46 / 59
第四章
第45話 諦めた者と諦めなかった者
しおりを挟む
「まさか町の人間をも懐柔していたとはな……っ!」
バーギュが両膝で跪かされた状態で俺を睨んでくる。
拘束されてもなお敵意を露わにしてくる所はさすが将軍といった所か。
「懐柔だなんて人聞きの悪いことを並べないで欲しいな」
「なにぃ……!?」
「むしろ俺が町の人の総意を受け取っただけだよ。現実から逃げるな、ってな」
本当ならこんなことにまで至って欲しくは無かった。
俺の話で納得し、その上で堂々と町の人たちの前に姿を見せて欲しかった。
矛盾を払ってくれると期待していたんだ。
だけど奴はそれでも引き下がらなかった。
そのせいで今は町の人にこうして抑え付けられてしまっている。
これは他でもないバーギュ自身が招いた結果なんだ。
……なにせ逃げようとする姿はまるで駄々っ子のようだったからな。
悪いことをする奴は王様に言いつけてやる、ってね。
「言ってくれる! 私はただ国王陛下の意思に従っただけに過ぎぬ! むしろその意に逆らう貴様らが間違っているのだ! 私は悪くなぁい!」
「「「バーギュ様……」」」
「「「もうおやめください!」」」
ただ、こう虚勢を張り上げているようには見えるものの、抵抗する様子もない。
それはきっとバーギュが内心では町の人たちを大切に扱っているからだ。
さっき俺の首を刎ねようとしたバーギュの腕前はあまりにも速く鮮やかだった。
さすが自ら将軍として前線に立つだけあって、この人はかなり強いのだろう。
それでも大人しく拘束され続けているのは、彼が見た目の怖さに反しての温情派だからに他ならない。
そうじゃなかったら町の人もここまで大人しくしてはいないさ。
なにせ今、皆揃って心配そうにバーギュを見下ろしているんだからな。
「貴様らにわかる訳が無かろう! 私がどれだけ今まで苦労して来たか、国に忠誠を誓った結果どうなったか! その末にこうも頑なにならなければいけなかったのかが貴様ら如き若造にわかるものかあっ!!!」
それでもバーギュの口だけは留まらない。
恨み節を連ねて地面に向かって咆え上げるばかりだ。
そしてこれは恐らく、主に何も知らないであろう俺へと向けられているのだろうな。
「私とて昔は民のためにと邁進していた時があった! 民に不満があるなら王に進言し、是正案を出したりもした! 民を脅かす隣国からの侵略に立ち向かい、命を賭して守り抜いた! だがっ……!」
そんな奴の眼が臆することなく俺を見上げてくる。
屋敷で話していた時からずっと変わらない眼力をぶつけながらに。
「その民が私に何をした!? そうだとも、首切り侯だの殺人狂だのと揶揄し、恐れ、忌避したのだ!」
「「「そ、それは……」」」
「挙句、奴らは甘やかされた末に犯罪まで犯した! 私の言うことなど聞かず好き勝手に暴れ、自分たちが貧しいのは貴族のせいだと喚き散らしたのだ! 自分たちがその貴族たちにどれだけ守られてきたのかも知らずになあっ!!!」
ふと、バーギュの左拳が土を握り締めて震えているのが見えた。
「それでもだ! それでも私は国王陛下に進言したのだ! 流民制度の在り方があまりにも理不尽ではないかと!」
「――しかし、結果は変わらなかった」
途端、握り締められた拳が緩み、奴の頭までもが項垂れる。
まるでかつての無念を体現するかのように。
「国王陛下は叛徒と化した民衆を取り締まるため、強制的に流民制度を施行した。そしてその末に、犯罪は急激に減少した。結論が、出てしまったのだよ。民衆は強く抑え付けた方がずっと効率的で、平和的なのだとな……」
話していること自体は至極真っ当だと思う。
それなのに。
バーギュ自身の嗚咽めいた声のせいで、もう悲痛な訴えにしか聞こえない。
「だから、私も従わざるを、得なかったのだ。そこで強く逆らえば、今度は私が叛逆者となってしまう。流民制度が成果を上げてしまった以上、所詮一貴族に過ぎない私程度の意見など、もはや何の価値も無かったのだ……」
そんな訴えも遂に声を詰まらせて止まる。
たった一滴の水滴がふと零れ、地面を僅かに濡らしたと共に。
これがバーギュの本音、か。
諦めざるを得なかったんだろうな。
国民にも裏切られて、国王にも従わざるを得なくて。
だから国民を切り捨てるしかなかった。
それが不本意であったとしても。
悲しいよな。
例えどんなに熱い思いを抱いていても、現実に抗う術はないってさ。
だからこそ。
「わかるよ、その気持ち」
「だから貴様如きが私の気持ちをわかるなど――」
「いいやわかるんだよ。俺もアンタと同じだったからさ」
「な、何……!?」
そう、俺とバーギュは似た者同士なんだ。
夢と理想を抱いて、邁進して、そして現実に押し潰された者同士。
唯一違うのは、諦めず立ち直ったか、諦めて流されたか、ということだけだ。
「俺も小さい頃から夢を抱いてひたすら生きてきた。誰からも神と認められるような存在になりたくて」
「神、だと……!?」
「でも残念なことに俺にはそんな才能はなくてさ、何度も諦めようって思ったもんだ」
その時ふと、俺の足が一歩を踏み出していた。
意識するよりも想いが勝った結果だ。
「だけど俺は諦めなかったよ。親友に支えられて、俺自身の願いも裏切りたくなくて」
そんな俺の言葉をバーギュは静かにして聞いてくれている。
まるで町の人たちと共に、俺が来るのを待ってくれているかのように。
「そりゃアンタと比べれば苦しんだ経験は浅いかもしれない。だけど俺は心に決めたんだ。もう逃げない、諦めない。現実なんて知ったこっちゃないってな」
注目を受ける中、バーギュの前で跪く。
目線も合わせ、真剣な眼差しを向けて。
「だから力を得た以上、もう止まるつもりも無い。それがこの世界において俺に与えられた権利だと思っている。自分の力でどれだけのことが出来るか、その可能性を追求し続けようってな」
「それが、この結果か……」
「ああ。そして俺は別にこの町を支配するだとか考えているつもりはないよ。ただ本来あるべき形に戻したい、理不尽で苦しむ人を笑顔にしたい、ただそう考えている」
そんな俺の手はバーギュの肩に伸びていた。
それは逃げた奴を捕まえるためでも咎めるためでもない。
俺にとっては、バーギュにも笑顔になってもらいたい人物の一人だから。
「だからどうか俺に力を貸してくれないか? バーギュ・オムレスさん。俺たちにはアンタの力も必要なんだ……!」
バーギュにはもしかしたら支えてくれる人がいないのかもしれない。
聞けば伴侶とは昔に別れ、今は子どももいないという話だから。
貴族仲間にも俺の親友ほど彼を想える人はいなかったのかもしれない。
だったら俺がそうなりたいとも思う。
バーギュが俺と似た者同士なら、きっと分かり合えると思うから。
「フッ、クク……」
「――フハハハ……!」
「「「バーギュさん……」」」
「「「ざわざわ」」」」
「まさか町の者どもだけでなく私をも懐柔しようとは恐れ入る。なんて甘ちゃんだ。甘過ぎて可笑しくてもう笑いが止まらぬわ」
「……」
「……いいだろう、ならば私が貴様の甘い脇腹を塞いでやる! だがあくまで貴様が我々に益をもたらすことを前提とした上で、だ!」
「「「おおお……!」」」
この二言と共に、その背中を抑えていた手が緩んでいく。
するとバーギュがゆっくりと立ち上がり、俺を見下ろしてニヤりと笑って見せた。
「それでも不甲斐ないようであれば容赦なく首を斬る。そう覚えておくが良い」
「……ああ! 肝に銘じておく!」
故に俺も立ち上がり、スッと左手を差し出す。
そんな手を、バーギュはまるで掴みかかるかのように取り、ギュっと握り締めてくれた。
そうして俺たちは硬く握手を交わしたのだ。
リーベルトの町が流民を受け入れることを決めた、その第一歩である。
バーギュが両膝で跪かされた状態で俺を睨んでくる。
拘束されてもなお敵意を露わにしてくる所はさすが将軍といった所か。
「懐柔だなんて人聞きの悪いことを並べないで欲しいな」
「なにぃ……!?」
「むしろ俺が町の人の総意を受け取っただけだよ。現実から逃げるな、ってな」
本当ならこんなことにまで至って欲しくは無かった。
俺の話で納得し、その上で堂々と町の人たちの前に姿を見せて欲しかった。
矛盾を払ってくれると期待していたんだ。
だけど奴はそれでも引き下がらなかった。
そのせいで今は町の人にこうして抑え付けられてしまっている。
これは他でもないバーギュ自身が招いた結果なんだ。
……なにせ逃げようとする姿はまるで駄々っ子のようだったからな。
悪いことをする奴は王様に言いつけてやる、ってね。
「言ってくれる! 私はただ国王陛下の意思に従っただけに過ぎぬ! むしろその意に逆らう貴様らが間違っているのだ! 私は悪くなぁい!」
「「「バーギュ様……」」」
「「「もうおやめください!」」」
ただ、こう虚勢を張り上げているようには見えるものの、抵抗する様子もない。
それはきっとバーギュが内心では町の人たちを大切に扱っているからだ。
さっき俺の首を刎ねようとしたバーギュの腕前はあまりにも速く鮮やかだった。
さすが自ら将軍として前線に立つだけあって、この人はかなり強いのだろう。
それでも大人しく拘束され続けているのは、彼が見た目の怖さに反しての温情派だからに他ならない。
そうじゃなかったら町の人もここまで大人しくしてはいないさ。
なにせ今、皆揃って心配そうにバーギュを見下ろしているんだからな。
「貴様らにわかる訳が無かろう! 私がどれだけ今まで苦労して来たか、国に忠誠を誓った結果どうなったか! その末にこうも頑なにならなければいけなかったのかが貴様ら如き若造にわかるものかあっ!!!」
それでもバーギュの口だけは留まらない。
恨み節を連ねて地面に向かって咆え上げるばかりだ。
そしてこれは恐らく、主に何も知らないであろう俺へと向けられているのだろうな。
「私とて昔は民のためにと邁進していた時があった! 民に不満があるなら王に進言し、是正案を出したりもした! 民を脅かす隣国からの侵略に立ち向かい、命を賭して守り抜いた! だがっ……!」
そんな奴の眼が臆することなく俺を見上げてくる。
屋敷で話していた時からずっと変わらない眼力をぶつけながらに。
「その民が私に何をした!? そうだとも、首切り侯だの殺人狂だのと揶揄し、恐れ、忌避したのだ!」
「「「そ、それは……」」」
「挙句、奴らは甘やかされた末に犯罪まで犯した! 私の言うことなど聞かず好き勝手に暴れ、自分たちが貧しいのは貴族のせいだと喚き散らしたのだ! 自分たちがその貴族たちにどれだけ守られてきたのかも知らずになあっ!!!」
ふと、バーギュの左拳が土を握り締めて震えているのが見えた。
「それでもだ! それでも私は国王陛下に進言したのだ! 流民制度の在り方があまりにも理不尽ではないかと!」
「――しかし、結果は変わらなかった」
途端、握り締められた拳が緩み、奴の頭までもが項垂れる。
まるでかつての無念を体現するかのように。
「国王陛下は叛徒と化した民衆を取り締まるため、強制的に流民制度を施行した。そしてその末に、犯罪は急激に減少した。結論が、出てしまったのだよ。民衆は強く抑え付けた方がずっと効率的で、平和的なのだとな……」
話していること自体は至極真っ当だと思う。
それなのに。
バーギュ自身の嗚咽めいた声のせいで、もう悲痛な訴えにしか聞こえない。
「だから、私も従わざるを、得なかったのだ。そこで強く逆らえば、今度は私が叛逆者となってしまう。流民制度が成果を上げてしまった以上、所詮一貴族に過ぎない私程度の意見など、もはや何の価値も無かったのだ……」
そんな訴えも遂に声を詰まらせて止まる。
たった一滴の水滴がふと零れ、地面を僅かに濡らしたと共に。
これがバーギュの本音、か。
諦めざるを得なかったんだろうな。
国民にも裏切られて、国王にも従わざるを得なくて。
だから国民を切り捨てるしかなかった。
それが不本意であったとしても。
悲しいよな。
例えどんなに熱い思いを抱いていても、現実に抗う術はないってさ。
だからこそ。
「わかるよ、その気持ち」
「だから貴様如きが私の気持ちをわかるなど――」
「いいやわかるんだよ。俺もアンタと同じだったからさ」
「な、何……!?」
そう、俺とバーギュは似た者同士なんだ。
夢と理想を抱いて、邁進して、そして現実に押し潰された者同士。
唯一違うのは、諦めず立ち直ったか、諦めて流されたか、ということだけだ。
「俺も小さい頃から夢を抱いてひたすら生きてきた。誰からも神と認められるような存在になりたくて」
「神、だと……!?」
「でも残念なことに俺にはそんな才能はなくてさ、何度も諦めようって思ったもんだ」
その時ふと、俺の足が一歩を踏み出していた。
意識するよりも想いが勝った結果だ。
「だけど俺は諦めなかったよ。親友に支えられて、俺自身の願いも裏切りたくなくて」
そんな俺の言葉をバーギュは静かにして聞いてくれている。
まるで町の人たちと共に、俺が来るのを待ってくれているかのように。
「そりゃアンタと比べれば苦しんだ経験は浅いかもしれない。だけど俺は心に決めたんだ。もう逃げない、諦めない。現実なんて知ったこっちゃないってな」
注目を受ける中、バーギュの前で跪く。
目線も合わせ、真剣な眼差しを向けて。
「だから力を得た以上、もう止まるつもりも無い。それがこの世界において俺に与えられた権利だと思っている。自分の力でどれだけのことが出来るか、その可能性を追求し続けようってな」
「それが、この結果か……」
「ああ。そして俺は別にこの町を支配するだとか考えているつもりはないよ。ただ本来あるべき形に戻したい、理不尽で苦しむ人を笑顔にしたい、ただそう考えている」
そんな俺の手はバーギュの肩に伸びていた。
それは逃げた奴を捕まえるためでも咎めるためでもない。
俺にとっては、バーギュにも笑顔になってもらいたい人物の一人だから。
「だからどうか俺に力を貸してくれないか? バーギュ・オムレスさん。俺たちにはアンタの力も必要なんだ……!」
バーギュにはもしかしたら支えてくれる人がいないのかもしれない。
聞けば伴侶とは昔に別れ、今は子どももいないという話だから。
貴族仲間にも俺の親友ほど彼を想える人はいなかったのかもしれない。
だったら俺がそうなりたいとも思う。
バーギュが俺と似た者同士なら、きっと分かり合えると思うから。
「フッ、クク……」
「――フハハハ……!」
「「「バーギュさん……」」」
「「「ざわざわ」」」」
「まさか町の者どもだけでなく私をも懐柔しようとは恐れ入る。なんて甘ちゃんだ。甘過ぎて可笑しくてもう笑いが止まらぬわ」
「……」
「……いいだろう、ならば私が貴様の甘い脇腹を塞いでやる! だがあくまで貴様が我々に益をもたらすことを前提とした上で、だ!」
「「「おおお……!」」」
この二言と共に、その背中を抑えていた手が緩んでいく。
するとバーギュがゆっくりと立ち上がり、俺を見下ろしてニヤりと笑って見せた。
「それでも不甲斐ないようであれば容赦なく首を斬る。そう覚えておくが良い」
「……ああ! 肝に銘じておく!」
故に俺も立ち上がり、スッと左手を差し出す。
そんな手を、バーギュはまるで掴みかかるかのように取り、ギュっと握り締めてくれた。
そうして俺たちは硬く握手を交わしたのだ。
リーベルトの町が流民を受け入れることを決めた、その第一歩である。
1
あなたにおすすめの小説
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる