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本編
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朝と同じ部屋に戻って来てしまった・・・
ディー様は私をベッドに下ろし拘束すると、頭を私の首筋に擦りつけていた。
「グルグルグルッ♪」
これは一体どうゆう状況何だろうか・・・
首筋の匂いを嗅いで頭を擦りつける。この行為を何度も繰り返してる。
いい加減首痛いんだけど・・・
これは一種のマーキングなのかな?
ふーーーむ。わからないな・・・
ディー様の好きにさせていたら落ち着いたみたいで気づいた時には眠りに落ちてた。
はあ・・・やっと寝た。私も部屋に戻ろう。
グッ!グッ!!!
ハァ、ハァ・・・。無理!何この力!!
全然拘束がとけないよ・・・。
はあ・・・。何でこんな事になってるんだろう
お兄様に会いたかっただけなのに・・・
ディー様の番が私か。
婚約の話しを家に持ち帰ったら、きっと私の好きにして良いって言ってくれるんだろうな。
私は、ディー様の事どう思っているんだろう。
顔は強面だけど、整ってると思うし・・・
性格はまだイマイチよくわかんない。
猫化してる時は凄い強引で、ちょっと困るけど、可愛いとは思う。
でも、好きか?って聞かれるとな・・・
それに婚約者候補いるんでしょ?しかもアストロズ侯爵の娘、サリアベル様だし。
面倒事は確実だよね・・・
リリーを逃がしたからロブロ家は今目を付けられてるだろうし。
これ以上下手な事はしない方がいいか。
ディー様も私が番ってだけで、好きって訳じゃなさそうだし!!!
それに私、まだ話してない事あるし・・・
考える事が多過ぎて胃がキリキリするよ。
リリー元気にしてるかな?
お父様は体調大丈夫かな。
お兄様早く帰ってほしいな・・・あ!でもお説教は勘弁して~。
・・・・・・・・・。
*****
「はあ~。行きましたね・・・」
「フフフ。どうなちゃうかな~♪
ロイってば、独占欲強すぎだよね・・・
これも血の影響かな?でも昼間からそんな感じだったから元々の性格なのかも♪」
「ラインハルト・・・。
貴方楽しんでますね。全く!アルが帰ってきたら怒り狂いますね。」
「どうかな~。アルはさ、二人妹いるんだけど、昔からティアナちゃんの事を異常に心配してるんだよね・・・。
あの子には守ってくれる奴が必要だ。ってよく言ってたし~。
だからロイなら適任だと思うんだよね~。」
「はあ~。まだ何か秘密があるんですか。
私にはちょっと非常識なお転婆娘にしか見えませんが・・・」
「まあ、何にせよ。アルが帰って来ないかぎり、ティアナちゃんは尻尾を出さないだろうね・・・」
(それに、皆気づいてるかな?ティアナちゃんが着けてるネックレス。あれ多分魔道具だよね?効果はわからないけど、ティアナちゃんを守ってる物なんだろうな・・・
アルにはもし何かあったら妹達を頼むって言われてたけど、まさか本当に関わる事になるなんてね。)
ディー様は私をベッドに下ろし拘束すると、頭を私の首筋に擦りつけていた。
「グルグルグルッ♪」
これは一体どうゆう状況何だろうか・・・
首筋の匂いを嗅いで頭を擦りつける。この行為を何度も繰り返してる。
いい加減首痛いんだけど・・・
これは一種のマーキングなのかな?
ふーーーむ。わからないな・・・
ディー様の好きにさせていたら落ち着いたみたいで気づいた時には眠りに落ちてた。
はあ・・・やっと寝た。私も部屋に戻ろう。
グッ!グッ!!!
ハァ、ハァ・・・。無理!何この力!!
全然拘束がとけないよ・・・。
はあ・・・。何でこんな事になってるんだろう
お兄様に会いたかっただけなのに・・・
ディー様の番が私か。
婚約の話しを家に持ち帰ったら、きっと私の好きにして良いって言ってくれるんだろうな。
私は、ディー様の事どう思っているんだろう。
顔は強面だけど、整ってると思うし・・・
性格はまだイマイチよくわかんない。
猫化してる時は凄い強引で、ちょっと困るけど、可愛いとは思う。
でも、好きか?って聞かれるとな・・・
それに婚約者候補いるんでしょ?しかもアストロズ侯爵の娘、サリアベル様だし。
面倒事は確実だよね・・・
リリーを逃がしたからロブロ家は今目を付けられてるだろうし。
これ以上下手な事はしない方がいいか。
ディー様も私が番ってだけで、好きって訳じゃなさそうだし!!!
それに私、まだ話してない事あるし・・・
考える事が多過ぎて胃がキリキリするよ。
リリー元気にしてるかな?
お父様は体調大丈夫かな。
お兄様早く帰ってほしいな・・・あ!でもお説教は勘弁して~。
・・・・・・・・・。
*****
「はあ~。行きましたね・・・」
「フフフ。どうなちゃうかな~♪
ロイってば、独占欲強すぎだよね・・・
これも血の影響かな?でも昼間からそんな感じだったから元々の性格なのかも♪」
「ラインハルト・・・。
貴方楽しんでますね。全く!アルが帰ってきたら怒り狂いますね。」
「どうかな~。アルはさ、二人妹いるんだけど、昔からティアナちゃんの事を異常に心配してるんだよね・・・。
あの子には守ってくれる奴が必要だ。ってよく言ってたし~。
だからロイなら適任だと思うんだよね~。」
「はあ~。まだ何か秘密があるんですか。
私にはちょっと非常識なお転婆娘にしか見えませんが・・・」
「まあ、何にせよ。アルが帰って来ないかぎり、ティアナちゃんは尻尾を出さないだろうね・・・」
(それに、皆気づいてるかな?ティアナちゃんが着けてるネックレス。あれ多分魔道具だよね?効果はわからないけど、ティアナちゃんを守ってる物なんだろうな・・・
アルにはもし何かあったら妹達を頼むって言われてたけど、まさか本当に関わる事になるなんてね。)
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