2 / 44
本編
妹の婚約!?
しおりを挟む
「何ですってーーーーー!?」
私の叫び声が屋敷を揺らす・・・。
*****
ルクティアナ・ロブロ。18歳、伯爵令嬢だ
私には、それはそれは、可愛くて、愛らしい妹!リリーシアがいる。
愛らしいリリーとの生活はとても、楽しく毎日が充実していた、あの時までは・・・
私達のお母様は幼い頃病で亡くなられた。お父様がここ最近臥せっていて、領地の仕事をこなせていない・・・。
そんな時、王都で働いていて帰ってこれないお兄様に代わり叔父様が領地の仕事を助けてくれるようになった。
私達は女だったから領地の仕事はわからず途方にくれていたので、叔父様が来てくれた事は天の助けのように思えた・・・・・・
だが、しかしあのクソ親父は何を思ったのか「お前達の父親はもう目を覚めない」と言い私達の嫁ぎ先を探し始めた。リリーには恋人がいるので、私達は必死に考え直してほしいと伝えた。叔父様は冷たい視線を私達に向けながら「恋人がいるなら仕方ない。考え直す。」と言った
リリーは叔父様に御礼を伝え、今度恋人を紹介すると微笑んでいた。
私はなんだか、叔父様言動に不安を感じていた・・・そしたら数日後・・・
リリーの嫁ぎ先を強引に決めてきた。それがなんと、アストロズ侯爵だった!!!
あの黒い噂が絶えなくて、女を見下している脂ぎった白豚ジジィだ!!!!
しかも、妾としての契約で、リリーの身の安全は何も保証されていなかった・・・。
絶対許せない!!!!何も言葉が出ず唖然としているリリーを私は抱きしめ、叔父様に抗議した。「お父様が目を覚ましたら、こんな事は許さない!!!」
叔父様は「恋人がいるなら、身が潔白は証明できまい。おそらく、普通の婚姻は結べないだろう」と私の話しなど聞く耳を持ってはくれず、どんどん話しは進んでいった。
どうすればリリーを守れるのだろう・・・
お父様は目を覚まさず、このままではリリーはあの白豚ジジィに奪われてしまう。
ぶちギレた私はこのままでは、家族も家も叔父の良いようにされてしまうと思い、行動を起こすことにした・・・。
リリーは有難い事に恋人のご家族とも、良好な関係を築けており、婚約も秒読みだった。
私はリリーの恋人に事情を説明し、匿って貰えないかと、頼み込んだ。
そして、昔から私達に仕えてくれた使用人達にお父様を頼み、安全の為叔父様には内密に別宅へ移ってもらった。
とりあえず、リリーはひとまず大丈夫だろう。あの恋人がリリーを手放すことなんて考えられないし。きちんと守ってくれるだろう・・・
家の事は・・・やっぱり私では無理だ。18年間淑女としての勉強や趣味に力をいれてきたから、領地の仕事はさっぱりだ。倒れて目覚めないお父様には頼れない、今頼れるのはお兄様だけ・・・
はあ・・・手紙は何通もだしているのに、返事がない。どうしよう・・・最近の我が領地は、余り良い話しを聞かない。領民達の不安や不満もたまってきている・・・お父様が領地を守っていた時はこんな事は無かったのに。
もう!!一刻の猶予もない!!!
お兄様にこの事を知らせなくちゃ・・・
王都まで行ってみよう。
私の叫び声が屋敷を揺らす・・・。
*****
ルクティアナ・ロブロ。18歳、伯爵令嬢だ
私には、それはそれは、可愛くて、愛らしい妹!リリーシアがいる。
愛らしいリリーとの生活はとても、楽しく毎日が充実していた、あの時までは・・・
私達のお母様は幼い頃病で亡くなられた。お父様がここ最近臥せっていて、領地の仕事をこなせていない・・・。
そんな時、王都で働いていて帰ってこれないお兄様に代わり叔父様が領地の仕事を助けてくれるようになった。
私達は女だったから領地の仕事はわからず途方にくれていたので、叔父様が来てくれた事は天の助けのように思えた・・・・・・
だが、しかしあのクソ親父は何を思ったのか「お前達の父親はもう目を覚めない」と言い私達の嫁ぎ先を探し始めた。リリーには恋人がいるので、私達は必死に考え直してほしいと伝えた。叔父様は冷たい視線を私達に向けながら「恋人がいるなら仕方ない。考え直す。」と言った
リリーは叔父様に御礼を伝え、今度恋人を紹介すると微笑んでいた。
私はなんだか、叔父様言動に不安を感じていた・・・そしたら数日後・・・
リリーの嫁ぎ先を強引に決めてきた。それがなんと、アストロズ侯爵だった!!!
あの黒い噂が絶えなくて、女を見下している脂ぎった白豚ジジィだ!!!!
しかも、妾としての契約で、リリーの身の安全は何も保証されていなかった・・・。
絶対許せない!!!!何も言葉が出ず唖然としているリリーを私は抱きしめ、叔父様に抗議した。「お父様が目を覚ましたら、こんな事は許さない!!!」
叔父様は「恋人がいるなら、身が潔白は証明できまい。おそらく、普通の婚姻は結べないだろう」と私の話しなど聞く耳を持ってはくれず、どんどん話しは進んでいった。
どうすればリリーを守れるのだろう・・・
お父様は目を覚まさず、このままではリリーはあの白豚ジジィに奪われてしまう。
ぶちギレた私はこのままでは、家族も家も叔父の良いようにされてしまうと思い、行動を起こすことにした・・・。
リリーは有難い事に恋人のご家族とも、良好な関係を築けており、婚約も秒読みだった。
私はリリーの恋人に事情を説明し、匿って貰えないかと、頼み込んだ。
そして、昔から私達に仕えてくれた使用人達にお父様を頼み、安全の為叔父様には内密に別宅へ移ってもらった。
とりあえず、リリーはひとまず大丈夫だろう。あの恋人がリリーを手放すことなんて考えられないし。きちんと守ってくれるだろう・・・
家の事は・・・やっぱり私では無理だ。18年間淑女としての勉強や趣味に力をいれてきたから、領地の仕事はさっぱりだ。倒れて目覚めないお父様には頼れない、今頼れるのはお兄様だけ・・・
はあ・・・手紙は何通もだしているのに、返事がない。どうしよう・・・最近の我が領地は、余り良い話しを聞かない。領民達の不安や不満もたまってきている・・・お父様が領地を守っていた時はこんな事は無かったのに。
もう!!一刻の猶予もない!!!
お兄様にこの事を知らせなくちゃ・・・
王都まで行ってみよう。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3,015
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる