25 / 54
第25話 二人だけだからこそ言える事
しおりを挟む
エルプリヤさんの突然の訪問には驚かされた。
しかも不備が多かったからと半額返金までしてくれるなんて。
けど僕は返金に応じても、タダで済まそうだなんて思うほど薄情じゃない。
「それでですね、返金を受け取る代わりにちょっと話を聞いてもらえます?」
「えっ? あ、はい。なんでしょう?」
だから受け取った封筒をそっと一八〇度回し、エルプリヤさんに向けて机に滑らせる。
ただし手からは離さないままで。
「確かに旅館側は不備に思ったのかもしれません。ですが僕は何一つ不満が無いって事だけは知っておいて欲しいんです」
「えっ?」
僕のその意図も、返した言葉もエルプリヤさんはわかっていないようだった。
謎の万能感のある彼女でも、さすがにそこまでは読み取れないらしい。
なら僕はそのすべてを理解してもらいたいから語ろうと思う。
「いきなり重い話で申し訳ないんですが……実は両親は子どもの頃、不慮の事故で他界しました」
「まぁ……」
「でも健気な姉と元気な妹、この二人がいただけで僕は救われていたんだと思います。四年前までは、ですが」
でも決して僕の理屈を押し付けるつもりは無い。
お金をそっくり返すつもりなんてまったく無いんだ。
それはそれでエルプリヤさんに失礼だし。
「多分、僕はその四年でかなり擦り切れそうになっていたんだと思います。だから癒しが欲しかった。また昔みたいな想いをしたいって。姉や妹とまた一緒に過ごしたいって」
「懐かしかったんですね」
「そうなんです。だから僕にはきっと、最初に妹みたいなピーニャさんが選ばれたんだって思います。性格こそ違いますけどね、でも一緒にいれてなんだか楽しかった。振り回される所はなんだかそっくりに思えたから」
僕は旅館えるぷりやを裏切りたくはない。
だから返金を受け取っても、その片想いまで受け取る訳にはいかなかったんだ。
たとえ失礼であっても、それが僕にとってはなによりの癒しだったから。
「ロドンゲさんも世話好きな所が姉さんにそっくりだ。容姿はまったく違うけどね」
「姿が違っても、似ているって思えるのは素敵です」
「メーリェさんもお母さんを思い出させてくれた。これにはもう感謝しか無いです」
「そうでしたか……そこまで強く想ってくれていたなんて」
「まぁお父さんは思い出すとなると……ゼーナルフさんしか思いつきませんけど」
「ふふっ、あの方は皆のお父さんですしね」
それで僕はありのままの感想を今ここでぶちまける事にした。
旅館ではなかなか言えなかった、ここだけの、僕達だけの秘密として。
「そんな思い出を一杯くれたから、僕はもっと頑張れたのだと思う。それは嘘偽りでなく本当の事なんです。だから、僕は――」
そんな想いがふと、封筒を手放して彼女の右手を取らさせる。
そして両手でギュッと掴み、想いと共に解き放つのだ。
今日まで僕の心を解放し続けてくれた感謝のために。
「僕はえるぷりやが好きだ。これからもきっと、ずっと!」
やっとこう言えた。
いつもエルプリヤさんには直接言えなかったこの言葉を。
今日まで言いたくてたまらなかったこの一言を。
さすがにちょっと大胆過ぎたから、エルプリヤさんは恥ずかしがっちゃってるみたいだけどね。
それでも今日だけは聞いてもらわないと。返金をしてもらった返礼として。
じゃないと釣り合わないんだから。一人の旅館えるぷりやファンとして。
「あああの……その……」
「うん?」
「う、嬉しいです……私も、夢路さんの事、とととてもよく想っていますっ!」
「良かった。内心嫌われてたりとかしたらどうしよう~なんて思ってたりもしてたもので。手間のかかる客だからさぁ、ははは……」
「いえいえ! 夢路さんはとても素敵なお客様ですっ! これ以上ないくらいにっ!」
「ありがとうございます! これで遠慮なくまた会いに行けますね! このお金を使って絶対に泊まりに行きますから!」
「ぜぜぜひまたきてくださいっっっ!!!!! おおおばぢしておりまつっ!!!!!」
なんかエルプリヤさんの顔がやたら赤くなっている気がするけども。
最後はろれつ回って無いし、リピート宣言がそんなに嬉しかったのかな?
それで彼女の手を離し、封筒を大事な物入れにひとまず入れておく。
するとその途端、言い得もしない音が場に響いた。
まるで車が急ブレーキをかけたような激音だ。
あたかもすぐ傍で事故があったかのような。
これはとても嫌な予感がする!
「今の音は一体なんだ!?」
「あ、すいません、私のお腹の音が鳴ってしまいました」
「今の、お腹の音なの!? お腹の中で事故が起きたの!?」
「朝から何も食べていないものでして……あはは」
でも勘違いでした。
どうやらエルプリヤさんはお腹の構造まで異世界規格だったらしい。
「あーじゃあ、良ければ晩御飯でもご一緒しません? なんならごちそうしますよ? 今返ってきたお金で」
「ふむ……地球の料理をリサーチする意味でも良い機会かもしれませんね。でしたらぜひとも! あ、でもお代の方は平気です。この世界の貨幣もしっかり持ち合わせていますから」
とはいえ彼女も乗り気だし、きっと食べ物が合わないという事はないだろう。
そんな訳で僕達はさっそく、夜の街へと繰り出す事になった。
これは結果的にデートと呼ばれるものになるとは思うのだけど、今は片思いみたいなものだしノーカンだよね。
なんにせよ気になる女性と食事に行けるなんて、今日の僕はきっとツイてるんだろうなぁ~……!
――ただこの時、僕はまだ知らなかったんだ。
エルプリヤさんの秘めたるその力の一端を。真価を。
彼女は人であっても、地球人とは一線を画した存在なんだって。
しかも不備が多かったからと半額返金までしてくれるなんて。
けど僕は返金に応じても、タダで済まそうだなんて思うほど薄情じゃない。
「それでですね、返金を受け取る代わりにちょっと話を聞いてもらえます?」
「えっ? あ、はい。なんでしょう?」
だから受け取った封筒をそっと一八〇度回し、エルプリヤさんに向けて机に滑らせる。
ただし手からは離さないままで。
「確かに旅館側は不備に思ったのかもしれません。ですが僕は何一つ不満が無いって事だけは知っておいて欲しいんです」
「えっ?」
僕のその意図も、返した言葉もエルプリヤさんはわかっていないようだった。
謎の万能感のある彼女でも、さすがにそこまでは読み取れないらしい。
なら僕はそのすべてを理解してもらいたいから語ろうと思う。
「いきなり重い話で申し訳ないんですが……実は両親は子どもの頃、不慮の事故で他界しました」
「まぁ……」
「でも健気な姉と元気な妹、この二人がいただけで僕は救われていたんだと思います。四年前までは、ですが」
でも決して僕の理屈を押し付けるつもりは無い。
お金をそっくり返すつもりなんてまったく無いんだ。
それはそれでエルプリヤさんに失礼だし。
「多分、僕はその四年でかなり擦り切れそうになっていたんだと思います。だから癒しが欲しかった。また昔みたいな想いをしたいって。姉や妹とまた一緒に過ごしたいって」
「懐かしかったんですね」
「そうなんです。だから僕にはきっと、最初に妹みたいなピーニャさんが選ばれたんだって思います。性格こそ違いますけどね、でも一緒にいれてなんだか楽しかった。振り回される所はなんだかそっくりに思えたから」
僕は旅館えるぷりやを裏切りたくはない。
だから返金を受け取っても、その片想いまで受け取る訳にはいかなかったんだ。
たとえ失礼であっても、それが僕にとってはなによりの癒しだったから。
「ロドンゲさんも世話好きな所が姉さんにそっくりだ。容姿はまったく違うけどね」
「姿が違っても、似ているって思えるのは素敵です」
「メーリェさんもお母さんを思い出させてくれた。これにはもう感謝しか無いです」
「そうでしたか……そこまで強く想ってくれていたなんて」
「まぁお父さんは思い出すとなると……ゼーナルフさんしか思いつきませんけど」
「ふふっ、あの方は皆のお父さんですしね」
それで僕はありのままの感想を今ここでぶちまける事にした。
旅館ではなかなか言えなかった、ここだけの、僕達だけの秘密として。
「そんな思い出を一杯くれたから、僕はもっと頑張れたのだと思う。それは嘘偽りでなく本当の事なんです。だから、僕は――」
そんな想いがふと、封筒を手放して彼女の右手を取らさせる。
そして両手でギュッと掴み、想いと共に解き放つのだ。
今日まで僕の心を解放し続けてくれた感謝のために。
「僕はえるぷりやが好きだ。これからもきっと、ずっと!」
やっとこう言えた。
いつもエルプリヤさんには直接言えなかったこの言葉を。
今日まで言いたくてたまらなかったこの一言を。
さすがにちょっと大胆過ぎたから、エルプリヤさんは恥ずかしがっちゃってるみたいだけどね。
それでも今日だけは聞いてもらわないと。返金をしてもらった返礼として。
じゃないと釣り合わないんだから。一人の旅館えるぷりやファンとして。
「あああの……その……」
「うん?」
「う、嬉しいです……私も、夢路さんの事、とととてもよく想っていますっ!」
「良かった。内心嫌われてたりとかしたらどうしよう~なんて思ってたりもしてたもので。手間のかかる客だからさぁ、ははは……」
「いえいえ! 夢路さんはとても素敵なお客様ですっ! これ以上ないくらいにっ!」
「ありがとうございます! これで遠慮なくまた会いに行けますね! このお金を使って絶対に泊まりに行きますから!」
「ぜぜぜひまたきてくださいっっっ!!!!! おおおばぢしておりまつっ!!!!!」
なんかエルプリヤさんの顔がやたら赤くなっている気がするけども。
最後はろれつ回って無いし、リピート宣言がそんなに嬉しかったのかな?
それで彼女の手を離し、封筒を大事な物入れにひとまず入れておく。
するとその途端、言い得もしない音が場に響いた。
まるで車が急ブレーキをかけたような激音だ。
あたかもすぐ傍で事故があったかのような。
これはとても嫌な予感がする!
「今の音は一体なんだ!?」
「あ、すいません、私のお腹の音が鳴ってしまいました」
「今の、お腹の音なの!? お腹の中で事故が起きたの!?」
「朝から何も食べていないものでして……あはは」
でも勘違いでした。
どうやらエルプリヤさんはお腹の構造まで異世界規格だったらしい。
「あーじゃあ、良ければ晩御飯でもご一緒しません? なんならごちそうしますよ? 今返ってきたお金で」
「ふむ……地球の料理をリサーチする意味でも良い機会かもしれませんね。でしたらぜひとも! あ、でもお代の方は平気です。この世界の貨幣もしっかり持ち合わせていますから」
とはいえ彼女も乗り気だし、きっと食べ物が合わないという事はないだろう。
そんな訳で僕達はさっそく、夜の街へと繰り出す事になった。
これは結果的にデートと呼ばれるものになるとは思うのだけど、今は片思いみたいなものだしノーカンだよね。
なんにせよ気になる女性と食事に行けるなんて、今日の僕はきっとツイてるんだろうなぁ~……!
――ただこの時、僕はまだ知らなかったんだ。
エルプリヤさんの秘めたるその力の一端を。真価を。
彼女は人であっても、地球人とは一線を画した存在なんだって。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる