、デモンストレーションだと……!?」
「ええ、我ら流民の製造力の粋を皆さまにお見せするためのねっ!」
そんなピクトは自信満々に両腕を広げ、体一杯で施設を輝かしくアピールする。
その恥ずかしげもない姿にバーギュたちはもはや首を引かせてしまうほどに驚愕するしかなかったのだ。
――こうしてピクトの立案した計画が遂に始動する。
果たして、バーギュたちはその末に一体何を見せつけられるのだろうか。
ここはリーベルト南方壁街市民区――通称リーベルトの町。
その中央に位置する領主邸の執務室にて、バーギュ・オムレスは筆を走らせていた。
彼が達筆な文字を刻むのはこの地の開発計画に関わる書類。
物資や資材の調達、人員の選定、実行計画などに関わる物だ。
それというのも、チャージングラビットの群れが討伐されたことで今まで頓挫していた開発計画が突如として復活したから。
おかげで計画の見直しや現状把握などで日々を費やされることとなったようだ。
それで一ヵ月もかけてようやく開発計画の目途が立ち、ようやく今に至る。
「だがこの開発計画が成功すれば、きっと国王陛下もお喜びになるだろう」
そんな激務をこなし終え、ようやく背もたれに体を預ける。
その険しい眼は窓の外へ向けられ、青い空を仰いでいて。
「バーギュ様、いらっしゃいますか?」
しかし間もなく訪れた来訪者に気付き、再び背筋を伸ばす。
目上の人間という立場を意識した振る舞いだ。
「入れ」
「失礼します!」
訪れたのは制服を着た兵士。
バーギュ直属の親衛騎士団の一人だ。
「何の用だ?」
「それがですね……今しがた壁守兵より報告がありまして」
「経緯はいい、用件を話せ」
「し、失礼しました! どうやら流民区の住人が妙な動きを見せていると!」
「まさか反乱か?」
「あ、いえ、そういう訳では無さそうで」
「なんだ、要領を得んな。何があったと言うのだ?」
「それがその、実際に見て欲しいとのことで……」
しかし兵の報告はどうにも曖昧だ。
紙切れを手に、どうにも困ったような顔をしている。
そんな兵の態度に、バーギュは堪らず痺れを切らして机を叩く。
「報告くらいまともに出来んのか馬鹿者がッ!」
「も、申し訳ありません!」
「もういい、出立の準備をする! お前たちも出陣の用意をせよ!」
「出陣、ですか!?」
「そうだ。場合によってはそのまま処分する! 前にウサギ肉を貰ったからと容赦することは許さんぞ!?」
「ハ、ハイッ!」
曖昧な報告もだが、兵士の不慣れな態度がバーギュは気に食わなかった。
兵士はまだ若く、配属されたばかりだが彼には関係無かったのだ。
国の公僕たる兵士は常に孤高であれ。
それがバーギュにとっての信念だったからこそ。
故に不遜な兵士を追い返し、自らも傍に立てかけてあった鎧を着込む。
彼自身もそれなりに歳を取った身ではあるが、辺境を守る者としての誇りがある。
それ故に自ら剣を奮うことも少なくはなく、魔物狩りにも出立することが多い。
そしてそれは今回も同様。
見事に鎧と剣と盾を身に着け、兵士たちと共に馬へと跨る。
公務をこなした後だろうと疲れも見せず、厳しい視線を周囲へ飛ばすのだ。
己こそが模範であり、不動の存在であると知らしめるために。
「な、なんだこれは……!?」
だがバーギュが流民区へと辿り着いた途端、その理想は脆くも崩れ去る。
彼にとっても許容しきれない物体が知らない内に出来上がっていたのだ。
それはまるで砦。
流民区のあった場所が内部も見えない木張りの要塞と化していたのである。
「ど、どうしてこうなる前に報告しなかった!?」
「そ、それが聞くと先日まではこんなことにはなっていなかったようで……」
「そんなバカなあッ!?」
「確かに、ここ最近は流民区内の構造がだいぶ変化していたようでしたが、この変わりようは見張りも驚いたそうです」
この事態にバーギュも驚愕と焦りを隠せない。
このような砦が一夜にして作られるなどとてもではないが有り得ないからだ。
それで回り込んで全体を確かめたが、ハリボテという訳でもない。
汚物を流す川も含め、一帯がまるっと砦と化している。
「ぬ……? おかしい、あの鼻を突く汚物臭がない、だと……?」
しかもバーギュがさらなる異変に気付く。
近寄りがたかった汚臭が一切しないのだ。
なんなら少しフローラルな香りさえする。
「わ、私の家のトイレより良い香りが……こ、これはどういうことだ!?」
「わ、わかりません!」
「ぐっ……! ええいこうなったら乗り込むぞ! 奴らの計画を暴く!」
「「「ハッ!」」」
不安や恐怖は否めない。
しかし町を預かる貴族の一人として引き下がる訳にはいかない。
そう覚悟したバーギュは兵と共に馬を降り、門らしき場所へと立つ。
「開けろ! 籠城していることはわかっている! もし従わなければ火を放つぞ!」
しかしやはり少し怖いのか、立ち位置が門よりちょっと遠い。
ただそれでも将軍としての誇りが声をより荒げさせ、砦一杯に届きそうなほど響かせる。
するとどうだ、まるで観念したかのようにすぐ二枚の大きな正面扉が開いていく。
その様子はもはや城門。その造りにはさしものバーギュも息を呑む。
「「「ようこそいらっしゃいました領主様!」」」
……だが、中から現れた者達の様子にバーギュたちはつい呆気を取られた。
なんと迎えた者達全員がタキシードを身に纏っていたのである。
いずれも決して綺麗とは言えないが、人を迎えるのには充分過ぎる様相だ。
「いやぁお待ちしていましたよ! あなた様が来てくれたことを心から歓迎いたしまぁす!」
迎えたのはもちろんあのピクト。
不敵でどこかイヤラシイ笑みを浮かべながらバーギュへと手を差し出していて。
「こ、これは一体どういうことなのだ!?」
「なぁになんてことはありません。これは所謂デモンストレェーションッの一環でございまして」
「で、デモンストレーションだと……!?」
「ええ、我ら流民の製造力の粋を皆さまにお見せするためのねっ!」
そんなピクトは自信満々に両腕を広げ、体一杯で施設を輝かしくアピールする。
その恥ずかしげもない姿にバーギュたちはもはや首を引かせてしまうほどに驚愕するしかなかったのだ。
――こうしてピクトの立案した計画が遂に始動する。
果たして、バーギュたちはその末に一体何を見せつけられるのだろうか。
1
あなたにおすすめの小説
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる