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本編
お説教
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とりあえず、手持ちの荷物から服だけは取り替えて身だしなみを整えた・・・。
「はあ・・・。とりあえず、ラインハルト様に会ってお礼を言って、騎士団から出よう。」
施設内の覚えている道を通り歩いていると、
「そこで、何をしているのですか?」
昨日の綺麗な男性が話しかけてきた。
男性は貴族の令嬢がそのような格好で男性の職場を歩くなど言語道断!おとなしく待っておく事もできないのか!等、もっともなお説教を私にしてくださった。
「ヴッ・・・。申し訳ありません。お忍びだったので、このようなワンピースしかなく、敷地内を無断で出歩いてしまった事も誠に反省しております。」
はあ~。貴族令嬢としてはこのワンピースは薄着かもしれないけど、お忍び令嬢としては間違いない服装だと思うんだよね・・・
何より可愛いし・・・。
私のちょっと物言いたげな顔がわかったのか綺麗な男性は目を吊り上げて、
「何か不満があるようですね・・・」と言いお説教を継続させた。
なっがい!!!お兄様のお説教の3倍は長かったよ!ネチネチ、ネチネチと騎士団の廊下で立たされた。
み、見世物じゃないからね!!!
通り過ぎていく騎士達に顔を見られない様に顔を伏せると「聞いているんですか!!!」と言われ、ラインハルト様達が私達を見つけてくれるまでお説教は終わらなかった。
「やっと来ましたか、帰らない様に引き留めるのは大変でしたよ。感謝してくださいね。」
え??この人私を引き留めてたの??
大変だった?嘘だよ!!意気揚々とお説教してたし!この人正真正銘の小姑だよ!
ギロッ!!!!
「何か問題ありますか?」
小姑は私を睨み付ける・・・
コワッ!私がなに考えてるか、わかるの?!
ふわッ・・・
目が暗闇に包まれ見えなくなった。
「ジュリアスとそんなに仲良くなったのか?・・・」
手で目を隠されたようだ。
え?仲良くって・・・お説教されてたんだよ?
それに、近い!!!
まだ酔ってんの?この人・・・
「あ、あのまだお酒残ってますか?」
「「ブハッ・・・クククッ。」」
え?何?違うの??
「と、とりあえず、説明もしたいしいどうしようか・・・クククッ」
ラインハルト様が笑いながら私達を移動させようとする・・・
*****
「では、まず私からリュベル騎士団で副団長を勤めております、ジュリアス・ミュゼルと申します。」
えッ!この綺麗な人副団長様だったの?
不味いよ!!
昨日からこの人の前で失態ばっかりだ・・・
「申し遅れました、私はルクティアナ・ロブロと申します。兄のアルベルトがいつもお世話になっております。それと、昨日は夜分遅くに訪問してしまい、・・・挙げ句に眠りこけてしまい、ご迷惑おかけしました。誠に申し訳ありません。」
「こちらこそ、身内が迷惑をかけましたので、仕方ありません。
で・す・が!!!ご令嬢が夜分遅くに一人で出歩いて騎士団を訪れるとは何事ですか!!!それに、兄もいない場所で周りが男だらけなのに眠るとは危機感が足りなさすぎる!!!」
わあ~。もっともの正論だけど、また説教始まるのー?
な、長いのはちょっと・・・
「何ですかその顔は!しっかりと聞きなさい!」
「まあまあ、ジュリアス落ち着きなって!ほら、つぎはロイが自己紹介しなよ!」
小姑を止めてくれてありがとう!
ラインハルト様♪
「ああ、昨日は迷惑をかけて申し訳なかった。俺はロイディラン・アスベル。
このリュベル騎士団で騎士団長をしてる」
はあ?この人き、騎士団長なの???
そ、それに・・・アスベルって公爵家で、夫人が陛下の妹君だったような・・・。
え???お兄様がアスベル家のご子息と仲良くされてるって話しは聞いてたけど、この方なの?
ッて!あんまり深く考えないようにしてたけど・・・同じベットで眠ってただけだよね?
服来てたし、昨日はお酒で猫だったし何もなかったよね?
聞いてみたい。でも、こんな話し外に漏れたら不味すぎる・・・
うん。忘れよう・・・昨日は何もなかった。
私は騎士団には泊まっていない。
そうだよ!3日後にお兄様に会えたら領地に帰るんだし問題ないよ!!!
「それで、貴女に折り入って話しがあるのですが、お時間ありますか?」
うわッその目・・・拒否するなんてあり得ないだろって言ってる。
ヴッ・・・話し聞くくらいなら拒否しないけど
ミュゼル様ってお兄様よりも怖いよ・・・
「はあ・・・。とりあえず、ラインハルト様に会ってお礼を言って、騎士団から出よう。」
施設内の覚えている道を通り歩いていると、
「そこで、何をしているのですか?」
昨日の綺麗な男性が話しかけてきた。
男性は貴族の令嬢がそのような格好で男性の職場を歩くなど言語道断!おとなしく待っておく事もできないのか!等、もっともなお説教を私にしてくださった。
「ヴッ・・・。申し訳ありません。お忍びだったので、このようなワンピースしかなく、敷地内を無断で出歩いてしまった事も誠に反省しております。」
はあ~。貴族令嬢としてはこのワンピースは薄着かもしれないけど、お忍び令嬢としては間違いない服装だと思うんだよね・・・
何より可愛いし・・・。
私のちょっと物言いたげな顔がわかったのか綺麗な男性は目を吊り上げて、
「何か不満があるようですね・・・」と言いお説教を継続させた。
なっがい!!!お兄様のお説教の3倍は長かったよ!ネチネチ、ネチネチと騎士団の廊下で立たされた。
み、見世物じゃないからね!!!
通り過ぎていく騎士達に顔を見られない様に顔を伏せると「聞いているんですか!!!」と言われ、ラインハルト様達が私達を見つけてくれるまでお説教は終わらなかった。
「やっと来ましたか、帰らない様に引き留めるのは大変でしたよ。感謝してくださいね。」
え??この人私を引き留めてたの??
大変だった?嘘だよ!!意気揚々とお説教してたし!この人正真正銘の小姑だよ!
ギロッ!!!!
「何か問題ありますか?」
小姑は私を睨み付ける・・・
コワッ!私がなに考えてるか、わかるの?!
ふわッ・・・
目が暗闇に包まれ見えなくなった。
「ジュリアスとそんなに仲良くなったのか?・・・」
手で目を隠されたようだ。
え?仲良くって・・・お説教されてたんだよ?
それに、近い!!!
まだ酔ってんの?この人・・・
「あ、あのまだお酒残ってますか?」
「「ブハッ・・・クククッ。」」
え?何?違うの??
「と、とりあえず、説明もしたいしいどうしようか・・・クククッ」
ラインハルト様が笑いながら私達を移動させようとする・・・
*****
「では、まず私からリュベル騎士団で副団長を勤めております、ジュリアス・ミュゼルと申します。」
えッ!この綺麗な人副団長様だったの?
不味いよ!!
昨日からこの人の前で失態ばっかりだ・・・
「申し遅れました、私はルクティアナ・ロブロと申します。兄のアルベルトがいつもお世話になっております。それと、昨日は夜分遅くに訪問してしまい、・・・挙げ句に眠りこけてしまい、ご迷惑おかけしました。誠に申し訳ありません。」
「こちらこそ、身内が迷惑をかけましたので、仕方ありません。
で・す・が!!!ご令嬢が夜分遅くに一人で出歩いて騎士団を訪れるとは何事ですか!!!それに、兄もいない場所で周りが男だらけなのに眠るとは危機感が足りなさすぎる!!!」
わあ~。もっともの正論だけど、また説教始まるのー?
な、長いのはちょっと・・・
「何ですかその顔は!しっかりと聞きなさい!」
「まあまあ、ジュリアス落ち着きなって!ほら、つぎはロイが自己紹介しなよ!」
小姑を止めてくれてありがとう!
ラインハルト様♪
「ああ、昨日は迷惑をかけて申し訳なかった。俺はロイディラン・アスベル。
このリュベル騎士団で騎士団長をしてる」
はあ?この人き、騎士団長なの???
そ、それに・・・アスベルって公爵家で、夫人が陛下の妹君だったような・・・。
え???お兄様がアスベル家のご子息と仲良くされてるって話しは聞いてたけど、この方なの?
ッて!あんまり深く考えないようにしてたけど・・・同じベットで眠ってただけだよね?
服来てたし、昨日はお酒で猫だったし何もなかったよね?
聞いてみたい。でも、こんな話し外に漏れたら不味すぎる・・・
うん。忘れよう・・・昨日は何もなかった。
私は騎士団には泊まっていない。
そうだよ!3日後にお兄様に会えたら領地に帰るんだし問題ないよ!!!
「それで、貴女に折り入って話しがあるのですが、お時間ありますか?」
うわッその目・・・拒否するなんてあり得ないだろって言ってる。
ヴッ・・・話し聞くくらいなら拒否しないけど
ミュゼル様ってお兄様よりも怖いよ・・・
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